田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

令和五年元旦の散歩道 麻屋与志夫

2023-01-02 04:57:55 | ブログ
令和5年
一月元旦
おめでとうございます。

快晴。
散歩に出た。

霜柱の続く畦道はのこっていた。
両側は住宅街になっている。

畦道がむかしのままのこっていたのがうれしかった。
実は、いつも散歩の折、住宅の立ち並ぶあたりを覗いていた。

たしか、このあたりに千手観音堂の参道に通じる畦道があったはずだ。
春にはレンゲ畑。
秋には稲の穂が波打つ田圃。

田畑の連なる思い出の場所だ。
ところが住宅街となってしまった。

むかしの面影はのこっていない。
そうあきらめていただけに、うれしかった。
水音がする。
小川も流れていた。
ささやかな流れだ。
宝蔵寺の大谷石の塀が聳えている。

幼いぼくらには、城壁のようにみえた。3メートルほどの高さだ。
苔むし、色あせている。

12歳のぼくらが、このあたりを走り回っている。
年老いて、散歩しているとむかしの思い出のある自然や事物に出会うことがある。

いまは、すっかり脚力も落ちた。
猫の行動範囲は半径500メートル。
まさに猫並みの散歩だ。
その範囲内にまた一か所懐かしい場所を発見できて舞い上がっている。
今年はいいことがありそうだ。
元日のGGの散歩のひととき。
快晴。
10℃。
川音。
霜柱が足元で崩れる。
GGはまだ生きている。
小説を書きつづけるぞ。

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コメント (2)
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