名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

国民健康保険料大幅値上げ!!

2010-07-08 20:11:10 | Weblog
2010.7.8(木)
 7月1日付けで、平成22年度国民健康保険料の納入通知書が緑区役所から送られてきた。
それを見てびっくり仰天、なんと従前の544,090円から624,750円に決定したので、納入してくださいと書いてある。その値上げ額は実に80,660円、率にして14.8%の増である。
 所得はほとんど変わっていないのに、なぜこんな大幅に上がるのか全くといっていいほど説明がない。よく読んでみると所得割額の①医療分において料率が0.99から1.26に変わったこと ②支援金分も0.23から0.30に ③介護分も0.21から0.29に上がったことは書いてある(均等割額は変わっていない)。どうもこの率が引き上げられたことが大幅な値上げにつながったように読み取れる。
 しかし、なぜこの率が上がったのかはどこを探しても見つからない。こんな通知1枚で8万円以上もの値上げを納得しろとはとんでもないことである。
 今朝の中日新聞は、国保の保険料が一部の世帯で大幅に上がり、市民から『減税のしわ寄せではないか』との問い合わせが市に数百件殺到していると報じている。
 この新聞記事には、リーマンショックによる所得の減少により、料率が大幅に上がり、保険料が万円単位で上がる例が続出したと書いてある。全体の保険料額は固定され、加入者の市県民税の総額が減ると、保険料額を維持するために料率が上がることになるのだという。
 河村市長は『保険料の算定は分かりにくく、説明が不十分だったのでは。誤解のないよう、わかりやすく説明する必要がある』と職員に対応を指示したと新聞で言っている。
 河村市長は減税、減税と叫んでいるが、ほんのわずかな減税をアメにして、こんなところで大幅搾取するとは庶民市長の名が泣く。どんな説明をしても理解されるわけがない。
 そもそも、河村市長の10%減税は金持ち優遇の施策であって、一般庶民が喜ぶほどの内容はほとんどない。市長にあそこまでいわれるとほとんど納税していない人まで、税金が帰ってくる錯覚に陥っているのではないかと心配なほどである。
 筆者の減税額は、「広報なごや」によると1万円あるかないかである。8万円余の国保料の増額という仕打ちを受けながら、たった1万円程度の減税額で喜ぶ市民がいるであろうか。10%減税による市税の減収額は約160億円程度になるという。こんな金を高額所得者の大幅減税に充てるぐらいなら、その一部を国保会計へ補填してこんな事態のないようにした方がよほど喜ぶ市民が増える。それこそ市長の権限で即座にできることであり、議会は決して反対はしない。今回の国保の保険料の値上げは10%減税と大いに関係があるのである。
 わけも分からず、ただ河村市長と握手して悦に入っているだけでは真の市民自治は生まれない。