おおよそ時期外れなこの時期にUPするのは気が退けますが・・・・。
五月、大和高原の竹薮は一時葉を黄色く染める、その頃小さな里山集落の棚田には水が張られ首だけ出した早苗が薫風に騒めく。
五月は大和高原が一番輝く季節。
此処、奈良市下狭川は京都府と境を接する大和高原北端域、僕の山城からだと木津川沿いの笠置町より、県道33号線で白砂川を遡ること約5~6分、最初の辻を右折しきつい登りの中垣内の集落を越え、ドン突きがこの下垣内。
棚田は集落の奥、なだらかな斜面に野道を挟んでおよそ30~40枚、小さい棚田ですが絵に書いたような曲線が美しい。
殆ど外部の人間など訪れない小さなドン突き集落、早苗が手植えらしく妙に歪んでいるのも嬉しい。
誰が愛でるでもない大和高原北端域の長閑な棚田も、この時期だけは色めきだって居る様に見える。
誰も居ない棚田を独り占め出来ます。
撮影2012.5.13