田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

雨の中の薔薇。  麻屋与志夫

2017-05-25 10:13:03 | ブログ
5月25日 Thu.
雨の中の薔薇の憂い。

●雨降りやまず。薔薇凋落の一途をたどる。花の命は短くて……というが、日本人のつね、とくにGGはむかしからはかなく消えていくものに魅かれた。

●彼女にひかれたのも愁いをおびた寂しさだった。その彼女がいまはGGのカミサンとなり毎日薔薇の手入れに精をだしている。はかなく消えていくどころか、年々強くなる。39キロと74キロの体重差があるから、尻の下に敷かれてもさしてこたえないが、その逞しさにはおそれをなしている。

●「土曜日まで、このままなんとか盛りをたもっていてもらいたいわ」彼女の甥っ子が夫婦で遊びに来てくれる。それまでは――。ということなのだ。

●庭の薔薇の最盛期を見てもらいたいと、いろいろこころをくだいている。心やさしいことをするものだ。

●凋落。ということばがすきなので書きだしに使った――。黄モッコウバラはたしかに花はおわっている。でもアンジェラがいまを盛りと咲き乱れている。

●裏庭でも雨水を花弁にためて地面にふせている花々がおおいが、土曜日は晴れとの天気予報だ。むっくりと顔をあげて、どう、まだまだキレイでしょうと薔薇のほほ笑を見せてくれるだろう。

●花の凋落は、つぎの花へのバトンタッチ。つぎの季節に咲く花への「餞け」として見事に散っていくとおもえば諦めもつく。ただ寂しさがのこるのは如何ともしがたい。

●鹿沼はこれから長い雨期をむかえようとしている。



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