Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

蝙蝠食べるジキル博士

2020-02-01 | 生活
熱が出た。経験からすると摂氏38度に近づいたかもしれない。食事のあとワインを飲んで起きていられなくなった。もしかすると超えていたかもしれない。昼間は久しぶりに気温が二ケタとなったので、室温だけでなく体温の調整は難しかった。足元が冷えるのは家屋の窯の寿命が来ているので以前のようにお湯をヒーターに流すなが流さないに関わらずオンドル効果が無くなった。だから体力だけではないと思っていた。

寒気がして倒れかけるとは思わなかった。あり得るとすれば先日まで三カ所へと出かけたのでどこかでインフルエンザに感染したか?潜伏期間としては充分だった。兎に角、歯根から上顎への炎症時期には抗体能力が弱っているので来るかと思っていたが全く熱を出さなかった。そしてその炎症が無くなったところで、どうしたのだろう?暫く横になっていたら食事も消化したのだろうか、少し楽になったが、歯磨きをして口を濯いでベットに潜り込んだ。それ以上の元気はなかった。

週末は峠攻めで走る予定なのだが、天候だけは雨が降らずに何とかなりそうだっだ。さて熱が下がるか?念のために寝室のヒーターは薄く入れておいた。朝目が覚めると気分は悪くなかったが、眠い。それで自分を誤魔化しながらもう少し寝た。早めに洗面をして水を飲んで身体の準備をベットの中で整えた。

八時過ぎに準備が出来た。若干ふら付き感があるが熱はない。燃料を足して、銀行で現金を下ろして、パン屋に出かけた。快調ではないが普通にこなせた。いよいよ準備体操から峠登りだ。ゆっくりと進んだがまあまあだった。病気の割には全然悪くない。高熱の翌日であるから関節などに違和感を感じる筈だがそれも無かった。

医者好きの人は主治医の所にでも行くのだろうが、私はショック療法で身体を整える。気温も高く小雨も振って来たので、峠に着くころには大分濡れていた。下りも眼鏡が完全に曇って見えなかった。降りて来て身体が確りしたところでびしょ濡れの髪を拭いて、肉屋にも立ち寄った。帰宅して急いで脱衣するとTシャツまでぐっしょりと濡れていた。

発注した白衣が届いた。エッペンドルファー型シェフアルツ向きの白衣だ。独逸でもZDFのシュヴァルツヴァトクリニックというドラマ番組で一般にも有名になったようだ。現ハムブルク大附属病院の訪問着だったようで、簡素化されているがそれでも儀礼風の所が残っている。そして袖を通してみて気が付いた。どうも今まで着ていたのは安物の白衣で、医者の友人に送ったのはこれで、自分自身は今回初めて出世したらしい。生地の分厚さも安物の二倍ぐらいあって、価格相応のことがある。裾も長い。着心地は悪くない。若干重めなのだろうが座って仕事をしていれば気にならない。大きさは一サイズだけ下げたので袖は長いが良かった。もし二サイズ下げた52ならば下に厚着は出来なかったと思う。冬の室内コートなので膝下まで温まるのも嬉しく、ほっこりするのでこれで暖房代が倹約できる。その差額で60ユーロぐらいの差は直ぐに元を取れる。そして下に着るセーターやシャツの袖が保護できる。とても価値がある。しかし、写真を写してみて感じたのはジキル博士だなと思った。偽医者との二重人格などどうだろう。
Die Schwarzwaldklinik s01e01 Die Heimkehr


ミュンヘンのオパーフェストの発注を済ました。あとは合否を待つだけだ。結局初日の最高金額公演のどこまで金を出す覚悟があるかどうかだけだった。もう何とでもしてくれと言いたい。しかし戦略としては、どうせ新制作「ファルスタッフ」売り切れは招待客などを除いては限られる、しかし放出されるティケットは高額券が殆どだろう、今回発注したものよりも高くなるのだろう、ということで、先ずは許容限度額で発注したことになる。まあ、こちらの覚悟でそのまま当ててくれるのが一番いい。しかし今回は「ファルスタッフ」は一日ぐらいは一般売りにも出るのではないかと思っている。考え方が甘いだろうか?思慮が足りなかったかどうか、来週ぐらいには分かるのではなかろうか。
FALSTAFF Preview | Conductor: Kirill Petrenko



参照:
内心びくびくの今日この頃 2020-01-30 | 生活
月末に際しての想い 2020-01-28 | 雑感

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