まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 940

2014年09月02日 |  マツタケの林地栽培 

9月になりました.夏期(6月-8月)の気象は変でした.ジェット気流の蛇行が一義的要因らしいが、その原因については気象庁が解明を試みている.7月は猛暑だったが冷夏で、降水量は半端でなく多い.当然、日照不足で野菜もできが悪い.

 でも、秋は来ました.北海道S氏からアカエゾマツ林のマツタケ発生がシーズン入りしたと連絡がありました.8月21日にコロを確認.31日にかけて発生が続いているが、もう一つ勢いがないらしい.その原因は気象や採取競争激化が効いているとのこと.北海道のマツタケがとみに有名になって、本州広島あたりからも採取に来るという(商売).勢い競争が激しく見つけたらどんなに小さくてもとらねばならない状態になったと聞きます(写真1,右から2本目:軸径3cm,長さ7.5cm,重さ42g).
 

 先ほど(2日)、岩手県山田あたりにマツタケの発生(夏物)があり、このまま秋物に移行するのではないかと連絡をいただいた.岩倉香川山にもいろんなキノコが出ています.キイロイグチ(写真2)は、菌根性でマツタケと同じ生活様式を持つ.畑を見ると唐辛子が真っ赤に色づいています(3).
2) 3)

 9月5日(金)は、まつたけ山復活させ隊第454回活動日です.今回の食当は、男厨派小原 清さんがメインシェフを務めます.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記の§活動拠点へのアクセスを御参照下さい)にお集まり下さい.活動報告は、宮崎 昭さんが、当日夜、ブログにて行います.
 
  熱中症に罹らないように、マダニ・マムシなどに咬まれないように、事故のなきようあせらず無理せず、マツタケ山づくりを楽しみましょう! ツキノワグマ出現の可能性があります.歩行中・作業中に遭遇しないよう対策をお願いします.

☆前回の活動の様子とちょっと思ったこと☆
 午前中は、いい天気でした.畑の草刈りをする山田さん(4)、食当もいつものように、山から腹を空かして下りてくる仲間のために頑張りました(5).陶芸班も本焼きをしています(6).
                                                                    4)  5)  6)
ところが昼食も終りの頃から、激しい雨が降りやまず(7)、山作業を各班断念.ヤマガラ班は、薪作りに取り組んでいました.こんな時でないと香川山BCのメインテナンスができないと、阿閉さんたちは道具を持ってあっちを直したりこっちを掘ったりしてました.皆さん! ありがとうございました.

7)


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【新しい林業を作りだそう!!】 里山は、実に宝の山である.ダイアモンドもカットされ磨かれねばただのにぶい石に過ぎない. 
           
山の通年型立体活用の原型を作りたいと思っている.
 
 山の上と尾根筋はアカマツ林でまつたけ栽培、中腹の人工林帯では葉わさび、モミジガサなど山菜の栽培.広葉樹林帯では食用キノコ(アミタケ、ホンシメジ)の林地栽培も可能だ.クサソテツ(コゴミ)、オオバギボウシ(ウルイ)、ワラビなど山菜栽培の適地もある.里山林によくあるリョウブの若芽の天麩羅人気が急上昇中だ.タラノキ、コシアブラを凌駕する勢いである.
 山裾もしくは人工林内は草地化しヤギを飼育する.やぎ乳販売もその規制がとっぱわれる日も近い.若い山羊の肉は素晴らしい.ヤギ肉のジンギスカンも美味い.畑や水田に、山のあるいはヤギ糞の有機物を与えて作物を栽培する.いってみれば縄文風循環型農林業の営みである.
 ちょっと大きな資本が要るが、バイオマス発電装置を集落近くに設置する.林家は除間伐材を持ち込み運搬費を得る.持山も手入れが進む. 

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☆お知らせ

1)10月4日(土)全国植樹祭 石川県地域リレー 能登町植樹祭 参加者募集
  私たちの仲間 中山吉男氏がパネル展示 5名の参加者募集、10月3日能登町うつし荘宿泊 宿泊費は中山さんの負担(4人まで) まつたけ山復活させ隊  吉村まで

2)10月4日(土)「里山再生と岩倉焼とマツタケ」 JIDF共催 ≪第2回 開催≫ 下記に詳細があります(会場の変更・会費値下げ連絡).

3)10月6日(月)~7日(火)岩手県立大野高校収穫祭(洋野町) 参加者は現在5名、岩手までJR新幹線、岩手県内の移動はレンタカーとなります. 
                                                   申込みはまつたけ山復活させ隊 榎本さんまで
  6日(月)0:00(?)京都出発      18:30~懇親会(教員・PTA 大野キャンパス)               大野キャンパス泊 
  7日(火)8:30~ 久慈平岳 キノコ調査.収穫祭 13:00~ 校庭 バーベキュー 夜:八戸 寿司   大野キャンパス泊
  8日(水)8:30~ 岩泉へ   まつたけ集荷場見学 3ヶ所                                      龍泉洞ホテル愛山泊
  9日(木)8:30~ 宮古山田豊間根 まつたけ集荷場見学        夕方、JR盛岡駅着 帰京
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§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側)40分
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、現在、食材費+消耗品費として400円を徴収.登録外参加者・見学者などは要500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

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まつたけ山復活させ隊活動日

予定日  2014年8月~12月
回  開催日  報告担当者  男厨シェフ

454 9月05日 金 宮崎    小原
455 9月13日 土 内田
456 9月19日 金 榎本
457 9月27日 土 三輪
458 10月03日金 宮崎
459 10月11日土 内田
460 10月17日金 榎本
461 10月25日土 三輪      松浦
462 10月31日金 宮崎
463 11月08日土 内田   京都造形芸術大学 環境学受講生 マツタケ山づくり体験
464 11月14日金 榎本
465 11月22日土 池内
466 11月28日金 三輪      内田
467 12月06日土 宮崎
468 12月12日金 内田
469 12月20日土 榎本   忘年会(3000円)
470 2015年1月10日土 池内

里山再生と岩倉焼とマツタケ JIDF共催

≪第2回 開催≫
【月 日】 2014年10月4日(土)
【時 間】 16時~20時
【会 場】 紫明荘(島津製作所共済会 京都市北区出雲路俵町52-8 市営地下鉄鞍馬口下車640m、鞍馬口通り東行、
          加茂街道南へ一筋下がる、加茂川右岸にあって比叡山が見える瀟洒な和風家屋)
【テーマ】 まつたけ山復活させ隊/2014
      “里山の再生と岩倉焼を語り、岩泉まつたけと和牛肉のすき焼きとおいしいお酒を味わう”
        ・展示 ( 岩倉焼ほか。16時~17時)
         ・シンポジウム(里山と窯業と岩倉焼 微生物生態学徒 吉村文彦 17時~17時30分                             
          ・まつたけを楽しむ食事会(18時~20時)
【定 員】 定員なし(展示会)、30名(シンポジウムと松茸を愉しむ会) 
【参加費】 無料(展示会)、松茸を愉しむ会の参加費は6000円(当日徴収).
      参加希望者はまつたけ復活させ隊陶芸班世話人 内田(TEL:090-2459-7528 )に連絡下さい.
    注:天候不順でマツタケが得られない時には、他のキノコを使用します.参加費はかなり安くなりますが牛肉は「あっと驚く」すばらしさです.

≪第3回予告≫
【月 日】 (2014年12月予定)
【時 間】 (未定)
【会 場】 香川山BC(京都市左京区岩倉村松.まつたけ山復活させ隊) 
【テーマ】 松茸山再生とまつたけ山復活させ隊の2015年を語る
【ゲスト】 未定
【定 員】 30名 
【参加費】 昼食代(一般500円)
【一 般】 参加可能※ 申し込みは陶芸班世話人内田(090-2459-7528)
                           

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§カンパありがとう!  
  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

 

 

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