OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

小学生のころの写真 その7 陶器工場見学

2019年04月19日 | 50年・60年
小学生のころの写真 その7 陶器工場見学

 6年生のはじめのころに陶器工場の見学に行った写真が残っている。記憶にも陶器工場を見学したことはおぼえていたから、何となくノリタケあたりを見学したものと思っていた。

7-1 陶器工場の見学 1958年

 型に粘土を入れて作成したものを乾燥しているのだが、製品はどうやら食器ではない。


7-2 乾燥中の製品 1958年

7-3 旧式の窯 1958年

7-4 工場内の運搬に馬車を使う 1958年

 瓦葺きの屋根や窯の形式といい、馬車の利用といい、現在の様子とは大分違っている。この写真に写っている箱に「高松電気」と書いてあるので、その時見学したのが高松電気株式会社という配電機器メーカーらしいことがわかった。絶縁体としての陶器を作っていたようだ。このころ学校の近くの矢田町に工場があった。1987年に社名をエナジーサポート(株)に変更。会社の沿革を見ると、「1958年2月に矢田工場に全長70メートルのトンネル窯を築造」とある。次の写真がたぶんその窯のできたばかりの姿であろう。

7-5 トンネル窯 1958年 高松電気

 おそらく工場の方はこの新造の窯を自慢したかったのであろうが、小学校六年生には少し難しかった。それでも「トンネル窯」という概念はずっと私の知識に残った。
 この見学会の写真は、これまでのものと違って、人ではなく物を撮影している。もしかしたら私が自分で撮影した最初のスナップ写真ではなかろうか。これまで、自分で撮影した最初の写真は、1959年3月の静岡への旅行写真(後で出てくる)だと思っていたが、少し遡るのかもしれない。ここに掲載した写真以外にも数枚あるがそれを含めて自分は写っていないようだ。

 18時25分パソコンが復旧しました。原因はわかりませんでした。「教えてgoo」に質問してからすぐに治っていました。なぜでしょう??