まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第166号-

2006年12月26日 |  マツタケの林地栽培 
岩倉でも、このように見られるだろう!






この1年のまつたけ十字軍運動の活動を振り返る
 正月休みを終え1月21日に26回目を開催し、1週間ごとに雪の中でも雨の中でも集い、お盆は休みとしたが、12月15日の72回大忘年会で2006年の活動を終えた.無事に終えられたことは、参加者の皆さんの努力の賜物以外の何ものでもないと言えるが、遠いため参加は出来ない方々の協力も忘れることは出来ない.改めて心から感謝申し上げる.
 
 計47回の開催で延べ参加者は1450人、1回当たり30人となる.メンバーには、京まつたけ復活・里山再生を謳っていても、山に生えているマツタケを見たことがない方も結構いらっしゃっていて、亀岡の今西さんの山で丹波まつたけを自分の手で触れたことは大変貴重なものとなった.今西さん夫妻とその息子さん夫妻に大変なお世話になった.
 
 岩倉の香川山の手入れも済む頃、橘氏や今井氏や玉城氏や澤田氏が持山を無償で利用させて下さり、私達の活動エリアが大きく広がった.広がったといえば、岩手県の久慈市や久慈地方森林組合の協力もあり洋野町の小沢さんが「まつたけ十字軍運動岩手」を立ち上げるべく準備をされている.来年のマツタケ発生期には、是非岩手のマツタケを見に行きたいものである.

 今の森林保護運動は、ひと頃のように「山に緑が多ければよい」、「樹を伐らなければよい」というレヴェルを脱却しつつあるが、まだ、大雑把に二つの問題を抱えている.
 
 森林をその生成過程で分けると、原生的な森林、里山(林)と人工林になる.人の活動が及ばなくても森林を維持する能力を生来的にその中に保有している生態系は原生的な森林だけである.里山(林)は人が生産活動の場として維持してきた生態系で、人工林は保育活動を施さねばならない生態系である.

従って、運動の対象となる生態系は里山(林)と人工林に集中するが、里山(林)は農用林や薪炭林として利用した経験を人は持つが、人工林のようにどのように林を管理すべきかその方法論を一般的に欠いている.これが運動体にとって林作りのイメージの弱さとなって現れる.
 
 二つ目は、森林ボランティアが安価なもしくは無償の労働力と世間に位置づけられていることである.その運動を維持するために、それなりの負担を参加者に願うことになり、年金生活者に新たな負担増を強いている.また、森林ボランティアが里山(林)で山づくりを楽しむ時、樹を伐採する権利を保障されていないことを最近知った.法的整備が遅れているのだそうだ.

 昭和40年代の日本の高度経済成長は、私たちの生活の近代化を生み、農業を大きく変え、林業を衰退させた.休耕田が増え、林も放置されるようになった.私たちの周りに山や田んぼや畑、川や溜池がある.

これが里山だが、あまりにも身近な環境で激しい人為の加わった場所のため、重要な生態系と今まで考えられていなかった.環境省のレッドデータブックに記載されている絶滅危急・危惧種の50%は、私たちの集落の近辺、里山の生物である.

 生物の多様性を守ることは、種の生息地を守ることが大きなウエイトを占める.地球上にはさまざまな生態系があり、それらの保護運動は必然的に多様であり、どれも大切であるし必要であるが、生物の保全を考えると、里山(林)の保全は、焦眉の課題であろう.

 アカマツ林は全国に230万haもあり、しかも放置され、アカマツ林の再生が不能となっている.木が生い茂り立木密度が高く、富栄養化した土壌にマツタケが駆逐されている.マツタケも絶滅が心配されるキノコの一つである.生息地は、アカマツ林を1950年代の状態に戻せば、取戻せる.しかし、マツタケは生活できるが、子実体(食用部)発生が、昨今の異常気象によって激減している.

 私たちの生活を総点検すべきときが来ている.誰もが気付いたときは遅すぎるのである.

 次回のまつたけ十字軍運動NEWSLETTERは1月13日を予定している.
それでは、皆様の来たる年のご多幸を祈念します.



寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
                口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第165(補遺)号-

2006年12月16日 |  マツタケの林地栽培 
今年の無事を謝し、来る年の豊かなることを!

餅つき風景



第72回(12月15日)活動報告
2006年の忘年会は盛会裏に終了 
 体調を崩して不参加の方々の一刻も早い回復を念じつつ、岩倉に出かける.心配された天気も、異常気象で12月の半ばとしては暖かすぎるが、良好である.岩倉ベースキャンプでは、既に、火は燃えること盛.昨夜来の雨で、多少のぬかるみが気になる程度で、アウトドア活動に問題なしかな.
 
本日の参加者(敬称略)は、岡阪、阿閉夫妻、橋本(敏)、伊藤、大井、石原、松浦、藤井、川崎、三品、三輪、榎本、宮崎、中川、中村(伸)、井本、山中、中居、小長谷、渡辺夫妻、周田、中原、今西夫妻、猫田、三原、林屋、まりこ、飯室、安永、有山、鎌田、橋本夫妻、多田、大久保、森、高森、ツトムチャン、大月、池内(恒)、矢野、大島、杉山、中廣、浅沼(終わりごろ参加)と吉村の49名である.
本日の会費は、有料参加者47名分で141000円.カンパ2000円と5000円を加えて147000円である.食材費122694円.差し引き25306円.徴収係りの藤井さんお疲れ様でした.残りは会の運営費として、皆さんのカンパとさせていただきました.それにもち米、野菜、キシメジ、マツタケ、竹の子、鯖鮨、各種飲み物など寄贈戴きました.心から感謝申し上げます.

出席の皆さん! お楽しみいただけたでしょうか!
写真を見ると、皆さん 楽しんでいらっしゃる様子である.宮崎さんが送ってくれた9枚の写真を入れると135枚になった.すべての写真は、Yahoo フォトにアップロードした.ランダムに選んだ42枚はNikonのアルバムに入れた.Nikonアルバムはスライショウで御覧下さい.Yahooアルバムは、全画面表示でないスライドショウで御覧下さい.見方は、下記の<皆さんの活動の様子を見る>を参照ください.

 餅つきには、子供の頃の思い出を語りつつ、皆が参加できたようだ.鏡餅も作られ、右京区京北の宮司井本さんが、今年の収穫を感謝し来年のマツタケの豊作を祈願してくれた.米1斗の餅つきもあっという間に終わった.搗きたてのしかも杵つきの餅は旨い.この1年間、快く岩倉行きを許してくれたであろう留守番に、ほんの少しだが餅を持って帰っていただいた.来年は、この2倍は搗けるだろうか.大鍋1.5倍量のおでんは、さすがに食べきれない.これも残りは持ち帰った.8kgの信州村沢牛の霜降りは焼いて堪能した. 
 
村上さんが、キシメジの胞子液に浸けたアカマツの苗を持参.イロージョン部に植樹.午後3時には、余った食材や差し入れを配ることになった.運の良い代表が手に入れた.

岩倉BCの所有者である、我々の友人香川晴男さんは、若い時の無茶が祟って、腎臓を患い闘病中である.この一年間、我々が楽しく山づくりを続けられたのも彼あってのことである.彼の平易であることを願って散会となった.
香川さんから、皆さんにコメントが来ています.このブログの一番後ろのほうのコメント欄の数字を左クリックすることで見ることが出来ます.

最後になりましたが、高木さん、橘さん、今井さん、玉城さんと澤田さんには山を借りています.残念なことに、十分な山づくりが出来なかったことが心残りです.来年も、続いて里山づくりに励みます.

後15日で、今年も終わりだ.まだ、いろいろすべきこともあり、のんびりとは出来ないお気持と存じますが、皆さん! 良いお年を!
では、 1月13日(土)に、お会いしましょう!

<皆さんの活動の様子を見る> 
写真は、このブログの左下にあるBookmarkのまつたけ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.
 Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.
 もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、保存も印刷も出来ます.大いにご活用ください.





主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第164(再々修整)号-

2006年12月12日 |  マツタケの林地栽培 
毎回、食事当番に当たる方々に感謝!




第72回(12月15日)大忘年会のお知らせ
  この一年の活動を楽しく続けられたことは、参加者の方一人独りが全体を見て創意と工夫を岩倉にぶつけて来たからだろうと思える.このこと以外に何も言う必要はない.雪の中、雨の中を厭わず、また例会に出られないからと都合のつく日に独りで、里山再生に係わった方は、非常に多い.本年最後の例会は、皆がみんなに感謝し、一時を過ごせれば良いと思っている.

天気予報も一時悪くなったが、又いいほうに変わってきている.14日午後8時の予報では、晴れとなっている.もちろん いつものように雨天決行だ!

 餅つきを楽しもう.その餅をどのように喰ってみようか!家族に『俺がついたのだ』と食わせるかな.
 高級牛の焼肉と、今年, 猫田シェフはおでんを創る.これらにとらわれる必要はないが、そのほかのアイディアは次の機会に実現しよう.

 餅つきの道具類も中居さんのお陰で準備できた.もち米に野菜類は山中さん、井本さん、今西さん、矢野さんにツトムチャン達が用意をしてくれる.おでんの種、珍しい物ありきたりのもの何でも持ち寄り願います.飲み物はお好きなものを寄贈ください.

 火の当番に食当は午前9時前には、準備に岩倉にお出でになります.許される方は、応援の程願いあげます.

開 催 要 項
1)実施日    2006年12月15日(金)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林か京都バス停岩倉村松集会所前
4)服装等 山で軽作業できる服装、運動靴、防寒具、傘かレインコートなど 
5)用意するもの 椀と箸とコップ、料理の持ち帰り容器など.
6)会費      3000円 飲み物を持ち寄りとします.
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車―村松集会所前下車:JR京都駅から(60分、
七条口バス停「C6」番)、阪急京都線烏丸駅から(38分、四条烏丸交差点
西南角滋賀銀行前)、京阪本線出町柳から(25分、加茂大橋東詰北)、京都地下鉄 烏丸線国際会館前(地下鉄はJR京都駅・烏丸四条・烏丸御池発)から(15分、バスターミナル)

<メール便り> 感想やアイディアなど、どんどんメールを下さい.
1)杉山廣行さんから
こんばんは 皆さん!
韓国の気温は昼間で5℃程度です。
今日はチョンジュンに行ってきました。
山の上に古城があり観光です。
このあたりも黒松が多く見られましたが松林と棚田の風景は一昔前の日本の原風景に似ていま
す。それと野鳥が多く生息しておりヤマガラやシジュウガラタカなども見ることが出来ました。
残念ながら15日の午後に帰国になり忘年会に参加できません。
2)浅沼直人さんから
 しばらくご無沙汰です、
15日の年忘れ会には参加したかったのですが、残念ながら定期検査(10年間年1回)があり、参加できるとしてもおそがけになるかも分かりません、いいお年を迎えられる事を祈念いたします。
来年どこかの山でまつたけが見られることを期待


1-2月の活動日のおしらせ
第73回活動日:2007年1月13日(土)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第74回活動日:2007年1月19日(金)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第75回活動日:2007年1月24日(水)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第76回活動日:2007年2月03日(土)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第77回活動日:2007年2月09日(金)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第78回活動日:2007年2月14日(水)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第79回活動日:2007年2月23日(金)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第80回活動日:2007年3月03日(土)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分




寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第163号-

2006年12月10日 |  マツタケの林地栽培 
雨の中、斜面で軽作業するメンバー






第71回(12月9日)活動報告

本日の天気は、温かいが終日雨.
いつものようには人は来ない、が、5―6人にはなるんじゃないかと思いつつ早い目に出かけた.香川山に着いたら10時過ぎである.もう数人のメンバーが思い思いに作業を始めている.
岡阪さんが火の準備を(5289)、榎本さんはテントの準備を(5288)、猫田さんはチェーンソーを(5290)、中城さんも道具箱を抱えている.参加者(敬称略)は他に、阿閉夫妻、今西、村上、池内(正)、ツトムチャン、三輪、玉城に筆者で計13名.

 外の作業がやりにくい、というより楽しめない時には原則として山の作業はないことにしている.皆さんは、まず、今日がうまく終わるように準備を進める.阿閉(眞)さんはぬかるみを掃除する.テント張りする阿閉(仁)さん(5293).右を見れば、食材を求めに出かける猫田さんにツトムチャン.彼らが戻ってくる前に、掃除を終えた阿閉(眞5298)さんは調理器具を揃える.来週には、もち米を蒸すために大量の薪が要るだろうと、薪割りするのはツトムチャン(5303)と榎本さんに阿閉(仁)さん.薪割り台を作る榎本さんに中城さん(5307).

 活動日以外に出かけてきて作業をする方が随分いらっしゃるが、宮崎さんは製材に励んでいる.有山さんは獣害(シカ、ウサギ、サル、イノシシによる)対策に強固な柵を作っている(5304).池内さんに中城さんがその被害の検分をしている(5308、5309).
 今西さんは、茶畑の養生(5301)を終えると、刈払機の手入れをし始めた(5305).多くの皆さんは道具類を使用はするがそのメインテナンスをしない.正直に云うと、しないのではなくその方法を知らないのでないかと思うが.
チェーンソーや刈払機などは掃除に目立てや油さしなど、その能力をフルに発揮させるために手入れを怠らないようにしたいものである.切れない包丁では、手指を怪我することが多いらしい.チェーンソー講習会の修了者の一人阿閉さんが目立てに挑戦(5306).

 村上さんは、キシメジの胞子浮遊液に浸したアカマツの苗を斜面に実験的に植えている(5310).赤いビニールテープを巻いたアカマツがそれである.池内さんは、一人、斜面の地掻の不十分な所を、モクモクと掻きだしている(5312).

みんなで播いた小麦も芽を出している(5294,5296).
食後、火の番を残して、玉城山の南にある玉城小屋の利用法の検討に現場に出かける.

<皆さんの活動の様子を見る> 
写真は、このブログの左下にあるBookmarkのまつたけ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.
 Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.
 もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、保存も印刷も出来ます.大いにご活用ください.

<お知らせ>
 12月15日(金)は大忘年会、餅つき大会をしよう!予報では、15日は天気が良いとでている.メニューは、牛の焼肉.参加者の皆さんの体型を見ると、これを食べることはドクターストップが懸かるのではないかとつまらぬ思いを持った.今年もそんな肉だそうである.
 それに、おでんを作る.会費は3000円.おでん材料は皆さんの持ち寄りに依存するところ大である.
 旨いおでんになるように、食材の提供に最大限のご協力をお願いします.その他、何でも差し入れ大歓迎である.

 旨いおでんは、仕込みに時間を食う.火の通り難い材料など、大根の類は長時間煮込んである.食当は、9時前には調理に取り掛かるようにするとの話だ.すると、火の当番はそれよりも早く準備をせねばならない.これは相当の負担を強いることになる.そこで、皆さんに、厚かましくもお願いしますが、火の通りにくい食材は柔らかく煮てお持ちくださると、時間の節約になります.よろしく!

もち米を準備くださっている山中さんに井本さん!これまた、心苦しいお願いですが、前日に水に浸けたもち米をお持ちいただけませんでしょうか!お願いを致します.
最後のお願いとなりますが、自分のお好きな飲み物は、各自お持ちくださると助かります.





寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
                口座No.: 普通預金 3698173 



主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第162(補遺)号-

2006年12月06日 |  マツタケの林地栽培 
昨年の大忘年会に集うメンバー



第71回(12月9日)活動日のお知らせ

 12月4日、京都市の風致保全課と林業振興課の職員3名と石原さん、中廣さんと吉村ら合同で、岩倉玉城山と澤田山の活動現場を調査した.放棄された里山にマツタケ発生環境整備作業を施しつつある現場は、手入れをしていないエリアと比べると格段に「きれいに」なっている.未だ、今にもマツタケが生えてくるかと『誤解』できるほどにはなっていない.続いて作業を継続せねばならないだろう.
 
 12月15日(金)は、一年間の締めくくりとして、『大忘年会』をします!
メンバーの中居さんが餅つき道具一式をご寄贈下さった.京北の井本さんがもち米をご寄付くださることになっている.矢野さん自家製の大根で大根餅、納豆餅とあんころ餅など作ってみたいと思案中.ちなみに昨年は、会費3000円(飲み物なし)で牛の網焼きがメインディッシュであった.今年も同等に、猫田シェフに行なっていただけるようです. 
 しかし、皆さんの持ち込みで成り立っているようでした.野菜、果物、蛋白質、飲み物なんでも、今年も大いに歓迎されますので、よろしくお願いします.アルコール(自前)を楽しみたい方は、公共の交通手段でお越しください.

 
 開 催 要 項
1)実施日    2006年12月9日(土)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林か京都バス停村松集会所前
4)服装等 山で軽作業できる服装、運動靴か長靴か地下足袋、皮手袋、ヘルメット.
5)用意するもの 椀と箸とコップと食材費(200円程度)+α、料理の持ち帰り容器など.
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車―村松集会所前下車:JR京都駅から(60分、七条口バス停「C6」番)、阪急京都線烏丸駅から(38分、四条烏丸交差点西南角滋賀銀行前)、京阪本線出町柳から(25分、加茂大橋東詰北)、京都地下鉄烏丸線国際会館前(地下鉄はJR京都駅・烏丸四条・烏丸御池発)から(15分、バスターミナル出発)
7)雨天の場合   京都府南部が、午前9時現在、雨天の場合や降水確率が50%以上の時、 本日の作業は原則中止ですが、皆さんは、雨の中でも雪でも集まって楽しんでいます.
参加費は無料、資格も問わない.傷害保険等は各自加入のこと.ゴミ等は各自持ち帰り願います.

<予定作業>
 有山さんを中心にして、畑や麦畑やミニ果樹園を柵で囲む準備作業も少しずつ進んでいるように見える.
 玉城山と澤田山にも人の手が入り、里山の姿を取戻しつつある.すがすがしい林に変わって行っている.12月に入り、一段と寒さが厳しくなってきました.無理をせず自分の体にあった作業をなさるようにお願いを致します.

<お知らせ>
1)12月10日(日)午前9時、『能勢の里山を取戻す、マツタケ救出ボランティア運動』開催.作業は昼まで、昼から牛すき鍋を楽しむ(昼食代1000円).問合せは(株)能勢農場(072-734-1797)まで.

2)12月12日(火) 午前9時30分 里山産業ワークショップ開催 京都府木津町鹿背山会館集合 問合せは田中(UR:0774-73-2708)まで 


<メール便り> 
1)杉山廣行さんから
まつたけ十字軍の皆さん!こんばんは.今韓国に滞在しています。
韓国の里山についてのレポートです。
松林は見たところは黒松が多いようです。仕事で行っている会社の庭には赤松と黒松と赤松が交配したような松と二種類が植えてありました。松林は落ち葉などは比較的少ないような感じです。韓国の松の枝ぶりはなかなか良いものがあります。
毎日、朝は出張先の近くの食堂で食事をしています。少々からい物が多いのですが塩味は日本ほどからくないようにおもいます。キムチなども塩味は薄いようです。こちらに着いてからは焼肉などは食べていませんが、なんとなく家庭料理のたぐいのものが多くて食文化的には興味深いものがあります。
中旬には帰国の予定ですのでまた連絡いたします。

2)井上 勝さんから
麦畑の糠まき。
本当は皆さんと一緒にまきたかったのですが、活動の時間に 出席できませんので単独で決行しました。お許し下さい。
麦踏は皆さんで是非行ってください。(霜が降りて麦の根が土から浮いた時が麦踏時です)


12-1月の活動日のおしらせ
第72回活動日:12月15日(金) 忘年会 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第73回活動日:2007年1月13日(土)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第73回活動日:2007年1月19日(金)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第73回活動日:2007年1月24日(水)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第73回活動日:2007年2月03日(土)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分  



寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第161(補遺)号-

2006年12月01日 |  マツタケの林地栽培 





第70回(12月1日)活動報告

 写真が、初参加の服部さんから送られてきました.NIKONの写真集でごらんください.

  本日の気象は、体感的には「少し寒いな」と思ったが、これでも平年よりは暖かいそうである.参加者は初参加の服部さん(京都市)、常連の岡阪、中城、小吹、周田、三原、鎌田、大島、中川、中広、三品、寺尾、大井、今西、加藤、池内恒、安永、阿閉夫妻、中村(伸)、橋本夫妻、橋本(敏)、川崎、宮崎、ツトムチャン、榎本、有山、大月、猫田、石原、と筆者で32人.
 本日は、澤田山と玉城山でマツタケ発生整備作業が実施された.恒さんが台湾の餅を食べさせてくれた.まつたけ十字軍岩手(準)の小沢さんからと届いた塩引鮭を使ったかす汁を戴く.美味!

澤田山Ⅰ活動レポート(宮崎 昭)
村上、服部(期待の新人、何と言っても若い!)、三品、中川、宮崎の5名で、午後1時~3時半まで、最奥候補地の整備を行いました。
前々回は南斜面を整備したのですが、マツタケで車を買ったというマツタケハンター村上さんの見立てによると、「南側は老木・古木が多く期待薄。西北斜面の方が若松が多く緩やかな窪地で水分も集まりやすく期待できる」とのことで西北斜面の森を暗くしている木々や枯れ松の整理を行いました。短時間でしたが約20m四方がほぼ「傘をさして歩ける」状態にはなりました。その様子は服部さんが撮影してくれた「before-after」でご覧ください。
この地はマツタケを期待できそうなのですが、腐植の堆積が5~10cmと厚くこのままではダメです。今後は地掻きが必要です。この地は平面に近い緩傾斜地で地掻きは比較的やり易いと思われます(それでも大変な作業であることには違いありませんが)。次回はレーキや山菜取りナイフを持って行きましょう。
現地までは山道を上って20~30分近くかかります。初めての方も道に迷わないように専用の道標を数ヶ所に取り付けました。「丸に十の字」は島津ですが「マツタケに十の字」と方向を示す矢印が描いてあります。

 11月26日に行なわれた「京まつたけ復活・里山再生市民運動の報告が主催者の京大マツタケ研究会の大月さんから届いたので、掲載します.
 京大北部祭典の企画として昨年の「マツタケ再生に向けて」に続き、今年は「みやこまつたけ・里山再生市民運動」を11月26日に開催した。参加者は約70名。京都府を始め、泉南市樽井の林さんほか大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県と参加者は広範囲にわたっている。「まつたけ十字軍運動」のブログの影響だろう。また、今年は若い参加者が目に付いた。 京大マツタケ研究会は吉村文彦さんが岩手から京都に帰ってくるのを機会に立ち上げた。吉村さんが意図する「マツタケ復活」と「里山再生」の運動の支援である。今年、京都学園大学マツタケ研究会も出来た。京都学園大学がある亀岡は丹波マツタケの本場である。彼等の活躍を期待したい。
 吉村さんの「みやこまつたけの復活と里山再生」は、まつたけ十字軍運動が岩倉で始まって一年半が経過したが、その中間報告である。いままでに約300名の人が関わり、毎週の作業に30名前後の人が確実に集まってくる。ヤマの作業をする人、ハタケ仕事に精を出す人、賄いを担当する人と自然に分担ができる。面白い光景だ。京都は街と山が近い。市民と里山との関係も深い。「マツタケの復活」と「里山の再生」を抱き合わせで考える吉村さんの主張は説得力があり、多くの新聞報道はまた未知な人間をつなぐ。ブログ(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem)で毎回の作業の進行を報告する吉村さんの丁寧さも、また見逃せない。
 上田耕司さんは錦市場の〈かね松老舗〉の店主で、「マツタケ透かせば人模様」はマツタケを介して出会う人々の話をしてもらった。マツタケは高価である。ほとんどが贈答用として買われる。買手は、昔は和装業界、バブルの頃は土木・建設業、そして最近は新興宗教団体が多いそうだ。みやこまつたけとは京都盆地の周辺部産の〈白くて小さく雅さをたたえている〉ものの呼称で、〈黒くて固い無骨ものの田舎マツタケ〉の丹波産と区別された。いまのマツタケは国産か外国産かで考える。さびしいかぎりだ。
 中村伸之さんの「里山産業創造の現場から」は、関西学研都市構想からはずれたUR都市機構所有の木津町鹿背山(約150ヘクタール)の環境保全と土地の有効利用を考える「鹿背山倶楽部」の活動報告である。
 まつたけ十字軍運動が拠点としている岩倉のヤマが0.3ヘクタールだから、鹿背山はとにかく広い。その分、無限の可能性を秘めているともいえる。質疑応答の中で山科の陶芸家近藤さんが、新人向けの「登り窯」を作る場所を探しているがなかなか難しい。里山再生運動との連携の中で「登り窯」を考えるが無理だろうか、と云う質問があった。若い作陶家が「窯」が持てないために仕事を断念する、という状況がある。作陶家にとって「窯」は必要条件だ。鹿背山には明治時代に陶工が集まり「鹿背山焼」と呼ばれた時期がある。鹿背山の運動の一環として「登り窯」を中心にした陶芸村を考えてもいいような気がする。
 パネル・ディスカッション「マツタケの魅力」の司会はマツタケ十字軍運動の石原敏行さんにお願いした。吉村文彦さんと上田耕司さんに生産者の今西好文さんが参加した。今西さんのヤマには10月下旬に寄せていただいた。久しぶりに屹立するマツタケを見て感動した。親から引き継いだマツタケ山の手入れを模索していた時に吉村文彦さんと出会い的確な助言を受けた、と今西さんはいう。今年も新しいシロが出来たそうだ。
 今年はスタッフとして「京大植物園を考える会」の影山さんと中島さん、農図の中路さん、あーす書房の玉岩さんにお世話になった。お世話になった。深酒がたたり、翌日は二日酔いだった。

中居さんから、餅つき道具類一式をご寄贈戴いた.これで懸案の忘年餅つき大会ができる
ぞー!! 
寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
                口座No.: 普通預金 3698173 



主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする