Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

時代がまだついて来ない

2023-11-27 | 文化一般
6月に購入したセカンドフラッシュのダージリンが底を突く。9ユーロ程で90グラムであったが、十分に楽しめて未だに美味い。そこで今回もセカンドに拘った。夏の摘み取りということで、初夏のファーストフラッシュよりも味が濃い。ファーストは香りが命なので、本当に新鮮でないと美味しくない。真空パックは新鮮さを保つが、緑茶の新茶程でなくてもやはり新しくないと香が飛ぶようだ。勿論開封してからの寿命は短い。

そういうのを高く買っておいしく飲み干す自信がない。だから味を楽しむセカンドとなった。因みに秋口になると濃くだけで、通常のミックスはそれを上手に調整している様だ。

抑々紅茶は緑茶と異なり発酵作業が伴っているので、それほど酸化が進まない筈なのだが、それでも新鮮な茶っ葉を早く飲み干す方がおいしいのは間違いなく、セカンドの新鮮そうな小袋を購入して試してみるのが一番良いと思った。

前回購入したブランドは新しいものが入荷していないのか販売されていなかったので、違うものの小袋85gを試してみることにした。12ユーロなので外れても飲めないことはないだろう。おかしなものならば苦情して返品するだけだ。

ここのところ室内が寒いと暖かいものがひっきりなしに欲しくなる。喉が渇くというよりも暖かいものなのである。籠り部屋に移っていないのは暖房故にとは分かっているので、部屋の乾燥度が違うのだろうか。シャワーの上でも四十数パーセントなので、リヴィングは切っているかもしれない。

三月の催し物の席を確保しておいた。ヒッチコックの映画「ブラックメール」の新作映画音楽をつけての演奏会である。バーゼルシムフォニエッタの定期演奏会で、作曲家もドイツ人ということで、国境のこちらの街レーラッハで行われる。国境越えも必要無く、昨年も立ち寄るなど馴染みもある小さな町なので、問題なく車を走らせれる。こうした合わせ物も指揮者エンゲルの得意とするもので、年内にもドレスデンでのことなる公演もあるようだ。あのクラスの指揮者がそうしたものを指揮すること自体がこの指揮者の独創的な活動の実態でもある。勿論定期演奏会は世界初演の創作ということで、恐らくエンゲルは初演魔としてギネスに載るのではないかと思う。

もう少し20世紀後半の古典をいい楽団で指揮して呉れたらとは思うのだが、まだまだ若く先は長そうなので急がない。ペトレンコと比較するとやはり健康そうで無理もしていないだろうから、二十年ぐらいの先を見ていても問題ないだろう。時代がまだ我々に追い付いていないということだ。

冬の間にヒッチコック映画を予め観る楽しみもあり、その1929年という時代性、作曲家の作品やその周辺など、これはこれでお勉強が面白い。要するにエンタメでなんか終わらない催し物であるからこそ、ZDFなども協賛していてArteで番組化されるのである。昨年のIrcam とクラングフォールムの共同制作ヴィーンモデルンでの「眩暈」も大絶賛だった。そして今2023年度ファウスト賞が「ブルートハウス」に授けられたというが、これは芝居の賞だからまた指揮者が顧みられていない。
AROTIN & SERGHEI / BRICE PAUSET: Vertigo / Infinite Screen - Klangforum / Ircam / Wiener Konzerthaus


速報:数時間後に「アシジの聖フランシスコ」放送、SWR2

20:03
Saint Francois d'Assise (Staatsoper StuttgartMartin Sigmund) (Foto: Pressestelle, Martin Sigmund )
SWR2 Oper
Olivier Messiaen: "Saint François d'Assise"

1. und 3. Akt
Der Engel: Beate Ritter
Saint François: Michael Mayes
Der Aussätzige: Moritz Kallenberg
Bruder Léon: Danylo Matviienko
Bruder Massée: Elmar Gilbertson
Bruder Élie: Gerhard Siegel
Bruder Bernard: Marko Spehar
Bruder Sylvestre: Elliott Carlton Hines
Bruder Rufin: Anas Séguin
Staatsopernchor Stuttgart
Extrachor der Staatsoper Stuttgart
Staatsorchester Stuttgart
Leitung: Titus Engel
(Aufführung vom 22. Juni 2023 in der Staatsoper in Stuttgart)


参照:
年数回だけの指揮活動 2022-06-08 | 文化一般
ファーストフラッシュ価値 2022-05-08 | 料理

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