光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

木星と金星が、縦に並ぶ。

2008-11-29 18:26:27 | 散策
  あっさりと夜になる。日が暮れるのが早く、灯りを付けなくても大丈夫なようで、そうでもない。この先、一番日暮れの早い時期が来る。時計の針は、4時を示しているが、もう太陽は木々の影の向こうにある。

  今日の天気の変化は目まぐるしく、これも今週の雨の天気を考えると、おかしくはない。しぐれて、雪が降ってもよく、南風で暖かく、小春日和でもよかった。お昼過ぎ、晴れていてしかし西の空は天気の急変を告げるようで、すぐにも雨が降ってもおかしくはなかった。それにしても、よく降る雨、きのうに限るとそうゆうことも言える。それで、
  いつものように、うまくいけば一週間分くらいの、画像が溜まればいいなと思いつつ、その可能性はあまりなかった。もう秋も終わりなのである。秋のバラが、今頃咲いているが、南風で揺れていた。少し北に進むと、その先は山しか見えない。そうゆうところがあるが、ここはまずは人とばったり会うことがない。広い道があって、そこは車しか通らないし、また昼だと、人影もない。
  同じようなことを考える人がいるらしく、歩道もあるその道をゆっくり南風で後押しをされる感じで、歩く方がいる。なんだか救われるものもある。そのころ、ポツっと雨の一粒が落ちて、すぐに帰路についた。傘は持っていたし大雨の予感はない。この先は雨だが、それまでの時間が問題。でも、一粒の雨に当たったのは本当かどうか、鳥の落し物だったら悲劇だが、鳥の姿も見えない。雨にということにする。

  天気のこともそうはかまっていられない。久しぶりに、土曜のラジオをゆっくり聴ける幸せのようなものを味あう。もう洗濯物も入れた、大丈夫、雨の少しくらいは、っと思うが、晴れてきたりする。早とちりかも。

  もうぐっと時間がたって、真っ暗といっていい時間、まだ雨は降っていなかった。南の風が相変わらず強いが、雲も出たり消えたりの空で星のことは考えもしなかった。薄暗い状態から、かなり暗い状態になって、足元を確認した。カエデの葉っぱも散りに散って、枝だけが残る。それに反して、常緑のモチノキは、緑だが、この実ももう少し増えて赤くなれば、鳥の餌になるが、これと紅葉とは関係はないと思う?。早く赤くなれば、その木の実はそれ以上は出来ない。
  そのモチノキの向こうに、明るい星を二つ見つけて、それもほぼ垂直に並んで光っているので、金星の動きが、今になってぐっと活発になっている。そのように見える位置に回転して来たのである。その内、金星のほうが木星よりも南に、見た目は左になるのは時間の問題になった。
  少し前だと、木星は位置は高めで、金星より左側にあった。この数日で、金星は木星に追いつこうとしている。木星だって、太陽の周りをまわっているが遠いところにあるから、動きはゆっくり。その内、太陽に追いつかれる。しばらくすると、木星も見にくくなり、こんどは太陽が出て来る前の東の空にその姿を見ることになる。

  それにしても、こんなに明るい惑星、明るい星が動いているのを今実感できる不思議さは、ここまで来てようやく本物になった。惑星は動いているし、地球より内側を公転する星、それと地球より外側を公転する星を見ることが出来るのである。

  朝の早い時間、土星はしし座にあって、明るさからいうと、木星と金星には及ばない。ただ、土星には、望遠鏡で見ることの出来る環があって、この辺りはまた星空の不思議の一つでもあるから、他に火星をいれてこれらの惑星は大いに人を惑わせてくれるだろう。

  きれいに輝く星を見て、思ったことを書いてみた。




  赤い、ドウダンツツジ。これに日が当たると、カエデに匹敵する美しさがある。もっとも、ここまで赤いと、すべてが美しく思える。




  霧の晴れたあとの葉っぱ。水滴も大きい。




  雑草が、太陽光を受けて輝く。やがて枯れる。




  霧のせいか、露の量も多く、輝きが一段と増した。

朝霧と今朝の太陽

2008-11-29 16:06:45 | 散策
  霧が出るのは珍しい、と思う。
  靄とか、霞とかはありそうだが、似たようで異なるのが
  霧。
  この霧は肉眼では非常によくわかるが、
  映像だとどうしたらその感じが出るか、
  しばしファインダを見て考える。これでは
  霧の感じがしない。
  なかなかむつかしいものがある。
  
  朝方は少し冷えて、窓ガラスも曇る。  
  この窓ガラスを通しての太陽の映像、
  これも面白そうで、ただ、ガラスの汚れがそこにあるだけである。




  もう明るい。このくらいの明るさがないと、霧の感じもわからない。
  東側。




  西の空を見ると、これはほとんど何も見えない。
  乳白色に少し赤味が混じる。




  日が、稜線から出てしばらくたった。




  結露した窓ガラスからの太陽。窓ガラスに合焦している。




  こもれびの太陽。




  なぜかブレブレのものもある。  

深い霧の朝

2008-11-29 06:41:08 | 散策
  朝のお天気、霧。この霧を取り去ると、多分快晴。深い霧が立ち込めている。風は、ほとんどない。アメダスの6時の気温、5.5℃、気圧は1016.2hPa、積雪0cm。室温、10℃。少し寒い。

  夜中、丑三つ時は、星空で、これはきのうか一昨日もあった。だから、一月に2、3度はある、それでも素晴らしい星空。真南辺りに、オリオン座がどっかと控えている。この星座は真ん中の三ツ星が天の赤道辺りにあって、例えば、地球の赤道地帯ではこの星はちょうど真上に、南中時は、見えることになり、位置的にはかなり高く、ここでも首をかなり曲げないといけない。これがつらい。その点、おおいぬ座は、ほどほどで見やすい。では、子いぬ座はというと、プロキオンが、オリオンの星星より高く、これも見るのに疲れる。
  いい星空で、朝が来るかと思うと、そうではなく、

  もう朝に近い時間、西の方角に見える隣の町の灯りが、まったく見えずこれは恐らく霧ではないか、と思われた。近くの2つの外灯のみ見えている。霧か、なかなかいいものだが、これでは高速も8号線も、さほどスピードは出せない。

  星も見えない、真っ暗な朝がある。朝の起きるののつらいこと。このままもう少し布団の中に入っていたい。しかし、目覚ましはなる。これがうるさいので起きた。西の空だけでなく、東の空も真っ暗と言ってよく、さらに霧だとはっきり思った。

  食事後、外に出る。どこもかしこも濡れているようで、しかし雨はない。東の空は少し明るい。赤くなり始める。西の空は、霧以外に、厚ぼったい低い雲もあるように見える。東の空の霧が晴れて、アルプスの稜線も見え始めたが、また濃い霧が流れて来て、今はその姿を消した。まー霧はそのうち晴れるだろうが、やけに静かな朝である。