12月19日金曜日
ひさしぶりで詩です。
涎をたらすようになったら
さむい からだがふるえている
からだがふるえているから さむいのだ
室温零℃ ああ、やはりさむいわけだ
温度計などなく さむさをあらわす数値がなかったら
さむさは さむいという感覚で察知したのだろう
さむいという ことばもないむかしには
ただふるえていたのだろう
テレビである高原で
凍死した人間が発掘されたと報じていた
なん百万年か時を遡行すれば
このちほうは いまよりずっとさむかったのだろう
お年寄りの集うある「詩の会」で発言したことがあった
涎をたらすようになったら 詩をかきます
ぜひおたくの雑誌にのせてください
誤解されたろうな
抒情詩ばかりかいている 彼らへの反発発言だ
ひとは欲情しなくなったら
感傷も抒情とも無関係になるべきだ
女性の男性美も Beauty is only skin deep
ちりめん皺でよろった身には男女の差はなくなって
ただ やさしさが よりどころとなる
今朝 妻がお粥をにてくれた
あたたかな湯気の立つお粥
テーブルにとうめいな液体が
わたしの口元から よだれがたれているのだった
しめた これで哲学者をまかすような
メタフィジックな詩がかける
「神曲」や「失楽園」のような叙事詩もかける
わたしの口元からはすばらしい
メタファーがながれおちるだろう
●ほんとうに いくつになっても妄想つきません
麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
ブログで未完の作品は、カクヨムサイトで完成しています。
カクヨムサイトはこちら
●角川のbookwalkerーにも載っています。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
皆さんの応援でがんばっています。
ひさしぶりで詩です。
涎をたらすようになったら
さむい からだがふるえている
からだがふるえているから さむいのだ
室温零℃ ああ、やはりさむいわけだ
温度計などなく さむさをあらわす数値がなかったら
さむさは さむいという感覚で察知したのだろう
さむいという ことばもないむかしには
ただふるえていたのだろう
テレビである高原で
凍死した人間が発掘されたと報じていた
なん百万年か時を遡行すれば
このちほうは いまよりずっとさむかったのだろう
お年寄りの集うある「詩の会」で発言したことがあった
涎をたらすようになったら 詩をかきます
ぜひおたくの雑誌にのせてください
誤解されたろうな
抒情詩ばかりかいている 彼らへの反発発言だ
ひとは欲情しなくなったら
感傷も抒情とも無関係になるべきだ
女性の男性美も Beauty is only skin deep
ちりめん皺でよろった身には男女の差はなくなって
ただ やさしさが よりどころとなる
今朝 妻がお粥をにてくれた
あたたかな湯気の立つお粥
テーブルにとうめいな液体が
わたしの口元から よだれがたれているのだった
しめた これで哲学者をまかすような
メタフィジックな詩がかける
「神曲」や「失楽園」のような叙事詩もかける
わたしの口元からはすばらしい
メタファーがながれおちるだろう
●ほんとうに いくつになっても妄想つきません
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なにもすることがなくて、退屈だ。といっているお年寄りとちがい、こちらは、忙しすぎて困惑しています。これからどうなるのでしょうね。いまさらながら、構成の難しさにネをあげています。
「初めちょろちょろ、中ぱっぱ。赤ちゃん泣くとも蓋とるな」釜めし炊き方。小説のコンストにもいえることです。