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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

西伊豆に行ってきました その5

2012年11月18日 | 旅行
西伊豆に行ってきました その5
A short trip to west coast of Izu, Part 5

先月(10月末)名古屋に行ったついでに、西伊豆を回ってきた。その続き。
雲見浜で途中下車して富士山の景色を楽しんだ。富士山までここから70kmぐらい。ずいぶん離れている。朝見た南アルプスはもっと離れていて、北岳まで115km。たぶん右端に八ケ岳が見えていて、135kmぐらい見えたことになる。これまでに遠くに山を確認したレコードは、西穂高岳独標付近から見た富士山で、142km。新幹線長良川橋梁付近から槍ケ岳を見たのも142km。
ところで、バス停の前に先ほどから気になる看板がある。「雲見くじら館」と書いてあって、鯨の絵があり、全長12m、体重20トンのセミクジラと記してある。裏側には「骨格」の文字もあったから、ここに骨格が展示してあるらしい。ちょっと狭すぎるようでもあるが…..。建物の周りを回ったが、ひと気が無く、入口も錠前で閉じられている。専門分野なので見ておきたかったが。帰宅後ネットで調べるとたしかにセミクジラのつり下げ型の骨格標本があるそうだ。


23 雲見くじら館
Kumomi Whale Museum

時刻通りに来た下田行のバスに乗る。雲見から先のバス路線は海岸から少し離れて海はほとんど見えない。見えても島一つない大海原だから写真を撮る動機が無い。居眠りを繰り返し、下田に到着。もう昼前である。下田は二度目で、前回乗れなかった下田ロープウェイに乗車。


24 下田ロープウェイ乗車場
Shimoda Ropeway

「日本の鉄道には全部乗った。」と自称しているが、鉄道と「非鉄道」の境界はファジーだ。間違いなく「鉄道」と言えるもの以外では、「新交通」とも称されるタイヤのもので、札幌地下鉄などがある。モノレールもタイヤで走る。その次はケーブルカーで、さらにロープウェイ、リフトともなると「鉄道」の香りが薄くなる。私の限界はモノレールで、中でも広島のスカイレールが微妙。スカイレールは懸垂型で、上の鉄製の桁からつり下がっている。桁の中では綱索が動いていて、それをつかむと客室が動く。自走能力も少しあるようだが。モノレールとケーブルカー、それにロープウェイの中間である。どこかで区切らねばならないので、スカイレールまでを「鉄道」としている。「乗り鉄」それぞれが違うところに境界線を引いているのはしかたがない。


25 スカイレール 2010年12月3日撮影
Sky Rail Cabin at Seno, Hiroshima Pref.

JTB時刻表に掲載されているロープウェイは全国に81あり(索引地図には他に1路線が書き込んである)、総延長は115kmぐらい。乗ったことのあるのは下田を入れて14路線、数で17%距離で16%ぐらい。
動き出して数分で上の駅である「寝姿山」に到着。駅にある展望台か景色を見た。東に島が並んでなかなか良い。左から大島・利島・鵜利根島・新島と式根島・神津島 がシルエットで見える。三宅島と御蔵島は案内看板がラフな図でよくわからないが、見えているようだ。


26 伊豆諸島遠望
Izu Islands seen from Nesugata-yama


27 これから乗る伊豆急行戦
Izukyu Line in Shimoda district

下田駅で駅弁を買って車内で食べることにした。「こだま&伊豆フリーきっぷ」は、伊豆急行・伊東線の特急自由席に乗れるので、それを選択。
(つづく)



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