土山町の旧集落内を走っていてたまたま見つけた山の神です。
山の入り口でもない田圃に囲まれた民家の庭先のような空き地にヤドリギたくさんつけた落葉樹が一本立っていて、その根元には「山の神」と彫られた石が建って居ます。
その前に二本の杭を立て、竹を添え縄がかけられていました。
去年のうちにでも作られたのか??青竹はすでに変色、又供え物もすっかりなくなっていました。
縄の中央に吊り下げられた藁飾りは甲賀地方の「山の神」でよく見かける形で僕は陽物ではないかと想像しています。
又ここでは縄は伐られずかけられたままの状態でした。
ここから暫く行ったところ、土山小学校の裏を走る道路脇の二本の檜?の間にこの勧請縄が掛けられていました。
こちらには山の神などの石もなく、勧請縄かと思われます。
太縄の真ん中に藁飾りを吊り下げただけのシンプルなものです。
しかしこの藁飾りは山の神につ付けられたのとは良く似ていますが明らかに違います。
どうもこちらは陰物のように思えて仕方がありません。
因みに奈良県飛鳥川上流に掛かる栢森(かやのもり)の女縄に良く似ている気がします。
撮影2009.1.17