この廃村の名前は解りませんが、かって存在した集落の証でもあるかのように残された石造物。
ここは集落のどういう場所だったのか??・・・寺跡、あるいは墓地への入口??。
まあいずれにしても村人にとっては大事な特別な場所だったに違いない。
前日紹介の八知小西から伊賀市青山へと伸びる旧八知街道の県道39号線、津市と伊賀市の市境「桜峠」近くの道路脇。
斜面に石垣を背負った山裾に、自然石で「石龕」を造り出し、それぞれに弘法大師と青面金剛石仏を安置している。
青面金剛石仏にしても・・・
弘法大師石仏にしても・・・・
石仏としては、わざわざ取り上げる程のものでは有りませんが・・・
かって、集落が有り、日常生活が営まれて居た証としての、この景観佇まいを黙殺して走り去る事は出来なかった。
撮影2012.6.2