11月18・19日の2日間にわたって「中津アンディムジークピアノコンクール」が行われました。今年は教室から3名の生徒が出ました。もちろん結果はそれぞれですが、私が嬉しかったのは3名ともそれぞれに自分の良いところを本番できちんと出してくれたことです。教室に通ってくる生徒たちはみんなそれぞれの感性と特徴を持っていますので、そこから出て来るそれぞれの良いところの芽をできるだけ伸ばしてあげたいと心がけています。日ごろの練習の中で、良いところを伸ばすことと、弱点を克服することの両方をきっちりバランスよくこなすのは簡単なことではないですが、そのバランスが結果的にどうだったかを知る、一つの機会がコンクールです。
審査員一人ひとりが丁寧な講評を添えて審査結果を発表してくれる今回のようなコンクールは生徒にとっても教師にとっても、とても有難いです。審査員の先生方の採点を細かく見ていくときに私が注目するのは採点の「ばらつき」です。同じ生徒の演奏を聴いた各審査員の採点がどれくらいばらついているか、というのをチェックします。例えば4人の審査員がAさんに対して、100点、100点、80点、80点。Bさんに対して、90点、90点、90点、90点とつけたとします。どちらも合計は360点、平均は90点で同じです。この例では全く同点なので順位も同じでしょう。でもAさん、Bさんそれぞれの明日からの課題は全然違ってきます。多少粗削りなところもあるけど、キラリと光るものを見せてくれたAさんには、もっと細部を丁寧に。そつなく、レベルの高い演奏でキチンとまとめてくれたBさんには、ここぞというところではもっと思い切った表現を! という感じ。そうは言ってもこれも個性であり、それぞれの持ち味です。今回のコンクールではそれぞれの良いところが出せたという収穫がありました。これからもこの調子で頑張って欲しいと思います。
【審査結果】
幼児部門:3位
中学生部門:1位 An die Musik賞
高校生部門:優秀賞
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審査員一人ひとりが丁寧な講評を添えて審査結果を発表してくれる今回のようなコンクールは生徒にとっても教師にとっても、とても有難いです。審査員の先生方の採点を細かく見ていくときに私が注目するのは採点の「ばらつき」です。同じ生徒の演奏を聴いた各審査員の採点がどれくらいばらついているか、というのをチェックします。例えば4人の審査員がAさんに対して、100点、100点、80点、80点。Bさんに対して、90点、90点、90点、90点とつけたとします。どちらも合計は360点、平均は90点で同じです。この例では全く同点なので順位も同じでしょう。でもAさん、Bさんそれぞれの明日からの課題は全然違ってきます。多少粗削りなところもあるけど、キラリと光るものを見せてくれたAさんには、もっと細部を丁寧に。そつなく、レベルの高い演奏でキチンとまとめてくれたBさんには、ここぞというところではもっと思い切った表現を! という感じ。そうは言ってもこれも個性であり、それぞれの持ち味です。今回のコンクールではそれぞれの良いところが出せたという収穫がありました。これからもこの調子で頑張って欲しいと思います。
【審査結果】
幼児部門:3位
中学生部門:1位 An die Musik賞
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