名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

ザ・ピーナッツの妹・伊藤ユミさん死去

2016-07-12 07:02:02 | Weblog
2016.7.12(火)
 双子のデュオ、ザ・ピーナッツの妹伊藤ユミさんが亡くなったと報じられた。享年75歳。姉のエミさんはすでに2012年6月に71歳で亡くなっている。
 エミ・ユミさん姉妹は昭和16年に常滑市に生まれたが、幼少期は名古屋に移り、高校は名古屋市立西陵高校に入学している。この高校生の時、市内の飲食店で歌っていたところをスカウトされ、昭和34年にザ・ピーナッツとして「可愛い花」でデビューした。デュエットとしての二人の役割は、ユミがメロディーを歌い、エミがハーモニーを担当した。
 ザ・ピーナッツに何の縁があるわけではないが、当時、地元の名古屋からすい星のごとく現れたこの双子の姉妹の息のあった見事なハーモニーに、ほぼ同年だった者として驚嘆して迎えたことを覚えている。
 瓜二つとはこのことを言うのか、二人の区別は知るもの以外は誰も分からないほど似た姉妹でそれも人気の秘密であったように思う。姉のエミにはほくろがあったが、デビュー当時は妹のユミも同じようにマジックで書いていた(らしい)ので益々区別がつかなかった。
 その後、「情熱の花」「恋のバカンス」「恋のフーガ」など次々にヒット曲を出し、NHKの紅白歌合戦には昭和34年から49年まで16回連続で出場を果たした。
 テレビ番組「ザ・ヒットパレード」などのテレビ番組でも活躍したり、クレージーキャッツらと共演したバラエティー番組「シャボン玉ホリデー」では司会も務めていたことは記憶に新しい。
 姉のエミさんは沢田研二と結婚し、一児を設けたがその後離婚した。女優の田中裕子との浮気が原因と言われている。地元出身で、同年代の双子姉妹が二人とも亡くなったことに何か感慨深いものがある。

 なお、7月7日には「上を向いて歩こう」「こんにちは赤ちゃん」などの作詞で知られる音楽界の大御所・永六輔さんが亡くなった。享年83歳。