光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

秋の虫、あるいは虫の音

2008-11-27 18:39:07 | 散策
  最近は、朝も暗くてよほどのことがないと、その辺りの田んぼやらでたたずむことはない。いかにも寒く、今日などはワンちゃんもちゃんと防寒着を着ていた。ときどき、本当にときどき合うワンちゃんで、自分としては犬に着物は要らないとか思う。夏なら、それこそ地面、路面は暑く、暑すぎて犬にはよくない。でも、冬だと、駆け回っているという歌もあるくらい。だから、特に衣服も要らないと思う。思うが、だんだん自分も寒がりになってくると、そのワンちゃんもお腹を冷やさないように、着るものがいるようにも思える。
  そのワンちゃんは「お幾つ」ですかと飼い主の方に聞くと、11歳だか13歳だかで、かなりの高齢でもあるようで、しばしゴミを捨てるところまで、一緒に歩いた。

  寒いともう秋の虫の音も聞こえない。ときどき、耳鳴りもするが寝入っているとまったく何も感じないが、耳鳴りはあってこれが気になる。でも、虫の鳴き声というと耳鳴りとはまた波長が違ってということのようで、ただ波長だけではなく、いろいろとその波形も異なるのだろう。単純な波を表わすその特性は多くはない。でも、複雑極まりない、波形を持つと、これだから人も人の声を認識できるのだろうが、耳鳴りの音と、秋の虫の音は大いに異なる。その秋鳴く虫もどこかにいったか、あるいは地中に、あるいは植物の根の辺り。あるいは穴を掘ってその中にもぐり込んだり、もともとある他の生き物の穴に同居したりするようだ。

  チョウもまったく見かけない。そう思ったら、今日は一匹だけ季節外れと思うがモンキチョウが飛んでいた。これは少し暖かいからだと思う。他にいる虫の自分でもわかるものは、というと、まずはカマキリだがこれももう全然見ない。甲虫の仲間だと、テントウムシはいるはずだが、これもどこかに行ってしまった。もうそうゆう範疇をなくして、
  最近見た虫はというと、まずはカメムシ。これは結構いる。まだいると思う。他にゴミムシのようなものも見かけた。これはまだまだ緑をしていた、ミョウガの葉にいた。植物は怪しいが、ゴミムシは当たっていると思う。それくらいかな。蛾、蛾がいた。しかしこれも最近はない。虫ではないが、蜘蛛だっていない。いないはずだが、ちゃんといるのを見て、なんだかうそを書いている気もした。この蜘蛛も冬を越すのかどうか、わからない。

  小さいチョウで、シジミチョウもまだいるような気がする。しかし、このチョウが越年するかどうか、わからない。ムシを飼われている方だとこの謎に一定の解を見出すことが出来る。その他だと、小さな蛾というのはまだいた。ときどき、シジミチョウかと思うが、蛾のほうが近そうである。セセリチョウも、暖かい日の、花壇だとまだ出てきそうだが、このチョウも敏感である。
  お馴染みというと怒られそうだが、G虫は元気でもないようだが、今でも出て来る。弱ったものだが、つぶすわけにもいかない。うまいとこ、目の前から消えてくれるのが一番。

  トンボがいた。でも、秋のアカトンボは、結局大群を見ることなくどこかへ行ってしまってもう見ることはないと思う。このアカトンボ、秋のものが少なくなっているというのも、新聞でも読んだ。トンボも生きる場所もないのだろう。また気候の変動もこの理由に当てられるが、餌とか、卵を産む場所のないというのが、もっともらしく思える。そうゆう意味では、都会の人工の公園とか、あるいは水の豊富な河川のある流域を持つところ、そうゆうところの手付かずの場所というのが、水を必要とする昆虫の生き残る場所ではないか。

  
  白い、花火のように花を咲かせる、ボール球のような花。名前というのはあるに決まっているが、出て来ない。線香花火のような白い花。
  この花がいよいよ蜜を出すようで、そうしか考えられないが、ムシの少しもその花にいた。





  よく見ると、というか接写できるものを使うと、この花結構複雑で面白い。目で見ていても、ハエかアブか、あるいはカメムシの仲間がいることはわかった。虫は花にというか、蜜には敏感。黒いのは緑色した小さなカメムシだと思う。




  これは、ハナアブか、ハエか。このムシもレンズには、あるいは人には敏感で、すぐに逃げる。また来ると思うが。




  左側の黒い翅を持つものは、アリかハチか、はっきりしない、違うものかも知れない。尾の先に長い針のようなものがある。




  花そのものが一番肝心だが、そのものをすっきり写したものはなかった。マクロレンズだと、これだけ立体感のあるものの全部を写すのはむつかしい。
  いったい何の花だかわからない、と言われるかも知れないですね。

夕景の虹

2008-11-27 16:23:28 | 散策
  朝、もうこれはすぐに雨になる、と思った。
  そうゆう風にも書いたが、全然外れた。あきません。
  曇っていたのは、朝も早いわずかな時間だけで
  そのあとはほどほどの晴れ間が続く。
  それに南風で、暖かいとも言える天気で、穏やかだった。

  何で、朝のわずかな時間あんな天気になったのだろうか。
  気温の1、2℃の違いで、感じるものも違う。
  また南風でも、寒いときは寒い。
  きょうは思いの外、暖かだった。
  でもねー、そうゆうときでもあるんだけれど、
  他がうまいことなかった。なんだか結局イライラした一日。

  夕景に虹というのは、まずはない。はっきり夕空の方向に虹はない。
  太陽のそばにできた、七色、それもわずかだが、そうゆうものが
  夕空に太陽とともに現われた。




  白い雲と、飛行機雲。ちょうど隠れている太陽の真上に当たるところ。
  ここに、プリズムで分解された可視光のようなものがある。




  方角を変えて、見事な飛行機雲だが、右側に、ちょうど太陽の真横に
  虹のようなものがある。ちゃんと名前があるが、あー、出て来ない。




  しばらくすると、より鮮明になった。測光の条件も変わっている。




  この空にもう虹色はないけれど、穏やかな水色の空と、 
  暖色系の夕焼けの空が、好ましい。

きょうは曇り空、月は見えない

2008-11-27 06:47:40 | 散策
  朝のお天気、曇り。晴天域もあるが、ほとんどが雲に覆われている。風は今はないか、微風。寒いような気がする。アメダスの6時の気温、6.2℃、気圧は1020.8hPa。積雪0cm。室温10℃。

  晴れのち雨の予報が出ているが、西の空はかなり暗く、東の空は日が出て来る前で、明るさはある。赤い色が、もうなくなっている。月は太陽のそばにあって、もう見えないと思う。これで、雲もあれば諦めもつく。
  2時か3時か、丑三つどきは晴れ。いい星空。一月に2、3回はありそうないい空で、しかし寒いねー。オリオン座と、大いぬ座と、それから東の空にもう高い、春の星座、しし座を見て、さらにあまり明るくもない土星もそこにあるようで、でも寒い。流れ星のひとつもと願ったが、出ない。今日は朝まで晴れが続くと思ったが、起きた時間もう星は見えなかった。もったいない天気だが、
  これは、今どきの朝の感じも、晴れていたほうがいいからで、でも、それでもまだ曇り空だと、外には出てみる気になる。暗い空がある。

  足元が多少ふらつく感じがある。で、上のほうを見るとさらに不安定になり、体をぐるり回転させると、引っくり返りそうになる。それゆえ、上半身だけをひねることにしている。でも、もう星は見えない。冷蔵庫よりは暖かだが、さっさと建物の中に戻る。

  TVで、お天気を観望し、ついでにその土地の様子を知る。これもやっておかないと。福岡、その名前は多い。だから九州のとか、博多と言わないと通じない。博多もあちこちにあるかも知れない。博多は大都市であるし、新幹線もとおの昔に開通して、ときにこの街が日本海側に接していることを忘れるようだ。大陸に近い町。荒れ狂う日本海に接している街。こうゆうイメージがある。

  ここの紅葉がTVライトに照らされて、赤い。