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Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

課題解決への工程

2021-10-06 | テクニック
二週間ほどかけて漸くノートブックをものにした。その間何回か夜鍋仕事になった。机の前でコマンドを打ちながら居眠りしていることもしばしばだ。どうしてコムピューター仕事は途中で止められないのだろうか。身体を動かさないから余計に寝食を忘れて続けてしまう。ゲームオタクとかハッカーなどが病的になるのは致し方がない。何とかオタクというのはやはり心身に良くない。個人的には少なくともオーディオとかHiFiとかに入らなかったことが幸いだと思っている。十分に若い時に距離を置いて、のちに仕事柄も完全に抜け切れたことだけは嬉しい。

しかしPCの前ではどれほど過ごしているか分からない。しかしスピーカーの位置を直したり同一録音異盤を買ったりなどよりは遥かに経済的だと自負している。それだけの積み重ねのノウハウで仕事の効率などは矢張り上がっている。また大きな投資をしないでも通常の個人的な利用にはそれで足りるようになっているからだ。

重要だと思って最初に試みて躓いたクロームキャスト転送時のffmpeg問題も他のSAMBサーヴァー問題の解決で再インストールしたことから解決した。具体的には、Win10 のアップデートなどを進める前にファイヤーウォールを外して、更にそれを戻しても例外としてアプリケーションを登録していくことで漸くファイヤーウォールを下せた。これで一先ず堅牢なシステムになった筈だ。その途上で他のリモーコントロールの規制解除も確認しておき、更にソニーのカメラのプレーメモリーホールとか、カメラの登録も済ませた。

結果、以前よりも録音の質も再生音もより確実なHiFiと出来るようになっていて、一時は画面録画の体制を変えようかと思ったが、此の侭で今後も使えることも分かった。DCHのハイレゾオンデマンドぐらいまでは全く問題がない。

一方以前のノートブックの方は完全にモニターが駄目になってきていて、リモートコントロールぐらいでしか使えなくなるかもしれない。先ずは整備だけはしたので、何とか使いきれるかもしれないと思っている。

メーラーのサンダーバードも元通りになり、ブラウザーのパスワードなども重要なものは設定された。最後にはデータを直接NASの方に記録するぐらいで、これは落ち着いてやれば問題が起きないはずだ。以前よりも接続が早くなった感じがあるのでストレスなくNASをストレージとして使える予定。

SSDにはサムスンのが入っているようだが、一度だけインストールしなおした以外ではそれ程負担がかかっていない。更にファンを最低にしか回らないようなしているのでとても静かなPCとなっている。最後まで小さなストレージとの接続が残されているが、急ぐものではなくて、既にメディアサーヴァーとしては使えているので、どうにかなるはず。結構面倒なのはLANの中での接続等だということが今回も明らかになった。



参照:
Linuxオーディオの勧め 2021-09-27 | テクニック
宇宙外へのキャスィング 2021-09-25 | テクニック
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Linuxオーディオの勧め

2021-09-27 | テクニック
週末をPC移植作業で潰した。数年に一度のことだから仕方がない。先に進んだ点は、新ノートブックの性能を評価するところで重要だった。

オーダシティーでなぜハイレゾ再生が出来ないかの理由が分かった。知らない機能があった。オーディオ機器サーチである。それをかけることで初めてDACをとことん読み込んでくれた。それでもVCLなどのように出力段をDAD変換前とするか後とするかなどのメニューは出てこない。それでも録音段を選択できそうなことが分かった。幾つもあって選ぶには調べてみないと分からない。

その選択は機械語であるLINUXであるから可能であるものだろうが、今までは気が付かなかった項目がある。恐らくミニノートブックはREALTEKが挟まっていなかったので、通常のミキシングの前とALSA独占との差がなかったのだろうと思う。兎に角音楽再生PCはLINUXに限るのは此れゆえである。忘れずにやっておきたいのはUBUNTOオーディオのインストールで、これによってCPUの能力と音楽再生を呼応させられるようだ。再度調べておこう。

PC録音で皆が考えるのは、如何に機種固有のオーディオ性能を超えて録音できるかであって、録音マテリアルを将来もいい音で使いたいと思うからである。それは嘗ては磁気録音でもあったことだが、PCオーディオの場合はその発展が結構早い。2014年頃から始めても自分自身のノウハウの進展でもやはりその差はある。

夕方に勤めを済ました。雨上がりで獣臭いところが再び匂っていた。甘上がりで夕方に曇天となったからだろう。恐らく一番のワーストタイムに近かった。理由は下りが夕暮れで遠くが見えなくなり、速く走っている気持になり遅くなったのだ。実際に上りも下りも併せて二桁ほど躓きそうになった。こけずに済んだのが幸いだ。歩くならいいが走るのには限界がある。

同時にここ三年ほどでは先週は最も運動量が多かった筈だ。筋肉痛を動かして解しただけであるが、腰にも疲れが来た。体重も71.8㎏までに落ちた。食欲旺盛で幾らとっても追いつかないかもしれない。今週は週末出かけるので、二回運動が精々だろう。

第九のお勉強はできていないが、感興を高めるためにブレゲンツやフェルトキルヒでの録音を再生している。生で聴いたのは「千人「しかないのだが、下手な交響楽団ながらやはりいろいろと面白い。

リモート作動をさせる前に最後にもう一度空冷ファン周りを掃除した。外して中から見ると通気口への網が埃で塞がっていた。掃除機で外から吸い込むだけでは取れていなかった。そこでレンズのポコポコなどを使って奇麗にした。思ったよりもファンが囲まれていて、そこの通気量が減るだけで冷却力が極端に落ちることが確認された。実際に掃除後はファンの回りが少なくなった。更にファンの付け根にシリコン油を注入した。固有の回転音がなくなってきた。恐らくこれでオーディオPCとして使うには殆ど問題は無くなった筈だ。あとは、キャスク配信が可能になれば即戦力になる。



参照:
高弦のさらさら感を聴く 2021-09-26 | 雑感
宇宙外へのキャスィング 2021-09-25 | テクニック

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宇宙外へのキャスィング

2021-09-25 | テクニック
着々と作業は進めている。新しいノートブックの最大の問題はffmpegが上手く動いてくれない事である。これで何が困るかというと、ノートブックで鳴っている音がクロームキャストに送れなくなる。特に録音録画しながら音を流すというのが出来なくなる。クロームキャストが既に発売中止になっていてそもそもクロームブラウザーのタブ以外にの送信はプロジェクトで終わった。技術的には問題が無くてもコピー防止などのことを考えるとその方に進まなかったのは理解できる。勿論画像と音声のラグなどの根本的な問題は解決されなかった。

新しいノートブックをそのように使わなければいけない理由はないのだが、使っていたものとの比較で機能が減るのは頂けない。その他のVCNとかは心配する程でなく解決されそうだが、ffmpeg自体はとても扱いやすいので、別途にインスト-ルしてみたが、上手く連携させるにはプログラムを書き込まないと駄目である。これが音声においても媒介することで専属的制限があるところでも安静をよそに伝えてくれるのである。

兎に角手っ取り早い解決方法を探しているが、なによりも知りたいのはハード的に制限があるかどうかで、いずれLIBUX駆動させるときに不利は困る。

そこで久しぶりにUSCで久しぶりにデンノンのドライヴァーを落とすなどして直接DACに接続させるなどをしてみた。現行機との差はないようで、やはりソフトの問題の様である。もう一つ作業中に驚いたのはあまりにもの強い冷却ファン音である。これもパッシヴ冷却に切り替えたがそれでも吹くと凄い。以前のものよりも強い。その分熱は持たなくなっている。スピーカーの音質も悪くなっていて、徹底して事務用ユースにして価格を落としているのが分かる。しかし、冷却が止むと殆ど音が無くなる点は明らかに良い。安定した映像再生ぐらいでは問題なさそうだ。

同時にLINUXへと変わるそのSSDも完成させてしまいたい。問題は画面コピープログラムが何処までうまく働いてくれるかだ。その他では遠隔操作のサーヴァー側になるの解決したい。出来ればキャストも可能になるようにしておきたい。結構同じ課題になるので試してみることで気が付くこともあるかもしれない。Win10の方はWin8に慣れるとそれ程使い易いとは思わないが、慣れてみないと分からない。

その間にちょこちょことよさげな音楽映像などをテストに使ったりする。やはり品質よく再生すると特にオーディオでも迫力がある。先日の「火の鳥」の録音も素晴らしいが、「トリスタン」のそれも本当に見事である。やはり頭出しをして感心するのはハステロスの歌唱で、長い時間かけて準備をしていての成果が歌唱の細部に聴くことが出来る。最終的な製品化はどのようになるのかはまだ分からないが、フルトヴァングラー指揮が圧倒的な録音となっている以上にこれは将来は「他の宇宙への伝達の映像」となる可能性が強い。そのように考えるとこの演出はそれぐらいの高い意志があったのではないかと思う。これ程までに本質的なものをここまで抽象的に昇華させた舞台制作はないのではなかろうか。



参照:
遠近感のある鮮烈さ 2021-09-24 | 雑感
キャストによるデーター転送 2016-10-08 | 暦
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32Bit処理のHDオーディオ

2021-06-10 | テクニック
プリペイドのSIMカードを発注した。アクティヴにしたり電話番号を移したりやってみないと分からないが、カード自体は5ユーロしなくて、10ユーロ分使えるので、アクティヴになれば使ってみれる。先ずはタブレットで起動すればよい。

テレコムのショップが休業しているので書類とかで面倒になれば他の方法を考えればよい。店頭でやれば身分証明で終わるものだ。兎に角、現在使っているG3が月末には使えなくなるというので、その電話番号だけでもキープしておきたい。

同時に新規PCを調べた。ミュンヘンでのオペラのブルーレイが出るのでそれまでに新調したいと思っている。日本では先ずは週末にNHKで放送があって、メディアも直に出るようだが、こちらではオペルンフェストシュピーレ中の7月15日になっている。

ブルーレイ内臓のノートブックは稀少であることが分かった。メディアがコピーされるのを恐れて邪魔をしているのかもしれない。外付けでも60ユーロからあるので、ソフトウェアーさえ何とかすればそれでもいいかも知れない。コピーすることが目的ではないが、物理的な回転などが無しに音出し出来る方がいいに決まっている。

そこでより重要になるのは、オーディオ処理の能力である。いろいろと調べているとデジタルシグナルプロセッサーDSPというのが出てきた。処理をするチップで、その中にDA,ADのコンヴァーターが含まれている。

最初はウィンドーズ10で運用するのでLINUXの様に自由自在には使えないが、将来は音楽専用に使えると思っている。その場合にHiFiオーディオ機器として使うハードウェア―が欲しいのだ。

先ずは現在使っているものを改造しようと思う。新たなSSDを購入してMintTinaをインストールしてみたい。2012年待降節に購入したので九年目になる。壊れているのはキーボードの字一つが吹っ飛んでしまったのと、時々モニターに縞々が入るグラフィックカードの不調、アナログ音声の右チャンネルが歪むなど三点である。

それ以外に使い勝手が悪かったのはブルーテュースの古いタイプ4.0でコムニュニケ―ションが新しい機器とは取れなかったことだ。HDDは一度壊れ、二度目は1Tに増量して、喧しかったのでSSDに切り替えた。

肝心のオーディオはレアルテックハイデフィニションオーディオが使われていて、調べると32Bit処理が可能となっている。7.1サラウンドも可能だから当然なのかもしれない。するとLINUXで運用すると可成り機能拡張可能かもしれない。



参照:
電池駆動のシャープさ 2018-10-24 | テクニック
気が違ったサムプリング 2019-05-29 | テクニック
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エミュレーターの使い方

2021-06-07 | テクニック
ハイレゾ音源の再生方法は様々ある。投資金額だけで一番簡単に済むのはアイフォンのドッキングステーションで、大分以前から有名高級ブランドなどがその手の製品を出していた。そこに置くだけでハイレゾ受信と同時に再生されるというようなものだ。

個人的には次号機も考えると、基本は変わらず、映像の付いている中継などはメインのノートブックでルーターから無線で受けて、大きめの仕事用のモニターに有線で映すだけだ。但し音はキャスティングで飛ばして、光学ケーブル経由でDACに入力するので96kbitsが上限となる。この場合音声と映像ではずれるので観賞用としては使い物にならない。しかしもしそれらを録音録画して仕舞えば、NASのHDDに仕舞い込んで必要な時にファイルを呼び起こして再生可能となる。その時の再生はUSBで連結してあるLINUXミニノートブックを使っているので、上限はDACの192kbitsまで上がる。

さて、デジタルコンサートホールのアプリケーション向け放送をどのようにPCで再生するか。「エミュレーター」と書いたが、PCのウインドウズのシステムに他のアップルやアンドロイドの仮想面を作ることでそれ用のアプリケーションを使えるようにするソフトウェアーである。直感的に分かるようにCPUに負担がとてもかかる。だから平素使っている機能が使えないこともある。少なくとも買い替えを前にしたノートブックでは厳しいものもあったが、何とか再生等は可能だった。新たなノートブックでは更に使い易くなる筈だ。

具体的にはBlueStacksというフリーウエア―を使っている。以前アマゾンのキンドルなどをこれで試したことがあったので知っていた。容易に使えるが広告などが入っているのだが、使い勝手には影響しない。つまりPCのモニター枠内に仮想のタブレットやアイフォンを作れる。これは、今迄デジタルコンサートホールをPCで使っていて、HiFi再生も出来ていた人向きの方法である。HiFi再生とはデジタル出力して再生出来ていたという事になるので、それが96kbitsまで上がればこの場合完璧となる。PCオーディオ再生ということでもある。

英国が愈々酷いことになって来ている。実行再生産数1.2まで上がり、日々3%も陽性者が増加している。医療機関も負担が増加しているという事で明らかに逆戻りしている。

問題は、21日に完全開放を宣言している事で、ここでソフトロックダウンなどの迅速な処置が取れない事であろう。既にインド変異株の問題で年末からハードなロックダウンで成果を上げてきた英国はまた接種のその速度から逸早くタッチダウンできると考えていたようだ。その新変異デルタ型は接種後においても感染を齎しているとされている。

ジョンソン政権は、アストラゼネカで自国ファーストのナショナリズムをくすぐると共に逃げ切りを以って自身の政治力としようとしていたために、指数50に迫ろうとするときに到底ロックダウンへと舵を切るだけの政治力は無い。



参照:
HiResデジタルコンサート 2021-06-04 | テクニック
ホームオフィースからメール 2021-05-17 | 文化一般
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最高到達点からその進展

2021-06-05 | テクニック
バイエルン州の6月6日以降の規制が決まる。先だって経済相のアイヴァンガーが、あまりにもの損失があり、もうこれ以上は堪えられない。文化、飲食、スポーツなどの過剰な規制の必要のない部門で根本から閉鎖を洗い直すべきだと声明した。

ザルツブルク音楽祭の様に100%とは言わないが、ミュンヘンの劇場は既にパイロットプロジェクト実験で半数は安全となっている筈である。

日曜日に一般発売開始となっているバイロイト音楽祭も発売を一月順延した。本日まで発表が無かったのはバイエルン州政府の動きを待ったのだろう。結論からすれば到底増員などの許可が出なかった。更に200人相当に検査が必要になる。再演はやる価値が無いが、今後の好転を考えて最終決定も出来ないようだ。その点ミュンヘンの劇場は550人で販売が始まる。月末に更なる緩和があれば倍加は可能だろう。関心事は新制作「トリスタン」初日に間に合うかどうか?

昨晩から興奮続きのデジタルコンサートホールの日本語サイトに無料券が付いていることが分かった。早速使ってみた。するとなれば、今迄ハイレゾで聴いていないアーカイヴの中からいい演奏順に流していくしかない。

交響的舞曲、アラゴアーナ、三楽章の交響曲
ラペリ
ある天使の想い出に
スーク作アスレアル交響曲
シェーンベルク作ヴァイオリン協奏曲
プロコフィエフ作ピアノ協奏曲三番
ドンファン、死の浄化
ルル組曲

先ずはこれだけ聴いておけば、キリル・ペトレンコ新体制での今迄の最高到達地点とその後の進展、就任からの進展が、既に出ているCDボックスやそのハイレゾダウンロードと共にに完全に掴めるだろうか。今までは生で体験した人にしかその真価は分かり難かったかもしれないが、どれもこれも定期演奏会で未だ二三回しか合わせていない生煮えの演奏乍、それでも最初の頃からは徐々に良くなってきている。

こうした非圧縮可逆の音源を聴いてしまうと、もう中々ネットでの配信には心が開かなくなる。同時にアンドロイドのタブレットでは未だハイレゾが開けていない。PCに比較すると使い難い。アイフォンのドッキングステーションとか高額のシステムを使っていないと難しさもあるのかもしれない。PCの音源は16kBit処理しか出来ていないので、次号機の選択でも24kBit処理を重視したい。因みにDCH日本語サイトには今回のハイレゾは、最大96 kHz/24bitのマスター音質とありFLACの可逆圧縮を使っている。



参照:
デジタル・コンサートホールをハイレゾ音声で楽しもう! DCH
HiResデジタルコンサート 2021-06-04 | テクニック
192kHz再生での違い 2020-10-07 | 音
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HiResデジタルコンサート

2021-06-04 | テクニック
デジタルコンサートホールが新たなハイレゾサーヴィスを始めた。ベルリナーフィルハーモニカーの配信サイトであるが、今迄は映像にAACを埋め込む音響しか提供してこなかった。この件は、個人的に定期会員にならない理由として挙げていて、映像を含むサーヴィスとしてその方式を探っていると返事を貰っていた。

そして今回アップル若しくはアンドロイドのアプリケーションでハイレゾを受けれるようになった。個人的には映像はどうでもよいと言った手前、もうこれで会員になるしか術はない。なるほどタブレット等から本格的なHiFiに繋ぐにはそれなりの方法があるのだが、金を掛けないことを趣味ととしてまた信条としているので、少し工夫がいる。先ずは手っ取り早くPCにアンドロイドのエムレーターをインストロールして、無料のMeet Kirill Petrenkoリストからマーラーの六番を再生した。リストアップされている他の音源は全て192kBitsで落としてあるのだが、昨年のこの六番はDCHでしか流れていなかった様で、ラディオ放送録音すらも見つからない。

そしてこれを比べると明らかに未圧縮の凄い音が入っている。こちらのシステムの関係で96kHzしか飛ばせないのだが、それでも圧倒的で、48kHzとは違うが192kHzとも違うような印象だ。兎に角演奏者の息遣いがよく分かるのでアカデミー奏者が沢山入っているメムバーの上手も下手もよく分かる。この録音はマーラー交響曲全集として発売されているが、購入した方には申し訳ないが 、CDレベルの音ではない ― ハムマーの一撃も圧倒的。

個人的には、このプログラムを復活祭で聴く予定であったので、更にヴィーン公演やマーラーフェストでの積み重ねが予定されていた演奏で、その演奏の完成度からは甚だ遠い。しかし同時にこうして出来ていない所を含めて耳にするとコロナで飛んでしまった素晴らしい演奏が想像されて胸が痛む。特に先日リリースされたミュンヘンでの七番交響曲での演奏手法や演奏の充実度と比較するととても残念に思う。

個人的には、ミュンヘンの新レーベルの次のリリースのBlurayに因んで、再生可能なノートブックを購入する心算なので、そうなれば今までの全てのアーカイヴがハイレゾで再生可能となるシステム構築をする。今までは日本国内限定で無料ハイレゾ音響放送がなされていたが、これでアーカイヴをハイレゾで楽しめるようになる。

残るはどの時期に会員になるかだけで、先ずは新プログラムの冊子が贈られて来てから考えればよい。やはり圧縮音源ではとってもではないが臨場感が無い。DCHのレーベルはお話しにならないが、ここのアーカイヴはこれで一気に大きな芸術的価値が加味されることになる。

今迄あまり利用していなくて、ヘッドフォンでもなんでもHiRes環境が整えるられる人は是非メールアドレスを登録して、無料映像からハイレゾ音源を聴いてみたらどうだろう。PCMで192kHz出ているという人がいたら教えて欲しい。



参照:
MEET KIRILL PETRENKO AND THE BERLINER PHILHARMONIKER!, DCH
192kHz再生での違い 2020-10-07 | 音
出た!192kHzの高密度 2018-12-29 | 音
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配達された新品のLP

2021-04-29 | テクニック
湯舟の栓のゴムパッキングを替えた。栓のヴァルヴが壊れて閉まり難くなってから20年以上経っている。お湯が少々漏るのは仕方がないと思っていた。流し湯みたいなもので、それほど長い時間でも無く、お湯が溜まるのが早ければそれ程無駄にしている印象は無かった。年に数回使うぐらいだ。

それでもこの冬は使っているとお湯の抜け方が早いと思うようになったので、手元にあるパッキングセットから適当なものを選んで嵌めてみた。無理やり伸ばして嵌った。太過ぎるので栓が浮く感じになるが上から押さえつければ締まると思った。接着して入浴を楽しみにしていた。

ある時湯舟の縁に乗せてあるそれを見るとゴムが取れていて切れていた。思い掛けない結末だった。そそも栓は下からばねで引っ張る形になっていて、開閉がヴァルブで出来た。そのばねは掃除か何かの時に伸びて剥がれてしまった。更にヴァルブの開閉に力を入れている中にその部分も壊れた。あまりいいシステムでは無かった。

仕方が無いので違う目的、確かCDプレーヤーのトレー開閉装置の為に購入したVべルトが大きさが合わずに余っていてそれを使ってみようと思った。大きさが合うのは無かったのだが、長いものを切って縫合するした残りがあった。これを適当な長さに切って瞬間接着すると元々の溝に嵌った。それでも細過ぎるので止水出来るかどうかは分からない。必要ならば二本重ねれば良いと思った。

先ずは実験をすると三十分ほどしても水が漏れていなかった。久しぶりに入浴した。なにが違うかというと、お湯を損失するだけでなくて、入っているときに抜けないので、湯温があまり下がらない。それがなによりもだった。そして漏れる水音も無く、慌てて上がる必要もない。満足な出来だ。そして水を抜く時に指で引っ張ると張力で中々剥がれなかった。これは間違いないと思った。べルトがどれほど保つか分からないが、先ずは完璧に使える。

そのパッキング類と同じ袋にゴム足などが何種類か入っていた。詰め合わせセットを購入したからなのだが、それが使える事に気が付いた。先日CDを何枚か購入、更に月末までの注文へと物色していて、プレーヤーを点ける度に回転モーター部分が唸ることが気になる。通常は聞こえないのだが鳴っているのを知っているからだ。振動を上手く抑えるとピックアップ能力にも貢献することは予想可能だ。なによりも僅かでも箱鳴りを止めたい。その下にショックアブソーバーとして使ってみることにする。なにが変わるかは、耳で確かめてみればよい。備え付けの足から乗せている台に伝わってそれが戻って来て箱が共鳴していた。だから上から押さえつけても駆動部に影響を与えるばかりか効果は少ない。

確かに音は変わった。音の密度が変わる。確信が持てれば接着剤で貼り付けてもいいと思う。数百ヘルツの唸りだったので、硬質のゴム足でカットできる。こういうのがオーディオ趣味で、忙しくライヴに通っているとそうした余裕も時間も無い。手っ取り早く参考資料の音源を鳴らすだけで、オーディオから愉悦を感じようなどとは思わない。

そのCDもなぜか日本では評判の悪い旧EMIのものを聴いてみた。録音はDGとは異なって評価の高いEMI録音であるが、その悪評判の理由が分かった。どうもデジタル初期にハイレートマッピングが為されていないような感じで44Bit44.1kHzの音しかしない。だからSONYのスーパーマッピング48Bitなどの音の方が爽やかである。ハイレゾを聴き慣れた人には自明かも知れない。

LPが届く。先ずは梱包を吟味して、盤を観察してみよう。JPCからは早速一割引きのオファーが入っていたが、安いものには効かないだろうと思う。5ユーロ以下で適当なものがあればやぶさかではないが、少なくともCD以上な価格を出すつもりはない。



参照:
四半世紀ぶりにLPを 2021-04-27 | 生活
縫合したゴムベルトで駆動 2016-06-10 | テクニック
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伊達の安全策は止せ

2021-04-24 | テクニック
尾身先生の会見を生で流していた。会議で決まったことの中にマスクの話題があった。マスクに関しては個人的にも最も興味があったので、何を言うのかと思っていた。何でも無くいいマスクをしましょうと言うお薦めでしかなかった。今更、綿布、ウレタン、不織布で出来るだけ不織布にしましょうと言う話しだった。日本は昔からマスク大国と見られていたが、アベノマスク時に給食マスクが配られていたことで、一挙にまやかしであることが世界中に知られた。

ウレタンに比較すれば濡らせば遮蔽力はあるだろうが、火事場で逃げるのとは異なる。未だに日本では国民全てに不織布マスクを供給できるだけの力が無いのだろうか。個人的には布を巻くだけで良いと言われた時にKN95を使ってスーパーで買いものをしたが、既にドイツでは公共交通機関では全員がFFP2以上が義務付けられている。要するに日本のような伊達マスクを使っていると罰せられる。

背景には、変異ウイルスが明らかに空気感染力があるという知見に基づいている。そこまでは尾身先生も言及するのだが、伊達マスクも無いよりはマシという事で禁じようとはしない。彼自身も咳の正しい仕方も身に付いておらず、日本以外では罰せられるべき感染病の世界的権威者になっている。

強い制限無しには大阪に見られるような医療崩壊で今後も大量に死なないでもいい死者を誰も防ごうとしない。まさしく未必の故意で、彼の森鴎外以上に責任を負う事になるかもしれない。

ベルリン工科大学のヘルマンリッチェル研究所のスタディーを見れば意味が分かる。市中での空気感染の危険性が数値となってでている:

劇場オペラ美術館 30%収容でマスク着用 0,5
女性美容院マスク着用          0,6
劇場オペラ美術館 40%収容でマスク着用 0,6
近郊公共交通マスク着用 0,8
スーパーマスク着用 1,0
映画館 30%収容マスク無し 1,0
買い物10平米に一人収容 1,1
映画館 40%収容マスク無し 1,1
食事処 25%収容 1,1
フィットネスジム 30%収容マスク着用 1,4
体育館市民スポーツ 50%収容マスク無し 1,5
長距離バス 3時間乗車 50%乗車マスク着用 1,5
多人数事務所 20%収容マスク着用 1,6
水泳プール 2,3
食事処 50%収容 2,3
ハイスクール 50%収容マスク着用 2,9
フィットネスジム 50%収容マスク無し 3,4
ハイスクール 50%収容マスク無し 5,8
多人数事務所 50%収容マスク無し 8,0
ハイスクール定員収容マスク無し 11,5

空気感染の広がり方から再生産数を計算したもので、0,5では一人感染者がいても0.5人にしか感染しない。11,5では11.5人に感染する。

オーストリアが5月18日の全面開放を正式に発表した。まだ三週間あるが、テストや接種証明で殆ど自由化される。但し催し物も屋内では最大1500人迄、屋外で3000人と規制が設けられている。但しレストランでもFFP2防御マスクの装着義務は変わらない。収容率は50%としているので昨夏のザルツブルクよりは悪い。変異株に依っての空気感染の強さへの知見がそこに明らかとなっている。

オーストリアのティロルは今も封鎖されたままで、そこでの変異株の猛威は未だに消え去っていない。反対に西のフォーアールベルクなどは早くから規制が緩和されている。もっと早めに州毎の閉鎖押しておけばこのようには広がらなかった。同じような状況は各国にもある。

これで予定通りザルツブルクの聖霊降臨祭が開ける。しかし、ホテル等は5月一杯休んでいるところが多い。最も重要なのはドイツからの旅行者である。予定では接種済みカードか陰性テストで問題なく国境を通過できる様にしたいらしいが、抗原検査の不確かなものと接種による免疫が消えてしまう事から、これも伊達の安全策となる。




参照:
Corona-Studie: Geringes Infektions-Risiko in Theatern und Kinos, WDR3 vom 13.02.2021
未だ遅くないマスク選び 2021-02-06 | 生活
FFP2のパン屋さん 2020-12-22 | 暦
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知らされていない情報

2020-11-04 | テクニック
車のバッテリーは其の侭だ。何時どうなるか心配で容易に車では出られない。週明けに車屋にもって行こうかとも思った、又は自身で取り換えて仕舞おうかとも思った。しかし始動したので余分に10キロほど走らせた。気になっていたバイパスの工事も無く、どうも旧街道にも自動車が溢れているのが分かった。それも貨物も含めてで、どうもロックアウトになってから社会が動き出した感じが強い。やはり自宅に戻った人たちがじっとしていられずに動き回るようだ。

まだバッテリー交換へと動けないのはエアコンのディスプレーで電圧チェックが出来る事を覚えて、そこで目星がつけれると思ったからだ。来週には液も検査させるつもりなのだがそこまで立ち往生せずに乗り切れるかどうか。先ずは、電圧は引き続き13.5から13.7Vまでを保っている。少しでも落ちたら諦めるしかないと思っている。

そのディスプレーで分かるセンサーの情報は幾つもある。調べてみると、次の通りだ。

1.内温度(道理で動かすと温度が急上昇する)
2.外気温、メインディスプレーが薄くなって見えなくなっているのでこれは助かる
3.ヒーター左のコアの温度
4.ヒーター右
5.ラジエターセンサー
6.水冷センサー
7.クーラー圧
8.クーラー温度

10.ブロアー制御電圧
11.排出センサー
12.陽光センサー

20.空冷ファン制御mA
21.エンジンスピード
22.車両スピード
23.ターミナル58 電圧率
24.電圧

23.はまだ確認していない。100%の00であるべきのようだ。

このようなセンサーの情報は今に廃車にしようかという時になって初めて知った。

ミュンヘンからの朗読と歌は悪くはなかった。流していただけなので話しは追っていなかったが。バッハラーは流石に俳優で、ヴィースバーデンのラウフェンベルク支配人のそれとは大違いだった。この演出家も俳優出身なのだろうが何か格が違うという感じだった。

ヴィーンのテロの情報で夜更けまで追っていた。兎に角情報も錯綜していたが、SNSで明らかな映像が最初の突撃の15分ほどで掲載されて、オフィシャルなニュースよりも状況が分かり易い。フェークを見抜けるかどうかは個人の能力に掛かる。何よりも重要なのは現地の人の安全に繋がるニュースだろう。コンツェルトハウスでの折からのコンサートの状況も客席にいる人よりも先にネットの放送で明らかになっていた。パーカッショニストのグルビンガーが聴衆が危険な街に出て行かないように気を利かせてアンコールをしたと、本人と電話で繋がったと情報が流された。共演していたザルツブルクのモーツァルテウムの管楽器奏者とアンコールをしたという。舞台袖での情報から演じていたのか、聴衆にはアンコールが終るまでは知らされていなかったようだ。



参照:
とても疲れた一日 2020-10-31 | 生活
延期になったバイロイトの声 2020-05-19 | 音
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以前のIPへと切り替える

2020-02-03 | テクニック
体調は万全ではない。走った夜も前夜ほどではなかったが食事をして暫くすると体温の異常と共にやはり頭痛などがした。あっても微熱程度だが快調ではなかった。そもそも食事も歯が抜けている分消化が悪く、胃腸への負担があるのでそろそろ限界に近付いているのではないかと思う。舌の触感からすると穴が綺麗に平坦になっている感じはしない。もう一週間ほど仮ブリッジを入れるのは伸びるだろうか?なるほど歯一本十年の寿命というのはよく分かる感じがする。これだけ負担が増えると食事も細くなるに違いない。要するに寿命が短くなる、当然だと思う。

一つことが欠けると他の所に負担が掛かり、更にそれが波状的に連鎖していく。内科的なお話しなのかもしれないが、中々精妙なものである。そう言えば左上顎の歯を抜いてから、左を下にして寝るのが苦にならなくなった。そう言えばここ数年間はどうしても右下向きになっていた。それ以前はそうでなかったことを覚えているので、明らかに歯根の炎症が係っていて、上顎へと影響していたのだろう。そして親知らずを抜いてから直ぐに右の鼻が不都合になって、中々スッキリしなかったのだが、それも到頭完治したようだ。違和感があった時は当然でも自覚の無い時でもどうしてもそのような影響が出ていたのだ。原因があると思って気にしていたのだが、結局それが原因だったと分かった。気がかりが一つ無くなった。夜中明け方の気温が二ケタだったのでヒータを消して就寝できたのも良かった。比較的気持ちよく起床した。

発注してしまってから新制作「ファルスタッフ」の宣伝ヴィデオをもう一度観た。可成りスピード感のあるコメディー展開になるようだが、音楽的にどこまでヴィヴィッドに動けるかだ。同様なことは同じ演出家女史の新制作「フィデリオ」でも当てはまるだろう。あのベルリナーフィルハーモニカーがどこまで羽の生えたような音響をも奏でられるか?歌手陣がコロラテューラに囀ることが出来るか?キリル・ペトレンコの音楽は動性という点でももう一足先の次元に来ているのではないかと思う。

ベルリンからのライヴストリーミングを流していて20時前頃にネットがオフになった。スーク交響曲生中継時にも同じような時間帯に落ちたので、ネットを変えた。もう一つの古い方のIP番号をメインに使うことにした。中断は数分だが生放送には使えない。文句をつける前に対処した。以前はそのようなことは一切なかったので、新しいIP番号の方は安定しないのだろう。以前使っていてNASの導入時にメインを移動したのだが、これでどちらがメインかサブかは決定した。土曜日の20時前に落ちるのは致命的で、精々業務用にしか使えなくなる。早速そちらのルーターは節電モードにしたり、夜間は切ることにした。移動はUSBストレージの移動に伴うタブレットでの読み込み位に時間を掛けたが、あとはすんなりと行った。想定外になぜかNASとのデータの受け渡しがスムーズになった感じがする。もしそうならば、ルーターのどこかに問題があったことになる。

ペトレンコ指揮の教育プロジェクト「修道女アンジェリカ」の企画意図は分からなかった。途中は観れていないが、ペトレンコが指揮する必要などあったのか?その指揮も歌手の後ろにいる事から合唱団にキュー出しするぐらいで殆ど小さな管弦楽を振っていた。それもミュンヘンでのその演奏を二回も聴いているので、その表現の可能性が全く異なって、態々そのクラスの楽団を振る意味も分からなかった。歌手への指導もどこまでしているのか全く分からなかった。ユース管弦楽団で簡単に指揮をするぐらいの方が価値がある。ペトレンコ本人が比喩的に言ったように「一度限りの意味」でもう二度とこの企画はないのではないか。そもそもテムペルホーフ空港の施設を使うことに意味があってそれが叶わなくなってと、殆ど企画意図が示されなかった。それに比較すれば、同じ予備軍の楽団でもミュンヘンでも今回オパーフェストでコンサートを指揮する。そちらの方は将来の座付管弦楽団であるが、ベートーヴェンを指揮する。既に売り切れである。



参照:
蝙蝠食べるジキル博士 2020-02-01 | 生活
素人の出る幕ではない 2018-05-12 | 文化一般


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やっとこなれたBクラス

2019-10-22 | テクニック
メルセデスのBクラスを借りている。もう一日修理が伸びそうだ。二千キロぐらい走っている車B250だが、初めて乗るような新装備になっている。流石にキーレスは知っているのだが、ハンドブレーキが無いのには驚いた。仕方が無いのでそのまま走り出した。警告が出ないのでどこにもないようだ。電源喪失になった時にどうして停めるのか、坂道でどうして駐車するのか、全く不明である。

しかし全体的な印象として今まで乗ったBクラスの中で最も出来がいい。何よりも乗り心地や走行安定性が飛躍的に向上している。更にハンドルの路上からの跳ね返り情報はあり過ぎる程で怖い。今までこれほど路上状況が分かるハンドルは経験が無い。酷い乗り上げの様な反応があったが、センターラインの何かだと思う。過敏過ぎる。

居住性は椅子が低く、ハンドルが高い感じで、これまた昔の車の感じを思い浮かべる。しかしサイドブレーキも無く、感覚的に触ってみなければ何が何だか分からないほど未来化していて、電気自動車への繋ぎになっている。

ナヴィゲーションシステムももう一つ近代化していて、事故防止のために前に急カーヴが迫って突っ込みそうになると警報が鳴る。恐らく自動ブレーキが掛かると思うがそこまではやっていない。自動ブレーキが付いていなければ大破である。

しかし前の車を追いかけていても自動で追従はしてくれないかもしれない。自動的に停車するエンジンも車寄せの時は、信号待ちと違って直ぐにはストップしないようだ。また自宅の門を潜るときにも警報が鳴る。如何に狭いところか分かるだけでなく、車庫入れは大きな音が鳴りっぱなしになる。調整できるのかどうかは知らないが、自分の車ならば毎回あれだけの警報が鳴らないようにしないと駄目だ。

ダッシュボードもど派手である。情報が溢れていて落ち着かないが、一番驚いたのは急に搭載カメラが前方の情景をディスプレーに映し出した時だ。今まででも車庫入れなどは経験したが、左折する前にそれが映った根拠はよく分からなかった。驚いただけである。夜中の対面通行車線の細い道の人影などを対向車が来ていても映し出してくれると安全性が高まるだろう。

但しネット接続装置が無かったので、車内WLANを試すことは無かった ー 調べてみるとアイフォンとの有線接続では無さそうで、ネットサーヴァー化にはダイムラーのネットサーヴィスが必要なようだ。オーディオの音質も自身の車よりは大分悪かった。エアコンも自身の車の方がよさそうだ。エンジン音も明らかに大きめである。

また七速のオートマチックになっていて、アウトバーンではD7に入るが、結構簡単にシフトダウンする。エンジンが弱いからだろうが、繋がりはとても良い。試乗しようと思う車は九速なので更に繋がりがいい筈だ。エンジンが大きければそれほどシフトダウンしないと思う。気になったのはアクセルから足を離しただけでエンジンブレーキが掛かることでもう少しグライド出来ないものかと思う。その分速度調整はとても正確に忍速に作動するようで、ブレーキを踏み損なってスピード違反で写真を撮られることも、ナヴィの警告と共に少なくなると思う。

自動運転に近づけば近づくほどオットーモーターよりもエレクトロモーターの方がいいと思わせる。勿論その印象は運転していて、エンジン音や振動と共に排気を感じるからである。エレクトロニクスも高回転させるのでそれなりに熱感はある筈だ。その点でもやはり現在乗っている車はV型配置だったのでとても良かった。



参照:
マンハイム、対岸の火事 2016-10-19 | 雑感
ライフスタイルに合わない 2015-03-12 | 生活
市場が見え難い車Bクラス 2012-08-14 | 雑感
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嫌いなMP3の報復

2019-08-05 | テクニック
修正された「サロメ」初日中継録音は良かった。それでも途中から高音域の上が切れている事に気がついた。生中継では丁度変調ノイズなどが気になった域より上である。なによりも生での音の体験とは異なったので調べてみると ― 実際にソプラノの中域が固く響いた ―、中途半端そうなMP3を聞いて録音していたことが分かった。聞くときはPCの関係から44kHzでしか鳴らせないので、録音したものを96kHz再生して事情が呑み込めた。HR2は比較的車中などで聞いていて、馴染みもあるのだが ― 先日HR-Klassikへの移行が発表された ―、今まで気が付かなかった。迂闊だった。

なによりも驚いたのが、演出の最初の劇外音を全て切ってあったことで、なるほど視覚が無ければ役立たずである。よってその紹介とともにマルリス・ペーターセンの歌へハイライトが当てられてフランクフルターアルゲマイネの評が紹介された。その意味からはあのMP3で事足りたかもしれないが、こちらは不満足である。それどころか今年のARDフェスティヴァルシーズンはここが中心になっている。ならば対応処置を考えなければいけない。

先ずは今まで無精していて調べ上げていなかったストリーミングのそのネットの音源を洗っていく。そしてリスト化する。各局、生中継、通常ストリーミング、オンデマンド、ポッドキャストなど様々なものを出しているが、今ここで興味あるのは前の二つである。

一挙に全部は難しいので、徐々に継ぎ足して行こう。先ずは通常のLiveとされるストリーミング音源。

HR2, MP3
SWR2, AAC並びにMP3
BR-Klassik, MP3 128kb/s
DeutschlandKultur MP3 128kb/s
NDRKultur, MP3 128kb/s
MDRKlassik, MP3 128kb/s
rbbKultur, MP3 192kb/s
DRS2, AAC
WDR3, MP3 256kb/s
NPO Radio4, MP3
France Musique
RAI3
WRTI MP3
WCLV
NHK FM, M3U8

やはりこれを見ると直感的に違うSWR2などはやはり違った。数字が出ていないので容易に一番とは言えないが、聴覚上は上位で間違いない。rbbが比較的良いのはこれでも証明された。ドイチュラントクルテューアなどはそのままMP3でオンデマンドや生録音するのと差が無い事になる。最も音質が悪いと思っていたが、他のNDRやMDRも同様だと知って驚く。恐らくHR2は192kb/sには届かない。



参照:
超弩級の中継放送録音 2019-08-03 | 音
沸々と、ああ諸行無常 2019-05-25 | 音
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LINUXでペアーリング

2019-06-13 | テクニック
音楽PCにしているLINUXを少し弄った。懸案になっていたVPN接続は可能となった。WINDOWSでは考えないでもクリックだけで済ませたが、LINUXとなると頭を使わないといけない。ワンクリックで使いこなすには小さなプログラムを書き込まないといけなかった。だから空く時間をと思っていたら忘れていた。そこで折衷案で数クリックで済むぐらいにして使うことにした。先ずは使えるだけで価値がある。主に日本の放送を録音したりの目的に使う。

メインのノートブックの方では録画だけで録音をしないようにしているので、仕事をしながら簡単に日本からの放送を録音などすることが不可能になっていた。とは言ってもそれほどの出番は無いのだが、準備してあるだけで使いやすい。

その機能も整ってこれで音楽PCもほぼ完成したと思った。実は最後の課題があった。そこでもう一度清掃して、不必要なプログラムをどんどん消していった。危ないかなと思う機能もあったが、なによりもスリムにして軽くしたかった。

そして翌朝仕事をはじめようと思ってBGM鳴らそうと思ったらシステムMINT19が立ち上がらなかった。これは消し過ぎたと思った。やはり復旧に一時間以上費やした。走りに行く時間と同じぐらいかかった。そこで躓いたのがWLANから外れてしまっていて再びwlan0 upと起動してやらなければいけなかったことだ。それで、再びリインストール指令を入れると復旧した。欠けていたのは僅かだが、その中になぜかbluemanと称するブルーテュース関連プログラムがあって、消えていたことは気が付ついていた。

そこが実は最後の課題だった。つまり折角のノイズキャンセルングのイヤフォーンが音楽専門PCに繋がらなかった。原因は古い2.0規格のものしか内蔵していないからとアダプターを購入したのだが、WIN8のPC同様にもう一つ接続が上手く行かなかった。しかしLINUXの方は器械制御に近いのでプログラミングで何とかなる筈だった。そこで、bluemanをインストールする序でに、色々と調整をしてみた。先ずは全く見つけられなかったものが今度は急に過去接続した機器の一覧が表れて、scan on指令で肝心のWI-1000Xが表示されたので、これでペアーリング可能と推測が出来た。

最後に調整してやらなければいけなかったのはA2BPの出力先で、WI-1000XがPCのオーディオ出力段に表示されたのでこれで解決した。つまり古いブルーテュースソフトを消したことで最新式のものに上手く変換可能となった。どうもこれが良かったようだ。PCオーディオから最早LINUXは手放せない。最新式のノートブックで稼働させると二十年ほど前のプロユースのマッキントッシュなどよりもいいのではないかと思う。

つまりこの小さなミニノートブックを旅行先に持ち歩けば、世界中どこでもネットラディオならば完璧に録音可能となる。試聴のためのヘッドフォンとDACが必要かどうかだけで、通常の目的ならば殊更要らない。

更に早速、週末のワイン祭りの日にこのPCでいつものようにNASからの音楽を流して、ノイズキャンセリングのヘッドフォン飛ばせるようになった。昨年も効果は試したが、音源も充分にあって、あと二日間ぐらいならばこれで何とか心安らかに過ごせるだろう。



参照:
祭りの喧噪もなんのその 2018-06-10 | 音
PC音楽再生再び 2019-05-21 | テクニック
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気が違ったサムプリング

2019-05-29 | テクニック
ミラノのスカラ座からの生中継を二回も流した。原因は録音しようとしたらなぜか音量が途轍もなく足りなかった。直ぐに巻き戻しの出来るものと分かったのだが、簡単には音量調整が出来なかった。結局クロームブラウザーからの出力がパルスオーディオに出るようになっている、その出力がなぜか下がっていた。そして最初から再生し直した。

その前に、動画コピーの音声を音飛びしないように再生するように、プッファーの値などを調整していたが、出来る限りALSAを使うように心がけているのでPULSEの方を弄った覚えが無い。そもそもブラウザー出力が44.1kしかでないようになっていて、再構築の可能性を考えている。しかし生放送でそれほど不満を感じたことも無く、ストリーミングの実力も実はよく掴めていない。

だからこの月曜日の中継放送録音でも、気が狂ったかのように32Bit96kHzで録音していて、当然のことながらアップサムプリングとなってそれをそのままALSA経由で録音したものをALSAからDACに流すととんでもないハイレゾサウンドになっている。現場にいた感覚で、中継放送も流石にあれだけマイクを吊るしていただけに良かったが、こうして流すとやはり臨場感が甚だしい。批評すればセンターの混ざり方がもう一つで、テュッティのサウンドとソロのコントラストが若干小さい。

しかしこの気が狂ったような録音の問題点は現在使用中のPCでは音出しが大変で、NASからの転送もプッファーを拡大して、音飛びしないようにしなければいけないのは映像と同じであり、中々完璧な再生が難しい。

さてスカラ座からの中継は巻き直しで午前様になって録音を終えた。一言、ギルバートの指揮のこの音楽では秋にペトレンコが取り上げる意味が殆ど不明だった。要するにそれほどの関心を起こさせるものではなかった。ペトレンコがルネッサンス並みの読みをしてこないととてもではないが意中の作曲家でもなんでも無くて笑いものになるだけだろう。謂えば、リヒャルト・シュトラウスよりも優れた作品かどうかが問われる。

放送を流していて驚いたのは、PCのデャアルCPUが上に振り切れていたことで、たとえパルスオーディオを使ってもそこまでになるとは思っていなかった。PCオーディオはまだ分からないことがある。

さて映像の方は、他のプレーヤーを使っていたが結局はVLCの方が細かく調整出来ることが分かってそこに戻ってきた。こちらは兎に角キャッシュを百倍ほど大きくした。それでも音飛びするようなら画像を消すしかない。そのモニタコピーの質は維持しつつ音声だけは96kHzとこれまた気が狂ったコピーとなっているので、音だけでも悪くは無いのである。

要するに技術的にはアップサムプリングとなっていることは確かなのだが、今後も消去されずにアーカイヴとして使えるならば、現在は少々使い難くてもそれだけの価値は出てくると思っているからである。確かに高域の倍音成分や空気感は強調されるような感じは否めないのだが、全体のバランスが崩れたり歪感が増えたりはせず、質感も決して悪くはならない。



参照:
C:ディレクトリーの清掃 2018-10-26 | 生活
お見事な司会進行 2019-01-10 | 文化一般
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