光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

空しか見えない場所

2008-11-02 18:50:24 | 散策
  もう雨だろう、と思っていたが、そうでもない。雨は降りそうで、降らない。

  少し前に、今まで歩いていた散歩道を反対に歩くことにした。途中までとかはあるが、完全に反対に歩いたことはないと思う。それを説明するのに、反時計回りとか、時計回りとか書いたようで混乱している。歩きながら、そう思った。上から見ると、時計回りが、反対方向の散歩道の方向である。
  いつもと反対に歩くと、影の部分、見えなかったものがあるが、それよりも変則的なところで、ピラカンサの赤い実を見つけたのが、よかった。それから、青い空に柿の実というのもあって、反対方向に歩くだけで、今まで気が付かなかったものがあることがわかる。何でもやってみるものである。

  それで、きょうのお天気だと傘を持つのがいいように思えた。それを持って、外に飛び出した。寒くもなく、少しだけ風がある。ゆっくり目で歩くのがいい。枯れたように見える菊の葉だが、黄色い蕾は大きくなっている。こうゆうものもしみじみ見る。手ぶらだとこれが出来る。
  ワンちゃん2匹、この顔をもしっかりと見て、それで歩いたときに考えていたことが思いだされた。この先、もう少し先にゆくと、これは知っている道だが、滅多には歩かない。1年に一回も歩いていない。そうゆうところが目と鼻の先にあるがここをしばらくゆくと、電線のない光景。電線を持ち上げている鉄塔のない風景が見えるような気がするが、はたしてどうかな、これまた道を反対方向に歩いた結果思い付いたもので、変化の先に、また変化がある。

  この道をゆくことにした。しかも、そこにゆくのには、昔からある車の通る道まで行かないといけないが、そうではなく新しい道が出来ていた。都合がいいようで、なんでこんなところに道があるのか、これも不思議だ。でも、そこを歩いて、昔は電車が走っていた、大きめの道に出た。日曜の午後で、車も少なく、昔の駅の辺りからはなれると、回りは田んぼしかなくなる。
  で、何でこんなところに来たか、忘れそうになったが、再びその考えが可能かどうか、つまり電線やら鉄塔の入らない光景は可能か、見てみて少しがっくり来た。あーこの先に、やっぱり電線があって、ちょうど鉄塔の見える辺りに、その先に剱岳が見える。なんとも運が悪いが、少し北によると、その鉄塔は視界から少しはずれて、電線だけが見える感じになる。いざ、冬の剱岳、立山辺りを撮るのに、この辺りだと、なんとかなりそうな気がした。でも、電線が消えるためには、河の堤防まで行かないといけないようで、大体そんな近道があるのか、それもわからない。こんなものはないだろう。

  それで上を見上げると、空しか見えない。特に引っくり返るような感じもなかった。ここからは電線は見えるが、真上を見ると空しか見えないな、そうゆうところのようで、ここもそうは悪くはない。でも、冬だと凍てついて、吹雪だと、到底無理だ。考えが飛んでゆく。

  現実に戻るとその先に、低いがよくわかる建物があり、あー小学校だ、皆あそこに通っている。小さな一年生も、冬も夏も、通っている。
  お風呂やさんがある。病院もある。他には何があるだろうか。道を北上していたが、西に向かい、さらに、南に少し歩くと、もうそこは住宅街で、いつも歩いているところに、アッという間に着いてしまった。ホントにあそこから、空だけしか見えなかったのか、まー真上を向くと、空以外は見えない。それは事実だ。少し首を下に傾けると、それでも、まだ空しかなく、もう少し傾けると、建物やら煙突が見える。
  
  傘は要らなかった。あっさりと、40分くらいで帰って来る。これがよかったのかどうか、その後しばらくしてやけに眠くなって、いっとき、あっさり眠ってしまった。危ないというか、また下手すると風邪気味の様子が悪化する。
  いいのか悪いのか、わからないが、好日ということにならないか。


  虫が最近は見つからない。居なくはない。見かけないのである。

  珍しく、うちの壁にカメムシのようなものがいる。この虫も「これ」である、というのがむつかしい。




  この顔付きだと、カメムシしか思い付かない。朱色のものは春にもいた。ただ、詳しく見ると、少し違う。




  朝で、まだ暗めで、明るさが足らない。胴体の模様と朱色の様子。
  久しぶりのカメムシ。

  サザンカは、これからもたくさん咲くだろう。




  この種のものは、花弁が薄くて、和紙よりもプラのような感触がする。




  きれいに花弁がそろっている時間も限られて、あっけなく一枚、また一枚と花弁は落ちる。

  きれいに、何重にも外から内へと折りたたまれたように咲くサザンカもあるようで、これをきょう初めて見ている。ただ、サザンカかというと自信はなく、しかしツバキではないようだが、最後は花に聞かないとわからない。

明暗の、秋の花

2008-11-02 16:31:18 | 植物・花(秋)
  秋のお天気は、変わりやすいというけれど
  なんだか結果としては、いいお天気が多い。
  きょうも、もう雨になるかという感じもしたが
  そうでもない。
  風があって、それもしばらくして止んだ。
  これは、そこそこいいお天気のようだ。
 
  その後もまだ雨にはならず、しかし今は風がまた吹いている。
  眠いような天気、と書きたいが
  眠いのは私だった。
 

  みな、秋の菊のようだが、はっきりはしない。
  お花畑の中にいると、微笑む。




  日当たり良好。ポカポカしてくる。




  これは、間違いなく、菊の花、という感じ。詳しい名はわからないが。
  影になっていて、同じ場所だが、白だとこちらの方がいいかも。

  もう少し拡大。




  露光も少しプラス補正。




  境目にある、桃色の花。これは、白と同じ状態で撮っていて、明るすぎた。
  ソフトで、少し暗めに調整。でも、1枚目と同じ条件にすべきだった。

強い南風

2008-11-02 06:57:24 | 散策
  朝のお天気。ほぼ快晴。南風が強く、これは結構体にこたえる。空気は乾いていて、視界はあって、薬師岳を久しぶりに見る。アメダスの6時の気温、11.5℃、やっぱりかなり冷たい風。気圧は1014.5hPa。室温14.5℃、これより少し低いのが本当のようだ。

  夜に窓を開けていて、カタコト音もする。次第に寒く感じる。最後には戸を閉めた。もう朝に近い時間だったかも。ついでに、窓を開けて、このときはまだ南風もゆるかったから、外を見ると、そこに晴れ間があってオリオン座が真南より少し東に見えていて、透明度もいい。これだと、まだ丑三つどきだった。ついでに書くと、きのうのことだが、双眼鏡を持って、ヒアデス星団、プレアデス星団を眺めていた。どちらも、美しい。でも、今の感じではヒアデス星団のほうが、好ましく思えた。視野一杯に明るい星星が広がるからである。
  妙な夢を見て、しばらく目が開いて、それからまた眠って、と。
  もう起きる時間で、また窓を開けたら、こんどは寒い。11℃の風は南風でも寒い。手帳に文字を書く。14℃にするか、14.3℃にするか、14.5℃にするか。これで、しばしもたつく。

  牛乳パックを取り出して、先っぽを開けてこれをこんどはしまうときに、そこに開いている、牛乳パックがあって、なんだか朝からピンボケなことをしている。新聞取って、ついでに外の様子。ここからの外の様子と、窓からは違う。ほどほどに寒く、また、思いの外暗い。
  朝焼けがあって、これが、橙色から、濃い赤味のある桃色かピンクかに変わって、消えてゆきそうである。

  しばらくして、6時半も過ぎるころに、東に見える高峰の稜線から、朝日が浮かび上がった。もう青空があって、そこには白い雲もある。秋の雲というより、夏の雲の感じがあって、そよ風になびいているように見える。瞬間瞬間雲の見え方も変わるし、また季節の感じ方も変化する。
  他になんかあったかな。