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Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

星が輝くのは何処?

2024-04-26 | テクニック
車を発注しておいた。まだ自分自身としては情報が把握できていない。あれだけ複雑な近代的な乗り物となるとマイスターでも把握できているのは修理できる場所だけだろう。現在乗っている車でも電気的な特性もエンジンのコントロールを中心によく分からないところがまだある。オットーエンジンでも燃料噴射などが電子制御になってからは機械だけでは分からなくなって来ていた。それがハイブリッドとなるとその関係だけでも段階があり、制御する必要が生じる。

日本でもライセンス生産されている同じ九速のギアーも複雑で、同じ機構でもどのように使いこなすかだけでノウハウが生じる。そこにアクティヴセーフなどのセンサーとその情報処理、更に自動運転における確率論による制御ととんでもなく複雑で、自動車も大型飛行機に近づいてきている。そこでモデュール製造へと様々な部品が組み合わせれることでその最終的な調整と使い方に膨大なノウハウが投下される。

そうなると乗用車でもその価値を厳格に吟味できる車のエンジニア―もそんなに多くはない。製品主任の話しが既にここで採り上げたヴィデオにあるが、その辺りだろうか。だからここまでお勉強する顧客も少ないのだろう。実際に試乗記やその他の情報を見ても車両のコンセプトからしっかり書き起こしているのは少なくともネットでは見つかり難い。

例えば一番分かりやすいのは、このEクラスをビジネスクラスとしていて、その中でのスタイリングであるようだ。既にSクラス以外はフロントの星のエンブレムが外されて行って、その中で今回の一つのスタイリングラインだけにその星が残された。個人的には最早デザイン的にこのスタイリングではと思うのだが、やはりその方がオフィシャルらしいという考え方もあるようだ。

メルセデスの開発がシームレスのクラス別けやモデル更新にあって、最後のオットーモーターをどのように載せるかが、このシリーズの最終目標で、同時に全自動運転への橋渡しともなっている。使用者もそのコンセプトやら機構に徐々に慣れて行かないと一挙にということにはなかなか成れないと思う。

そうした意味からもどの仕様が開発の中心で、それとは別に営業的な狙いも分かる。ライヴァルのBMWとこのクラスの売り上げ数で勝敗が決まるところがあって、どうもレヴューのヴィデオなどを見る限り勝敗は決まっているのではなかろうか。

個人的には4 輪駆動と最後のハイブリッドは譲れなかった。サンルーフと空気羽根と夜光デジタルプロジェクターライトは必要であったので、余分に革シートと合わせて11000ユーロ程を余分に支払うことになった。

二三週間で製造工程の中に組み込まれて、何時ごろの製造になるかが知らされる。それまでに細かなオプションなどを再度洗いこんで、不必要なものを除いて必要なものを絞り込んでの変更は全く問題がなさそうだ。結構大変な作業であるが注文生産させる限りはどうしてもそこまで拘らないと意味がない。会社の方もそうしたお客さんは代々と顧客になっての関係になるので、特に支店などはそういう顧客を沢山持つことで利益率が上がる。
New E300 Hybrid - The Most SOLID Mercedes Benz they make!

Mercedes E-Klasse (W214) Test/Review | Enttäuschende Entwicklung oder neue Maßstäbe gesetzt?




参照:
空気羽根で床を上げる 2024-04-25 | テクニック
これ以上にはない車 2024-03-09 | 雑感
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空気羽根で床を上げる

2024-04-25 | テクニック
一月に続いて二回目の試乗をした。全く同じ車なのだが、異なるのは冬タイヤが夏タイヤになったことで乗り心地が変わった。可也ハードになっていた。タイヤも扁平の薄いのがついていたのでポルシェ911ほどにしっかりしていた。成程新聞に椅子も含めて固く感じたけど長旅に最高だったと賞賛していたものと殆ど同じだ。

勿論走行音も変わったので、エンジン音はあまり気にならなくなった。マスキングであろう。そして、防音グラスが作る遮音はICEのそれのようである意味ノイズキャンセラーイヤフォーンのような感じである。実際にマイバッハ―とSクラスはノイズキャンセラーシステムになっているという事だ。逆にそれは静けさもあっても不自然感があって、そこでタイヤ音などが響くと喧しく感じたという事らしい。

発注しようと思っているのはスタイリングが異なるのでそのガラスが付いていないので、そのコンセプトをネットで検索してみないといけない。ヴィデオで録れば分かるように全く静かという事ではないので如何に自然なサウンド作りが為されているかの方が重要である。上の遮音グラスとサラウンドシステムが組み合わさっているが、自分が使っているイヤフォーンからのような細かな音が聴ける訳ではないので必要がない。

そして何よりも感動したのは、空気羽根での車高調整の価値である。実は森の中で転回しようと思うと、バックで木も何もないのに警報が鳴った。態々下りて確かめると地面が盛り上がっていた。即ち車体の地上高が足りなくなって来ていたのだろう。これはと思って浮かすのを試してみた。コムプレッサーでプシュと息を吐く。そして改めていつものところの溝を通ってみたら今の車よりも安全に通過できた。要するに高速でも飛ばせて山道も走れる車となる。そして羽根がとても良くて更に車内が揺れない。3000ユーロ程のオプション価格で、フォイール付きの冬タイヤ一組よりも安いのである。憧れの空気羽根がこれだけ使えるとなると感激である。これで後輪操舵操舵付きの四輪駆動が完璧に駆動する。

四輪駆動の高能力の車は燃費が悪かったので今迄乗れなかったのだが、ハイブリッドでそれが解決した。そして駐車もカメラの合成俯瞰映像などで解決した。今迄のそれとは大分異なる。もう一つ最後に助手席に乗ってデモンストレーションして貰った自動駐車装置も完璧だった。

一番の問題はサンルーフの風切り音で、これはBMWやポルシェと比較してけたたましく喧しい。後部にスモークグラスを入れても天井から光が入って押さえつけられた感じがないので決して悪い感じはしないだろう。一寸した教会のような若しくは磯崎新の自然光の使い方のようでとても良い。

こうなれば現在の車が壊れる迄に、そして車検切れ四カ月以内に乗り換えたい。どうせ車を買わなければいけないのだから、少々高価になるが無駄なく使える車輛に投資するしかないであろう。

ザルツブルクのオペラが引けてから帰宅する迄の気持ちはもうあまりないのだが、日曜日の20時に車庫出し出来るぐらいの演奏会ならば四時間少々で帰って来れると思う。更に渋滞に巻き込まれてもほとんど無意識でストップアンドゴーで走れるようで、あまり疲れずに長い距離を走れるようになるのではないか。



参照:
新モデルの車を試乗 2024-01-11 | 雑感
これ以上にはない車 2024-03-09 | 雑感
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必要な構築する時間

2024-04-05 | テクニック
些か疲れた。先ずはタイヤ交換に出かけたついでに新車の話をすると、既に納期が延びていて予定していた夏には入りそうにない。すると車が無事動いたとしても車検切れがあり、例え既に発注していて納期が遅れたとしてもその警告金もあり場合には罰金も問題になるので急ぐ必要が出てきた。発注して仕舞えば少々の納期の遅れなどは先方のせいにもできるので先ずは急いでとなる。愈々待ったなしで、ここで投資しないことには意味がなくなる。

車の運転は少し眼を効かせれるようになってきたので。コロナ以前の水準に戻って来た感じがする。少しはキビキビと運転が可能になって来た。だから余計にスピード超過が直ぐに修正可能な新しい車があらゆる意味で身を護る。頭もいたいが急ぐしかない。

さてなによりも疲れさせてくれたのは音楽専用のLinuxミントが壊れたことだ。理由は先日の留守録などでキャッシュが一杯になっていたのを強制終了など繰り返していたからで、先ずはログインできなくなった。そこで100%占有から消去作業しているうちに、通常のシステムを読み込まなくなった。

読み込んでも安全モードのような塩梅で、裏で回していればようやく遠隔操作が可能になるという程度だった。正直余りにも複雑なシステムを構築していて、再構築するのに何週間かが掛かるので、そのような時間も無い。折角リースリングのグロースゲヴェックスで身体を温めたのだが、それも冷えて仕舞った。余談ながら復活祭が終わった日に久しぶりに入浴で、結局三月は暖房も入浴もなしに過ごした。如何に節約できただろうか?

結局リカヴァリーでも直らなかったので、開いたプラットホームの中で不要なユーザーのパスワードなどを消去した。それで一挙に元に戻った。本ユーザー名は問題がなかったのだが、どうもそれと三年になるSSDへのパスワードが指定されていて、それが普段使用のログインパスと異なっていたことが悪さしたようだ。

最初のインストールの時に訳も分からずに指定していたパスである。同じシステムに二種類のパスなどは使うべきではない。

直接には日曜日の「影のない女」初日中継放送をVLCでもMP3として流しっぱなしで6時間程録音していたので、それを編集する為にAudacityで開いて、編集、今度はそれを32Bit浮遊WAVにしたからだ。素材の400MB程が十倍の4,5GBになった。それはそれでも96kHzにして再生録音しているものよりもまだ小さい。

これで分かるのは保存しておくにはMP3からFlacにした形で、それを再生する為にどのようにアップサムプリングするかである。MP3は256kbsでもやはり音が固い。SWR2のAACはやはり魅力的で、上手に録音しておくと再生状況が変わってもやはり聴きやすい。

どうせハイレゾではないので原音再生とはいかないのだが、アップサムプリングでの録音はそれなりの価値がある。これからは旅行先ではVLCでのFlac化が一番使いやすいようだ。Linuxでも同じように可能かどうかは試してみなければ分からない。SSDの1TBも安くなったので先に購入してそろそろ準備して先に新システムを時間を掛けて構築しておかないといけないかもしれない。使い古しのPCを貰う予定もあるのでそれで構築か。



参照:
眠りに就く前にUBUNTU 2022-08-21 | テクニック
ワークステーション仕舞 2021-09-20 | 生活
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管理者権限の手動設定

2023-01-15 | テクニック
夜中にアンドロイドが立ち上がらなかった。ここ数か月は問題が生じていたが、誤魔化して立ち上げていた。タブレットを激しく落としたという記憶はないが、小さな落下はさせている。そろそろかなという気もしている。2018年2月に200ユーロ程で購入している。

タブレットはオンライン送金などに必要なので欠かせない。直ぐに購入して登録しないと送金業務も出来なくなる。幸いコロナのそれは最早用無しだろうが、携帯電話よりも何よりも手元にないと困るものである。

寝ぼけ眼でベットの中で弄っていたら何とか立ち上がった。早急にEMUIシステムのアップデートなどをしておいた。通常の自動アップは停止にしてあるので気になる所だ。それ以降未だ電源を切っていない。切る必要もないが、何も急いでトラブルを起こす必要もない。ファイルの掃除やウイルスチェックもしておいた。さて何時まで使えるか。費用よりもシステム構築に時間が掛かるのが嫌なのだ。

待降節のアトフェンとカレンダーのクイズで貰ったデジタルコンサートホール二日券の束を溶かした。なんと残りだけでも、2月14日迄無料になった。これでペトレンコ指揮「エリアス」、月末のシェーンベルク、そしてなんと2月11日のフランスプログラムまで観れることになった。

その後は4月、6月のチャイコフスキーだけでシーズン終了だ。一度ぐらい一週間券を購入すれば充分だろう。来シーズンも11月の極東公演前の定期だけで、その後は来年になってしまう。昨年は何枚か購入したが、今年はあまり購入する必要がなさそうである。要するに購入しようがしまいが、生である程度回数を行けばあまり観ることはない。

そこでコルンゴールトの交響曲を観た。今はウィード―ズ機に携帯のDACをつけて、リアルテクを外してあるので、転送しても48kHzしか出てなかったが、やはりリニアPCMの音は素晴らしい。96kHz再生の方が臨場感は生じるが圧縮音源との差ほどではない。

「死の都」でのそれを聴いた耳には、その楽想の使い方や表現内容がやはり掴みやすい。改めて米国ツアーでの批評も読んでみる必要があると思った。

さて音楽再生専用Mint機で、ブルーレイファイルのNASからの転送が難しいことに言及したが、タブレットからリモートソケットの設定確認で、ルーターの5GHz転送が頻繁に使えるようになっていることに気が付いた。道理で映像再生にストレスがなくなっていた筈だ。調べるとウィンドーズでは自動的に2.4から5へと上がっていて、その限界速度も三倍近い。それならばLINUXでどうなっているか確かめてみた。自動になっているが、速度は秒速43M程しか出ていないことを確認、調べるとnm-connection-editorを管理者権理で手動で5GHzに設定可能である。すると147Mまで速度が上がって安定してきた。ルーターから直線距離で10メートル以内の遮るものがないところに設置してあるので、これでより安定して使えるのではないかと思われる。この世界は数年経つと大分状況が変わっている。因みにタブレットは何時の間にか5GHzになっていたので、こちらもストレス無しである。ルーターとNASとの接続もケーブルをアップデートしていくとまだ早くなるだろう。



参照:
Velvetの風合いの響き 2023-01-08 | 音
ミニUSBプラグの抜き差し 2019-12-09 | 雑感
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再びザルツブルクへ

2023-01-10 | テクニック
キリル・ペトレンコのボックスのブルーレイを流した。メディア再生の技術的なことにもなるので恐縮であるが音声だけの96kHzサムプリングのトラックは悪くない。現在はネットで同様のPCM録音が聴けるのだが、ハードディスク化さた録音の方が読み取りエラーなどが少ないのだろう。

なるほど、デジタルコンサートホールで映像にハイレゾをあてがう形式は一昨年辺りからで、それ以前は通常のAACだった。要するに圧縮音声だった。

また限られたハイレゾファイルの提供も楽章毎の切れた形で複製芸術の形を取っていない。その点、上のブルーレイの96kHzの音声は完成している。

就任前に録音された「悲愴」に関してはSACDが発売されているのだが、マスターリングが良くなくて、このブルーレイの方が質が高い。

11月にキリル・ペトレンコ指揮ベルリナーフィルハーモニカーが初訪日するのだが、これらの幾つかを聴いておくことでその最初からの軌跡がよく分かる様にんなっている。それ以前のルディ・ステファンの録音も作品だけでなく、演奏史としてとても貴重である。このハイレゾを聴けば、可也荒いところがあってラトル時代の音が出ていて客演では限界であったことと同時に今に通じる名演ともなっている。

ブルーレイプレーヤー無しで無料で再生する方法をメモしておく。現時点では、ウインドーズでフリーウェア―のブルーレイコピーでHDに溶かしたファイルを移動させて、それをLINUXでフリーウェア―のXfburnで50GBまでのROMに焼き付けておけば、汎用で使える。一度溶かしてあるので、ウィンドーズでもLINUXでも特別なプレーヤーは必要ない。新たなブルーレイを購入した節は使えるかどうかは分からないが、方法としては要領が分かったので心配は要らない。ROM化しておくとNASの場所も要らないので助かる。MakeMVKのようにファイルを変換する必要もないので、オリジナルそのものの音声と映像がそのまま使えるのも嬉しい。やはりLINUXを使うと無料で不可能なことが無い。

ベルリナーフィルハーモニカーの復活祭が2026年からザルツブルクに戻ることが決定した。最終的には団員投票だったようだが、先ずは残念である。2013年以降必ず出かけていたのだが、2025年でベルリナーフィルハーモニカ―のそれは終わる。その後も毎年のプロジェクトが練られている様であるが、恐らく11月の海外遠征前に、フランクフルトともう一つのプログラムを練習して出かけることになるのだろうか。ルツェルンとの関係もあって、コンサートで独自性を出せるかどうかは疑わしい。

客観的にみて、ミュンヘンを中心とするオペラの舞台裏の人材の多さも異なり、残念乍ら聴衆もそこ迄増える勢いがなかった。現時点でも4月の初日が売り切れていないのは痛い。潜在的な聴衆はいるのだが、そこまで公報がならなかった。

個人的にはオペラ公演にリハーサルから全夜通うのが難しくなるのと、旅費滞在費が掛ることであるが、まだ時間があるので今後ゆっくり検討することになる。コロナで二年間棒に振ったのが痛かった。



参照:
卒業宣言をする価値 2019-09-18 | マスメディア批評
ブルーレイROM三枚目 2022-01-09 | 文化一般
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AACSヴァージョン76

2023-01-07 | テクニック
ミュンヘンから最速で当選の領収書を貰った。配券開始当日の14時は最速だと思う。新春から当たり籤を引いたというよりも、需要が少ないのだと思う。一ランク落として92ユーロしか払わないが、初日でも配券があるというのはやはり人気がない。ロシアもののプロコフィエフとなると、2017年に長男ユロウスキーも「炎の天使」を振って好評を博しているのだが、新制作となると興味も集まる。配券出だしはもう一つのようだが、さてどうなることか。

ブルーレイをLINUXで再生してメインのシステムで鳴らしたが、やはり圧縮音源とは全く異なる。現在ペトレンコ指揮のオペラで圧縮音源以外が出ているのは「ルル」と「死の街」の映像に、フランクフルトでの「パレストリーナ」のみであろう。フランクフルトのそれは楽団も駄目なのでそれ程の価値はないが、「ルル」時よりも明らかに機能性が身に着いたミュンヘンの座付き楽団のこの音響は凄まじい。

さて、ブルーレイをPCで上手に再生する為に十種類ほどのフリー、シェアウェアーを試した。最終的に今もPCに残っているのは、プレーヤーのLeawoブルーレイプレーヤー、とブルーレイコピーと称する二種類のフリーウェア―である。この二種類で事足りた。

因みに多くのソフトウェア―は、トライアルは5分までとか、又は全く解読できなくて、更に30日限定のトライアルとか禄でもないものばかりであった。

一つはAACSヴァージョン76のコピー保護を解読する。一つはそれを他所に移し替えるソフトである。前者はイタチの追いかけごっこで幾ら保護のシステムを複雑化しても解読が追い付く。後者はハードを一旦売ってしまえばどんなにブラックボックス化しようと思っても難しいという事である。要するに、一旦デジタル化したメディアは必ずコピーされるということでしかない。

そもそもプレーヤー込みでメディアソフトを売り込もうとした旧家電産業が最早大きな意味を持たなくなっていて、デジタル技術は進化している。そこで旧態然としたビジネスモデルが通用する筈がない。デジタルで物品を販売するのも難しく、フリーウェア―は幾らでもあって、ソフトウェア―に金を払うような者は余程のお人好しでしかない。

因み2021年6月末に一般リリースに先駆けてミュンヘンの劇場で「トリスタン」初日に購入したこのブルーレイには、そのマスターに2021年5月17日15時24分33秒とデジタル刻印されている。一月ほどして配給されたことになる。

この当該の映像は初日の後三日目か四日目に収録されたものであるが、初日の観た感じからしてもやはり感動的な舞台となっている。そしてこのコルンゴールトの音楽が、如何に正しく楽譜を音化することでしかその音楽の発想や真価を評価することが出来ないという好例である。

我々がペトレンコという世紀の天才指揮者によって初めて多くの楽曲を本当に知ることになる幸福を改めて感じないわけにはいかない。



参照:
節約しながらの快眠 2023-01-05 | 生活
赤い風船が飛んでいく高み 2021-10-29 | 文化一般
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初めてのデジタルアムプ

2023-01-04 | テクニック
出力160Wのデジタルアムプが届いた。箱は中華ものとしては安物臭い。ハウェイのタブレットとは価格も違うが、昨秋の同価格帯のFiioの箱よりも悪い。あまり高級感とか音作りとかを考えていない証拠であろう。Fosiオーディオというメーカーであるが、この辺りで評価が出来る。

但し本体の仕上げや入出口の金メッキなども綺麗になっていて、何よりも煙草入れ大の大きさは嬉しい。スピーカーの接続に所謂バナナプラグが着脱簡単で、シュートの危険がない為に使い易い。PC周辺は動かすことも多い。

スイッチを入れただけのサーノイズは若干あるが、PCの通常運転音と比較して目立つわけではない。今迄はアクティヴスピーカーを上に設置していたので、身近ではなかったが、同じぐらいのノイズは出ていた。

先ずデジタルアムプはLED電球のように熱を出さないのが素晴らしい。つまり無駄な消費をしていないことだ。これを確認しただけでも価値があった。そして8オームのキューブからは十二分な音量が出せる。時計の針の9時ぐらいで通常に流しておける。それでも管弦楽の総奏は可也大きい。最初に音出しした時はフロントを上げていなかったので真っ直ぐの音が耳に届かなかったが、フェースアップすると、高音が切れているもののバス以外の基音がばっちりと出る。

デジタルコンサートホールのアーカイヴのハイレゾはヘッドフォーンには至らなくあまり感心しなかったが、定位感が明晰極まりないのでカメラとのずれを感じるほどであり落ち着かない。

その分、復活祭でのオペラ中継録画は管弦楽がもぞもぞして平土間前部で反射を聴く感じで、雰囲気があるだけでなく、その定位感がやはり舞台向きだ。兎に角中域の押しが強い。こうなるとどうしても台詞の長そうなフランス映画を観てみたくなる。

そのスピーカーのコーン紙のレスポンスが可也早いようで、画面と比較して、出てくる音に遅れがない。そのスピード感がこの組み合わせでの最高の成果に違いない。

改めてこのオーラトーンのスピーカーはオシロメーターで合わせる為の音を聴く位相合わせの為のモニターであると再認識する。PCの後ろに置いたり適当に流すことになるので平素は関係ないが、録音の基礎的な技術面を評価するには最適なモニタースピーカーである。

アムプの評価は、音楽鑑賞用のスピーカーではないので容易には出せないのだが、解像度は可也高いような印象はある。但し質感はやはりDACからのヘッドフォーン直出しには遠く及ばない。どちらかというとブルーテュ―ス接続のノイズキャンセルヘッドフォーンに近い。隔靴掻痒なもどかしさはある。

それゆえの充満感はないのだが、鳴りの余裕が効してか、歪みの有る喧しさ感はない。子供の時に使っていたフォスターのブックシェルフよりもゆったり感が得られているのはやはり不思議な感じである。それもモニターやらPCに立ちはだかれた後ろでそれ程籠らずに悠々と鳴っている。



参照:
デジタルアムプで年末調整 2022-12-30 | 暦
耳を掃除してチェック 2022-11-13 | 暦
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難しい切り替えの指令

2022-09-23 | テクニック
懸念となっていた旅行用PCの録音が可能となった。前回のザルツブルク行では生放送を祝祭会場の大ホールにいながらにして録音出来た。そして、その後バッテリー交換から少しシステムを強化していた。主に旅行で使う音楽以外のプログラムやネット関連をインストールしただけと思っていたが、どこでそのようになったのかその後一切オンラインでは録音出来ないようになって仕舞った。

調べた結果、PulseAudioのコントロールで入力等を設定することで使いたいように使えるとあったのでやってみた。それでも上手く入力しない。以前はDACをUSB経由で接続していたので、そちらからの返しとして録音可能だった。しかし旅行中にはDACもなかったのでブルーテユースでノイズキャンセルイヤフォーンに送り込むときにそこから録音した。予想よりも綺麗に録音出来た。ブルーテュ―ス自体の圧縮は致し方ないとしてもその前段でもあり、また放送の圧縮を考えれば十分だ。

しかし、日曜日にプラハからの中継とベルリンからの両方を同時間帯に録音したいと考えて、ミニラップトップで試してみたのだ。時間を掛けても録音不可になっていた。結論からするとどこでスイチィングが切り替わったかは分からないが、ブロウザーの再生を切り替えるなど、所謂ラインの独占権を切り替えてやることで通るようになった。

実際にはアルゴリズム上の指令の順番などで変わるようで、そのようなことはウィンドーズ操作中にも起きることはある。WAPIとかALSとか皆似たような機構で、独占するゆえに音質が冴えるというものだ。出来るだけ切り替えミキサーなどの機械固有の性能に影響されないように録音するのがオンライン録音の決め手である。但し使い勝手にはノウハウが発生する。これでありとあらゆる録音が可能となるので、今後必要ならば旅行用にDACを購入すればそれはそれで本格的なオーディオをイヤフォーンでも聴けて録音も可能となる。簡単な動画コピーもこれで撮れる。

昨年6月に劇場で逸早く購入した2019年制作のコルンゴールト「死の街」が賞をとったらしい。当然の評価である。ブルーレイで購入して、既に購入した焼き付け器を外付けしたウィンドーズでは再生した。しかし回転音が喧しい。だからリモートで使っているLINUX音楽専用PCで再生したかった。しかし中身がパイオニア製のVerbatimはLINUX仕様にはなっていない。なんとか接続可能となり、さて読み取るとなるとなぜか内蔵器とは違ってDVDでさえも読み取れない。そこでメークMKというのを試してみた。名の通り暗号解読後にMKに変換するだけのプログラムで、それも期間限定のシェアウェア―らしく、それならばPCで読み込んでも同じではないかとも思った。

兎に角コピーは出来たので、それをNASにコピーして場所をとるのも馬鹿らしいので、改めてMKファイルとしてブルーレイに焼き付けようかと思う。なぜブルーレイ一枚を購入して更にブルーレイROMにコピーしなければいけないのか分からないのだが、こういうコピー防止を使うから余計に不法なコピーも氾濫する。デジタル音声技術もそうなのだが、映像になるとその価値の多くはよりコピーで失われる。映像メディアなどだけでなくそのオンライン配信も如何に新たなビジネスモデルとはならないかのまた一つの傍証ともなっている。勿論こうした人たちがブルーレイプレーヤーなどを買うこともあり得ないというのも火を見るよりも明らかなのだ。



参照:
紙一重の読み替え思考 2022-09-17 | 文化一般
眠りに就く前にUBUNTU 2022-08-21 | テクニック
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深夜にはヘッドフォーンで

2022-08-23 | テクニック
週末のハイライトはバーデンバーデンからの初めてのオペラTV中継録画放送だった。独仏文化公共放送Arteが復活祭に撮影した映像がお茶の間に流された。残念ながら日曜日の23時10分からの放送で、最も視聴率の低い時間帯のだったろう。それでも関係者は歓喜した。大きな広告となり今後の碑となるからだ。

ネットでしか放送を観ない者にとってはそのオンデマンドと生中継との関係が分かり難い。例えば独墺瑞西の共同チャンネル3SATにおいてはネットでの生放送とオンデマンドの差はない。だからArteでも早朝からオンデマンドになるだろうと待っていたら早朝には上がっていた。直ぐにベットから起き上がってDLして流した。そこから今まで何回流したことだろう。

そのオンデマンドは2時間43分52秒で2.6GBしかなかった。音質も125kbsと悪かった。今回は後に有料化されて劇場などでダウンロード可能となるので、幸運ならば若しくは強く求めていけばDCHでもハイレゾで出る筈だ。だから質は後回しと考えた。

しかし、深夜試しに録画の準備をして待っていると、オンデマンドとは明らかにいい画像と音質でライヴネット録画放送が始まった。幸い上手に画面コピーと録音が出来たようだった。夜更けなので久しぶりにモニター用AEGヘッドフォーンで音を流した。何度流しても飽きない内容で、舞台だけでなくぎっしりと内容が詰まっていて充実感が違う。

それに先立って、引き続きLINUXのPCの調整をしていた。一つは筑波大学が提供しているVPNを現有の音楽専門PCにインストールした。残念ながら以前のようにNHKは入らなかった。簡単には地域ブロックを越えられない ― 丁度日本でこちらの放送がブロックされるのと反対の関係になる。しかし4月からEUでは使えなくなっていたYAHOOジャパンは観覧可能なことを確認した。少なくとも旅行用に今後も必要な時に使える。先ずはそれでよい。vpngate-with-proxyをキーワードで同じシステムをインストールした。とても使い良い。

今後は昨秋購入したブルーレイ焼き付け器の接続とそれを使ってのブルーレイの再生をLINUXで行うことぐらいだ。旅行前に購入しておきたいのは、一つは洗浄液で、ミニノートブックなどを旅に持ち出すので、帰宅後に清掃するものもある。特にキーボードやケーブル類などは気になる所だろう。今回は二泊だけなのでマウスは要らないか。

現行の音楽PCは、システム構築時にモニターが壊れていたと書いたが、もう一つの古いものとは異なり動画再生能力はある。そこで久しぶりに使ってみると壊れていたかに思われた付属モニターでも結構使えることが分かった。少なくともチェック用としての機能は十分である。

そこでメインのウィンドーズノートブックで行っているモニターコピーの録音録画機能と同等のLINUX用のソフトを探す。旅行用に下したミニノートブックはモニターも貧弱だったのでシムプルスクリーンレコーダーというのを入れてあるが、現行のノートブックには更に良さそうなOBS Studioというのを試してみようかと思う。余り容量は使いたくないのだが、使える録画が可能か、特に音声が綺麗に録れるかどうか。



参照:
作曲家の心象風景を表出 2022-08-22 | 文化一般
美学的な豪華絢爛 2022-08-03 | 文化一般
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眠りに就く前にUBUNTU

2022-08-21 | テクニック
就寝前に二つのPCを弄った。両方とも音楽用として使っていたLINUXシステムの新旧で、古い方は先日バッテリーを替えて旅行用の汎用にしたものだ。二つの似たようなシステムを同時に弄ると問題点や改良点が見えてくることが多い。

その差異で片方で上手く使えているものがなぜ他では使えないのだろうかと試していると、思いがけない問題点が見つかった。現在音楽用にしているのは昨年の秋から転用したもので、その時に新しいSSDにMINTシステムを構築したものだ。しかし転用前からモニターに横縞が入るようになっていて、酷くなるとそのモニターでは仕事が出来なくなって、買い替えの理由になっていた。幸いリモート操作が出来るように最初から設置したので、本気でモニターを見ることなく、使用可能だった。

上の状況つまりWINDOWSでもLINUXで障害が出るモニターはハードの故障と判断が下されていた。しかし、ドライヴァーなどをアップデートすると改善していた。そして結構モニターも使えるようになっていた。そして今回調べていて、更に気が付いた。古いPCに入れてあったUBUNTUスタディオというのを新しい方に入れていなかったのだ。モニターが最初から真面に機能しない状態でリモートで制御している具合で気が付かなかった。成程再生のオーディオ出力を調節してやったりと確認作業は余分にあったのだが、録音するときの所謂ループモニターに相当の切り替えだった。

そのプログラミングは完全にインストールすると完全に音楽専用となるもので、今迄は未だ試していない。そうしたハードテューンするだけの信頼性が古いPCにはないからで、誤魔化しが利かないことはできない。何とか騙し騙し使えればよいのだ。

しかしそこで重要になるコントロールとスタディオはMINTで使える。それをやっていなかった。そしてインストールすると新しいシステムのコントロールが嫌に細かになっていた。使い切れていないが、先ずは設置した。やはり音が変わった。特にハイレゾの臨場感が凄い。上で言及の切り替え無しにメインをDACと設定しておくと、直の再生がデフォルトとなる。

正直古いASUSのPCに比較すればフルのノートブックであるSIEMENSFUJITSUが悪い筈はないと思っていたのだが、製品上も問題があり、その期待にそぐわずで若干失望していた。しかしこうして改めて調整してみるとPCプレーヤーとしても可也いいことが分かった。

通常のボストンからの中継録音もスタインウェーが凄い勢いの空気感で鳴るようになった。嘗てアナログのオーディオ機器をちょこちょこと弄っていた事が馬鹿にしか思えない。特にLINUXは機械言語にあっているので、ドライヴァーを使ってもメーカーの思惑とは関係なしに思い通りに動かせる。遠くへ飛び立つ無人宇宙船の操作などで本来は考えれていなかったエンジンの使いからやスイング飛行させたりの時にそうした話を耳にするが、PCを遠隔操作しながらのハードの再生にはそうした喜びがある。如何にウィンドーズシステムが枠内の中でしかハードを制御していないかがよく分かる。

珍しく、就寝前のコムピュータ仕事を終えて気持ちよく眠れた。来週末のラディオ放送の録音も楽しみになってきた。録音自体は以前と全く変わりない筈だが、再生して直ぐに成果をよりよく吟味可能となる。



参照:
高弦のさらさら感を聴く 2021-09-26 | 雑感
ワークステーション仕舞 2021-09-20 | 生活
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安定作動で目指す10時間

2022-08-17 | テクニック
発注した充電池が届いた。受け取って先ず重いと思った。包装を開けるとネットにあったように形状が違う。先ずは挿し込めるのかどうかが気になったので早速嵌めてみた。問題がなかった。

あとは間違いなく充電可能か、以前以上に使えるのかどうかである。先ずその前に重量をはかるとオリジナルが430g、そして今回の容量が増えているものが600g弱。その差は、100%迄充電して残り時間をみると比例している様だった。10時間以上使える表示が出ていた。実際に使えるかどうかは別にして破格の長時間使用であろう。

そこから四時間程使うと60%で五時間強となっていたので、ほぼ10時間弱が計算できる。もし使うとすればコンチネンタル間移動の機内でとなるが、嘗ての様にPCを以ての気持ちはもうあまりない。タブレットで殆ど用が足りるからである。そのノイズキャンセリングフォーンもブルーテュ―スで10時間使えればいいところだ。

重くなって嵩張る分は明らかにハンディ―だが、旅行用つまり宿泊地での作業にはこれでもいいような気がする。旅行時の傾向の便を考えるだけである。

それはそれで先ずは使えることが判明。そこから続けて旅行用に使えるように整備しようとした。すると画像が壊れたり落ちたりする、ネットを調べるとドライヴァー等がよくない可能性があると書いてある。あれこれ試すと酷くなってきた。そして思い出した。音楽専用PCとして使っていた最後には動画には全く使えなくなっていたことをである。画像が壊れるからだ。その時よりも悪くなっている。またしても部品を直して他の場所が駄目になって使えなくなる例かと思った。

そこで長くサボっていたアップデート化に挑んだ。それが途中で落ちて上手くいかなかったが、何とかなった。何もしていなかったのはキャパシティーを節約する為だった。そして音楽ファイルを進めている。これで150G程は余分に余裕が出る筈だ。


現行の主にリモートコントロ―ルしている音楽専用PCに比較すると可也貧弱なのだが、少なくともそれにの様にモニター自体にハードウェア―上の問題はないと思っている。しかし、ノートブックのモニターにおいてもハードとそのグラフィックカードそしてドライヴァーは頻繁に問題の起こっている様で、特にウィンドーズからLinuxに乗り換えるとマニュアルで対処することが増える。その分長く使えるような気もしている。

現在のところ状況は安定しだした。この調子なら使える。そもそもザルツブルクに持って行ったときには一度も起らなかった。だから全く忘れていたのだ。壊れた充電池を試す時に電源を落としたり入れたりで、ソフトを痛めた可能性も強い。更に何らかの形でのネットからのアタックも少なくなかったかもしれない。やはり必要最小限のアップデートは必要だと思った次第だ。月末の旅行には携行する予定なので何とか快適に使えるようにあって欲しい。



参照:
理に適った扱いを 2022-08-13 | 生活
32Bit処理のHDオーディオ 2021-06-10 | テクニック
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アップサムプリングの制限

2021-12-01 | テクニック
嵐になっていた。現在のところワイン街道の降雪は殆どないが、地面は冷えてきたので、降れば積もる状況になっている。そのような状況だから早めに燃料も補給しておいた。石油価格はまだ安くなるかもしれないが、先ずは適当な価格156で手を打っておいた。30リットルだけであるから差額は知れている。

その前に立ち寄った洗濯屋ではまだアイロンが掛かっていなかった。来週以降までおいておく。序にそこから二キロほど遠回りしてパン屋に出かけた。トラムプ家発祥の地である。上手く駐車枠が空いていたので、少し購入した。前は何回も通っていて、カイザースラウテルンのゴールキーパーの実家だとは知っていたのだが、自分で購入するのは初めてだ。先ずは試してみる。

先日からPCオーディオの再生時に録音した96kHz 32Bitフロートのファイルが48kHzとかしか表示されなく、それだけの音でしかならなかった。特にリモートコントロールで再生するとどうしても調整しにくかった。更にモニターが不調なので直接にも制御が厄介だった。それでもハイレゾ再生が可能な様に弄る。すると今まであまり見かけないサムプル周波数がデジタルアナログコムヴァーターに表示されるようになった。

176,4kHzで、192でも録音した筈の96でもない。数字からすると88,2の倍で44.1の四倍である。DSD録音方式では2.8MHzに相当する。そもそも放送の圧縮音源をハイレゾ録音しても仕方がないと思うのだが、やはり清涼感だけでなくて音場とか全ての面で音質がよくなる。所謂アップサムプリングの一種であるが、原音再生と迄はいかないでも、それに慣れてしまうと戻せなくなる。

車で抗原検査のテントの横を通ったら寒空で十人ほどが雨交じりのところで並んでいた。あんなことをしていたら健康な者も風邪を引いてコロナかどうかも分からなくなる。愚の骨頂の抗原検査である。未接種者が公共交通機関に乗るためならば仕方がないのかもしれないが、接種者が何かをするための抗原検査ほど馬鹿くさいものはない。

既に土曜日の夕方にフランクフルト市内でも予約を取っておいたが、日曜日はマスク無しも無くなると州から発表があって、余分にテストを受けるだけとなったので、券を捨てることにした。しかし土曜日の要抗原検査は未だに生きていて、劇場の判断を待ちたい。本当に誰も行かなくなる。

憲法裁判所の判決は、学校閉鎖になった親子の訴えを退ける形で、所謂非常ブレーキで感染予防法上の手段とすることを認めた。その他の外出禁止や接触禁止もその範疇にあるものとの承認があった。これによって来る時期のブレーキの発動に法的裏付けが成された。



参照:
気が違ったサムプリング 2019-05-29 | テクニック
新たに分ったことなど 2018-10-25 | 雑感
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課題解決への工程

2021-10-06 | テクニック
二週間ほどかけて漸くノートブックをものにした。その間何回か夜鍋仕事になった。机の前でコマンドを打ちながら居眠りしていることもしばしばだ。どうしてコムピューター仕事は途中で止められないのだろうか。身体を動かさないから余計に寝食を忘れて続けてしまう。ゲームオタクとかハッカーなどが病的になるのは致し方がない。何とかオタクというのはやはり心身に良くない。個人的には少なくともオーディオとかHiFiとかに入らなかったことが幸いだと思っている。十分に若い時に距離を置いて、のちに仕事柄も完全に抜け切れたことだけは嬉しい。

しかしPCの前ではどれほど過ごしているか分からない。しかしスピーカーの位置を直したり同一録音異盤を買ったりなどよりは遥かに経済的だと自負している。それだけの積み重ねのノウハウで仕事の効率などは矢張り上がっている。また大きな投資をしないでも通常の個人的な利用にはそれで足りるようになっているからだ。

重要だと思って最初に試みて躓いたクロームキャスト転送時のffmpeg問題も他のSAMBサーヴァー問題の解決で再インストールしたことから解決した。具体的には、Win10 のアップデートなどを進める前にファイヤーウォールを外して、更にそれを戻しても例外としてアプリケーションを登録していくことで漸くファイヤーウォールを下せた。これで一先ず堅牢なシステムになった筈だ。その途上で他のリモーコントロールの規制解除も確認しておき、更にソニーのカメラのプレーメモリーホールとか、カメラの登録も済ませた。

結果、以前よりも録音の質も再生音もより確実なHiFiと出来るようになっていて、一時は画面録画の体制を変えようかと思ったが、此の侭で今後も使えることも分かった。DCHのハイレゾオンデマンドぐらいまでは全く問題がない。

一方以前のノートブックの方は完全にモニターが駄目になってきていて、リモートコントロールぐらいでしか使えなくなるかもしれない。先ずは整備だけはしたので、何とか使いきれるかもしれないと思っている。

メーラーのサンダーバードも元通りになり、ブラウザーのパスワードなども重要なものは設定された。最後にはデータを直接NASの方に記録するぐらいで、これは落ち着いてやれば問題が起きないはずだ。以前よりも接続が早くなった感じがあるのでストレスなくNASをストレージとして使える予定。

SSDにはサムスンのが入っているようだが、一度だけインストールしなおした以外ではそれ程負担がかかっていない。更にファンを最低にしか回らないようなしているのでとても静かなPCとなっている。最後まで小さなストレージとの接続が残されているが、急ぐものではなくて、既にメディアサーヴァーとしては使えているので、どうにかなるはず。結構面倒なのはLANの中での接続等だということが今回も明らかになった。



参照:
Linuxオーディオの勧め 2021-09-27 | テクニック
宇宙外へのキャスィング 2021-09-25 | テクニック
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Linuxオーディオの勧め

2021-09-27 | テクニック
週末をPC移植作業で潰した。数年に一度のことだから仕方がない。先に進んだ点は、新ノートブックの性能を評価するところで重要だった。

オーダシティーでなぜハイレゾ再生が出来ないかの理由が分かった。知らない機能があった。オーディオ機器サーチである。それをかけることで初めてDACをとことん読み込んでくれた。それでもVCLなどのように出力段をDAD変換前とするか後とするかなどのメニューは出てこない。それでも録音段を選択できそうなことが分かった。幾つもあって選ぶには調べてみないと分からない。

その選択は機械語であるLINUXであるから可能であるものだろうが、今までは気が付かなかった項目がある。恐らくミニノートブックはREALTEKが挟まっていなかったので、通常のミキシングの前とALSA独占との差がなかったのだろうと思う。兎に角音楽再生PCはLINUXに限るのは此れゆえである。忘れずにやっておきたいのはUBUNTOオーディオのインストールで、これによってCPUの能力と音楽再生を呼応させられるようだ。再度調べておこう。

PC録音で皆が考えるのは、如何に機種固有のオーディオ性能を超えて録音できるかであって、録音マテリアルを将来もいい音で使いたいと思うからである。それは嘗ては磁気録音でもあったことだが、PCオーディオの場合はその発展が結構早い。2014年頃から始めても自分自身のノウハウの進展でもやはりその差はある。

夕方に勤めを済ました。雨上がりで獣臭いところが再び匂っていた。甘上がりで夕方に曇天となったからだろう。恐らく一番のワーストタイムに近かった。理由は下りが夕暮れで遠くが見えなくなり、速く走っている気持になり遅くなったのだ。実際に上りも下りも併せて二桁ほど躓きそうになった。こけずに済んだのが幸いだ。歩くならいいが走るのには限界がある。

同時にここ三年ほどでは先週は最も運動量が多かった筈だ。筋肉痛を動かして解しただけであるが、腰にも疲れが来た。体重も71.8㎏までに落ちた。食欲旺盛で幾らとっても追いつかないかもしれない。今週は週末出かけるので、二回運動が精々だろう。

第九のお勉強はできていないが、感興を高めるためにブレゲンツやフェルトキルヒでの録音を再生している。生で聴いたのは「千人「しかないのだが、下手な交響楽団ながらやはりいろいろと面白い。

リモート作動をさせる前に最後にもう一度空冷ファン周りを掃除した。外して中から見ると通気口への網が埃で塞がっていた。掃除機で外から吸い込むだけでは取れていなかった。そこでレンズのポコポコなどを使って奇麗にした。思ったよりもファンが囲まれていて、そこの通気量が減るだけで冷却力が極端に落ちることが確認された。実際に掃除後はファンの回りが少なくなった。更にファンの付け根にシリコン油を注入した。固有の回転音がなくなってきた。恐らくこれでオーディオPCとして使うには殆ど問題は無くなった筈だ。あとは、キャスク配信が可能になれば即戦力になる。



参照:
高弦のさらさら感を聴く 2021-09-26 | 雑感
宇宙外へのキャスィング 2021-09-25 | テクニック

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宇宙外へのキャスィング

2021-09-25 | テクニック
着々と作業は進めている。新しいノートブックの最大の問題はffmpegが上手く動いてくれない事である。これで何が困るかというと、ノートブックで鳴っている音がクロームキャストに送れなくなる。特に録音録画しながら音を流すというのが出来なくなる。クロームキャストが既に発売中止になっていてそもそもクロームブラウザーのタブ以外にの送信はプロジェクトで終わった。技術的には問題が無くてもコピー防止などのことを考えるとその方に進まなかったのは理解できる。勿論画像と音声のラグなどの根本的な問題は解決されなかった。

新しいノートブックをそのように使わなければいけない理由はないのだが、使っていたものとの比較で機能が減るのは頂けない。その他のVCNとかは心配する程でなく解決されそうだが、ffmpeg自体はとても扱いやすいので、別途にインスト-ルしてみたが、上手く連携させるにはプログラムを書き込まないと駄目である。これが音声においても媒介することで専属的制限があるところでも安静をよそに伝えてくれるのである。

兎に角手っ取り早い解決方法を探しているが、なによりも知りたいのはハード的に制限があるかどうかで、いずれLIBUX駆動させるときに不利は困る。

そこで久しぶりにUSCで久しぶりにデンノンのドライヴァーを落とすなどして直接DACに接続させるなどをしてみた。現行機との差はないようで、やはりソフトの問題の様である。もう一つ作業中に驚いたのはあまりにもの強い冷却ファン音である。これもパッシヴ冷却に切り替えたがそれでも吹くと凄い。以前のものよりも強い。その分熱は持たなくなっている。スピーカーの音質も悪くなっていて、徹底して事務用ユースにして価格を落としているのが分かる。しかし、冷却が止むと殆ど音が無くなる点は明らかに良い。安定した映像再生ぐらいでは問題なさそうだ。

同時にLINUXへと変わるそのSSDも完成させてしまいたい。問題は画面コピープログラムが何処までうまく働いてくれるかだ。その他では遠隔操作のサーヴァー側になるの解決したい。出来ればキャストも可能になるようにしておきたい。結構同じ課題になるので試してみることで気が付くこともあるかもしれない。Win10の方はWin8に慣れるとそれ程使い易いとは思わないが、慣れてみないと分からない。

その間にちょこちょことよさげな音楽映像などをテストに使ったりする。やはり品質よく再生すると特にオーディオでも迫力がある。先日の「火の鳥」の録音も素晴らしいが、「トリスタン」のそれも本当に見事である。やはり頭出しをして感心するのはハステロスの歌唱で、長い時間かけて準備をしていての成果が歌唱の細部に聴くことが出来る。最終的な製品化はどのようになるのかはまだ分からないが、フルトヴァングラー指揮が圧倒的な録音となっている以上にこれは将来は「他の宇宙への伝達の映像」となる可能性が強い。そのように考えるとこの演出はそれぐらいの高い意志があったのではないかと思う。これ程までに本質的なものをここまで抽象的に昇華させた舞台制作はないのではなかろうか。



参照:
遠近感のある鮮烈さ 2021-09-24 | 雑感
キャストによるデーター転送 2016-10-08 | 暦
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