田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

お留守番は猫ふたり。  麻屋与志夫

2015-12-19 07:12:00 | ブログ
12月19日 土曜日

●お留守番は猫二匹。
ブラッキとリリ。
めったにカミさんとわたしで長時間家を留守にすることはない。
たまたまふたりで遠出しても、
お留守番をしている二人のことが気になって、
早々に要件をきりあげて帰宅する。
とくに、昨日のように寒波に見舞われた日は、
「リリどこにいるかな。二階の陽の照っているところに、移動してるかしら」
「ブラッキはなれているから、そのてんは心配ないと思うんだ」
ふたりで、同じような会話をなんどもくりかえす。

●ふたりのいたいけない娘のように猫を思っている。
過日、カミさんは娘と話していて。
「わたしと、猫とどっちが心配なのよ」
とつっこまれていた。
それは……「猫よ」。
とっさに猫よ、と応えた以上自己の発言には責任がある。
なにかくどくどと言い訳をしていた。
猫愛に徹している人間のほうが、異常なのだ。
別に釈明することはない。

●もちろん、娘のことを心配しない親はいない。
だが、こと猫のことになると感性としての愛情のようなきがする。
猫のことを思っただけで、
あのもこもこの毛の感触が、
あたたかさが、手のひらによみがえる。
からだをスリスリするあまえたしぐさ。
紙袋にもぐりこむユ―モァ。
尻尾だけだしたカーテンニャン遁の術。

●猫に癒されて、
ストレスがかからず、
家の中から笑いが絶えず、
この歳までわたしたちも長命を保っている。

●空前の猫ブームだという。
わが町のペットショップでは猫は人気がないらしい。
売っているのは犬ばかりだ。
なぜなのだろう。
まったくわからない。
だが作家としてのGGは、
この謎を解き明かす事が出来れば、
この町の特性を解釈できると思う。
いろいろ推理するのだが、
いまのところ解明できないでいる。

●猫、猫で今年も過ぎて行く。
今朝は二時から起きて、
ブラッキとふたりで執筆。
コタツが大好きな老猫ブラッキは片時もわたしから離れない。
疲れてネこまないよう、
老猫と老病相哀れむなどとならないように、
不養生に注意して精進しなければ。
遠く家の隅のほうでリリの鳴き声がする。
カミさんとリリがお目覚めの様です。



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