橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

増し締め

2016-08-08 | SR400

SR400は現行モデルとしてはとびぬけて振動の多い鼓動を感じることのできるバイクです。
このため、乗り続けているとあちこちが緩むことがあり、ときどき増し締めを行いボルトの欠落を防ぐ必要があります。
ちなみに、かつてSERROWに乗っていたことがありますが、これも高速走行では振動が大きく、ツーリング中にウインカーが脱落(コードがつながっていたのでぶらさげた状態)したことがあります。

いままでは、メガネレンチで感覚だけをたよりに締めていましたが、SRに乗るようになってからはきちんとトルクレンチを使用しています。


左は21N・m~105N・m対応、右5はN・m~25N・m対応です。

すべてのボルトのチェックは、とてもじゃないけど無理です。
緩みやすいところ、重要と思われる次の箇所を増す締めしました。


アッパーブラケット
ここは緩みやすく、今回もけっこう緩んでいました。
締め付けトルク16N・m


アンダーブラケット
ここも緩みやすいところです。
左右で計4本ボルトがあります。
締め付けトルク17N・m


シャフト
一番緩んではいけないところですね。
ボルトが大きく、対応するソケットがなかったので、メガネレンチを使い、緩んでいないことを確かめました。
締め付けトルク104N・m(前輪)・129N・m(後輪)


フォークボトム
見落としがちですが、ここが緩むとホイールがはずれる恐れがありますから必ずチェックしたいものです。
締め付けトルク9N・m


ステップ
体験したことはないが、SRもSERROWも走行中にステップがはずれたという話を聞いたことがあります。
締め付けトルク32N・m


リアブレーキペダル
締め付けトルク10N・m

シフトペダル
締め付けトルク10N・m


キックアーム
締め付けトルク20N・m


リアサス
走行中常に動いている部分ですからチェックが必要です。
ここも少し緩んでいました。
上下2カ所ずつ、確認する必要があります。
締め付けトルク30N・m


タンデムステップ
締め付けトルク30N・m


エンジンハンガー
SRのエンジンは4カ所で取り付けています。
しかし、前を除いてはトルクレンチが入らなかったり、他のパーツを外さないとナットを締められなかったりします。
今回は、緩んでいないことだけ確認してよしとします。
締め付けトルク64N・m(前),60N・m(前下),60N・m(後),60N・m(後下)

あと、シートを取り付けているボルトやヘルメットホルダーも脱落したという話を聞くので確認しておきました。

その他、自分で取り付けたパーツなども、緩んでいないか確認すると良いと思います。

コメント (6)
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