12月15日 火曜日
●きのうは、黄昏の薄明かりのなかベニマル、
とヤオハンにお惣菜を買いにでかけた。
ヤオハンの駐車場で停車していた車の前を通った。
ふいにエンジン音が起こり、驚いた。
カミさんは小さな悲鳴をあげた。
別にスタートするわけでもないのに、
ひとが前を通っている時に――と思うのだが、
なぜそういうことをするのか、わからない。
たまには、警笛を鳴らされることさえある。
なぜなのだろう。
●帰ってから一階の書棚へ。
いつも迷子になる。
広さ、空間のことではなく、こころの問題だ。
書棚から必要な本をとりだそうとして、
おもわず他の本に手が伸びてしまう。
一冊、いっさつ、それぞれの思い出があり、
70年も前に読んだ本などとりあげると、
おもわず感傷に耽り、ついつい立読みしてしまう。
GGのなかにいる少年が感激する。
他の古い本にも手が伸びる。
もう、こころはどこをさまよっているのか、
わからなくなる。
GGは書棚の前で迷子になっている。
●いったい何冊位蔵書があるのだろうか。
数えたことがないからわからないが、
汗牛充棟の体たらくだ。
書棚の上に、
もう一段オプションでついている棚を一段かさねてある。
重量だって、
特に西端の部屋の書棚は床が華奢なので、
既に部分的にではあるが落ちている。
そのうち陥没するだろう。
●本を読むのが好きで、小説をかきだしたのか。
小説がかきたくて、本をよみつづけてきたのか。
わからない。
いくつになっても、じぶんのことは不可解だ。
●もういちど、
これらの本を読み返すことは不可能だが、
ピエール・ガスカールだけは再読したい。
何冊あるのだろうか?
●特に、「けものたち・死者の時」には思い出がある。
長いこと絶版になっていた。
神田の古本屋で探してもみつからなかった。
名古屋の図書館に勤めていたともだちに、
頼んで借り出してもらった。
ノートに全文筆写した。
60年近くまえのことだ。
いまなら、家にコピー機がある。
●岩波文庫でつい最近上記の本は購入した。
いま再読したら、どんな感想をもつのだろうか。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
皆さんの応援でがんばっています。
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夏の日の水神の森
著者麻屋与志夫
150円(+税) (税込 162円)
超伝記の世界に生きる男の、朱色への恐怖がかもしだす心理サスペンス。あなたは、その裏に隠れていた恐怖に耐えられますか!
人狼よ。わたしはお前の早贄(はやにえ)なのか。保存食なのか。朱色の恐怖に慄く男は敵である人狼に怒りをたたきつける。その誕生のときより、悪霊のような人狼に狙われた男。三度の襲撃から辛うじて生き延びてきた。画家を志しながら成れなかった男。父に疎んじられ、学校の先生からも、クラスメイトからも、周囲のすべての人から迫害された男がたどり着いた出生の秘密。 朱色――あるいは鮮血の赤への恐怖は、生きながら血をながし人狼の生贄となるはずだった男の恐怖だった。餌とされ、生肉を咀嚼されたかもしれない記憶の底にわだかまる恐怖。超伝記ホラー作家を責め苛む恐怖の世界。そして、生涯優しい日本的な朱色を自然との調和を目指した三村節子画伯との思い出。美と醜。優しさと残酷さがいりみだれる世界。ラストに驚愕の事実が明らかになる。
カドカワ BOOK WALKER でぜひ読んでください。
●きのうは、黄昏の薄明かりのなかベニマル、
とヤオハンにお惣菜を買いにでかけた。
ヤオハンの駐車場で停車していた車の前を通った。
ふいにエンジン音が起こり、驚いた。
カミさんは小さな悲鳴をあげた。
別にスタートするわけでもないのに、
ひとが前を通っている時に――と思うのだが、
なぜそういうことをするのか、わからない。
たまには、警笛を鳴らされることさえある。
なぜなのだろう。
●帰ってから一階の書棚へ。
いつも迷子になる。
広さ、空間のことではなく、こころの問題だ。
書棚から必要な本をとりだそうとして、
おもわず他の本に手が伸びてしまう。
一冊、いっさつ、それぞれの思い出があり、
70年も前に読んだ本などとりあげると、
おもわず感傷に耽り、ついつい立読みしてしまう。
GGのなかにいる少年が感激する。
他の古い本にも手が伸びる。
もう、こころはどこをさまよっているのか、
わからなくなる。
GGは書棚の前で迷子になっている。
●いったい何冊位蔵書があるのだろうか。
数えたことがないからわからないが、
汗牛充棟の体たらくだ。
書棚の上に、
もう一段オプションでついている棚を一段かさねてある。
重量だって、
特に西端の部屋の書棚は床が華奢なので、
既に部分的にではあるが落ちている。
そのうち陥没するだろう。
●本を読むのが好きで、小説をかきだしたのか。
小説がかきたくて、本をよみつづけてきたのか。
わからない。
いくつになっても、じぶんのことは不可解だ。
●もういちど、
これらの本を読み返すことは不可能だが、
ピエール・ガスカールだけは再読したい。
何冊あるのだろうか?
●特に、「けものたち・死者の時」には思い出がある。
長いこと絶版になっていた。
神田の古本屋で探してもみつからなかった。
名古屋の図書館に勤めていたともだちに、
頼んで借り出してもらった。
ノートに全文筆写した。
60年近くまえのことだ。
いまなら、家にコピー機がある。
●岩波文庫でつい最近上記の本は購入した。
いま再読したら、どんな感想をもつのだろうか。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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夏の日の水神の森
著者麻屋与志夫
150円(+税) (税込 162円)
超伝記の世界に生きる男の、朱色への恐怖がかもしだす心理サスペンス。あなたは、その裏に隠れていた恐怖に耐えられますか!
人狼よ。わたしはお前の早贄(はやにえ)なのか。保存食なのか。朱色の恐怖に慄く男は敵である人狼に怒りをたたきつける。その誕生のときより、悪霊のような人狼に狙われた男。三度の襲撃から辛うじて生き延びてきた。画家を志しながら成れなかった男。父に疎んじられ、学校の先生からも、クラスメイトからも、周囲のすべての人から迫害された男がたどり着いた出生の秘密。 朱色――あるいは鮮血の赤への恐怖は、生きながら血をながし人狼の生贄となるはずだった男の恐怖だった。餌とされ、生肉を咀嚼されたかもしれない記憶の底にわだかまる恐怖。超伝記ホラー作家を責め苛む恐怖の世界。そして、生涯優しい日本的な朱色を自然との調和を目指した三村節子画伯との思い出。美と醜。優しさと残酷さがいりみだれる世界。ラストに驚愕の事実が明らかになる。
カドカワ BOOK WALKER でぜひ読んでください。