ある春のこと高速を使って500km超の旅に出ました。
平日でしたので、深夜割引を利用せざるをえません。
春とはいえ、こんなに寒いので、クルマを使っちゃいました。
なぜか、バイクを使わないと負い目を感じてしまいます。
河原に設置された無料駐車場にとめました。
いきなり出ました、ベストアングル
錦帯橋の向こうに岩国城が見えます。
江戸の初め、幅200m の錦川に橋を架けても、洪水によって流されてしまうことが続いていました。
なんとか、流れない橋を架けたいとのおもいから、人工的に石垣で囲んだ島を作って橋脚し、それらを結ぶアーチ橋を作りました。
木造の橋ですのでその後何度も補修・掛け替えがおこなわれ、現在のものは2001(平成13)年、「平成の架替」で作られたものです。
入橋券(往復のみ) 大人300円,小学生150円
セット券(※錦帯橋入橋券、ロープウェー(往復)、岩国城) 大人1,110円,小学生520円
勾配部分はけっこう急で小股で歩くことになります。
とても大きな橋で当時の技術の高さに驚かされます。
三代目岩国領主で錦帯橋の創建者である吉川広嘉公
岩国城は山城ですから、ロープウェイで登ると良いでしょう。
ロープウェイ山頂駅から岩国城へは2つの道があります。
ひとつは緩やかなスロープ、もうひとつは階段状になっている山道でどちらも距離時間はそう変わらないようです。
私は往路と復路で別の道を通ることにしました。
往路に山道を選びました。
ほどなく石垣に遭遇しました。
先日購入した20mmパンケーキレンズで撮影しています。
山道コースを選ぶと案内図下、スロープコースだと上に到着します。
大手門
関ヶ原の戦いにより、吉川広家は米子から当地に3万石で封じられました。
1601(慶長6)年、広家赴任と同時に岩国城の築城が開始され、1608(慶長13)年に竣工しました。
しかし、完成からわずか7年後の1615(元和元)年、幕府の一国一城令により廃城となりました。
鉄筋コンクリート構造による復興天守ですが、三層四階の上に物見を置く桃山風南蛮造りは独特な優雅さを感じます。
内部では刀剣等が展示されていました。
なお、日本百名城のスタンプを受付で押しました。
天守閣から見た錦帯橋と城下町
天守閣跡
本来、天守閣は復元天守の約50m南側にありましたが、錦帯橋からよく見えるよう位置を変えて復興されました。
二の丸
出丸跡
本丸の石垣
山城ですがロープウェイがあるので登山の用意は必要ありません、でも
空堀
櫓跡
北の丸跡
帰路は緩やかなスロープを通ることにしました。
大釣井(おおつるい)
築城と同時に作られた大井戸で、非常脱出口であったとも言われています。
このあと城下町を散策しました。