愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

東近江市下羽田の勧請縄

2009年01月27日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神


何処をどう走って、ここについたのかはあまり定かには覚えていない。


旧八日市市の西のはずれ竜王町に近い東近江の田園地帯に有る集落ですが,入り口辺りに有る自治会館前のモチノキに細かい細工を施したちょっと小ぶりな勧請縄が掛けられていました。




形は小ぶりですが様式的には道路を跨ぐほど大きなものとなんら変わる事もなく、この地域のスタンダードな様式を踏襲しているようです。





傍らには小さな祠が在ってこの場所はこの村の神聖な場所のようです。





ここから少し集落内に入ると辻の角のモッコクだと思われる幹にも同じような縄が掛けられています。



縄の下、木の根元には藁敷きの上に供え物も置かれていて、懐かしいほのぼのとした暖かさが伝わってきます。





赤い身のついた小勧請や杉の小枝で作った環、真ん中にユズリハとダイダイをつけて華やかな勧請縄になっています。





この集落では主なところに小さな縄飾りがついていて非常に丁寧なところのように感じました。



撮影2009.1.17



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