光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

花屋さんの店先

2008-11-07 18:44:25 | 植物・花(秋)
  もう真っ黒な世界であるが、木々や建物の影より空ははるかに明るい。

  お花やさんというと切花が売られているところを想像するが、滅多なことで、そこに行くこともない。切花が贈られることもあるが、この花は最後は土に返る。この様子を2、3日に1回くらい本の数秒眺める。それだけで十分で、また2、3日がたつ。見る。この繰り返しが、チョウ・スローモーションカメラに写る映像のように生き返ることが、この花をカメさんで撮っていると、可能になる。最後には、少しくたびれたしかしまだ輝きと新鮮な色を失わないものが、土と同じ色になる。姿、形も残らない。
  この変化は、日々、私がものを食べてそれが消化されて、最後は排泄物だけになるのに似ている。花の形は、または葉っぱや茎は、消化酵素の変わりに微生物がそれに取り付いて、やがて分解される。花の持つ、構成成分である有機物のエネルギを微生物は摂取し、その結果花は、茎や葉は簡単な化合物になってそれは、もう形も色もない。それが水であったり、炭酸ガスであったり、窒素成分や硫黄成分であったりする。これらは、やがて、次の植物の栄養にもなる。太陽のエネルギを固定するということで、植物は形と色を持って、やがて花を咲かせる。再び、太陽のエネルギを固定して、植物は輝く。お米は人の口に入る。いくらかは、アルコールにもなり、人を酩酊させる。お酒の話しは、ストップしたほうがよさそう。

  ここの近くにも園芸店がある。鉢に植わっている花や、潅木が多い。よくはわからないが、ときどきお店の前に派手な色、賑やかな色、好ましい色の木々、同じような形容が出来る花々も咲き乱れる。こうゆうものを、購入される人がおられてそれが庭先や、通り道の脇に出ていると、やがて花が咲き、また木々は赤い実も付け、それを見て美しく思い、ときに撮らせてもらう。黙っているときが多い。外側に出ているからで、道からも見えている。ときどき、おうちの方がおられる。そのときは、なるべく、きれいな花ですね、すいません撮らせてもらっていいでしょうか、そう聞く。大概の場合、OKになって、ありがたく思う。

  きょうのその園芸店には、まずはハボタンがあった。これがかなり並んでいて、少し興味を引かれる。それ以外に、また多くの晩秋から冬の鉢の花やら木々があった。しかしきょうは、他にも用があってその花々を眺めることもなかった。なんだか、きのうも、そうだった気がする。いつのときからか、秋も遅くなって色々な花が出て来るので、よく知らない私は驚いたが、例えばシクラメンとかも今頃出て来るものではないか。間違っているかも知れないが。
  シクラメンの花は、鉢でテーブルの上にずっとあった。かなり長くあって、あまり気にもしなかったが、秋から冬ころにあるいは時季に関係なく何度も花が咲くので、これはおかしくはないか、そう思ったことがある。水くらいは与えていたようだが、他はよくはわからないが、ずいぶんと長くこのシクラメンはあった。今はない。
  
  他にも、いろいろな花が年末も年始にも出て来るようで、しかし越冬の作戦もこの地では必要である。多くは、暖かな室内に移されて見ることも減るが、たまに晴れ間もある。そうゆうときに午後に歩くと色鮮やかな鉢を見ることがある。
  よく考えたら、これは真冬のこと。まだ真冬には程遠い。今からまだ秋の花々は咲く。と、思う。で、天気予報はTVで半分空耳で聴いていたが、明日の最高気温はきょうより10℃低いという。それがここのことか、他のところかはっきりしない。そうなったら、これまた大変。ほんまにそうなるんやろうか。

  
  秋のセイタカアワダチソウ。これももう最後かな。



  セイタカアワダチソウも、さほど高くなく、またその数は減ったと思う。

  
  畑に咲く、白い菊がきれいだった。畑だから栄養も行き届いている。これが切花になって、室内で輝くようである。そうされている姿をすでに見ていた。だからその後のものである。




  晴れで、菊は白い。この白を飛ばさないように、露光を短くする。




  鉢で見る菊とはまた違う。切花専用の花?。




  下の方にもたくさん花が、また蕾も多い。

石の上の植物

2008-11-07 16:24:57 | 植物・花(秋)
  雨が少しだけ降った。まとまった雨を期待してたが
  どうも降らない。気分としては、2、3時間は、空気の洗濯の
  意味もあって、降って欲しかった。少し残念。
  雲は低く、暗い。東の空も、西の空もそうゆう状態だが、
  この先も雨はそんなに降りそうにないみたい。

  石というのがある。少し大きく、かなり重く簡単に動かない。
  どこかから持ってきたものだろう、昔の人が。運ぶのは簡単でなかった。
  その石も、空から降る木の葉やらあるいは飛んでくる土ぼこりで、
  そこから、苔のようなものも生え、ほどほどの植物も生育する。
  だから、ほぼ植物やら苔に覆われてしまう。
  今も巨大な石が、お庭に運ばれるようだ。





  濃い緑。ここ以外の石にも、この植物はある。




  石を覆っているものが苔なのかどうか、それがまずはわからない。




  どこからか、蔓性の植物が、這い上がってきた。




  石が見えていないので、石の一部が出ているところ。
  高さが35cm、直径は60か70cmくらいの石である。  

晩秋らしくない、朝

2008-11-07 06:45:06 | 散策
  朝のお天気、曇り。まだ雨にはなっておらず、気温も比較的高い。風が少しあって、これもそよ風程度。雲の動きから、南西の風。アメダスの6時の気温、16.5℃、気圧は1013.6hPa。室温18.5℃、暖かかったわけである。

  外に出てみる。雨が降っているような音が布団の中ではしていて、しかし窓を開けると曇りだった。外に出ると、空は少し明るく、またうす赤い雲がある。かすかに、空は赤い。雲が動いている。

  一昨日かに、どこにでもあるタンポポの花が二個咲いていた。双子のように、並んで咲いていて、枯れ葉色をした回りと、対照的である。タンポポの二つの花が、すべてを明るくするようだ。タンポポの花が押しなべて黄色なのは、なにか意味があるのだろうか。菊の花のように、様々な色が出てもおかしくはないが。もっとも、それに近いキク科の花というと、今頃ハルジオンに似た花が出ているが、この花は白い。しかし明らかに、タンポポとは違う。
  タンポポらしく、しかし黄色くない、例えば赤い花があれば面白い。タンポポにも、ハナアブが接近している。黄色は虫を呼ぶ色かも。
  今朝は、この二つの花も、閉じたまま。これはまた開きそうで、3本目の閉じた花は、これはもう咲きそうになく、近くで見るとその感じがわかる。

  きょうは今のところ、暖かい。雨はまだかも知れない。さっさと、冬ものを引っぱり出し、その他はまたもとに戻して、せめて衣服だけでも慌てなくてすむようにしておこう。