愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

西明寺の勧請縄

2009年01月17日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神


湖東日野町の中心街よりR477鈴鹿スカイライン方面に約5km、音羽の信号を左折、道なりに約3kmも走ると山間に小さな集落が開け、真正面に臨済宗永源寺派の古刹、西明禅寺が佇んでいる。



西明寺集落はこの西明禅寺を中心に集まった30戸あまりの小さな山里です。



今車でこの集落に続く道路は新しく出来た新道で、去年の今頃ここを訪れた時、この道路沿い、集落へ差し掛かる直前の墓地脇の旧道両側にポールを建てその上部に勧請縄が渡されているのを見つけた。



昨年は閏年、太い綱に小勧請を13本垂らし、そこに樒を二段につけただけのシンプルな物です。


この集落にはもう一箇所、勧請場が有ることはわかっていたのですが去年はそのまま訪ねる人も見つからず解らないままになっていました。



今年になって又又勧請縄が新しく付け替えられる時期になってこのことを思い出し再度この地を訪れ、前もって詳細地図でこの辺りと目をつけた場所近くに行って見ると間違いなく立派な勧請縄が二本のヒノキの古木の間に渡されていました。



この時期小さな集落で外に出ている人を見つけるのは非常に難しく詳しいことは解りませんがこの道も旧道のようで、集落への入り口に当たる場所ではないかと思われますが今では廃道のようです。



昨年の縄の上に、集落側に正面を向けた新しい縄が掛けられています。


2~3日前にでも降ったのか誰も通らないこの旧道の雪の上には人は通らないのか?イノシシと猿だと思われる足跡だけが付いていました。



この勧請縄は、先ほどの縄を大きく立派にしたような形で小勧請は12本です。


ヒノキの根株には仏名を書いた六角柱と12神将だと思われる六本づつ2列の木札が突き立てられているのも確認出来た。


撮影 昨年2008.1.19    今年2009.1.17


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