愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

東近江市上羽田の勧請縄

2009年01月29日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神



先日紹介した下羽田の隣集落に当たる上羽田町は旧八日市市の西のはずれ竜王町に近い東近江の田園地帯に有る集落ですが、幹線道路際に会って旧村新興が混在している所ように見えました。


幹線道路脇に羽田神社の森に続く道路があってそのまま境内を抜けて、向こう側へと続いています。



いわば境内の一部が道路になっていて本殿の前を車が行き来する状態になっているようで、一応神域内の通行はご遠慮くださいの看板が掲げられていました。


勧請縄はそんな新域内への入り口なのか出口なのか?幹線道路からは一番奥の方の両側に有る若い檜?の幹に掛け渡されていました。


太縄に12本の小勧請を垂らし、それぞれに常緑樹の小枝と小さな幣を付けている。


太縄の中央には先ほどと同じ常緑樹の小枝を曲げて造った環を吊り下げ太縄の上には三か所には幣をつけた棒が突きたてられています。


これはこの地域ではもっともスタンダードな形ですが環の材料が始めて見かけるものでした。



祭神は素盞鳴尊 大國主命 となっていて、羽田庄は天武天皇壬申乱に出陣した羽田君八国の故地とも伝えられて居るそうですが良くわかりません。


撮影2009.1.17


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