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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

最後の蒸気機関車たち その95 1975年11月

2015年03月17日 | 最後の蒸気機関車
最後の蒸気機関車たち その95 1975年11月
The last steam locomotives in Japan. No. 95 (Nov. 1975), the last issue.


最後の撮影場所は植苗駅付近。


500N 室蘭本線沼ノ端・遠浅間 1975.11.16 C57-144
Muroran line, between Numanohata and Tooasa Stations, Hokkaido

普通列車も走っていた。最初の車両は郵便/荷物車。


501N 千歳線沼ノ端・植苗間 1975.11.16 D51-345?
Chitose line, between Numanohata and Uenae Stations, Hokkaido


502N 室蘭本線沼ノ端・遠浅間 1975.11.16 C57番号不明
502-504: Muroran line, between Numanohata and Tooasa Stations, Hokkaido


503N 室蘭本線沼ノ端・遠浅間 1975.11.16 C57番号不明

室蘭本線下りの客車列車。

504N 室蘭本線沼ノ端・遠浅間 1975.11.16 D51番号不明


最後の一枚は長い石炭車を牽くD51。ススキが白くなって冬が近い。この旅行の結果、北海道内で乗っていない所は次の場所となった。夕張線の清水沢・夕張間、留萠本線の留萌・増毛間、江差線の木古内・江差間の3か所。後に開通した石勝線や海峡線を含めて、現在までにすべて乗車した。それにしても、多くの支線の廃線で、北海道の鉄道地図はずいぶん寂しくなってしまった。市内交通以外の私鉄も全く無くなってしまった。
 この年の12月に蒸気機関車の牽く定期列車は運行を止めた。残ったのは記念列車や観光列車など、私の好きでないものだけ。それで、それ以後の保存的な蒸気機関車で見たのは、北から函館大沼間、真岡鉄道、大井川鉄道、山口線ぐらい。各地の鉄道博物館のような、動くことのない「静態展示」を見に行くのは墓参りのようなものでさらに嫌いだから、ほとんど見ていない。

登場蒸機 C57(写真500・502・503)D51(写真501・504)


505 1975年4月現在の蒸気機関車運行区間
Distribution of steam locomotives at April, 1975. Dots are places of my pictures.

運行区間(青)1974年・1975年撮影場所(赤)以前の撮影場所(黄色)
「最新 SLダイヤ情報 総集編 1975.10」を参考に作製。


506 北海道以外の撮影場所
Places of pictures out of Hokkaido through this series.

これでシリーズ「最後の蒸気機関車たち」の蒸気機関車活躍時代部分は終了した。このあと、各地に残る保存運行蒸気機関車の一部を報告する、好きではないが…。

2020.6.24 写真を入れ替えた。番号の後に「N」が付いているのが改善した写真。

Trivial database of a retired curator, OK.

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