まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-461-

2009年11月27日 |  マツタケの林地栽培 
午前10時過ぎに家を出て岩倉に向かいました。
紅葉">途中の木々は紅葉真っ盛りです。今年は秋の本番が遅くなっているのかな。
 岩倉に到着すると、
"駐車場で談笑風景">
"ぬかるんだ駐車場の整備作業>
"黄葉風景>
"機材の整備作業">
既に多くのメンバーが集まってきており、それぞれ山に入る準備をしておりました。
"今日の献立は何にしようか>

 私は畑の様子の写真を撮りました。
"畑の様子1>
"にんじんと大根の様子2>
"ブロッコリー>

"畑の様子4>
"たまねぎの苗>
"茶畑の様子>
"にんにく畑>
"わけぎ>
窯から出された素焼きの器"素焼き>
香川山の様子などの写真を撮りました。野菜類は種類も多くて順調に育っているようです。
 "畑から見た香川山>
"香川山斜面の松>
"香川山山頂付近の松>また香川山の新しい松も随分大きくなって来ました。
 本日の参加者は29名で次のとおりです。
 加藤、中広、小原、前田、榎本、三品、川本、まりこ、周田、中野、内田、森、大久保、小長谷、松浦、三輪、阿閉(仁)、阿閉(眞)、三原、大島、有山、山田、猫田、松川、藤井、斉藤、橋本(敏)、小吹、宮崎の各氏 
 私は午前中玉城山の班(榎本さん)に入って、
"落ち葉で埋まる玉城山の駐車場>
"有山、榎本さんで枯れ松の伐採作業>加藤さん、内田さん、有山さん達らと枯松の伐採と、切り株などをかたずけしました。
"林道に枯れ松を落す>
"林道の脇に揃える>山から落として林道の脇に揃えました。
 三品さんは川本さんと枯れ松の伐採、地掻きなどの作業をされておりました。
"地掻きする川本さん>
"明るくなり、整備が進む三品、川本班の作業風景>
午前中の作業を終えて香川山のベースキャンプに戻ると美味しい料理の数々が用意されておりました。
今日の献立"今日の献立は鰯、かす汁、炊き込みご飯>
"食事風景1>
"食事風景2>
"食事を準備していただきました>
"食事を準備していただきました> 午後からは他の班の活動状況を見に行きました。澤田山では前田班
落ち葉が堆肥になっています。"落ち葉の堆肥>
"整備された林>

中広班が作業をしておりました。
"地掻き作業風景>
 "樹木の伐採>

"樹木の伐採>落ち葉が一杯落ちており、綺麗ではありますが、地掻きはまた大変だなと思いました。
   文責担当 三輪
 
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-460-

2009年11月25日 |  マツタケの林地栽培 
周山のマツ林で作業をする



まつたけ復活・里山再生市民運動

 
次の開催日は11月27日(金)岩倉に10時です.

若いアカマツ林をつくろう!
 滋賀県湖東のS山と京都市右京区京北周山へ(Nikon写真集)、地元の皆さんのマツタケ山づくりを十字軍運動のメンバーと応援に出かけた.

 周山には、僕の友人の福士さんも東京から山づくりに参加した.この度、まつたけ十字軍運動の活動を、読んで楽しく面白い本にする(高文研)ので、その説明をお願いもしたからである.参加者全員が、何らかの形で本作りに参画して完成したい.来年の春には上梓の予定で準備をしている.
参加者の皆さん!とにかく思うことを何でも好きなだけ多少を問わず、原稿用紙に書いて下さい.

 さて、本題の山づくりであるが、両地区の地元参加者は、林づくりの技術をお尋ねになる.難しく言えば高等植物の密度調整、地表の堆積物除去となる.
それらについては、昔、生活を里山に頼っていた頃の山で行った作業通りでよいのである.枯れ枝を拾う、落ち葉を搔く、春の若枝取りなど・・・・・・.その作業は、科学的に検証してみたが、理に適っている.
 
 それよりも大問題で決定的なことがある.若い松林がないことだ.マツタケは壮年のアカマツ林に生活するキノコだ.通常、30年から70年生のアカマツ林が必要となる.このままでは必ず、もう、お分かりいただいたと思うが、早晩日本からマツタケが無くなることを意味する.

周山で感動的な言葉を聞いた.
「孫やひ孫がまつたけで飯が食っていける様なアカマツ林を残しておきたい」

<460号目次>
 若いアカマツ林をつくろう
作業区と作業内容の紹介(少しRenewal)
お知らせ (詳細は下記のお知らせコーナーをご覧下さい)
感謝祭(忘年会)開催について
メール便り
 綾部の村上さん
カンパを頂戴しました(お願い)!
まつたけ十字軍運動に参加するには
開催予定日 2009年11月―12月
まつたけ十字軍運動とは?
連絡先など

作業区と作業内容の紹介
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)香川山皆伐区
予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の
地掻など補整作業を実施している.マツのザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.

第1整備地は、
村上班
マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
阿閉班
南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.

第2整備地は、
ヤマガラの里と新しく愛称がついた.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツ林が少ない.どのような林づくりがなされるのか注目をしているところである.

3)玉城山は、
昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.
しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.
その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みよう.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

<お知らせ>
1)年末恒例の、今年も山づくりが無事で楽しめたことを祝って「感謝祭(大忘年会)」を開催日の12月19日(土)にいたしましょう.実施要項は、例年通りとなりますが、要望などお寄せ下さい.また、飲み物や食料などの差し入れは大歓迎です. 

<メール便り> 
1)綾部市 村上由行さんから
 私の夢は、「100年後に金谷から原貝まで松茸山」、「20年後(私の労働可能年数)に4~5箇所の松茸山」、その為に、「今年企画をスタートする」ことです.
            
<カンパ! お願いとありがとう>
振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

<まつたけ十字軍運動に参加するには>
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ノコ・ナタを持参が望ましい.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年11月―12月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第217回11月27日(金)ブログ報告:三輪
第218回12月05日(土)ブログ報告:池内
第219回12月11日(金)ブログ報告:宮崎
第220回12月19日(土)ブログ報告:三輪  感謝祭(大忘年会)
年末年始で休み
第221回01月09日(土)ブログ報告:榎本

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-459-

2009年11月21日 |  マツタケの林地栽培 
気温が10℃を切った肌寒い朝…、明日は小雪、いよいよ冬だ。




まつたけ復活・里山再生市民運動

第216回 (11月21日)の活動報告


 澄み渡る快晴の下、9時過ぎのBCでは枯損松の焼却準備、取り付け道路の整備作業や食材の野菜洗いなどが始まっている。

 本日は、(敬称略)前田、橋本、榎本、中広、小原、上林、森、三品、川本、江指、川崎、加藤、三木、大久保、中野、玉城、内田、小長谷、石原、阿閉(仁)、阿閉(眞)、堀井、多田、吉川、藤井、斉藤、大島、有山、宮崎、杉山、山田、猫田、田中の33名の方々が参加された。 10時過ぎには、三々五々それぞれの作業場へと出発していった。
 今回の報告は、各作業地のスナップが撮れなかったので、BCでのヒトコマを紹介することにした。
 
<本日の作業>・・・これからの時期は各班とも、除間伐や倒木処理と運び出し、落ち葉掻き・地掻き作業が主な作業となる。 来年秋の発生を期待しての地道な根気ある作業が続く。

<澤田山作業地>
  第1整備区(阿閉班)…除間伐材・倒木の処理作業。
  第2整備区(チーム・ヤマガラ)…除間伐材の整理作業。
  第3整備区(中広班)…除間伐の整理作業、地掻き作業。
  ミツバチ区(杉山・内田班)…巣箱の暖房設置作業など。(低気温のため不活発だと油断しての作業、「蜂の武蔵」の一刺しにあったとのこと。)

<玉城山作業地>・・・枯損松の搬出をした。
  第1整備区(榎本班)…倒木の処理作業と運び出し。
  第2整備区(三品班)…除間伐作業と林内整理。

<香川山BC>
  コアタイム…本日のメニューは暖かい芋煮と、コマツナの椎茸和え・菜ご飯。  食後のひと時・団欒。

  「ポスト民芸」…焼きあがった素焼きの品評会?、明日は天川村へと夢が・・・。

  吉川プロから杉の丸材の差し入れ、カンナで磨いてまな板に・・・?。  クロマグロは無理でも、せめてブリをさばいてみたいと夢が膨らむシェフ。 杉ではそりゃ無理かも・・・と、岡目八目。

 明日22日は、手分けして天川村、京北町へと、グループ別にコラボレート作業に出かける。

<榎本記>

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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-458-

2009年11月18日 |  マツタケの林地栽培 
里山再生には大量の利用可能な植物資源(バイオマス)が発生 多くは捨てられている.



まつたけ復活・里山再生市民運動

 
次の開催日は11月21日(土)岩倉に10時です.気温が低いため、体も硬くなります。暖かい格好をして山づくりを楽しみましょう!

山の手入れを進めるにはバイオマスを活用する新たな産業が必要!
―今年、印象に残った取組の紹介―
 
マツタケが生活する里山再生活動の現場を訪れる機会が多い.主催者や参加者に、この運動の“しんどさ”や“難しさ”などいわゆる課題をお伺いすると、「林外に運び出さねばならない除間伐材や枯損アカマツ材、落ち葉や腐植の処理に困っている」との回答が帰ってくる.もちろん他にも色々あるのだが、これは全国共通で根源の悩みである.
 
人工林の手入れのように、それらを林内に放置するとアカマツ林土壌が富栄養化し、菌根性キノコの障害になり、ひいてはアカマツの健康を害する.ゆえに里山にはこの方法は通じない.この問題を解決することができないと、プロによるあるいは市民によるを問わず、全国800万haの里山林の再生は、環境省のいう指定地域に限られるだろう.後は捨てられる運命である.日本の絶滅危惧種が里山に多いことを考えると、これでは生物多様性締約国会議を開く資格があるのかと疑う.
 
今年見学させていただいた地域の中に、これを真剣に考えている行政と民間の取組が三つ印象に残った.それらを挙げると、

(1)除間伐材やタケを粉砕して、カビの酵素を用いてバイオエタノールを製造するプラントを建設中である(広島県庄原市とJ企業).

(2)除間伐材と産業廃棄物である植物残渣を混ぜて無臭で堆肥を作り、実際に販売している(兵庫県三木市のN企業).

(3)放棄された竹林も、各地で問題を起こしているが、このタケを粉砕し、微生物を用いて分解、そのときに発生する熱で魚類の陸上養殖の実証プラントが稼働している(石川県輪島市のNPO).
 
こんな産業が各地にできると、山のバイオマスを有効利用できるのではないか.バイオマスの生産とその有効利用が両輪として成り立つと、山の手入れはすすむに違いない.

<458号目次>
山の手入れを進めるにはバイオマスを活用する新たな産業が必要!
―今年、印象に残った取組の紹介―

作業区と作業内容の紹介
お知らせ (詳細は下記のお知らせコーナーをご覧下さい)
11月22日(日)午前9時 地下鉄国際会館バスプール集合 京北でマツタケ山づくり作業応援
京都の山の木で作る「はじめての椅子展」開催、石川県珠洲市で講演会、奈良県天川村でイヴェント、京大植物園まつり、京大有機農業の会が講演会
メール便り
カンパを頂戴しました(お願い)!
宮崎(敬称略) 
まつたけ十字軍運動に参加するには
開催予定日 2009年11月―12月
まつたけ十字軍運動とは?
連絡先など


作業区と作業内容の紹介
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)香川山皆伐区も予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の
地掻など補整作業を実施している.マツのザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山は、この秋にでも、まつたけの発生調査をするつもりであるが、アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.各整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.

第1整備地は、村上班(第1整備区)と阿閉班(第2整備区)でマツタケ山づくりが行われている.第1整備区は京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には土壌上の問題があるのかもしれない.補整の手入れが必要な状態になってきている.
 その南側は、やはりアカマツ林帯で、阿閉班の担当で第2整備区と呼んでいる.やがて第1整備区につなげるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.

第2整備地は、ヤマガラの里と新しく愛称がついた.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地の作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.どのような林づくりがなされるのか注目をしているところである.

3)玉城山は、昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.
しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケースはここが日本初の地
である.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

<お知らせ> 
1)11月20日(金)~21日(土)金沢大学「能登里山マイスター養成プラグラム」主催のマツタケの話と実習が行われる.
20日(金)午後6時20分から7時45分;於能登空港ターミナルビル4F
21日(土)午前9から12時:於石川県珠洲市金沢大学能登学舎

2)11月22日(日) 京北マツタケ山再生活動応援
京都市営地下鉄駅「国際会館3番出口バスプール」集合.10時から15時;ノコ・ナタ・熊手を持参で山づくりをします.20人乗りバスが岩倉や地下鉄沿線(国際会館)まで迎えに来ます.昼食付き.詳細は猫田さんにおたずね下さい.

3)11月21-22日京都環境フェスティバル開催 於:パルスプラザ
京都の山の木で作る「はじめての椅子展」にメンバーの宮崎さん(チェーンソー アーティスト)が作品を展示。

4)京大植物園まつり2009プログラム 
主催:京大植物園を考える会
■写真展 「京大植物園の四季・パート7」
11月20日(金)~23日(月・祝)@北部キャンパス銀杏通り
■講演会と京大植物園観察会スペシャル
11月21日(土)午前10時30分~12時00分
講演 「枝の伸び方と樹形形成」
講師: 八田洋章さん(元国立科学博物館つくば実験植物園)
場所: 京都大学北部キャンパス・理学2号館第1講義室
11月21日(土)午後13時30分~15時30分
第80回 京大植物園観察会
観察会スペシャル 「一本の枝が語ること」
講師: 八田洋章さん(元国立科学博物館つくば実験植物園)
場所: 京大植物園内および北部キャンパス構内
■第二回京大植物園句会
(『京大俳句』復刊準備会共催)
11月22日(日)午後
13時00分~14時00分 京大植物園吟行
14時30分~16時30分 近くの会場にて俳句会
■フリーマーケット11月22日(日)~11月23日(月・祝)
場所:北部キャンパス銀杏通り

5)11月2日(月)~28日(土)(財)天河文化財団主催「天河火間」と題して多様なイヴェントがあります.詳細等は、内田正明さん、杉山廣行さんもしくは三木恵子さんにおたずね下さい.

6) 11月23日(祝・月)午前10時より
「おいしい野菜の見分け方」講師は西村和雄さん
場所:京大理学部2号館第1講義室(理学部門入ってすぐ)
入場:無料 カンパ歓迎 昼から有機野菜を販売
詳細は則藤(t.norito@ky4.ecs.kyoto-u.ac.jp), 山岡まで(075-461-4772)

              
<カンパ! お願いとありがとう>
1)チェーンソー アーティスト 宮崎さんから椅子売却代金 ありがとう

振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

<まつたけ十字軍運動に参加するには>
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ノコ・ナタを持参が望ましい.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年11月―12月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第216回11月21日(土)ブログ報告:榎本
第217回11月27日(金)ブログ報告:三輪
第218回12月05日(土)ブログ報告:池内
第219回12月11日(金)ブログ報告:宮崎
第220回12月19日(土)ブログ報告:三輪 大忘年会 感謝祭
年末年始で休み
第221回01月09日(土)ブログ報告:榎本

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-457-

2009年11月13日 |  マツタケの林地栽培 

  
森川さん、ありがとうございました。焼いも、ふかしいもでおいしくいただきました。

まつたけ復活・里山再生市民運動

 

第215回 (11月 13日)の活動報告
 

 今日は小雨模様でBCでの活動が中心となりました。友好団体、小豆島マツタケ研究会の森川さんが鳴門金時を送ってくださいました(タイトル写真)。私達と同じように、山から出る粗朶、腐植などを活用して作った堆肥で育った芋だそうです。
 本日の参加者は、小原、宮崎、前田、中広、榎本、寺尾、三品、堀井、三木、大久保、森、マツコ、中野、山田、藤井、橋本、三輪、大島、阿閉(仁)、阿閉(眞)、まりこ、吉川、有山、猫田のみなさんでした。

<香川山ベースキャンプ>
雨水排水路工事中の橋本さん。畑に施肥中の阿閉さん。

今日は小雨模様のため、澤田山ヤマガラの里班はBC周辺の草刈り、整備を行いました。

賄い班。昼食調理中。メニューはカレーライス、サラダ、そして小豆島の鳴門金時。

昼食が終わってくつろぐ賄い担当の皆さん。

<玉城山>
2班合同で第2整備地(三品班)の枯損松除伐、山出しを行いました。

<澤田山>
第3整備地へ向かう中広班。途中の権土池ではカモたちがノンビリ泳いでいました。

午前中は地掻き。午後は雨のため休止。

<今日のキノコ>
先週はマツタケどころかイグチなどの他のキノコさえも見られませんでしたが、このところの雨で今日は少し発生していました。

<お知らせ>
11月15日(日) 「彦根でキノコ狩り」参加の方は8:30滋賀県立大前集合後、現地荒神山へ移動。当日連絡はひこにゃん田さん携帯(090-8759-1204)へ。

<その他>
杉丸太端材(吉川さん提供)で子供イスを2つ製作。1つは、来年お孫さん誕生予定の前田さんにお買い上げいただきました。イス代金は活動費にカンパさせていただきました。
 
もう1つは京都環境フェスティバル(11月21-22日 パルスプラザ)、京都の山の木で作る「はじめての椅子展」にて展示予定です。ご都合のつく方はご観覧ください。

(宮崎 記)

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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-456-

2009年11月11日 |  マツタケの林地栽培 
テレビ朝日の番組「地球号食堂」の一カットである.


まつたけ復活・里山再生市民運動

 
 次の開催日は11月13日(金)岩倉に10時です.小豆島の森川さんからサツマイモの差し入れがあったと連絡があり、金曜日に岩倉で皆さんに供せられるとのことです.
 
 地球号食堂「エコめし」を見た.専門的立場から見て色々注文もあるだろうが、25分くらい(?)の中に、簡潔で要領よく飽きずに見させてくれたと思う.出演者の活動の様子の一端が覗けたのも結構なことである.
マツタケは食材としても生活様式も特別なキノコであり、里山の放置で富栄養化土壌に駆逐され、マツノザイセンチュウ病で絶滅寸前であると視聴者はご覧になったであろう.
 マツタケの香りを活かすためにか、傘のミキシングには驚いた.「まつたけのリゾット」を一度味わってみたい.

<ブログ目次
作業区と作業内容の紹介

お知らせ (詳細は下記のお知らせコーナーをご覧下さい)
11月15日(日) 滋賀県できのこ採集(マツタケ狩り)参加者募集
11月22日(日) 京北でマツタケ山づくり作業応援
京大植物園まつり2009プログラムの案内があります.   
他広島県庄原市、石川県珠洲市、奈良県天川村で講演会・イヴェントがあります


メール便り

カンパお願い!
お二人から戴いています. 

まつたけ十字軍運動に参加するには
開催予定日 2009年11月―12月
まつたけ十字軍運動とは?
連絡先など


作業区と作業内容の紹介
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)香川山皆伐区も予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の
地掻など補整作業を実施している.マツのザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山は、この秋にでも、まつたけの発生調査をするつもりであるが、アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.各整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.

第1整備地は、村上班(第1整備区)と阿閉班(第2整備区)で精力的にマツタケ山づくりが行われている.第1整備区は京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には土壌上の問題があるのかもしれない.補整の手入れが必要な状態になってきている.
 その南側は、やはりアカマツ林帯で、阿閉班の担当で第2整備区と呼んでいる.やがて第1整備区につなげるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.

第2整備地は、ヤマガラの里と新しく愛称がついた.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地の作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、適切なエリア探しが続いているように見える.どのような林づくりがなされるのか注目をしているところである.

3)玉城山は、昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.
しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケースはここが日本初の地
である.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

<お知らせ> 
1)11月14日(土)午前11時から3時30分 庄原市、SAUプロジェクト(県立広島大学)主催で「庄原バイオマスフォーラム2009」が庄原市リサイクルプラザで開催される.バイオパネル展、マツタケの講演2題など

2)11月15日(日)9時から12時まで滋賀県立大学と地元主催のきのこ採集(マツタケ狩り).昼食付き.13時から16時まで;町づくり調査研究発表会ある.午前8時30分に滋賀県立大学正門前に集合.参加者募集.場所など詳細は猫田さんにおたずね下さい.

3)11月20日(金)~21日(土)金沢大学「能登里山マイスター養成プラグラム」主催のマツタケの話と実習が行われる.
20日(金)午後6時20分から7時45分;於能登空港ターミナルビル4F
21日(土)午前9から12時:於石川県珠洲市金沢大学能登学舎

4)11月22日(日) 京北マツタケ山再生活動応援
10時から15時;ノコ・ナタ・熊手を持参で山づくりをします.迎えのバス(20人乗り)が岩倉や地下鉄沿線まで来ます.昼食付き.詳細は決まり次第お知らせしますが、猫田さんにおたずね下さい.

6)11月2日(月)~28日(土)(財)天河文化財団主催「天河火間」と題してイヴェントがあります.詳細等は、内田正明さん、杉山廣行さんもしくは三木恵子さんにおたずね下さい.

7)京大植物園まつり2009プログラム ☆
主催:京大植物園を考える会

■写真展 「京大植物園の四季・パート7」
11月20日(金)~23日(月・祝)@北部キャンパス銀杏通り

■講演会と京大植物園観察会スペシャル
11月21日(土)午前10時30分~12時00分
講演 「枝の伸び方と樹形形成」
講師: 八田洋章さん(元国立科学博物館つくば実験植物園)
場所: 京都大学北部キャンパス・理学2号館第1講義室

11月21日(土)午後13時30分~15時30分
第80回 京大植物園観察会
観察会スペシャル 「一本の枝が語ること」
講師: 八田洋章さん(元国立科学博物館つくば実験植物園)
場所: 京大植物園内および北部キャンパス構内

■第二回京大植物園句会
(『京大俳句』復刊準備会共催)
11月22日(日)午後
13時00分~14時00分 京大植物園吟行
14時30分~16時30分 近くの会場にて俳句会
■フリーマーケット
11月22日(日)~11月23日(月・祝)
場所:北部キャンパス銀杏通り



<メール便り>              

<カンパ! お願い>
KMさん!いつもありがとうごさいます.富士種菌さんも度々ありがとうございます.
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

<まつたけ十字軍運動に参加するには>
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ノコ・ナタを持参が望ましい.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は
中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年11月―12月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第215回11月13日(金)ブログ報告:宮崎
第216回11月21日(土)ブログ報告:三輪
第217回11月27日(金)ブログ報告:榎本
第218回12月05日(土)ブログ報告:池内
第219回12月11日(金)ブログ報告:宮崎
第220回12月19日(土)ブログ報告:三輪 大忘年会 感謝祭
年末年始で休み
第221回01月09日(土)ブログ報告:榎本

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-455-

2009年11月07日 |  マツタケの林地栽培 
倒木や枯損松の伐採処理作業が続く・・・。




まつたけ復活・里山再生市民運動

第214回 (11月 7日)の活動報告


 清々しい秋晴れの下、36名のメンバーが参加されそれぞれの作業に一日汗を流した。(敬称略)小原、榎本、周田、加藤、森、江指、内田、阿閉(仁)、阿閉(眞)、三品、川崎、川本、橋本、大久保、斉藤、上林、堀井、前田、多田、藤井、松浦、山田、杉山、小長谷、吉村、三輪、三木、猫田、中野、池内(正)、池内(恒)、石原、玉城、村上(吉)、村上(春)、宮崎の方々でした。
<お知らせ>11月8日午後11時50分 テレビ朝日系列TV番組「地球号食堂 エコめし」に我らが出演・・・乞ご期待。

<BC始動>・・・天気が良い日には、活動開始1時間前には既に火起こしなどの準備が始まっている。


<澤田山作業地>・・・主に倒木と枯損松の伐採処理が継続されている。
  <Ⅰ②整備区(阿閉班)>・・・伐採作業と発生調査。
  <ⅡA整備区(ミツバチ班)>・・・度重なるスズメバチの攻撃にも耐え、元気に採蜜活動に励んでいる。
  <ⅡB整備区(ザ・グループ・ヤマガラ)>・・・ヒノキの間伐作業など。
  <Ⅲ整備地(中広班)>・・・伐採処理と地掻き作業。

<玉城山作業地>・・・①区では、18号台風による枯損松の倒木の処理と発生調査。
  ②区(三品班)では、地掻きも進み明るい良いアカマツ林に再生しつつある。



<BC・昼食・素焼き作業など>・・・今回、綾部からお二人の「まつたけ人」が見学に来られ、その上、昼食はこの活動が始まって以来初めて、刺身定食(ツバス)が振舞われた。
 1年目は手弁当で参加、2年目には竃が作られピザを焼き、3年目には循環型里山再生での米作り、毎回ご飯が出るようになった。
 いまでは、正真正銘プロの料理人のご指導の下、プロ顔負けの調理スタッフによって、菜園で採れた旬の野菜を生かした美味な昼食をいただいている。今日はサトイモのけんちん汁が加わり、最後は「あらだき」だった。


 木工クラフト…ヒノキの丸材を幼児用椅子に。 素焼き作業…前回作陶の「ポスト民芸」作品を800℃で焼く。


<発生調査結果>・・・各班で作業区内の状況を見て回ったが、(9月の高温障害のためか)やはり見られなかった。  「焼きまつたけで一杯!」を楽しみに、テーブルまで準備しておいたのだが・・・。ある作業区では、虫食いではあったがホンシメジが出ていた。
 

<榎本記>

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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-454-

2009年11月04日 |  マツタケの林地栽培 
岩倉香川山付属の畑でも冬仕舞いが急ピッチで進んでいる.これはMy お茶畑の様子



まつたけ復活・里山再生市民運動

 
次の開催日は11月7日(土)岩倉に10時です.
 急に寒くなり、伊吹山も初冠雪、木枯らしも吹いた.でも気象庁の寒候期予報(12月~2月)では暖かい確率が最も高い、特に西日本では.今年も後58日となりました.暖かい格好をして怪我のないように野外活動を楽しみましょう!
 地球規模での気候変動の影響は、ローカルに出る.狭い日本でも気候の変化がはっきりとある地域だからかその影響も一様ではない.今年のマツタケの発生もこれに翻弄されたといって過言ではない.デンマークのコペンハーゲンで開催される12月のCOP15はどんな動きを見せるのだろう.予備会議は始まっている.

<目次>
作業区と作業内容の紹介
お知らせ 
 11月8日(日)午後11時50分からテレビ朝日系列でまつたけ十字軍運動を紹介
 11月15日(日) 滋賀県できのこ採集(マツタケ狩り)参加者募集
 11月22日(日) 京北でマツタケ山づくり作業応援
他広島県庄原市、石川県珠洲市、奈良県天川村で講演会・イヴェントがあります
(下記お知らせコーナーをご覧下さい).
メール便り
 1)近藤さんから天河火間のお誘い 
カンパお願い! 
まつたけ十字軍運動に参加するには
開催予定日 2009年11月―12月
まつたけ十字軍運動とは?
連絡先など

作業区と作業内容の紹介
 山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)香川山皆伐区も予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の
地掻など補整作業を実施している.マツのザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山は、この秋にでも、まつたけの発生調査をするつもりであるが、アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.各整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.

第1整備地は、村上班(第1整備区)と阿閉班(第2整備区)で精力的にマツタケ山づくりが行われている.第1整備区は京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には土壌上の問題があるのかもしれない.補整の手入れが必要な状態になってきている.
 その南側は、やはりアカマツ林帯で、阿閉班の担当で第2整備区と呼んでいる.やがて第1整備区につなげるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.

第2整備地は、ヤマガラの里と新しく愛称がついた.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地の作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、適切なエリア探しが続いているように見える.どのような林づくりがなされるのか注目をしているところである.

3)玉城山は、昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.
しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケースはここが日本初の地
である.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

<お知らせ> 
1)11月8日 午後11時50分 テレビ朝日系列「地球号食堂 エコめし」 にまつたけ十字軍運動の活動が紹介されます.石田純一がマツタケのリゾットを食らう!

2)11月14日(土)午前11時から3時30分 庄原市、SAUプロジェクト(県立広島大学)主催で「庄原バイオマスフォーラム2009」が庄原市リサイクルプラザで開催される.バイオパネル展、マツタケの講演2題など

3)11月15日(日)9時から12時まで滋賀県立大学と地元主催のきのこ採集(マツタケ狩り).昼食付き.13時から16時まで;町づくり調査研究発表会などの参加者募集.場所など詳細は猫田さんにおたずね下さい.

4)11月20日(金)~21日(土)金沢大学「能登里山マイスター養成プラグラム」主催のマツタケの話と実習が行われる.
 20日(金)午後6時20分から7時45分;於能登空港ターミナルビル4F
 21日(土)午前9から12時:於石川県珠洲市金沢大学能登学舎

5)11月22日(日) 京北マツタケ山再生活動応援
 10時から15時;ノコ・ナタ・熊手を持参で山づくりをします.迎えのバス(20人乗り)が岩倉や地下鉄沿線まで来ます.昼食付き.詳細は決まり次第お知らせしますが、猫田さんにおたずね下さい.

6)11月2日(月)~28日(土)(財)天河文化財団主催「天河火間」と題してイヴェントがあります.詳細等は、内田正明さん、杉山廣行さんもしくは三木恵子さんにおたずね下さい.

<メール便り>
1)近藤高弘さんからお誘い
 奈良・天河神社に、造形作品としての窯(火間)を造営させていただきました。
また、それに関連し11月2日から28日まで禊殿にて作品のインスタレーションも行います。22日には窯の火入れ式と奉納ライブも行います。28日には窯出しをします.
遠方ですが、興味・時間がございましたら足を運んでいただければ幸いです。
お知らせ(4)と連動したものです.
              
<カンパ! お願い>
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

<まつたけ十字軍運動に参加するには>
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ノコ・ナタを持参が望ましい.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は
中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.

7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年11月―12月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第214回11月07日(土)ブログ報告:榎本
第215回11月13日(金)ブログ報告:宮崎
第216回11月21日(土)ブログ報告:三輪
第217回11月27日(金)ブログ報告:榎本
第218回12月05日(土)ブログ報告:池内
第219回12月11日(金)ブログ報告:宮崎
第220回12月19日(土)ブログ報告:三輪 大忘年会 感謝祭
年末年始で休み
第221回01月09日(土)ブログ報告:榎本

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
コメント
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