田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

「山川異域 風月同天」 わたしは言葉の力を信じる 麻屋与志夫

2020-02-15 09:57:31 | ブログ
2月15日 土曜日

●新型肺炎をめぐりニュースが入り乱れている。
中国の新聞で――。
日本からの支援物資の箱に「山川異域 風月同天(場所は違っても、同じ自然を共有している)」という漢詩の一節が書かれていたことを紹介し、「無数の人々の琴線に触れた」とたたえた。この詩は奈良時代に天武天皇の孫、長屋王が唐の僧、鑑真を日本に招く際に贈ったとされる。

●恐怖をことさら書き立てたり、伝播させるようなニーュスのなかにあってすがすがしい記事だ。

●わたしは物書きなので、言葉の力を信じている。言葉に絶対的な信頼を置いている。

●再三書いてきたが「止まらない栃木県」という自虐的な標語。
効果がありました。
言葉の力をまざまざと具現してくれたこのスローガンに乾杯。
どなたの作品なのでしょうね。

●ベニマルに行く途中、二か所ほどシグナルのない横断歩道をわたります。
止ってくれる車が増えています。
うれしくなって、妻はていねいな会釈。
わたしは戦時中の習慣で感謝の敬礼、右手をコメカミのあたりまで上げて、止まってくれたドライバーの皆さんに感謝しています。

●もう0.9なんて言うことはありませんよ。

●塾の新学期。
「志望校に合格しなかったら、授業料はお返しします」
「入塾一月で、成績が30点アップ」

●でも、この言葉も威力を発揮しています。

●とてもわたしには、書けないコピーです。

●言葉に対する信頼感はすごいものですね。

●書きたくても、書けない言葉。
言いたくても、言えない言葉。

●ことしも生徒募集の季節。
塾の新学期は3月からです。

●わたしは、ただ沈黙。

●わが「アサヤ塾」はカチカチ山の泥船のようなものなのでしょうか。
しずかに歳月の流れのなかで、ブクブクと沈んでいくのでしょうか。

●小さな田舎町の夫婦だけでやっている小さな塾の行く手には光がさしそうにありません。  


   
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