田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

児童虐待のウナギノボリ?  麻屋与志夫

2009-07-15 07:29:05 | Weblog
7月15日 水曜日

●朝から暑い。

二階の書斎には、ムアッとした温気が朝風にのって入りこんでくる。

毎年のことだ。

梅雨明け直後には舟形盆地にある地形のためなのだろう。

風が湿気をともなって停滞してしまう。蒸し暑い。

湿度が低くなり、風が勢いをまして吹きだせば本格的な夏となる。

これからだ。

温度はうなぎのぼりにあがる。

でも、いまよりは蒸し暑さは感じなくなる。

とまあ……暑さをこぼすようでは、やはり若さがなくなったのだろう。

●わが愛しのブラッキも家の中を涼しいところをさがして、のそのそあるきまわっ

ている。

いまのところ彼女のお気に入りはカミサンの部屋である。

       

     pictures by 「猫と亭主とわたし

涼しい板の間によこになったりエアコンの下のソファでねそべったり、げんなりし

ている。

●盆休みには長女の家族がひさしぶりで帰省する。

ふたりいる孫娘も受験勉強から解放させてあげたい。

日光にいく計画をカミサンと立てている。


●長男夫妻もこの週末には「ただいま」と帰ってこられそうだ。

ブログのやりとりで、連絡ができる。

世間もかわったものだ。

むかしは、この辺で電話があったのはわが家くらいのものだった。

お盆の帰省の連絡が東京にでている子どもたちからはいる。

呼びだしに隣近所にいったものだ。

いまでは携帯がある。

呼び出し電話、などということばは、死語になってしまった。

●お盆に帰省する習慣だけはいまものこっている。

民族大移動の季節だ。

親子の情はしかし、だいぶ変わってきた。

この町で父親が小学生の男の子を刺すという痛ましい事件が起きてしまった。

●誰でもよかった。

殺したかった。そんな事件も起きる。

どうなってしまったのだ。

年に一度の帰省を楽しみに働いてきた素朴な心情はどこにいつてしまつたのだ。

親子関係は崩れてしまったのか?

●児童虐待が激増しているらしい。

景気がV字型に回復する。

それなら歓迎だ。

ひとをさしたる理由もなく刺すような事件がウナギノボリに増えている。

こんなのは歓迎しかねる。


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