旧青山町腰山、神向寺で見かけた宝筐印塔・・・・ 無指定ながら、時代、塔容共に
目を引くものが有る。
青山布引山系、草深い山間僻地、小さな腰山集落の小高い山裾台地に境内を構える山寺。
神向寺は江戸中期の創建と伝えられますが、この塔の造りとは全く合わない
少々、小振りだが塔身軸部には舟形の中四方仏を刻み、その像容も優れて居る。
正面基台部には銘が有るように見えるが・・良く判からない。
想像するに南北朝期、・・・・・すると元は何処に有ったものだろうか??
脇には近世の地蔵と庚申石仏。
地蔵は自然石に略式化した合掌地蔵立像。
庚申の青面金剛石仏は、三猿の上に邪鬼、更に邪気を踏み付けて載る青面金剛像。
延享の銘が読み取れ江戸中期、神向寺創建時のものかも???。
撮影2012.6.2