ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

選挙

2016-07-05 23:35:41 | 徒然の記

 選挙というのは、いったい何なのだろう。

 真っ当な意見を述べたり、常識的なことを言ったり、誰もそれができなくなるらしい。棄権をしないようにとか、日本の未来を考えて投票しましょうとか、相変わらず、紋切り型の言葉が飛び交っている。

 毎度のことながら、選挙時の政治家のやることは、国民を愚弄しているとしか思えない。まず都知事選での自民党に驚いた。自民党都議連が前岩手県知事で、元総務相の増田寛也氏(64)に、東京都知事選への出馬を要請した。敵対国として、中・韓が目の前にいるとき、なんで第二の舛添氏に、都知事を要請するのか。

 この非常識さ、国民の気持ちからのズレ度合い・・。金の使い方の吝嗇さだけで、多くの国民が、舛添氏に怒ったのではない。親韓の度合いが過ぎ、都民のためより、在日韓国人を優先したから、リコールの声がかまびすしくなったと、その認識が全くない。

 増田氏みたいな、反日候補を担ぎたがる自民党は、国民が何のため安部内閣に多数を与えているのか、気づくこともできないらしい。親韓の議員の跋扈する、自民党の実態が、国民の目に晒されているだけの話でないか。はたしてこれで、保守党と言えるのか。

 対する亡国の野党は、国の安全を守る法律を「戦争法」とレッテルを貼り、相変わらず国民を、レベルの低いお花畑の住民としてしか、扱っていない。都民でないため、都知事選には参加できないが、自民党なら、唾棄すべき左翼政党と同じ穴のムジナだ。

 だいたい、マスコミもマスコミでないか。「安部自民党の暴走」とか、「数の暴力」とか、「民主主義の破壊」だとか、野党のこんな戯言を、恥ずかしげもなく活字にする。民主主義の基本すら無視した暴論を、正しいものであるかのように記事にする、新聞の低劣さに、怒りを通り越し情けなくなる。

 民主主義は、衆愚政治に陥る危険性を常に持つが、多数決という原則で動いている、政治システムだ。個人が直接、政治に参加できないから、代理となる政治家を選挙で選び、多数を得た政党が、政治を担当する。こんなことは、中学生でも知っている政治の基本だ。

 多数を得た自民党が政権を担い、国民の意思を反映する法を作り、実行する。こうして作られた安保関連法が、どうして「数の横暴」になるのか。「民主主義の破壊」になるのか、世の識者たちは、キチンとマスコミにもの申すべきでないのか。

 6月にNHKが行った、政党支持率をみれば、自民党への支持は38.1%だ。対する民進党は7.6%しかない。弾圧政治の共産党が、爪を隠し猫なで声で囁いているが、国民の支持はたったの3.2%だ。

 国民の代表みたいに胸を張っている、福島氏の所属する社民党なんて、0.8%の国民にしか支持されていない。かっては飛ぶ鳥を落とす勢いで、100人近い議員を引き連れ、赤い中国へ挨拶旅行をした小沢氏の党は、なんという名前だったか、忘れていたが、0.1%の支持率だ。

 一人前に民主主義政党と名乗るのなら、もっと国民の支持を集め、議員の数を増やしてからものを言うべきでないか。国民の支持どころか、そっぽを向かれているのに、どんな「民意」を語るのかと問いたい。自分たちの不甲斐なさが、支持率に出ているのだと、反省したらどうなのだろう。

 安部内閣のやることに、私は何でも賛成していないし、怒りを抑えている時もあるが、野党がこんな有様では、消去法で自民党に入れるしかない。

 自民もダメ、野党もクズというのなら、残る道は棄権か。18歳の若者は、どんな基準で投票するのでしょう。選挙民を笑う前に、政党の姿勢を笑いたい。というより、怒りが爆発寸前である。


 そうは言っても、棄権などせず、私はキチンと国民の義務を果たす。どういう投票をするか、今は秘密だ。時には、私にも秘密くらいはある。

 
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6 コメント

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政治とはあだ花と見つけたり (憂国の士)
2016-07-06 16:18:20
onecat01さん、
選挙の季節、「舛添の 最後っ屁かな 夏の汗」
東京都民は、舛添を知事にしたおかげで真夏の汗と来た、言わずと知れた知事選挙。

参院選挙に引き続いて知事選挙、今度こそ何処かの傀儡だけはゴメンこうむると願いたい、
自民党都議団がまたぞろ親韓増田某を擁立かとマスコミが騒いでいる、民進の色目を横に見て。

「又カイ!」 同じ穴のムジナは、要らぬ添え! ( 要一 舛添 )

「政治とは 江戸のあだ花 と 見つけたり」
こちらでは、入道雲が逃げて来た、何処から? 江戸の熱風に煽られて、 花のお江戸から。
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天候異変 (onecat01)
2016-07-06 22:27:11
憂国の士さん。

 入道雲が逃げまして、千葉は涼風となりました。一方で、選挙の報道を見ていますと、呆れることばかりです。

 選びたいと思っても、政党がろくな人間を選挙に出さないのなら、国民は選びようがありませんね。そうあってはならないのですが、「政治はあだ花」と、言いたくなる気持も分かります。
それでも私は、国を大切にする政治家を探します。  (もしかすると、貴方と同じことを考えているのかもしれませんが。)
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せめて冗談の一つでも (憂国の士)
2016-07-06 23:25:46
onecat01さん、
せめて冗談の一つでも言わないとこの選挙の季節の閉塞感は晴れません。
あなたの真摯なブログに失礼とは思いましたが、梅雨の晴れ間の息抜きにコメントさせて頂きました。

けして政治は仇花等ではありません、国民の未来が掛かる重大事です、
だから軽口をたたきながら、実は真摯に候補者を選んで期日前投票いたしました。

早速文春が東京都知事選に出馬表明をした小池百合子さん関連の記事を載せると出ています、
青山繁晴さんを攻撃した同じ文脈だろうと思います。

日本は、反日国家を笑うことはできません、このマスコミの偏った報道を見て下さい、
こうして真っ当な人間を引き釣りおろして反日国家に迎合する屑人間を送り込むのです。

今こそ国民はマスコミの何たるかを知らなければなりません、良き政治家を選択するのです。
私の思いは、あなたと同じだと思います、ふたりの共通は日本が大好きで愛している、このことにつきます。
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期日前投票 (onecat01)
2016-07-06 23:42:53
憂国の士さん。

 期日前投票ですか。そういう方法もあったのですね。冗談を言わずにおれない気持ち、分かっています。
 新聞がよく、こんな記事を特集しています。「学校教育の一環として、新聞の記事を切り抜いて、クラスみんなで勉強しましよう。」
冗談も休み休み言えと、言いたくなります。新聞を並べて、どこが偏っているのかを教えるのならまだしも、何も知らない生徒たちに捏造や偏見や大ウソの記事を教えるというのですから、これこそ笑えない冗談です。しかも、実際に愚かな教師たちがそれを実行しています。

 思い出しています。ノルウエーは、祖国の独立を手にするまで、500年かかりました。わが国はまだ、たかだか敗戦後70年です。こんなことにめげず、余裕を持って生きたいものです。
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「愚民」どもへの苦言 (成田あいる)
2016-07-20 21:49:27
安倍総理・内閣には、「何をしでかすかわからない」「独裁者」「戦前復帰」などとの悪罵が投げつけられています。
国民一般の声・マスコミには「自分達の思い通りにならない」不満が現われていると思います。
さらに、「数の暴挙」「民意を無視した結果だ」「民主主義を無視している」とか「立憲主義の破壊」などと言われています。
今回の参院選後も、それが言われました。

が、これも「民主主義」の結果なのに。
とにかく今の日本には、「安倍総理相手なら何言っても構わない」雰囲気がまかり通っていると思います。
さらには、これだけ悪罵が投げつけられても粛々と業務を続けている安倍総理の忍耐力には頭が下がる思いです。

今回の都知事選後もまた、「数の暴挙」「民意を無視した結果だ」と言われるのでしょうか。

そりゃ、私だって、政治の在り方や政治家に対して不満や歯がゆさを感じます。
そして、日本人はカラッとしている欧米人と違って、どことなくネチネチとした国民性も感じます。
しかし、日本というその体質と民族性、その行く末の運命を兼ね揃えた国と星の下に生まれた以上、かつ私たちが自分自身で納得してその政治家と政党に信任して(もちろん棄権という手段も含めて)いる以上、恨み言を言えませんよね。

どうしても今の政権に不満ならば、棄権せず「今の政治と日本を変えてくれる」と本当に思える政党や候補者に投票するか、または自分がそれを公約に掲げて立候補するかはたまた自分がその理念を掲げた政党を立ち上げて出馬するしかないと思います。
さらに言えば、どうしても自分が「暮らしやすい」と思える国に移住するしかないでしょう。
それらもせず、ただただ不満と愚痴を垂れるだけの「愚民」には頭に来ます。

ついでに言えば、自分の人生は政治家も官僚も総理も大臣も誰も助けてくれるものでも、変えてくれるものでもないと思います。
どんな政党が政権を取ろうと、どんなリーダーになろうと、結局は自分自身が強くたくましくなるしか救われないと思います。
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この頃思うこと (onecat01)
2016-07-20 23:28:50
あいるさん、今晩わ。

 急いではなりません。正しいものを求めていても、急いでしまうと、自責より他責となります。
「俺がこれだけ真剣になっているのに、何も気づかない奴らは、馬鹿か。」

 私も、何度もこの怒りにとらわれましたことでしょう。しかし、この世には、愚かな人が沢山いますけれど、その反対に自分に真似のできないことを、黙々と実行している立派な人物も同じくらいいます。私はそのような人のことを知ると、敬意を表すと同時に、自分を恥じてしまいます。

 自分も、他人から見れば馬鹿の一人かもしれないと、反省したりします。強い人というのは、自暴自棄にならない人間だと思います。国の有様を変えるのは、多数の庶民の考え方です。それには、長い時間がかかるのです。先を行く人がいたのですから、辛抱強く跡を辿りましょう。貴方のように自己研鑽している人は、沢山いるはずです。信じることも、たくましさの一要素だと思います。
  貴方の真剣さに、敬意を表します。
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