名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

名古屋の日本人男性が新型肺炎に感染

2020-02-17 09:50:14 | Weblog
2020.2.17(月)
 名古屋市は14日、市内在住の60代日本人男性の新型コロナウイルスによる感染を確認したと発表した。この男性はこの2週間以内に中国への渡航歴はなく、肺炎患者との接触も確認できていない。
 この新型肺炎については、中国の68,500人をはじめ全世界で7万人近くまで達している。日本人では、集団感染で横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイアモンド・プリンセス」乗船の日本人を含めて414人が感染し、内一人が死亡している。
 一方愛知県は16日、尾張地方在住で60代無職の日本人男性の感染を確認したと発表した。前日の15日に感染が確認された名古屋市内の60代女性の知人で、この女性から感染したとみている。しかし詳細な感染経路は不明としている。
 いずれにしろ愛知県内で5人の感染者が出ているからには、自分は大丈夫とは言い切れない事態ではある。保菌者がどこにいるかはわからず、いつ隣り合わせになるとも限らない。
 16日には、和歌山県湯浅町の済生会有田病院で医師や患者らの感染が確認された、との報道があった。「まさかこんな田舎で」「風評被害が起こるのでは」と感染拡大の懸念に、人口一万人余りの海辺の小さな町が揺れているという。湯浅町は2017年に「しょうゆ発症の地」として認定されて以降、伝統的な街並みや景観を求めて特に中国人観光客が増えている。その中国人観光客も減ってしまっているという。
 政府は16日、現状と必要な対策を議論する第一回の専門家会議を開いたが、国立感染症研究所長の脇田隆字座長が次の談話を発表した。
 〇 風邪の症状を感じたら、まずは自宅療養。症状が長く続き、だるさや発熱、呼吸器症
状がでれば相談センターに相談。
 〇 糖尿病、心不全、透析患者、免疫抑止剤や抗がん剤を使用している人が重症化しやすい。
 〇 在宅勤務の促進と時差出勤の推奨。
 〇 不要不急の集会を避ける。

 それにしても、感染者の中には感染経路が明らかになっていないケースが多くあり、どこ
で感染が広がっているかは不明である。夏の東京オリンピックを控えて、一刻も早い終息宣
言が出ることを祈るばかりである。