まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1166

2016年11月29日 |  マツタケの林地栽培 


今年の活動も残すところ3回となりました.参加者の皆さんの創意と工夫で今年も過もなく、「油断が大敵」ということばがありますが、過ごせると思われます.

 マツタケ山づくり各班は自分たちのペースで作業をこなせますが、皆さんのペースに合わせねばならないことが多い食事作り、食当の皆さんには感謝してもしきれないありがたみを覚えます.暑い日には涼しさを寒い日には暖かみを演出、毎回我々を楽しませてくれる食当(写真1、2、3).また、月に1回だが男厨派シェフ役の仲間にも合わせてありがとうございましたと御礼を申し上げます.
 

写真1. 前回の食事は、私達で作りました.もちろん写ってない方々をお忘れなく!

 
写真 2.丹精込めた作品. お土産に配られた.旨いと評判です.
 

写真 3. コクゾウムシをより分ける.

 特筆すべきことは色々あるのですが、マツタケが生活できない状態の元里山が、手入れ次第で、マツタケ山にすることができるとまつたけ山復活させ隊の皆さんが証明したことが一番の出来事である.これは共通の思いでありましょう.公園や道路の法面であっても富栄養化土壌を削り、貧栄養土壌のアカマツ林にすればそのうちマツタケが生活すること請け合いでしょう.
 
 香川山では、シロ数はどのくらいになるかと思います.韓国 慶尚北道 盈徳郡(ヨンドクグン)はズワイガニ産地として有名ですが、多くの景色は見渡すかぎりアカマツ林です.想像ですが1955年ごろの日本もきっとそうだったのではないかと思われます.郡の面積は約741㎢、今年のマツタケ生産量は300tだったそうです.痩せ地の香川山のアカマツ林(写真4)と林相が大変よく似ています(写真5).写真5は一度香川山見学に来られた白(ペク)さんの山です.今年も1ha当たりの生産量は100Kgはあると思われます.単純比較で香川山の量は・・・・、捕らぬ狸の皮算用で、来年の初夢にします. 

写真4.香川山のアカマツ林.赤いリボンはマツタケの発生位置を示す.アカマツの生長は貧弱である.

 

写真 5. 韓国慶尚北道 盈徳郡 ペクさんの山 写真4のアカマツの様子がよく似ています.

 前回は、日本デザインフォーラムのラボ「岩倉焼とマツタケ山」第12回を兼ねていて31名の参加でした.京都青年会議所のメンバーが3名新たに参加された、午前中はヤマガラ班と一緒に山づくりを楽しみ、昼からは薪割りに挑戦された(写真6).爽やかな方々でした.今年度のJIDFラボは、無事終了しました.日本デザインフォーラムに感謝申し上げて御礼とします.

写真6. 京都青年会議所メンバーの参加者達.薪割りに挑戦です. 

 12月3日(土)は565回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい. 活動報告は三輪 新造さんです.当日夜、ブログを是非ご覧ください.前回に続いて京都青年会議所メンバー第2陣7名が参加.大阪府岬町深日財産区10名視察.
【お知らせ】

(1)12月6日(火)  篠山市日置地区マツタケ発生林診断 篠山市日置北交差点 倉垣氏駐車場(日置カーサービス隣)13時集合 古坂峠付近マ発生林に移動(5分) マツタケ山適地判定・作業応援 2台の乗用車に分乗、ガソリン代他 割り勘.参加希望の方は 榎本さんに連絡ください.帰途 途中、夕食.篠山名物猪鍋をつつきながら、今年のマツタケを考えます.
       
(2)12月17日(土) 567回 活動日  まつたけ山復活させ隊忘年会 近江牛すき焼き(牛200g以上/人)会費2000円、但し酒類は個人持ち込み.香川山初シロ形成を祝う会(山の神感謝祭・来年の倍増祈願)担当 食当 猫田さん

(3)12月23日(祝) 篠山市新荘地区マツタケ発生林診断 新荘公民館 10時30分着(予)マツタケ山づくりの話、昼食、午後1時~山の調査 午後3時過ぎ終了
        詳細は、決まり次第発表.参加希望の方は榎本さんに連絡.現在猫田車同行決定


【まつたけ山復活させ隊の心得】
悔いの残らないようにするには! 
1.あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生.作業は慎重に!

4.急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように地際から伐りましょう!

5.使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶の放置がときどき起こります.元に格納すること.

【まつたけ山復活させ隊とは!】

座して森と同化せよ

ほんの5分間
座って森に同化し
森の静寂に耳を傾ける.
木々の音、落葉を歩く虫の音、小鳥の会話.

森を理解するには
森と一体化すること、
森に抱かれること、体感すること!

Wilhelm Stölb
デュッセルドルフ 1954年生まれ .ミュンヘン大学で森林科学を研究
フリーランスのライター、林業の専門家、写真家、画家として活動
 
我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などがいる.作業内容を固定せず、気づいた人が仲間を集い作業をこなしています(原則).すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.
参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用者(あの人たちは何しに来ているのか?といぶかる参加者を指す)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.

まつたけ山復活させ隊活動日

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?


回 開催日  報告担当者  男厨シェフ  特別企画            体験参加
 
565 12月03日(土) 三輪
566 12月09日(金) 宮崎  松本
567 12月17日(土) 池内    まつたけ山復活させ隊 香川山 初シロ形成を祝う、山の神 感謝祭

568 2017年1月7日(土)榎本

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§カンパありがとう!
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1165

2016年11月25日 |  マツタケの林地栽培 

山はすっかり紅葉・・・!

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動

 

第564回(11月25日(金))活動報告
(JIDF ラボ第12回)


 昨日から急に寒くなり、東京では観測史上初の11月積雪。京都の今朝も5℃ほどしかない中、31名の皆さんが参加された。(敬称略)橋本、前田、TAKE、榎本、大内、菊池、長尾、松浦、ホリイ、大島、有山、吉川、廣石、北村、宮崎、川本、三品、村岸、阿閉、阿閉、三輪、中野、松本、藤井、河内、あお、ヤマダ、吉村、猫田、マリコ、中広の方々。

<澤田山Ⅰ>・・・クワノ班:コナラの「巻き枯らし」実験中、うまくいけば軽くなり搬出し易くなる。

<澤田山Ⅱ>・・・ヤマガラ班:落ち葉掻き(広葉樹)と地掻き作業。春には良質の堆肥になる。
 

<澤田山Ⅲ>・・・ナカヒロ班:午後からシイタケ管理作業。
<澤田山Ⅴー1>・・・ミシナ班:枯損木の伐採と地掻き作業。

<澤田山Ⅴー2>・・・カワモト班:雑木伐採作業。

<玉城山Ⅰ>・・・エノモト班:巡視の結果、次回から落葉(松葉・檜)掻きと小径ヒノキ伐採などを行う予定。

<田んぼ>・・・TAKE班:麦、米の収穫後野菜作りの準備。マコモダケ収穫後のマコモが1.8m以上に育っていた。
 

<BC>・・・昼食・コアタイム:秋刀魚の塩焼き、小松菜と油揚げ、大根菜のお浸し、豆ごはん、大根豆腐の味噌汁など・・・ボリューム満点!。魚・調味料以外の食材は菜園・田んぼで自給。
 

<午後のBC>・・・新入メンバーがチェーンソー・薪割りの講習を受ける。
 
鶴首南瓜(ツルクビカボチャ):二ホンカボチャCucurbita moschata:学名ククルビタ・モスカータ(註))の一品種とのこと(ネット調べ)。表面が黄色くなってからのほうが糖度が増すらしい。レシピがたくさん出ているので人気があるようだ。スープやプリンも美味そう。

食当掛、次回の準備に余念がない。    

(註)moschata : 麝香(じゃこう)の香りのする、Cucurbita は、ラテン語の 「cucumis(ウリ)+ orbis(円形)」が語源。  <榎本記>                  

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1164

2016年11月21日 |  マツタケの林地栽培 

気がつけば、11月も残り少なくまもなく年末・新年です.特別に何かする/せねばならないという気がなく、小さい頃の大変な喜びが長年の単なる習慣に変わっているのだが、「あぁ~もう12月だ 年末だ」と思ってしまっています.皆さんは如何でしょう!

 香川山の景色も晩秋の色濃く(写真1)、作業も冬準備に忙しい.ヤマガラ班は、雨の予想もあってか薪ストーブ使用者の声に応えるべく薪作りに余念がない(写真2、3).変わらないのは、山づくりから腹を空かして戻る仲間の昼食づくり、でも衣が冬向きに見えます(写真4).

写真1.香川山は晩秋の風景をみせる

写真2 薪づくり作業

写真3.薪を束ねる作業

写真4.昼食を楽しみとする顔、顔

マツタケの発生は14本!
 ヒノキ優占の放棄里山林を住宅開発業者が皆伐後、重機で母岩が見えるまで削った(削り方には強弱がみられる、1975?).その後、アカマツ林となるが、無価値の烙印を押され典型的放置アカマツ林であったところを2005年6月から市民が2・3年掛けてマツタケ発生整備作業を続けた.高等植物の密度適正化と地掻によるメタボ改善、細根密度増強である.

 そのご、林の変化に合わせて補整作業を続けていたが、いっこうにマツタケのシロ形成はなく、かつての京マツタケの名産地の面影もなく飛散胞子の密度もほとんどない、その代替作業に苦慮していた.が、2016年10月22日にマツタケの発生をみるに至った.大喜びです.新生アカマツ林に京マツタケの初シロが形成された意義は大きい.

 今後は、シロ密度を増やすために、未発生エリアの地掻に取り組みながらシロの保育実験を試みるつもりです.現在の香川山のアカマツ林です.小さく赤いリボンが見えますが発生位置です(写真5).中の様子は写真6をご覧下さい.図1は香川山の10月から11月18日までの地温と雨とマツタケの発生の様子を示しています. 

写真5.発生アカマツ林 白い百葉箱の左上に赤いリボンが見える.

写真6. 発生林内の様子 赤いリボンは発生位置を示す

図1.香川山の地温と雨とマツタケの発生の様子

 11月25日(金)は564回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい. 活動報告は榎本 輝彦さんです.当日夜、ブログを是非ご覧ください.JIDF ラボ 12回開催、通常作業体験を兼ねます.
 
【お知らせ】

(1)関西テレビ 夕方のニュース番組「ワンダー」特集マツタケ 今週に放映か?

(2)12月6日(火)  篠山市日置地区マツタケ発生林診断 篠山市日置北交差点 倉垣氏駐車場(日置カーサービス隣)13時集合 古坂峠付近マ発生林に移動(5分) マツタケ山適地判定・作業応援 2台の乗用車に分乗、ガソリン代他 割り勘.参加希望の方は 榎本さんに連絡ください.帰途 途中、 篠山名物猪鍋をつつきながら、今年のマツタケを考えるのも良いかなと思っています.
       
(3)12月17日(土) 567回 活動日  まつたけ山復活させ隊忘年会 近江牛すき焼き(牛200g以上/人)会費2000円、但し酒類は自前.香川山初シロ形成を祝う会(山の神感謝祭・来年の倍増祈願)担当 食当 猫田さん

(4)12月23日(祝) 篠山市新荘地区マツタケ発生林診断 新荘公民館 10時30分着(予)マツタケ山づくりの話、昼食、午後1時~山の調査 午後3時過ぎ終了
        詳細は、決まり次第発表.参加希望の方は榎本さんに連絡.現在猫田車同行決定


【まつたけ山復活させ隊の心得】
悔いの残らないようにするには! 
1.あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生.作業は慎重に!

4.急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように地際から伐りましょう!

5.使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶の放置がときどき起こります.元に格納すること.

【まつたけ山復活させ隊とは!】

座して森と同化せよ

ほんの5分間
座って森に同化し
森の静寂に耳を傾ける.
木々の音、落葉を歩く虫の音、小鳥の会話.

森を理解するには
森と一体化すること、
森に抱かれること、体感すること!

Wilhelm Stölb
デュッセルドルフ 1954年生まれ .ミュンヘン大学で森林科学を研究
フリーランスのライター、林業の専門家、写真家、画家として活動
 
我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などがいる.作業内容を固定せず、気づいた人が仲間を集い作業をこなしています(原則).すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.
参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用者(あの人たちは何しに来ているのか?といぶかる参加者を指す)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.

 参加を誘う場合には、そこの所を踏まえて欲しい.また、初めての人にきちんと氏名と参加目的をみんなにコアタイム時に話すように教えるべきである.挨拶もできない大人になることを恐れもする. 
これを怠ると一体感が希薄になって、まつたけ山復活させ隊の堕落に繋がる.ひいてはこの活動の存続に関わる恐れがあるとまつたけ山復活させ隊各自の自覚が欲しい.意識改革されることを強く期待する.

まつたけ山復活させ隊活動日

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?


回    開催日   報告担当者  男厨シェフ      特別企画            体験参加
 
564 11月25日(金)  榎本                                 JIDF ラボ12回 通常作業体験
565 12月03日(土)  三輪
566 12月09日(金)  宮崎             松本
567 12月17日(土)  池内                              まつたけ山復活させ隊 香川山 初シロ形成を祝う、山の神 感謝祭

568 2017年1月7日(土)榎本

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§カンパありがとう!
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1163

2016年11月19日 |  マツタケの林地栽培 

第563回(11月19日)活動報告 

午後からは回復するという天気予報だったが、朝の内は小雨もちらついたりして、参加者も23名と”おとなしい”例会日だった。

もっとも、BCに荷物を置くや否や”今日も2本出ているよ”との話。先週までのものとあわせると、BCの山でも14本になる。地温は13.9度(玉城山)、まだ発生があるかもしれないと期待の一日が始まった。

 

比叡山から東山にかけて雲の湧く展望。新鮮・地物14号です。

さて、はっきりしない天気にもめげずに岩倉に集まったのは、関、橋本、榎本、前田、松本、TAKE、ホリイ、川崎、川本、尾林、内田、三輪、宮崎、中野、河内、あお、れおな、小長谷、榊原、吉村、猫田、石原、近藤の各氏。

山の活動は、やまがらの里班が作業地の道路長の計測、三品班では関さんが上部で整理、玉城山で玉切り材の搬送と発生調査、尾林さんが以前手を入れた宮崎尾根の監視?などゆるりと。

 

 

玉城山から山の紅葉を遠望。赤松の2年目の葉のこの季節に落ちる様子。 測量。

監視(なんですか?まつたけを探しているのではない様子だとは見て取れますが)。 どうやら鹿が朽ちた幹を角で突いた=研いだらしい。

こういう日はお昼が重大な行事になる。

 

お話では生まれて初めてエビを剥いて背わたをおとりになったらしい。山の中であろうと何処であろうと、美味しいものを作るのは任せて下さい。と

まつたけご飯、えびのかき揚げ・野菜のかき揚げ、湯豆腐。キムチは吉村代表の韓国土産。美味しかったし、おなかは一杯。

 

こんな日にもBCではやることが多い。このじいちゃんも竹馬の友など。いい山を譲ってやるぞとなりますように。

老朋友。これはなんじゃ。かぼちゃじゃよ。

 

江戸狂歌一首 秋の田のかりほの庵の哥かるた手もとにありてしれぬ茸狩 四方赤良

どうして結びつけたのか手品のような遊び様だが、今朝の2本の件と玉城山のぼうずなどをおもいだしてにやりとするばかりでした。

では、みなさま来週25日の定例日には元気でBCに集まりましょう。さようなら!                 (内田記)

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1162

2016年11月13日 |  マツタケの林地栽培 

 急に寒くなっています.いい秋日和が大変少ない気がします.皆さんのお住まいでは如何でしょう?
 でも京都の紅葉は、今年はことに美しいと思われます.
 
 まつたけ山復活させ隊の活動も、山作業の中身はそう変わりませんが、香川山は秋じまい・冬支度が始まっています.特に畑に顕著です.有山さんがタマネギの苗を植えています(写真1).他にも色々植わっています.薪の需要期を控えて、薪作りがヤマガラ班によって急ピッチで進んでいます(写真2).

写真 1.タマネギの苗を植え付ける

写真2. 薪割りにも力が入っている

再生アカマツ林に京マツタケが再生

 香川山のアカマツ林も土壌条件で三つの違いを見せている.その三者を比較することは、マツタケ山づくりの基礎として必要なことを教えてくれている.今回の発生区は、韓国など朝鮮半島に見られる花崗岩地帯の痩せ地アカマツ林に育ちが似ている(写真3).ヒノキ混じりの放置里山林を皆伐し、その後を重機で母岩まで富栄養化土壌を削り取ったことに大きな意味があったかも知れない.
 写真3.香川山アカマツ林、韓国のものに似る

 再生アカマツ林に京マツタケが再生したという、「再生の2乗」で画期的です((^o^)).今までになかったことが起こせたからです.このことは大変な快挙であったと評価されます.2005年梅雨の頃から暑い中、高等植物の密度調整をし地掻をする仲間の姿が目に浮かびます.全国の林家も、放置里山林は手入れ次第で、その林をマツタケ山に変貌させることができると考えてほしいものです.

 現在、主たる発生は、山口県となってきました.香川山の地温(林床下10cm)も12℃を下回るようになっています.ここではマツタケの発生も終わりです(写真4).できたての若いシロの活性は高い、来年の秋を楽しみにしましょう! 来年の発生期の高温障害をどう防ぐかを考えます(写真5).いくつかのシロを覆土して比較実験を試みます.
           

 写真5. シロの位置が分かるようにピンを刺している

 

11月19日(土)は563回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい. 活動報告は内田 正明さんです.当日夜、ブログを是非ご覧ください.遠く兵庫加西市から参加があります. 毎日新聞 榊原雅晴記者 取材打合せのため参加.
 
【お知らせ】

(1)関西テレビ 夕方のニュース番組「ワンダー」特集マツタケ 今(来)週に放映か?

(2)11月12日(土)食彩の王国 テーマは松茸 午前9:30~55 テレビ朝日(首都圏)で、 関西は朝日テレビで日曜朝6時30分~ 2・3週遅れで放映 

(3)12月6日(火) 13時 篠山市日置北交差点 倉垣氏駐車場(日置カーサービス隣)集合 古坂峠付近マ発生林に移動(5分) マツタケ山適地判定・作業応援 2台の乗用車に分乗、ガソリン代他 割り勘.参加希望の方は 榎本さんに連絡ください.帰途 途中、 篠山名物猪鍋をつつきながら、今年のマツタケを考えるのも良いかなと思っています.
       
(4)12月17日(土) 567回 活動日  まつたけ山復活させ隊忘年会 近江牛すき焼き(牛200g以上/人)会費2000円、但し酒類は自前.香川山初シロ形成を祝う会(山の神感謝祭・来年の倍増祈願)担当 食当 猫田さん


【まつたけ山復活させ隊の心得】
悔いの残らないようにするには! 
1.あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生.作業は慎重に!

4.急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように地際から伐りましょう!

5.マダニ対策の徹底を!  脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症(フラビウイルス)も日本に存在する(8月13日北海道で死者).

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう. 

8.使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶の放置がときどき起こります.元に格納すること.

【まつたけ山復活させ隊とは!】

座して森と同化せよ

ほんの5分間
座って森に同化し
森の静寂に耳を傾ける.
木々の音、落葉を歩く虫の音、小鳥の会話.

森を理解するには
森と一体化すること、
森に抱かれること、体感すること!

Wilhelm Stölb
デュッセルドルフ 1954年生まれ .ミュンヘン大学で森林科学を研究
フリーランスのライター、林業の専門家、写真家、画家として活動
 
我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などがいる.作業内容を固定せず、気づいた人が仲間を集い作業をこなしています(原則).すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.
参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用者(あの人たちは何しに来ているのか?といぶかる参加者を指す)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.

 参加を誘う場合には、そこの所を踏まえて欲しい.また、初めての人にきちんと氏名と参加目的をみんなにコアタイム時に話すように教えるべきである.挨拶もできない大人になることを恐れもする. 
これを怠ると一体感が希薄になって、まつたけ山復活させ隊の堕落に繋がる.ひいてはこの活動の存続に関わる恐れがあるとまつたけ山復活させ隊各自の自覚が欲しい.意識改革されることを強く期待する.

まつたけ山復活させ隊活動日

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?


回 開催日  報告担当者  男厨シェフ  特別企画            体験参加
 
563 11月19日(土) 内田
564 11月25日(金) 榎本         JIDF ラボ 12回 通常作業体験
565 12月03日(土) 三輪
566 12月09日(金) 宮崎   松本
567 12月17日(土) 池内         まつたけ山復活させ隊香川山 初シロ形成を祝う、山の神 感謝祭

568 2017年1月7日(土)榎本

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§カンパありがとう!
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1161

2016年11月11日 |  マツタケの林地栽培 


里山も秋が深まってきました

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動

 

第562回(11月11日(金))活動報告

   このところの寒さも和らいで気持ちの良い山作業日和でした。ついこの間まで京まつたけ発生に沸いた山も、紅(黄)葉や鮮やかな赤い木の実で秋色が深まってきました。

 11年目にしてようやく自前の京まつたけ発生に沸いたのはついこの間のことでしたが、本日の「京都新聞」に、「地道なまつたけ山作りと京まつたけ発生に感動しました」との読者からの投書が載っていました。こうした声には励まされますね。 
 また
この間、筆者も多くの知り合いからお祝いやら励ましの言葉、私も参加したいとの声をかけていただきました。私たちのところに参加いただくのは大歓迎ですが、「できれば仲間を募ってあなたの身近な里山を新しく整備して輪を広げていただきたい。応援はいくらでもしますから」とお願いしています。

 本日の参加者は、橋本、榎本、宗方、有山、松本、TAKE、ホリイ、前田、吉川、廣石、内田、阿閉(仁)、阿閉(眞)、大島、大久保、北村、三品、宮崎、松浦、中野、三輪、藤井、斉藤、マリコ、中広、山田、小長谷、猫田、吉村、村岸の30名のみなさんでした。

<澤田山>
繁見峠にて、作業計画を話し合う阿閉さん、大久保さん。
 桑野班では、10年生くらいに育った松で先端に手が届くうちに“芯止め”を計画中とのこと。そう言えば、今年京まつたけの発生を見たところも、数年前に有山さんが芯止めしたところとみごとに一致していました。樹木は一般的に芯止めすると根が増えるそうで、果樹栽培ではよく行われる施業のようです。
 ちなみに、根(細根)を増やすには斜面に段差を切るなどの“根きり”も効果があるといいます。実際、今年発生したうちの2本は段差部で発生していました。

育成中のアカマツ林に落ち葉を散らす木を伐採中の阿閉さん。ちょうどそこへ山田さんが重役出勤で到着。

大久保さんに引っ張られて重役出勤の中広さん。
11年もたつとみんな歳とって重役出勤、早退が多くなるのも仕方ない?

ヤマガラ班、地掻き。施業地が広大なので大変そう。

午前中、三品班、大島さん、伐採中。
午後は地掻き。この辺りはガレキが多くて大変(村岸さん談)だそう。
でも、「礫、岩のあるアカマツ林は良い」(「ここまできたまつたけ栽培」)といいます。

赤色や黄色に色づく里山で。よく出会う散歩中のご夫婦。
 

温暖化、異常気象のためでしょうか?狂い咲きのモチツツジ。

<玉城山>
午後、榎本さん、三輪さんで枯損松やヒノキの伐採と片付け。筆者もお手伝いしてご褒美(中身はナイショ)をいただきました

<香川山>
昼食準備。午前中榎本さん、内田さんもお手伝い。

本日は、キツネ卵とじ丼に豚汁。出汁が効いて“つゆだく”が美味しかったです。

(宮崎 記)

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1160

2016年11月08日 |  マツタケの林地栽培 

                              写真 1. 立派な形、堂々とした京まつたけ

京まつたけ発生は、11月5日に更に1本追加され、合計12本となりました.アカマツ林に堂々と生える京まつたけ(写真1)を見た、偶然であったとは言え、ラッキーな京都造形芸術大学環境学受講生であった.生えているところを初めて見たという学生も多く感激していました(前ブログ).関西テレビ(ワンダー;放映日未定)の取材もありました(写真2).

写真 2.関テレの取材風景(放映日未定)
 
 学生達は、8班に分かれて、マツタケ山見学やマツタケ発生整備作業を体験した(写真3).もちろん各班の当日の作業はその一部でしかないが、短い時間に作業の中身を学生に理解させるため事前に計画を作り準備いただいた班もあり、受講生達は素晴らしい実習だったと感動していました.
写真 3 マツタケ山に邪魔な木を伐る実習を受ける学生

 各班の世話人の皆さん! ありがとうございました.例年と比べて、香川山に本物の京まつたけがあったことが、里山林保全の意味合いを雄弁に彼らに伝えてくれたと思われました.

 11月11日(金)は562回活動日です.本日の昼食のメインシェフは内田 正明さんです.その応援を榎本班の方々が勤めます.期待します!

午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい. 活動報告は宮崎 昭さんです.当日夜、ブログを是非ご覧ください.
 
【お知らせ】

(1)11月10日(木)19:00~19:30 ならどっとFM(奈良県近辺) 医師の森先生と今年のマツタケの話

(2)11月12日(土)午前9:30~55 テレビ朝日(首都圏のみ) 食彩の王国 テーマは松茸 

(3)11月16日(水)マツタケの林地栽培 講演会  14:30-17:00
     主催:韓国 慶尚北道 盈徳郡庁 (社)松保護市民連帯 大邱韓医大山林造景学科
     会場:盈徳郡庁
     演題:1.マツタケの林地栽培の基礎と実際  吉村 文彦
        2.日本のアカマツ林の現況      趙  庸祺  

(4)12月6日(火) 13時 篠山市日置北交差点 倉垣氏駐車場(日置カーサービス隣)集合 古坂峠付近マ発生林に移動(5分) マツタケ山適地判定・作業応援 数台の自動車に分乗、もしくはレンタカー.ガソリン代他 割り勘.参加希望の方は 榎本さんに連絡ください.作業終了後、篠山名物猪鍋をつつきながら、今年のマツタケを考えるのも良いかなと思っています(未定).

       
(5)12月17日(土) 567会活動日  まつたけ山復活させ隊忘年会 香川山初シロ形成を祝う会(来年の倍増祈願)担当 食当 猫田さん


【まつたけ山復活させ隊の心得】
悔いの残らないようにするには! 
1.あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生.作業は慎重に!

4.急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように地際から伐りましょう!

5.マダニ対策の徹底を!  脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症(フラビウイルス)も日本に存在する(8月13日北海道で死者).

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう. 

8.使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶の放置がときどき起こります.元に格納すること.

【まつたけ山復活させ隊とは!】

座して森と同化せよ

ほんの5分間
座って森に同化し
森の静寂に耳を傾ける.
木々の音、落葉を歩く虫の音、小鳥の会話.

森を理解するには
森と一体化すること、
森に抱かれること、体感すること!

Wilhelm Stölb
デュッセルドルフ 1954年生まれ .ミュンヘン大学で森林科学を研究
フリーランスのライター、林業の専門家、写真家、画家として活動
 
我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などがいる.作業内容を固定せず、気づいた人が仲間を集い作業をこなしています(原則).すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.
参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用者(あの人たちは何しに来ているのか?といぶかる参加者を指す)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.

 参加を誘う場合には、そこの所を踏まえて欲しい.また、初めての人にきちんと氏名と参加目的をみんなにコアタイム時に話すように教えるべきである.挨拶もできない大人になることを恐れもする. 
これを怠ると一体感が希薄になって、まつたけ山復活させ隊の堕落に繋がる.ひいてはこの活動の存続に関わる恐れがあるとまつたけ山復活させ隊各自の自覚が欲しい.意識改革されることを強く期待する.

まつたけ山復活させ隊活動日

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?


回 開催日  報告担当者  男厨シェフ     特別企画            体験参加
 
562 11月11日(金) 宮崎   内田+榎本班
563 11月19日(土) 内田
564 11月25日(金) 榎本            JIDF ラボ 12回 通常作業体験
565 12月03日(土) 三輪
566 12月09日(金) 宮崎   松本
567 12月17日(土) 池内       まつたけ山復活させ隊香川山 初シロ形成を祝う、山の神 感謝祭

568 2017年1月7日(土)榎本

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§カンパありがとう!
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1159

2016年11月05日 |  マツタケの林地栽培 

 本日11月5日(土)は京都造形芸術大学 環境学受講生が31名。本日の作業は、教育の場に。

同時に、関テレ取材がありました。

そして、造成地からまつたけ山つくりを始めてマツタケがとれた。

そのマツタケを食す記念の日となりました。\(^O^)/

 

香川山のマツタケが取れた場所はバブル時に造成された跡地です。その場所からマツタケ山をつくる。

ここまで来る年月をみた時、かかわってきた人とのつながり、思いがよみがえります。

 本日の参加者は32名+関テレ3名+受講生31名で仲間は次の通り

前田、関、榎本、尾林、松本、三輪、川本、有山、大島、中広、川崎、松浦、周田、三品、ホリイ、中野、TAKE、

北村、宮崎、藤井、内田、吉川、橋本、女坂、村尾、池内、チエ、河内、阿閉仁、阿閉眞、吉村、猫田 の方々。

 

本日は、マツタケの収穫と山の学習。

集まる受講生を前に、各班の確認をしました。

 

 

  阿閉さん紹介

 大島さん紹介

 三品さん紹介

 吉村さん段取り

  料理班へ。

川本さんの話を聞く受講生  

  

 中広さんの説明。

三品さん説明

 それで、本日のマツタケ群は、

          

これらはもうすぐ、お腹に入ります。

 

まつたけの観察

   

香川山の稜線に上って、整備による山の変化の観察。

   

そうして、マツタケの収穫へ向かいました。

吉村さんがまず収穫方法を説明しました。

   彼女も これ収穫。

その結果は、

一部標本に。後世に残るかも。(^.^)

 

 こちらは、食味実験です。

「私が料理します。」

それで、  

 本日の料理。

この料理は、とれたての野菜で作られました。

昼からは、香川山から他の作業場に移りました。

  

たまき山で、木の伐採を研修。

 

沢田山で、地搔きを研修

 大島さんもチェーンソーを指導。

 三品さんもチェーンソーを指導。

山を下りて香川山では、マツタケご飯とピザが待っていました。

   

美味しかったですか。(*^.^*)

この笑いを忘れないで、また山に来てください。

 

 造成した土地が、復活するには、何十年もかかります。

機械で人工的につくるのはすぐでも、生きた環境は、すぐには元に戻りません。

山の美味しい空気と水。その水を受けてできる水田。

これらを取りまく環境は、日に日に悪化しています。

失った世界を戻し、維持することができるのは、今の私達です。

 たくさんの仲間と笑いながら、楽しみながら、美味しい空気を吸って、汗をかき、

作った作物をたべる。本当に、そこには、そんな世界があるけど。

いつまでも続くか不安な毎日。

それを吹き飛ばしてくれるマツタケ。

本当に吹き飛ばしてくれるよう、次回も頑張りましょう。

 

 文責 池内

 

 

 

 

 

 

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