以前にも十三重石塔で紹介した事のある生駒市「教弘寺」の役行者石仏と不動明王石仏。
教弘寺境内右手、生駒山南斜面の濃い緑を背に石積み基礎を設け、上に小石仏と三方を自然石で囲った風情ある石龕を造り・・・
中に自然石に刻み出された 役行者像を安置している。
総高約1m、幅60cmの山形石に像高50cmの椅坐像と、その下部に像高25cmの前鬼、後鬼、を浮き彫りで表し、生駒地域に数多い役行者像の中でも出来栄えは良い。
しかしべったり「赤あざ」の様な地衣類が貼り付き見づらいのが難・・・・
仮面左右に天正6年(1578)の銘があり安土桃山期の造立。
一段上部の石組の上には不動明王石仏。
なぜか足元に食塩が袋のまま備えられて居ました。
どうもこの石仏は近代仏の匂いがしないでもない。
撮影2012.6.03