まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER519

2010年06月30日 |  マツタケの林地栽培 
安定したか? 新居のニホンミツバチたち(巣箱の上から)


京まつたけ復活・里山再生市民運動

 次回の活動日は、7月3日(土)、午前10時、岩倉香川山に集合です.7月2日は雨降りの特異日となっていますが、雨はないように予報されています(京都では、1mm未満の雨が昼過ぎにあることに変わった).気になる天気は、ブログ左のブックマークの天気予報サイトでご覧下さい.活動日も晴れるようです.そうなると心配なのは熱中症です.適切な準備をお考えの上参加下さるように願います.
 
 前回の報告で、ニホンミツバチの巣が壊れていたことをお伝えしました.どうもツキノワグマではない蜜泥棒の仕業だったのですが、残された蜂たちを新しい巣に誘導しておいたところ、その適否をミツバチ班が確認にいきました.
 次のような報告が来て、安堵しました.女王蜂を含めて“救助”できたことと思われます.
『先日、盗難にあった箱から逃げた群れの移動を確認しに行ってきました。餌の準備もして現場に行きましたが餌も集めているようなので自然な状態のほうが良いと判断しました。
何とか新しい箱に落ち着いている様子です。すでに巣を作り始めているようですので静観することにします。写真を撮ってきましたのでご覧ください(冒頭)。
これが10月あたりだと給餌しないといけないと思うのですが周辺に蜜源もあるようですので、自然にまかせましょう。』
 先日、朽木で日本ミツバチを飼育されているところで、個人的に巣箱を購入しました。そこで日本ミツバチの飼育や生態についていろいろ話をお聞きしましたので、これからの活動にいかせたらと思っています(杉山)。
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以下の項目は6月21日付ブログNo.516に移動
○開催予定日 2010年7 - 9月
○まつたけ十字軍運動とは
○まつたけ十字軍運動活動場所と参加方法
○私達のマツタケ山造り(作業方法)
作業内容と作業区の紹介
○今年の予定と目標?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§活動拠点へのアクセスなど
集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林は北へ2.3Km(徒歩40分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.
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§カンパありがとう: 運動は皆さんのカンパで成り立っています!
1)5周年記念パティー時に、堀井さん持参の写真とタイガースバッグを購入された方々から、代金をカンパいただきました.
2)同じく、ツトムちゃんの鉢植え植物を購入された方々の浄財は、テーブルにかかる屋根の波板を購入しました.
3)三品伍樓さんから 現金とクワ2丁のカンパを戴きました.
4)小林さんからカンパを戴きました.
カンパの振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
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★催しなどのお知らせ
1)田圃の作業 楽しい昼食を味わうために労働力の提供をお願いします!
 ・草取り・・・7月の予定。
2)8月1日 京丹波 村おこしふる里ネットワーク主催「マツタケ山づくり」講演会
     詳細は決まり次第お知らせします.
3)8月12日 朝10時 焼き畑を実施.場所は滋賀県余呉町菅並集落北の高時川近辺.
滋賀県立大学 黒田末寿研究室(詳細等問い合わせは吉村まで)

§メール便り
1)アジアハウス夏期交流セミナー2010
<メインテーマ>
★ともに考えよう!!「アジアの環境」
 そして見つけよう!!「訪れた土地のたからもの」★
主催:NPO法人ヒューマン・ビジョンの会  
   神戸市中央区浜辺通4-1-23 ベンチャービル905 
電話:090-8651-5742  メール:konogoro@msb.biglobe.ne.jp
▼会期:2010年7月31日(土)~8月2日(月)(2泊3日)
▼参加対象者:①から③までの参加条件を満たす方
①アジア各国からの留学生および、日本に生活する学生・青年で「アジアの平和、環境、多文化交流」に関心があり、日本語による日常会話が可能な方
②全期間を通しての参加が可能な方 
③早朝からのプログラムに対応可能な方
 ■会期中、6時半起床・7時朝食が基本となります
▼募集人員:学生・留学生  計30人程度
    運営スタッフ・一般 計10人程度
▼参加費: ①留学生 4,000円
      ②日本の高・大学生 6,000円
③一般 11,000円
      ④小・中学生 2,000円

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§主 催
まつたけ十字軍運動・まつたけ山復活させ隊
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706
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まつたけ「十字軍」運動まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER518号

2010年06月27日 |  マツタケの林地栽培 
今日は朝から雨が降り続いています。午前10時過ぎに家を車で出かけました。途中岩倉の田んぼに寄りました。田植えから1ヶ月を経過し稲も大分大きくなって来ました。



 
香川山のベースキャンプに着くと、雨が降り続く中で食卓テーブルの補修を橋本、榎本、松川の3人が行って
いました。
">
食卓の屋根の下には看板が

本日の参加者は次の通り
 橋本、榎本、前田、上林、中広、森、小原、松川、三輪、堀井、雅子、阿閉仁、阿閉眞、三品、猫田、山田、吉村の以上17名。

雨の日はそれぞれに仕事を見つけて過ごしています。
食事の準備にこれから取り掛かります。

畑の様子を見に行きました。トマトや、なすび、きゅうり、かぼちゃなどの夏野菜や桃などを植えており、収穫も直前というところでとんでもない被害が出ていました。お猿?あらいぐま?が我々よりも先に失敬をしているのです。


花も少し咲いています。



 里芋やなすびも大きくなってきました。

 トマトも大きくなって来ましたが、実がミドリ色の時はまだよいが赤くなってくると鳥や猿、アライグマなどによる被害が心配です。

 お茶畑の様子

 とうもろこし

 ねぎ苗の様子8月盆過ぎに植え替えします。

 かぼちゃの実も被害にあいましたので、網をかけています。

 ふきも繁殖してきました。

畑わさびにも挑戦しています。

サラダ菜も我々の昼食の食材として

桃は喰い荒らされてしまいました。

 前田さんと小原さんは、今日は雨で山中での作業ができないので薪つくりをしています。

地蜂が食卓に巣作り?
お食事前に談笑しているとどこからともなく地蜂が飛んできて、食卓に穴を掘り始めました。頭を突っ込んで掘っています。

 今日も猫田、雅子、阿閉、三品さんたちが昼食を準備してくれました。いつも有り難うございます。

お昼の献立

楽しいお昼風景

 午前中降り続いた雨も午後2時過ぎに小康状態となったので、蜂の様子を見に出かけました。巣箱が何者かによって壊されて、近くの木の根元に蜂が群がっていました。とりあえず近くにあった別の巣箱に分蜂状態の蜂の塊をすくって入れましたが、果たして女王蜂も一緒に巣箱の中に入れることが出来たかどうかはわかりません。しばらく様子を見るということで現場を我々は離れました。


 文責 三輪
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まつたけ「十字軍」運動まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER517

2010年06月23日 |  マツタケの林地栽培 

京まつたけ復活・里山再生市民運動

2007年6月発生の梅雨マツタケ(北山)


 次回の活動日は、6月26日(土)、午後10時、岩倉香川山に集合です.気になる天気は、ブログ左のブックマークの天気予報サイトでご覧下さい.適切な準備をお考えの上参加下さるように願います.

 ブログがいたずらに長いと思われるようになったので、以下の項目は6月21日付ブログNo.516に移動しました。必要なときには、ご面倒ですがそちらでご確認下されば幸いです.
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
○開催予定日 2010年6 - 9月
○まつたけ十字軍運動とは
○まつたけ十字軍運動活動場所と参加方法
○私達のマツタケ山造り(作業方法)
作業内容と作業区の紹介
○今年の予定と目標?
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梅雨マツタケ情報を下さい!
今年は、梅雨マツタケの発生が、今のところありません.九州南部、とりわけ鹿児島では700mmを越える雨だそうです.被害がないことを祈ります.その九州地区でも、ツユマツタケ(さまつ)は未だ発生してないようである.ここ2年は宮崎県山岳地帯に6月半ばから7月初め頃発生していた.その前は、4月下旬に熊本県天草辺りで発生していた.発生情報があれば是非教えて下さい.京都でも祇園祭頃までは期待されると聞いています.

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§活動拠点へのアクセスなど
集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林は北へ2.3Km(徒歩40分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

☆運動は皆さんのカンパで成り立っています!
カンパの振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★お知らせ
1)田圃の作業 楽しい昼食を味わうために労働力の提供をお願いします!
 ・草取り・・・7月の予定。
2)NPO法人市民環境研究所の総会と記念講演会
日時:2010年6月27日(日) 京大会館にて
 ●総会    14時00分~14時30分
 ●記念講演会 14時40分~16時00分
  川那部浩哉さん(京都大学名誉教授・前琵琶湖博物館館長)
  「生物多様性は誰のため?」(仮題)
 ●懇親会 16時30分~ 市民環境研究研にて
 ●無料、申し込み不要。
3)8月1日 京丹波 村おこしふる里ネットワーク主催「マツタケ山づくり」講演会
4)8月12日 朝10時 焼き畑を実施.場所は滋賀県余呉町菅並集落北の高時川近辺.
滋賀県立大学 黒田末寿研究室

§メール便り
1) 梅小路・堀井公雄さんから
京都外大で「C.W.ニコル講演会」を聞きました。里山再生活動、生物多様性
生物は1個体だけでは生きていけない、海だけが豊かになれない、山が豊かだから、海も豊かに・・・
まつたけ十字軍活動は意義ありを痛感しました。

2) 綾部市、村上由行さんから
あやべ里山再生プロジェクトの紹介記事が届きました.綾部市民と立命館大学生とのコラボレーションでマツタケ山再生作業の紹介があります.ご覧下さい.
http://www.kyoto-np.co.jp/tango/article/20100617000062

3) 越前市、小泉義寛さんから
5周年おめでとうございます、また先日は楽しくお酒を頂き有難うございました。忘れ物で皆様にご迷惑をおかけ致しました。忘れ物はバスで発見されました.皆様に「ご迷惑をお掛け、申し訳ございませんてました」とお伝え下さい。また参加させて頂きたいと思っていますので、お誘い下さい。まずはお礼まで。

§主 催
まつたけ十字軍運動・まつたけ山復活させ隊
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

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まつたけ「十字軍」運動 まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 516 参加のために

2010年06月21日 |  マツタケの林地栽培 
第2回の活動の様子

京まつたけ復活・里山再生市民運動

§1 まつたけ十字軍運動とは?
 近代マツタケ学発祥の地であり、独特のまつたけ食文化をいち早く形成した京都を活動拠点として、我々はマツタケ山づくりに取り組んでいる。時折のイヴェントや開催日の昼食タイムに集まることによって、情報を共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
 今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.日本で、5.3%の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の29%が絶滅危惧種に挙げられている(2009年).
 環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.トキ、オオタカなどの営巣木はアカマツである.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.生物の保全・多様性上危機に瀕するアカマツ林(里山)をマツタケ山に戻すことが目的である.
 私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用は、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込まれるように最大限努力する.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
 運動は、木を伐る人・運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、設備を造る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などすべての参加者が、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことが必要と考えている.
 まつたけ十字軍運動は、参加者の数だけ面白いことが発見できる良さを持つ.しかもそのことが、アリストテレス風に言えば、運動全体は個の参加者の総和以上の意味を発揮している.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

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活動の様子を見るには
ブログ画面左下ブックマーク中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりでる.

開催予定日 2010年6月-9月
活動場所は京都市左京区岩倉村松 香川山
 アクセスやお願いは以下にあります.必ずお読み下さい。
活動開始は、午前10時頃から終わりは午後4時頃.
自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加の要あり.
第245回 6月26日(土)ブログ報告:三輪
第246回 7月03日(土)ブログ報告:宮崎
第247回 9日(金)ブログ報告:宮崎
第248回 17日(土)ブログ報告:池内
第249回 23日(金)ブログ報告:三輪
第250回 31日(土)ブログ報告:榎本
第251回 8月06日(金)ブログ報告:宮崎
第252回 20日(金)ブログ報告:三輪
第253回 28日(土)ブログ報告:池内
第254回 9月03日(金)ブログ報告:榎本
第255回 11日(土)ブログ報告:宮崎  京都造形芸大環境学受講生参加
第256回 17日(金)ブログ報告:三輪
第257回 25日(土)ブログ報告:榎本
第258回 10月2日(土)ブログ報告:池内
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§2 まつたけ十字軍運動に参加するには
参加するには、この運動の主旨を理解し遵守せねばならない。尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催;吉村).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ゲスト用には少し準備されているが、ノコ・ナタの持参を原則としている.

4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.

5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.

6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.備品類は汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
一切の「資源」の提供は主催者に連絡を願いたい.

7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.
8)カンパのお願い
運動は皆さんのカンパで成り立っています!
 振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

☆活動拠点へのアクセスなど
9)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(45分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
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§3 私達のマツタケ山造り
作業内容は二通りに分けることができる.
これらの意味をよく理解し作業をすることが必要
①植生の調節
  植物の密度の適正化:平均地温の調節、落葉量の調節,土壌水分含量の適正化。伐る樹種、残す樹種、作業時期にこだわる必要はない。除間伐材は必ず集積地へ搬出しなければならない。
  ○アカマツ:枯損木,被庄木は地際から切る。枝払い後、玉切りして集積地に運び出す。枯損木は焼却する.
  ○広葉樹他(含 ヒノキ、スギ):
     大径木:株元直径5cm以上の木は地際から切る。枝払い後、玉切り後、
集積地へ搬出。
      
   ○中小径木:最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径
   1~5cmの木は密度を4-7本/m2に調節する。日当たり、風通しや落葉量
   を調節する。中段切りをしなくてもよい。枝払い後、集積地に搬出.
   
   ○灌木等:膝頭より低い草本や灌木は地際から切ったり,根から抜き集積
   地へ搬出.

②土壌条件の適正化(地掻)落葉落枝層と腐植層の厚みの適正化。以下の(a)~(c)の条件を改善.林外に搬出
(a)物理的要因 土壌の硬度,土壌構造や保水力の改善,根のB層への移行
   を促進。
(b)化学的要因 有機物供給源の除去=富栄養状態の改善。
(c)微生物的要因 土壌微生物の質と量の改善=競争微生物や病原微生物の
   減少。
  地掻の強さは、褐色森林土壌が見え隠れする程度に実施する。
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§4 各作業区の紹介
活動内容や作業区を簡単に紹介すると、
1)香川山
 ○ヤマガラグループ(ヤマガラの里Cエリア)
  ゲート入り口右側斜面を整備中。このエリアを若いアカマツ林に戻す予定。
 斜面正面エリアのススキ刈り取りなど補整作業に取り組んでいる。
皆伐区は、予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の地掻など補整作業を実施している.
一段と、マツノザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.かつてアカマツ林化を考えて伐ったところの補整が進んでいる。
第1整備地は、
○村上班
マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
○阿閉班
南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.
第2整備地は、
ヤマガラの里と呼ぶ.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び、整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツがないに等しい.アカマツ林の再生作業中.
○澤田山中広班
澤田山の一角にあるアカマツ林再生現場の作業を見聞したが、尾根筋がさっぱりとした広葉樹林にしたてあげられている。やはり、長年放置されると、我々の力量では歯が立ちにくいのだ。この立木密度、この林床堆積物では、アマチュアの尋常作業ではアカマツ林に戻せないためにそうなっている.作業エリアを広めずに尾根筋を、幅10mの範囲に限って、尾根沿いに順次皆伐。

○澤田山宮崎班 仲間を集めています!
現在、尾根筋アカマツ再生予定域から出る除間伐材、地掻き腐植の林外搬出路の確保を始めている。アカマツだけを残して尾根筋幅10mに沿っての皆伐がほぼ完了しました。作業中にも枯れ始めるアカマツが出てきており生き残りはわずか数本でアカマツ林再生の期待薄ですが、彼らがまいた種で子孫が増えてくれることにわずかな望みをつなぎたいと思います。
 なお、シューター設置予定の下部山域はすでにアカマツが壊滅状態で、コナラを中心とした落葉広葉樹、ソヨゴを中心とした常緑広葉樹の混交林に相変化している。そのためアカマツ林再生よりも、向かいのヤマガラ班整備地Aに合わせて薪炭材・落葉腐植堆肥採取林、昆虫・キノコ・山菜・野鳥観察・森林浴などの癒し林として再生する方が有意義と考え、その方向で整備を進める予定。
できれば将来、下部林内には休憩所的な東屋も作ってみたい。また、整備で出る粗朶類を利用して、ヤマガラ班A区に習って作業域周囲をシシ垣で囲いたい。
 
3)玉城山
2班が共同で作業をしている。
○榎本班
○三品班
昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.
その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みた.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

4)葉わさび栽培班
 岩手県岩泉町では、葉わさび産業が売り上げ1億円となっている.それはともかくとして、わさび漬けやお浸しがうまい.ここでは鹿害対策が課題である.
 幸い栽培に適する場所があったので、涼しくなれば苗を植えるつもりである.それまでは集めたり戴いた苗の管理をしながらわさびの生理生態を学んでいる.10人の仲間がいる.興味のある方は、世話人の榎本輝彦さんにおたずね下さい.

5)ポスト民芸運動(岩倉焼)班
 香川山BCに、全国から応援いただいたカンパで、みんなで造った「行ってこい帰ってこい」と命名された岩倉窯がある.その窯でポスト民芸に適う岩倉焼を制作している.目下幾多の課題を抱えつつも自らの技量を磨いている.近藤高弘さん進めるポスト民芸運動の旗手(!?)達である.
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§5 今年の予定と目標
 コゴミ、ワラビ、花ズッキーニー、マッシュルーム栽培など検討
1)マツタケ山づくり奮闘記の出版(今夏販売予定:高文研)
2)京都造形芸術大学通信教育部環境学受講生がマツタケ山づくりに参加
  9月11日(土)に予定.交通案内など応援を願います.
3)林間葉わさび栽培に取りかかりたい
4)若い松林をつくろう!京都の景観・伝統行事を守ろう
  全作業区で実施.
5)元気を取り戻したシロを覆土(玉城山2月12日完了))
6)マツタケ感染アカマツ実生苗で人工のシロを作りたい!
和歌山県高野山岩田山に、クリーンルーム建設。農林水産省の補助申請予定
7)各地との交流推進
北海道旭川、岩手県岩泉町岩泉商工会、岩手県洋野町大野高校、石川県珠洲市金沢大学能登学舎、滋賀県彦根市滋賀県立大学荒神山、同近江八幡市沖島、和歌山県高野町岩田山、香川県小豆島マツタケ研究会、広島県庄原市マツタケ研究会
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
主 催
まつたけ十字軍運動・まつたけ山復活させ隊
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706
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まつたけ「十字軍」運動 まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 515

2010年06月18日 |  マツタケの林地栽培 
澤田山Ⅰ…アカマツ実生苗の移植作業。




京まつたけ復活・里山再生市民運動



 
第244回活動(6月18日(金))活動報告


 梅雨の再開、午後からの崩れという予報に反して9時過ぎから降りだしてきた。9時過ぎの気温24.5℃から上がらず、日中で23℃と下がっていた。21名のメンバーが参加された。(敬称略)橋本、加藤、榎本、森、小原、前田、吉本、堀井、有山、マツ子、中野、阿閉(仁)、阿閉(眞)、山田、猫田、大島、三輪、吉川、まりこ、森川、ツトムちゃんの方々。

 午前中は小降りだったので、澤田山班が軽作業に出かけた。午後は、BCでの整備作業を行い3時前には終了、片付けのため居残った数名で広島焼きを楽しんだ。

<澤田山Ⅰ>・・・BC周辺で自生しているアカマツの実生苗の移植をおこなっている。今日約10本を手植え、これまでにおよそ50本が植え終わったとのこと。


<澤田山Ⅱヤマガラの里>・・・枯損松の伐採と、林内の整理作業。数本伐採したところで本降りになり作業を終えた。


<わさび栽培地>・・・わさび栽培の準備作業。早めに切り上げてヤマガラの里を手伝った。


<香川山BC>・・・BC周辺の草刈作業。雨よけフレームが完成し、看板も取り付けられた。


<BC>・・・昼食風景など、手作りスモークサーモンが美味。

新人研修?(砥石整備の指導)、柿木の椅子(吉川チェンソープロ作)、岩倉焼きの銘板。

広島焼き、果樹園の桃。

<榎本記>

 
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まつたけ「十字軍」運動 まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 514

2010年06月16日 |  マツタケの林地栽培 
第1回 活動風景(香川山)

京まつたけ復活・里山再生市民運動

 
次(244回)の活動は6月18日(金)、午前10時、岩倉香川山です.マツタケ山づくりなど里山林の整備を楽しみましょう!

 梅雨入りしました.18日は、雨にあう恐れがある予報である.この左端中程のブックマーク 天気予報で確認できます.

5周年を終えて感謝を―心をひとつにして、次の5年間を!
6月12日、5周年を祝った.参加者とブログ読者の皆さんのおかげで、ここまでこぎ着けた思いが強い.この5年間に243回の公式活動を行い、延べ7457人の参加を得た.

この運動の理念を読めない傍観者の冷ややかな目やネーミングから来る誤解などを尻目に、香川山、澤田山、玉城山を有機物の徹底した循環活用をテーマに整備してきた. 
それは、畑づくりや田んぼの作業や陶芸活動とさながらアメーバのように広がっていったように思える.

今、放置されていた里山は、畑や田んぼが美しいし、何にもまして昼食として私たちの健康を支えてくれる.崩壊したアカマツ林には、アカマツの苗が育ってきているし、秋にはコナラが美しい.
全国のカンパで購入した煉瓦を、みんなで積み上げた窯もポスト民芸運動に活用されている.

こうした5年間であった.マツタケ山再生運動の範疇を越えたものが作られ残った.多くの参加もある利用もされている、山は確かに変わった.しかし、決して運動に魂が入ったとはいえないと総括される.

次の5年間は、残念ながら、読めない不透明な部分もあるが、最低限、我々の理念を貫き通すという信念を持って運動をになっていただきたい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★お知らせ
1)NPO法人市民環境研究所の総会と記念講演会を下記の要領で開催します。
NPO法人市民環境研究所総会
日時:2010年6月27日(日) 京大会館にて
 ●総会    14時00分~14時30分
 ●記念講演会 14時40分~16時00分
  川那部浩哉さん(京都大学名誉教授・前琵琶湖博物館館長)
  「生物多様性は誰のため?」(仮題)
 ●懇親会 16時30分~ 市民環境研究研にて
 ●無料、申し込み不要。

2)田圃の作業 楽しい昼食を味わうために労働力の提供をお願いします!作業実施が決まりしだい お知らせします.
 ・草取り・・・7月の予定。

§カンパのお願いとありがとう!
運動は皆さんのカンパで成り立っています!
 Mさん いつもありがとう!
振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§メール便り

§今年の予定と目標
 コゴミ、ワラビ、花ズッキーニー、マッシュルーム栽培など検討
1)マツタケ山づくり奮闘記の出版(今夏刊行予定)
2)京都造形芸術大学通信教育部環境学受講生がマツタケ山づくりに参加
  9月11日(土)に予定.交通案内など応援を願います.
3)林間葉わさび栽培に取りかかりたい
4)若い松林をつくろう!京都の景観・伝統行事を守ろう
  全作業区で実施.
5)元気を取り戻したシロを覆土(玉城山2月12日完了))
6)マツタケ感染アカマツ実生苗で人工のシロを作りたい!
和歌山県高野山岩田山に、クリーンルーム建設。農林水産省の補助申請予定
7)各地との交流推進
北海道旭川、岩手県岩泉町岩泉商工会、岩手県洋野町大野高校、石川県珠洲市金沢大学能登学舎、滋賀県彦根市滋賀県立大学荒神山、同近江八幡市沖島、和歌山県高野町岩田山、香川県小豆島マツタケ研究会、広島県庄原市マツタケ研究会
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

★私達のマツタケ山造り
作業内容は二通りに分けることができる.
これらの意味をよく理解し作業をすることが必要
①植生の調節
  植物の密度の適正化:平均地温の調節、落葉量の調節,土壌水分含量の適正化。伐る樹種、残す樹種、作業時期にこだわる必要はない。除間伐材は必ず集積地へ搬出しなければならない。
  ○アカマツ:枯損木,被庄木は地際から切る。枝払い後、玉切りして集積地に運び出す。枯損木は焼却する.
  ○広葉樹他(含 ヒノキ、スギ):
      大径木:株元直径5cm以上の木は地際から切る。枝払い後、玉切り後、
集積地へ搬出。
      
○中小径木:最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径
1~5cmの木は密度を4-7本/m2に調節する。日当たり、風通
しや落葉量を調節する。中段切りをしなくてもよい。枝払い後、
集積地に搬出.
   
○灌木等:膝頭より低い草本や灌木は地際から切ったり,根から抜き集積地へ搬
出.

②土壌条件の適正化(地掻)落葉落枝層と腐植層の厚みの適正化。以下の(a)~(c)の条件を改善.林外に搬出
(a)物理的要因 土壌の硬度,土壌構造や保水力の改善,根のB層への移行
   を促進。
(b)化学的要因 有機物供給源の除去=富栄養状態の改善。
(c)微生物的要因 土壌微生物の質と量の改善=競争微生物や病原微生物の
   減少。
  地掻の強さは、褐色森林土壌が見え隠れする程度に実施する。
☆各作業区の紹介
1)香川山
 ○ヤマガラグループ(ヤマガラの里Cエリア)
 ゲート入り口右側斜面を整備中。このエリアを若いアカマツ林に戻す予定。
 斜面正面エリアのススキ刈り取りなど補整作業に取り組んでいる。
皆伐区は、予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の地掻など補整作業を実施している.
一段と、マツノザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.かつてアカマツ林化を考えて伐ったところの補整が進んでいる。
第1整備地は、
○村上班
マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
○阿閉班
南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.

第2整備地は、
ヤマガラの里と呼ぶ.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び、整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツがないに等しい.アカマツ林の再生作業中.
○澤田山中広班
澤田山の一角にあるアカマツ林再生現場の作業を見聞したが、尾根筋がさっぱりとした広葉樹林にしたてあげられている。やはり、長年放置されると、我々の力量では歯が立ちにくいのだ。この立木密度、この林床堆積物では、アマチュアの尋常作業ではアカマツ林に戻せないためにそうなっている.作業エリアを広めずに尾根筋を、幅10mの範囲に限って、尾根沿いに順次皆伐。

○澤田山宮崎班
現在、尾根筋アカマツ再生予定域から出る除間伐材、地掻き腐植の林外搬出路の確保を始めている。アカマツだけを残して尾根筋幅10mに沿っての皆伐がほぼ完了しました。作業中にも枯れ始めるアカマツが出てきており生き残りはわずか数本でアカマツ林再生の期待薄ですが、彼らがまいた種で子孫が増えてくれることにわずかな望みをつなぎたいと思います。
 資材用に使えそうなヒノキはもったいないのであまり細切れにせず搬出したいと思います。除伐したソヨゴなどで簡単な木馬道を作って滑らして下ろしています。コナラは薪サイズに玉切って搬出する予定です。これから除伐した木の搬出、片付けに人手が要りますので応援よろしくお願いします。片付けが済んだら地掻きを始めます。まあ、楽しみながら気長にノンビリやっていきます。
なお、シューター設置予定の下部山域はすでにアカマツが壊滅状態で、コナラを中心とした落葉広葉樹、ソヨゴを中心とした常緑広葉樹の混交林に相変化している。そのためアカマツ林再生よりも、向かいのヤマガラ班整備地Aに合わせて薪炭材・落葉腐植堆肥採取林、昆虫・キノコ・山菜・野鳥観察・森林浴などの癒し林として再生する方が有意義と考え、その方向で整備を進める予定。
できれば将来、下部林内には休憩所的な東屋も作ってみたい。また、整備で出る粗朶類を利用して、ヤマガラ班A区に習って作業域周囲をシシ垣で囲いたい。
 3)玉城山は2班が共同で作業をしている。
○榎本班
○三品班
昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.
その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みた.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

4)葉わさび栽培班
 幸い栽培に適する場所があったので、涼しくなれば苗を植えるつもりである.梅雨明け頃から畑づくりをする.ここでは鹿害対策が課題である.
岩手県岩泉町では、葉わさび産業が売り上げ1億円となっている.それはともかくとして、わさび漬けやお浸しがうまい.
 それまでは集めたり戴いた苗の管理をしながらわさびの生理生態を学んでいる.10人の仲間がいる.興味のある方は、世話人の榎本輝彦さんにおたずね下さい.

§まつたけ十字軍運動に参加するには
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ゲスト用には少し準備されているが、ノコ・ナタの持参を原則としている.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.備品類は汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
一切の「資源」の提供は主催者に連絡を願いたい.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

§活動拠点へのアクセスなど
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

§開催予定日 2010年6月-9月
活動場所は岩倉香川山
(京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス「岩倉村松」から北東へ450m
徒歩6分)   活動開始は、午前10時頃から終わりは午後4時頃.
自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加の要あり.
第244回 18日(金)ブログ報告:宮崎
第245回 26日(土)ブログ報告:三輪
第246回 7月03日(土)ブログ報告:榎本
第247回 09日(金)ブログ報告:宮崎
第248回 17日(土)ブログ報告:池内
第249回 23日(金)ブログ報告:三輪
第250回 31日(土)ブログ報告:榎本
第251回 8月06日(金)ブログ報告:宮崎
第252回 20日(金)ブログ報告:三輪
第253回 28日(土)ブログ報告:池内
第254回 9月03日(金)ブログ報告:榎本
第255回 11日(土)ブログ報告:宮崎  京都造形芸大環境学受講生参加
第256回 17日(金)ブログ報告:三輪
第257回 25日(土)ブログ報告:榎本
第258回 10月2日(土)ブログ報告:池内

§まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.
私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用は、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込まれるように最大限努力する.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.時折のイヴェントや開催日の昼食タイムに集まることによって、作業など情報を共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、木を伐る人・運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、設備を造る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などすべての参加者が、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを第一義的に置きつつ、また、全国の読者の支援で維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

§主 催
まつたけ十字軍運動・まつたけ山復活させ隊
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学) 090-6227-4305
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

§共 催
香川理化学研究所
代表 香川 晴男

京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典 080-6123-4706
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まつたけ「十字軍」運動(まつたけ山復活させ隊)NEWSLETTER513

2010年06月12日 |  マツタケの林地栽培 
京まつたけ復活・里山再生市民運動

 
第243回活動(6月12日(土))活動報告


今日は、6周年目に入っての記念パーティです。
 いつものメンバーが多く参加。52名になりました。
天気もよく、


 晴れたまつたけの里、香川山も30度を越える中、涼しげな風と木陰が心地よい世界を作り出しています。

 参加者は、(敬称略)橋本、中広、榎本、杉山、雅子、加藤、三輪、内田、三木、寺尾、
三原、小原、周田、山中、上林、ツトム、山田、川本、江指、多田、三品、前田、松本、
猫田、大久保、石原、池内(正)、池内(恒)、小吹、藤井、マツ子、阿閉(仁)、阿閉(眞)、吉川、吉村、
岡西、増田、岡坂、有山、青木、中野、小幡(忠)、小幡(淳)、堀井、松川、吉本、
玉城、田中、大石、大月、物江、鈴木の52名です。

 まつたけ山の作業を続けて6年目を向かえ、作業エリアも広がりました。
作業者の仲間自身が費用を出し合って、ここまで続けてこれました。
同じような運動と比べて、それは不思議な感じもします。
夢を持って山と里の再生を続けてきたからかもしれません。

 先日のニュースを見ると、政府は山の再生をしたいといっています。
であれば、こういった運動に作業用道具を提供するとか、動きやすいようにサポート
してくれないでしょうか。
若い人たちが山作業に参加できるように、方向性が出てくると
今年からすごいことに.....。

 まつたけ山運動は全国に。

さて、

 催し準備


 食事準備


催しの日も朝の仕事は


畑で


庭木の提供


まつたけ山再生に、毎年恒例登山。表題の写真は、山のぼり参加者の写真です。


5周年乾杯


さあ、豪華版食事開始


牡蠣。これ食べましたか。


飲む。だんだん酔いが。



食べる。食べる。


酔いがまわって。


楽しい一日。


若い人の参加。


 秋の収穫に向けて、夢を切り開く準備が着々と。

 これなかった仲間も、7周年に向け、一緒にがんばりましょう。


<池内記>

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まつたけ「十字軍」運動(まつたけ山復活させ隊)NEWSLETTER512

2010年06月09日 |  マツタケの林地栽培 
写真は、澤田山のアカマツ林復活区の今の様子.アカマツ幼苗が美しい!



京まつたけ復活・里山再生市民運動

 6月12日(土)は午前9時から、岩倉香川山で 5周年記念を祝うパティーです.濱念の碑の清掃、献杯もしましょう! 気になる天気予報は、ブログのブックマークからご覧下さい! 雨よけ設備ができました(橋本氏製作).

 次第は下記の通りで、今回の食材は、岩手県三陸の魚介類がメインです.当日のホタテは、岩手県の加藤昭一さんの差し入れとなりました.彼は、一番遠いまつたけ十字軍運動のメンバーです. 

 この運動は2005年6月16日に、アカマツ林など身近にある里山林が崩壊していることを憂う市民が、マツタケ研究のメッカ岩倉に集うことで始まりました.

その活動報告を「里山再生を楽しむ! まつたけ山復活させ隊の仲間たち」―人間回復の夢を育むエコ時代の生物多様性を守る生き方実践―として高文研から この夏に出すことに決しました.より良くすることを厭わない企画担当の「トロント」社の福士義彦さんの多大なる努力に敬意を表します.残念なことにこのパーティーに本を手にすることが適いませんでした.お詫びして 皆さんのお許しをこいねがう物であります.

ところで、いま、山はどうなっているだろうか? 
 私たちが最初に手を入れ始めた香川山の変化は、使用前使用後風にいうと、2005年5月13日に京都新聞記者(太田さん)と大月健さんと僕とで活動場所の下調べに出かけた際に撮った写真と最近の写真とを見ると、5年前の写真には、マツが生えているところやヒノキ林や土砂崩れしている所が見える。
新しい写真では、みんなの手入れが効いて見事に里山に戻りつつある。それらの変化に我々は感激している。前からあったアカマツは大きく、ハゲ地にはアカマツが育ってきている。
 残念ながらアカマツ林区に、マツタケの発生は見られないが、菌根性のアミタケが発生してきた。同じ生活をするマツタケはもうすぐ現れるとひいき目で見ている(笑い)。
 土砂崩れ区は、慣れない私たちが土留め作業を実施したが、今では背丈に近いアカマツが美しい。皆伐を試みたヒノキ林区も、同様にアカマツが育っている。
マツタケはいずれ発生するだろう、時間はかかるだろうが・・・・。
 しかし、今はっきりと言えることは、この運動は里山の保全に間違いなく貢献していることである。

岩手の加藤さんから連絡がありました.
 島香(屋号まるとも)さんが宮古市場の入札に参加できるのでお願いしてみたところ吉村さんならと快諾してくれました。今は種類が少ないようなので最良の選択かと思います。
 ホタテについては知り合いのシーカヤッカー兼漁師が仲間から格安で融通してもらえることになりました。昨年の津波で養殖棚が破壊され、今年は1年モノなのでちょっと小ぶりかもしれませんが、味は2年ものより良いとのことです。ご期待ください。
大パーティーの成功を願ってます。
追伸:
 島香さんには大人数に見合った旬で格安な地元の魚介類をとお願いしてありますが、マツタケ同様自然を相手にした明日の水揚げ次第ですので、当たり外れ覚悟でお楽しみいただければと思います。また、ホタテを仲買いしてくれた知り合いが作っている牡蠣の燻製もオマケしましたので皆さんでお味見ください。自分で育てたものを採取後すぐに燻製している真面目な一品で、去年の末あたりからテレビや新聞で取り上げられて地元ではちょっとしたブームになっています。

5周年記念大パーティー開催
 日 時:6月12日(土)9時~17時ごろ(第243回活動日)
 会 場:香川山BC(まつたけ十字軍運動拠点)
 会 費:3000円.保護者同伴の子供は無料
 形 式:海鮮バーベキュー(三陸沖海産物産地直送)
尼吹山にある「濱稔の顕彰碑」のお参り・献杯と草刈りなど清掃をします.
アルコール類など食材の差し入れは、大歓迎です.

梅雨マツタケ情報を下さい!
 九州地区でも、ツユマツタケ(さまつ)は未だ発生してないようである.ここ2年は宮崎県高隈辺りに6月半ばから7月初め頃発生していた.その前は、4月下旬に熊本県天草辺りで発生していた.発生情報があれば是非教えて下さい.京都でも祇園祭頃までは期待されると聞いています.
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★お知らせ
1)田圃の作業 楽しい昼食を味わうために労働力の提供をお願いします!
 ・草取り・・・7月の予定。

§メール便り
1)梅小路・堀井さんから
昨日6日、橋本さんの助っ人に里山ベ-スキャンプへ行きました。橋本さんから聞きました。
5日夕方子供が山に入り「火遊びしている、黒い煙り発生」三木さんが発見。
小学生2~3人が山で火遊び、捕まえる。ライター2~3個あったそうです。
子供の家へ一緒に行き、母親に伝えた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパのお願いとありがとう!
運動は皆さんのカンパで成り立っています!
 振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催
まつたけ十字軍運動・まつたけ山復活させ隊
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

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まつたけ「十字軍」運動(まつたけ山復活させ隊)NEWSLETTER511

2010年06月04日 |  マツタケの林地栽培 
澤田山Ⅲ…コナラを伐採してアカマツ林への更新作業!

京まつたけ復活・里山再生市民運動



 
第242回活動(6月4日(金))活動報告



 朝9時過ぎ、既に23℃(快晴)を越え汗がにじみ出てくる。(敬称略)橋本、榎本、加藤、小原、前田、松浦、中広、三木、大久保、川本、三品、堀井、小吹、大島、内田、有山、マツ子、中野、斉藤、多田、三輪、猫田、山田、吉川、阿閉(仁)、阿閉(眞)、松川の27名が参加された。

<玉城山②(三品班)>
 ・枯損松の伐採処理と搬出作業の続き。
<澤田山Ⅰ(阿閉班)>
 ・地掻きと雑木処理。アカマツの実生苗を植樹。


<澤田山Ⅱ(ヤマガラ班)>
 ・枯損松の伐採処理のため、周辺の雑木の処理作業など。


<澤田山Ⅲ(中広班)>
 ・アカマツ林への更新を目指して、エスケープ木のコナラなど不要木の伐採作業と粗朶類の搬出。


 

<香川山BC>
 ・作業前の準備、昼食など。




 ・雨よけシートのための屋台骨作り。


<田圃・尼吹山の整備作業(玉城山①班)>
 ・水位の調整と苗の補植作業。

 ・12日予定の「松茸の碑」登山に向けて、登山路と周辺を整備。実生のアカマツが生えてきた。
  かつて代表が学生時代に研究された山のアカマツ林が復活か・・・。
 

<お知らせ(ポスト民芸・陶芸班)>
 ・5日(土)午前5時前~夕5時ごろ 本焼き作業 応援よろしく。

<榎本記>

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まつたけ「十字軍」運動(まつたけ山復活させ隊)NEWSLETTER510

2010年06月02日 |  マツタケの林地栽培 
薪の寸法に玉切りする参加者



京まつたけ復活・里山再生市民運動
 
次(242回)の活動は6月4日(金)、午前10時、岩倉香川山です.マツタケ山づくりを楽しみましょう! 
今日は、亀岡で学生達とマツタケ山づくりをしました.4月以降始めて、良い天気の中で作業ができました.近畿に梅雨がやってくる平均日は6月6日となっていますが、今年の梅雨はどうなるでしょう!

出版の遅れについて
 私たちの活動(まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊))を世に問う、紹介する本-『里山再生を楽しむ!まつたけ山復活させ隊の仲間たち』-の当初の出版予定は、今頃、印刷に掛かっているはずだった.
 第一原稿を読んだ出版社・高文研から、マツタケの科学に関わるところが難しすぎる、戴いた原稿は文体の統一を考慮したがそのまま載せたため、同人誌の嫌いがあるとの指摘を受けた.
 企画のトロント社福士さんと僕とで練り直し書き直した第二原稿を提出した.高文研の評価は面白いである、その上、色々要望を受けた.要望の多くは、戴いた原稿の取り扱いである.
 更に両者で検討し、戴いた原稿は、お名前とそのエッセンスを頂戴することにした.それらの原稿を経時的に配列できるように章立てを組み替え全面的に書き直し、出版社に届けてある.
 まつたけ十字軍運動参加者の活動により、香川山の姿が徐々に変わってきました.それにつれて、参加者の皆さんのお名前が随所にでています.事後承諾になりますが お許し下さい.
 6月12日に、皆さんに新本をお見せできなくなりましたが、書き直すこと3度ですが、確かに良くなりました.これにグラビア写真などが入ると読みやすく爲になるモノになっている.産みの苦しみがちょいと長いと暖かく見守って下さるようにお願いします.

5周年記念大パーティー開催
日 時:6月12日(土)9時~17時ごろ(第243回活動日)
 会 場:香川山BC(まつたけ十字軍運動拠点)
 会 費:3000円.保護者同伴の子供は無料
 形 式:海鮮バーベキュー(三陸沖海産物産地直送)
尼吹山にある「濱稔の顕彰碑」のお参り・献杯と草刈りなど清掃をします.
飲み物などの差し入れをお願いします.
その他何でも猫田さんまで要望をお寄せ下さい。

梅雨マツタケ情報を下さい!
 九州地区でも、ツユマツタケ(さまつ)は未だ発生してないようである.ここ2年は宮崎県高隈辺りに6月半ばから7月初め頃発生していた.その前は、4月下旬に熊本県天草辺りで発生していた.発生情報があれば是非教えて下さい.京都でも祇園祭頃までは期待されると聞いています.
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★お知らせ
1)まつたけ十字軍運動ポスト民芸運動班(岩倉焼)から
本焼きを6月5日(土)朝5時から行います(下記メール参照)。

2)5周年記念並びにまつたけ山づくり奮闘記出版(遅延)記念パーティ
「まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊)」の活動が2005年6月16日に開始され、この6月でまる5年が経ち、いよいよ6年目を迎えることになる。そこで、5周年を記念しさらに運動が発展・浸透して全国のアカマツ林が再生、”まつたけ”が50年前のように身近に食せることを願って記念(祈念)パーティを開催します。この活動を祝うに相応しい本の出版準備も峠を越えた(!?).
 日頃ご無沙汰しているメンバーも、新たに参加してみようかなと思っている「里山大好き」もこぞってご参加ください。
 まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊)のメンバーである岩手県宮古市田老の加藤さんにお願いをして旬の魚介類を手に入れたい。
 日 時:6月12日(土)9時~17時ごろ(第243回活動日)
 会 場:香川山BC(まつたけ十字軍運動拠点)
 会 費:3000円(予定)保護者同伴の子供は無料
 形 式:海鮮バーベキュー(三陸沖海産物産地直送)
その他何でも猫田さんまで要望をお寄せ下さい。

3)田圃の作業 楽しい昼食を味わうために労働力の提供をお願いします!
 ・草取り・・・7月の予定。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§メール便り
1)まつたけ十字軍運動 陶芸グループから
みなさまへ
 5月30日(日)晴れ 午後2時から陶芸グループの活動を行いました。
今回は6月12日のまつたけ十字軍運動のイベントに間に合わせようと近藤先生のアドバイスで製作をした作品を5月22日(土)に素焼きをし30日に近藤先生のご指導で釉薬をかけて窯入れ作業をしました。
その様子は下記の所からご覧ください。
http://www.imagegateway.net/p?p=CMgvx4BsBTx パスワード:10jitougei です。
参加者の皆さんも少し土に慣れてきたようで作品の出来上がりが楽しみです。
本焼きは6月5日(土)朝5時から行います。
まつたけ十字軍運動にご参加されている方でお時間の都合がつく方のお力をお借りできると助かります。そして出来上がった器を6月12日のイベントで試しにお使い頂きご批評し
ていただきたく思っています。この陶芸製作活動はまつたけ十字軍運動に参加されている皆さんのご協力のたまものと一同感謝しております。

§カンパのお願いとありがとう!
運動は皆さんのカンパで成り立っています!
 岩手県岩泉町のホテル龍泉洞愛山から カンパを戴きました.
振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

§今年の予定と目標
 コゴミ、ワラビ、花ズッキーニー、マッシュルーム栽培など検討
1)マツタケ山づくり奮闘記の出版
2)京都造形芸術大学通信教育部環境学受講生がマツタケ山づくりに参加
  9月11日(土)に予定.交通案内など応援を願います.
3)林間葉わさび栽培に取りかかりたい
4)若い松林をつくろう!京都の景観・伝統行事を守ろう
  全作業区で実施.
5)元気を取り戻したシロを覆土(玉城山2月12日完了))
6)マツタケ感染アカマツ実生苗で人工のシロを作りたい!
和歌山県高野山岩田山に、クリーンルーム建設。農林水産省の補助申請予定
7)各地との交流推進
北海道旭川、岩手県岩泉町岩泉商工会、岩手県洋野町大野高校、石川県珠洲市金沢大学能登学舎、滋賀県彦根市滋賀県立大学荒神山、同近江八幡市沖島、和歌山県高野町岩田山、香川県小豆島マツタケ研究会、広島県庄原市マツタケ研究会
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★私達のマツタケ山造り
作業内容は二通りに分けることができる.
これらの意味をよく理解し作業をすることが必要
①植生の調節
  植物の密度の適正化:平均地温の調節、落葉量の調節,土壌水分含量の適正化。伐る樹種、残す樹種、作業時期にこだわる必要はない。除間伐材は必ず集積地へ搬出しなければならない。
  ○アカマツ:枯損木,被庄木は地際から切る。枝払い後、玉切りして集積地に運び出す。枯損木は焼却する.
  ○広葉樹他(含 ヒノキ、スギ):
      大径木:株元直径5cm以上の木は地際から切る。枝払い後、玉切り後、集積地へ搬出。
      
○中小径木:最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径
1~5cmの木は密度を4-7本/m2に調節する。日当たり、風通
しや落葉量を調節する。中段切りをしなくてもよい。枝払い後、
集積地に搬出.
   
○灌木等:膝頭より低い草本や灌木は地際から切ったり,根から抜き集積地へ搬
出.

②土壌条件の適正化(地掻)落葉落枝層と腐植層の厚みの適正化。以下の(a)~(c)の条件を改善.林外に搬出
(a)物理的要因 土壌の硬度,土壌構造や保水力の改善,根のB層への移行
   を促進。
(b)化学的要因 有機物供給源の除去=富栄養状態の改善。
(c)微生物的要因 土壌微生物の質と量の改善=競争微生物や病原微生物の
   減少。
  地掻の強さは、褐色森林土壌が見え隠れする程度に実施する。
☆各作業区の紹介
1)香川山
 ○ヤマガラグループ(ヤマガラの里Cエリア)
 ゲート入り口右側斜面を整備中。このエリアを若いアカマツ林に戻す予定。
 斜面正面エリアのススキ刈り取りなど補整作業に取り組んでいる。
皆伐区は、予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の地掻など補整作業を実施している.
一段と、マツノザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.かつてアカマツ林化を考えて伐ったところの補整が進んでいる。
第1整備地は、
○村上班
マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
○阿閉班
南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.

第2整備地は、
ヤマガラの里と呼ぶ.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び、整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツがないに等しい.アカマツ林の再生作業中.
○澤田山中広班
澤田山の一角にあるアカマツ林再生現場の作業を見聞したが、尾根筋がさっぱりとした広葉樹林にしたてあげられている。やはり、長年放置されると、我々の力量では歯が立ちにくいのだ。この立木密度、この林床堆積物では、アマチュアの尋常作業ではアカマツ林に戻せないためにそうなっている.作業エリアを広めずに尾根筋を、幅10mの範囲に限って、尾根沿いに順次皆伐。

○澤田山宮崎班 仲間を集めています!
現在、尾根筋アカマツ再生予定域から出る除間伐材、地掻き腐植の林外搬出路の確保を始めている。アカマツだけを残して尾根筋幅10mに沿っての皆伐がほぼ完了しました。作業中にも枯れ始めるアカマツが出てきており生き残りはわずか数本でアカマツ林再生の期待薄ですが、彼らがまいた種で子孫が増えてくれることにわずかな望みをつなぎたいと思います。
 資材用に使えそうなヒノキはもったいないのであまり細切れにせず搬出したいと思います。除伐したソヨゴなどで簡単な木馬道を作って滑らして下ろしています。コナラは薪サイズに玉切って搬出する予定です。これから除伐した木の搬出、片付けに人手が要りますので応援よろしくお願いします。片付けが済んだら地掻きを始めます。まあ、楽しみながら気長にノンビリやっていきます。
なお、シューター設置予定の下部山域はすでにアカマツが壊滅状態で、コナラを中心とした落葉広葉樹、ソヨゴを中心とした常緑広葉樹の混交林に相変化している。そのためアカマツ林再生よりも、向かいのヤマガラ班整備地Aに合わせて薪炭材・落葉腐植堆肥採取林、昆虫・キノコ・山菜・野鳥観察・森林浴などの癒し林として再生する方が有意義と考え、その方向で整備を進める予定。
できれば将来、下部林内には休憩所的な東屋も作ってみたい。また、整備で出る粗朶類を利用して、ヤマガラ班A区に習って作業域周囲をシシ垣で囲いたい。
 3)玉城山は2班が共同で作業をしている。
○榎本班
○三品班
昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.
その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みた.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

4)葉わさび栽培班
 岩手県岩泉町では、葉わさび産業が売り上げ1億円となっている.それはともかくとして、わさび漬けやお浸しがうまい.ここでは鹿害対策が課題である.
 幸い栽培に適する場所があったので、涼しくなれば苗を植えるつもりである.それまでは集めたり戴いた苗の管理をしながらわさびの生理生態を学んでいる.10人の仲間がいる.興味のある方は、世話人の榎本輝彦さんにおたずね下さい.

5)まつたけ十字軍運動ポスト民芸運動(岩倉焼)班
 香川山BCに、全国から応援いただいたカンパで、みんなで造った「行ってこい帰ってこい」と命名された岩倉窯がある.その窯で岩倉焼を制作している.目下幾多の課題を抱えつつも自らの技量を磨いている.近藤高弘さん進めるポスト民芸運動の旗手(!?)達である.

§まつたけ十字軍運動に参加するには
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ゲスト用には少し準備されているが、ノコ・ナタの持参を原則としている.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.備品類は汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
一切の「資源」の提供は主催者に連絡を願いたい.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

§活動拠点へのアクセスなど
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

§開催予定日 2010年6月-9月
活動場所は岩倉香川山
(京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス「岩倉村松」から北東へ450m
徒歩6分)   活動開始は、午前10時頃から終わりは午後4時頃.
自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加の要あり.
第242回 6月04日(金)ブログ報告:榎本
第243回 12日(土)ブログ報告:池内 5周年・出版記念パーティー
第244回 18日(金)ブログ報告:宮崎
第245回 26日(土)ブログ報告:三輪
第246回 7月03日(土)ブログ報告:榎本
第247回 09日(金)ブログ報告:宮崎
第248回 17日(土)ブログ報告:池内
第249回 23日(金)ブログ報告:三輪
第250回 31日(土)ブログ報告:榎本
第251回 8月06日(金)ブログ報告:宮崎
第252回 20日(金)ブログ報告:三輪
第253回 28日(土)ブログ報告:池内
第254回 9月03日(金)ブログ報告:榎本
第255回 11日(土)ブログ報告:宮崎  京都造形芸大環境学受講生参加
第256回 17日(金)ブログ報告:三輪
第257回 25日(土)ブログ報告:榎本
第258回 10月2日(土)ブログ報告:池内

§まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.
私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用は、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込まれるように最大限努力する.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.時折のイヴェントや開催日の昼食タイムに集まることによって、作業など情報を共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、木を伐る人・運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、設備を造る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などすべての参加者が、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを第一義的に置きつつ、また、全国の読者の支援で維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

§主 催
まつたけ十字軍運動・まつたけ山復活させ隊
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
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