小峰白河城を見学中から雨が降り出し、だんだん強くなってきました。
福島県上空の雨雲はこんな状態です。
それどころか、天気予報では関東も甲信越も東海も「雨ところにより雷雨」なんて予報です。
ここから自宅まで565kmをどうしたものか・・・・
と言っても帰らないわけにもいきませんから答えは決まっています。
カッパ上下、ブーツカバーをしっかり着用し、バイクに跨がります。
なお、手袋はごわごわするのが嫌なのでメッシュグラブをぬれるままに使います。
帰路は、
東北自動車道→北関東道→関越道→上信越道→ 長野道→中央道→名神道→名古屋高速→東名阪道
と、東京になるべく近づかないルートを選びました。
全行程のうち、雨が降ってなかったのは10%ぐらい、30%は小雨、40%は本降り、10%は豆をぶつけられているような大雨で、
結局、自宅に帰るまでカッパは脱げませんでした。
幸いだったのは風はさほど強くなく、雷も近くでは鳴っていなかったことぐらいです。
スピードを抑え、車の流れに合わせて走る、1時間走行したら必ず休憩を入れる、この二点に心がけてきたので、怖い思いもせず無事帰ってこられました。
特に休憩は自分では気づいていなくても疲れていることがあるのと、尿意を感じても雨天の際はすぐにトイレに駆け込めないので、こまめにとって正解だったと思います。
そんな中、感じたこと。
1.カッパは正しく着ましょう。
気がついたら上衣の中が濡れていました。それも、袖の部分です。
いい加減に着用したので、メッシュジャケットの袖がカッパの袖口から出ており、そこから浸みたようです。
初心者の頃、はじめてブーツカバーを履いたときのこと、カッパのズボンの裾を中に入れてしまいました。
このため、雨がどんどんブーツカバー内に入り込んでしまいました。
カッパは正しく着用しましょう。
2.それでも300kmが限界?
休憩のたびにカッパの上衣は脱いでバイクにかけておきました。
それに対し、スボン部分は履いたままで休憩していました。
このため、水が染みこんで来ることもないと思っていたのですが・・・・
300kmを超えたあたりから、股のところがチビッたようになってしまいました。
バイク乗りの方ならわかっていただけると思いますが、縫い目部分から浸水したのです。300kmぐらいがカッパの限界なのでしょうか。
橋吉のカッパは、透湿素材の最安値のもので2りんかんで購入しました。
まあ、中級といったところでしょうか。
もっと、高級品だと浸みてきたりはしないのでしょうか。
教えていただきたいです。
3.食事をとる場所がない
「かまめし♪かまめし♪」と歌いながら、上信越道横川SAを目指しました。
先ほど述べたようにカッパの上衣は脱ぎますが、下は脱ぎません。
そうなると、濡れたカッパのままでは座って食べる場所がないのです。
何とかならんものでしょうか。
悩んで結果、外の売店でホットドッグを買って、自販機コーナーの陰で食べました。
ただ、このホットドッグ、すごく美味しかったです。
捨てる神あれば拾う神あり?
長野道の梓川SAには屋外に出されたテントの中にテーブルと椅子が置かれていました。
吹き降りでしたので濡れていて誰も使っていませんでしたが、逆に私は遠慮なく使ってコーヒータイムを取ることができました。
4.やっぱり・・・
私は他人にバイクを勧めたりはしません。
たとえば、高い山に登ったとします。
すばらしい景色を見て感動するのは誰しも共通でしょう。
しかし、そのためには長い時間辛い思いをして登り下りをしなければいけません。
加えて、暑い、寒い、美味しくない食事、汗臭い、でもシャワーも浴びられない、ごつごつした狭いところで寝なければならない・・・こうしたことに耐えなければいけません。天候が悪化すればさらに辛い思いをします。
ですから、山登りをする人間はひとにぎりになってしまうのです。
「登山とツーリングは似ている」
これが、私の持論です。
バイクで風を切れば気持ちよいです。
これは誰でも共感できるとおもいます。
しかし、それは数々の条件がそろったごく限られた瞬間だけで、
大部分は暑い、寒い、汚れる、いろいろ(排気ガス・ヘルメットの中・汗)臭い、服装が限られるなどなど辛い思いをすることの方が多いかと思います。
常識的な人間ならば・・・
ただ世の中には私を含めて一握りの常識が通用しない人間がいるだけで、その人たちが常識ある人たちにバイクを勧めても理解してもらえないのです。
雨の中、6時間以上もずぶ濡れになり、バイクに乗るなんて、耐えられないことでありもう二度としないと思うのがふつうだと思うのです。
でも、私は雨の中を「あ~ぁ、楽しいなぁ」と思い、今は「次はどこへ行こうか」目論んでいます。
やっぱり、バ○なんですね。
大変でしたね・・・これは社交辞令です(笑)確かに危険ではあるでしょうが、そんなもんは百も承知で安全には万全を期して事に当たっているのが大人と言うもんです!私も天気予報を気にして重い腰を上げられない事は多いのですが、実は雨中走行がそれほど嫌いではありません、もちろん、あらかじめ降ると分かっていてわざわざ出かけませんが、ヘルメットとシールドを叩く雨音を聞きながら走ると妙に集中できたりするんです、かっぱを着こんで高速道路のSAで休憩する・・・もう随分とあの孤独な時間を過ごしていません、百名城スタンプラリーまずは西日本からでも考えてみます。
いやー最後のくだりは全く同感です!バイクは車に比べ危険も多いし、苦労も数しれないのですが、乗ってる本人は意外と涼しい顔してるんですよねー。
最近銀翼乗って思うのは、(あちこち遠く行かれるね~)ってライダーからも言われるんですが、だってそれがしたいから、楽ちんバイクを選んだんだと言いたくもなります(笑)
私も帰りの道中は、大体次回ツーの計画を練っていたりします(笑)
記事を拝見し「激しく同意!w」と思いました。
バイクって乗り物は快適と思えるのは
ほんの短い時間ですよね・・w
雨が降れば食堂にも入るのが面倒ですし・・
それでもバイクに乗りたくなるのですから
不思議なもんですw
>ヘルメットとシールドを叩く雨音を聞きながら走ると妙に集中できたりするんです
これよくわかります。経験したことがある人間でないとわからない言葉です。
お城は西高東低です。西日本の方が築城技術も、現存する建築物も多いです。特に中国・四国・近畿地方は豊富ですので、お近くから攻められるとよいかと思います。
クルマの方がエアコンがついてて快適、荷物も人間もたくさん乗る、音楽が聴ける、雨に濡れない、服装の自由度が高い・・・どう考えても、良いところばかりです。クルマをもっているのにバイク乗るなんて・・・。一言言わせてください。
「あんたも好きねぇ♪」
バイクに乗ることは大好きです。これは紛れもない事実です。でも、どこが良いのか。車ではいけないのか。メリットとデメリットを秤にかけたら・・・。どれも、答えられません。そういう人間が乗り続けるのでしょうね。
中国山地を走ってた時に雷雨に会い暫く
怖くてトンネルから出られない事が有りました(汗
出先で雨に見舞われるのは仕方ないですが
出発時に雨ならでかけるのをやめようと思う軟弱な私です(笑
私も中国山地で激しい雷雨のあったことがあります。すぐ近くに次々落雷していて、数時間PAに足止めされてしまいました。その後、雷はおさまったのですが、横風が強く、わざわざ遅い車を見つけ、これにくっついて帰りました。
私も出発時に雨ならでかけるのをやめることがたびたびあります。
SevenFiftyです。
3.1トイレが困る。
オシッコしたくてしょうがないのに濡れたグローブとカッパ脱いでからズボンをファスナーを下ろして用を足そうとしても、冷えてナニが引っ張り出せません。
少しちびってしまいまスた・・・
>でも、私は雨の中を「あ~ぁ、楽しいなぁ」と思い、今は「次はどこへ行こうか」目論んでいます。
>やっぱり、バ○なんですね
真夏の炎天下で半ば熱中症も真冬の寒さでトイレを我慢しすぎてチビりそうでも乗る。
ライダーはドMでたわけモノの変態ワールドですよ。
あと10年してまだバイクに乗れても大人用紙おむつが必須アイテムかも。
捨てる神あれば拾う神あり?・・・履く紙です。
ひょっとして、その気持ちを体感したくて走っているのかも・・・なんて思います。
T2も二輪舘で購入した5000円ほどのイエローコーンのを使ってますが、下は雨だとシートと股間に水たまりが・・・
勿論、バイク用なのでシームレスですが、ワンシーズンも持ちませんでした・・・