橋本屋吉次郎電子日誌

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賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)

2012-06-15 | 一の宮巡り

もうひとつの山城国一之宮である賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は、通称、下鴨神社です。

歴史は古く、紀元前90年に瑞垣の修造がおこなわれたという記録も残っています。
なんと平安京が造営される遙か以前から人々の信仰の場となっていたのですね。


神社の南には糺の森(ただすのもり)がひろがっており、参道はこの大きな森の中を縦断しています。
祭神の賀茂建角身命は人々の訴え事をこの森の中で聞いて、正邪の裁きをしていたという言い伝えがあり、「糺(ただす)」という名はこれに由来しています。


下鴨神社では21年に一度に社殿を新しくするための式年遷宮が行われます。
その前儀として2012年6月17日(日)に石拾神事が行われ、その準備がされていました。


大鳥居


楼門

さらに玉依媛命の子は上賀茂神社の祭神の賀茂別雷大神です。


解除所(げじょのところ)
行幸、御幸、官祭にさいして解除(お払い)されるところです。
このように常設であるのは、大変珍しいです。


舞殿(まいどの)
下鴨神社境内の中央に位置します。
葵祭の時天皇の勅使が御祭文を奏上され東游が奉納される場所です。


橋殿(はしどの)
御蔭祭のとき、御神宝を奉安する御殿です。
9月のお月見の時には名月管絃祭、お正月の神事では神事芸能が奉納されます。


神服殿(しんぷくでん)
行幸の時に玉座となった殿舎です。
夏、冬の御神服を奉製する御殿であったため、神服殿という名前がついています。


中門


中門をくぐると、重要文化財に指定されている干支の守護神(言社)が並んでおります。


幣殿
拝殿に相当する建物で、この奥にある本殿に向かって参拝します。
本殿は東西2つならんでおり、双方とも国宝に指定されています。


祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は古代の京都山城を開かれた神さま、玉依媛命(たまよりひめのみこと)は賀茂建角身命の子です。


供御所(くごしょ)
東、中、西の三間に分かれています。
東の間は神饌を調理するところ、中の間(贄殿)は魚介類を調理する間、西の間(待所)は神官など参集し、直会(なおらい)、勧盃(かんぱい)の儀などを行います。
現在でも、結婚式などで使われています。

一般に大きい神社には摂社や末社があるものですが、下鴨神社も多くの摂社、末社があります。
その中にはとても規模の大きな社もありました。


三井神社
賀茂建角身命を祀る中社、伊賀古夜日売命を祀る東社、玉依日売命を祭神とする西社の3つの社からなりたっています。


河合神社
祭神は神武天皇の御母神である玉依姫命
安産・育児・縁むすび・学業・延命長寿の守護神です。


なんと鴨長明が方丈記を記した方丈が復元されていました。
長明は、河合神社禰宜の次男として生まれ、神職に就いた記録もあるそうです。
方丈はプレハブ構造になっていて、移動できるようになっていました。
なんかイメージと違っていました。


祓社
旅行、交通安全など導きの守護神です。
もちろんしっかりお参りしました。


比良木社(出雲井於神社)
厄除開運の神様です。
こちらも、お参りしましたよ。


相生社
縁結びの神様です。
とりあえず、今はいいかな。


西門の近くに


駐輪場発見!だけど・・・


入り口に段差あり。


停めるとこうなってしまう。無粋ですね。

段差があるのでバックでは出にくいし、Uターンすると参道の参拝客に迷惑です。
何とかなりませんかねえ。

コメント (6)
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