名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

米国防長官来日

2017-02-06 10:09:11 | Weblog
2017.2.6(月)
 去る3日、マティス米国防長官が来日した。トランプ政権が発足して初の大臣訪日となった。マティス氏は早速官邸で安倍首相と会談し、対日防衛義務を定めた日米安保条約第5条を、沖縄県の尖閣諸島に適用することを確認した。
 また、米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古沖での新基地建設を進める方針でも一致した。さらに、日米同盟の強化も確認した。特にマティス氏は普天間飛行場の移設先について「二つの案がある。一に辺野古、二に辺野古だ」と、辺野古の新基地建設しか選択肢がないと述べたと報道されている。
 翌4日には、マティス氏は稲田朋美防衛相と会談したが、稲田氏は「防衛力の質も量も強化し、同盟での日本の役割を拡大していく」と盟主アメリカに対して精一杯おもねった。こうした状況を評論家の寺島実郎氏は「幕府に本領安堵してもらった御家人」のようなものだと評した。言い得て妙である。
 政権を発足させたトランプ米大統領は、次々と新大統領令を発して世界を騒がせている。とりわけ、イスラム圏7か国からの入国を禁止した大統領令に署名したことに対する批判と混乱が外だけでなく政府内部にも広がっている。司法省トップを解任したり、おひざ元のワシントン州の司法長官からこの大統領令は憲法違反だと提訴されたりして、ドタバタが続いている。
 今や世界はトランプ派の勢いと、それを批判する勢力のせめぎ合いが日々拡大している。いつか決定的な衝突が起こらないことを祈るばかりである。