昨日の続き、尾道千光寺の石仏さん達・・・・。
千光寺二体目の磨崖石仏は境内背後に折り重なる巨岩の足許、巨岩を支えて居るかの様な山形花崗岩が有り、中央に大きく舟形を造り中に三尊形式の石仏を刻み出して居る。
脇には墓標らしき彫り込みも有る。
中尊は像高40cm余りの来迎印阿弥陀立像か?脇侍にはそれぞれ僧形仏が立ち、小像ながら像容は良く整って居る。
本堂脇、石鎚権現を祀る岩塊「くさり山」の岩壁には「からす天狗」の線彫り磨崖像。
像高約1m、雲上に載り羽を生やし、遠い昔に漫画で見たような像容です
参道脇、石積み前に置かれた阿弥陀逆修塔。
高さ約1.4mの山形自然石に先日紹介の双体逆修塔によく似た像容の阿弥陀如来立像。
「天正十七年(1589)、己丑、二月廿五日」 :「阿性禅定尼逆修」と有り、同じ年、同石工の手に依るものだろう。
撮影2012.12.1