まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 678

2012年01月27日 |  マツタケの林地栽培 

平成24年1月27日私は今年初めての活動です。

香川山の若松

本日の参加者は次の通り

橋本、森、榎本、雅子、小原、三木、大久保、三品、川崎、川本、TAKE、宮崎、吉川、周田、ホリイ、岡阪、三輪、有山、前田、吉村、中野、大島、猫田、斉藤、藤井、阿閉仁、阿閉眞、まり子、徳田、中広の30名

今日の岩倉は冷え込んでおり、焚き火が恋しい。

 畑の様子を見に行きました。有山さんが白菜を収穫しています。

 

 紫色の白菜

タラの木もあります。

 お茶畑の様子

 

にんにく畑

わけぎ

 蕗のトウも大きくなってきました。これはお昼の材料になります。ちょっとほろ苦いところもありますがね・・・・・・

蕗のトウはてんぷらに揚がりました。

今日の活動は前田班が開拓しているB地区の整備

寒いので霜柱が立っていました。

 車に分乗して現地に向かいました。

雪も積もっていました。現地で本日の作業内容の説明がありました。

網で囲った一帯の下草、ひこばえの刈り取りと整備、刈り取ったものは一箇所毎にまとめる。

 チェーンソー、鎌、のこぎり、鋏などを駆使して片っ端から刈り取り、整備をしていきました。

 

 午前中の作業を終えて香川山キャンプ場に戻ってきました。この日は小原さんを中心としてお昼の用意をしてくれました

 本日の献立

お昼の団欒風景

 

万両

 

宮崎さんの作品

 午後からも作業を継続しました。

皆さんの応援のお蔭でさしもの広い区域も綺麗になりました。

次の活動日の午前中も前田班A地区の整備を行う予定です。鎌をお持ちの方はご持参ください。

作業を終えて中広班の活動を見に行きました。

わさび

 

チェーンソーを使って大きな(枯れた)樹木の伐採を行っていました。

 ベースキャンプに戻ってくると、留守部隊がドーナツを揚げていました。

コーヒーを飲みながら温かいドーナツに舌鼓を打ちました。

 今日は久しぶりに山に入って整備の仕事をしたので少し疲れましたが、楽しく一日を過ごすことができました。

 文責 三輪

 

 

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 677

2012年01月25日 |  マツタケの林地栽培 

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動

1月27日(金)午前10時から、第323回マツタケ山づくりを行います.京都市左京区岩倉香川山にお集まり下さい(下記§活動拠点へのアクセスなどを参照下さい). 活動報告は、三輪新造さんの担当です. 
 ヤマガラの里班の整備作業に人手が必要です.各班の予定もありましょうが、応援を願いあげます.

 山づくり後の美味い昼食は本当にリフレッシュする.話が楽しくすすむ.これで食後の作業もがんばれる.これは色んな意味で最高である.今回は、月一で実施している男厨派料理の日である.メインシェフは、小原 清さんだ.

 毎回の昼食づくりやその後片付けは誰がすべきかといつも悩んでいる.昼食を準備するようになった当初、食事作りに腕を発揮できる方が、自然発生的に、その役割を引き受けて下さった.今もその精神を引き継いでいると思いたいが、気がつけば女性中心となっている.世の中の縮図と変わらない.これでいいのかと思いませんか、皆さん!

 アウトドアー活動に参加される女性は、その活動の主たる目的となる行為を楽しむために参加される.ということは、この運動を食当として支えているとは言え、その思いを殺していることになる.

 まつたけ山復活させ隊の目的は、山づくりなんだから、俺たちを支えて当然といわんばかりの参加者もいる.目的のためには、手段を選ばない参加者は、この運動に参加する資格がないと肝に銘じるべきだ.猛省されんことを願う.

 また、我々も、誠実さのない行為を許すことは、その人を認めることにはならないとすべきである.引いてはこの運動の爲にならないと思って欲しい.
 調理器具の洗い・片付けなども特定の仲間の作業に固定されている.是非、皆さんの協力をお願いしたい.


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
参加や見学希望の方(見学するためには)、2012年1月1日付ブログ670号をお読み下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★お知らせ
1)2月10日(金)午後6時30分~ 於:NPO 市民環境研究所(東山通り 田中里の前 リカーマウンテンの3階)
  林 剛平(京大マツ研)氏による「キノコによるセシウム吸収機構」に関する話があります.

2)年報をつくろう!(担当 内田)
 写真記録と共にまとめた年報を作ります.
 以下の資料・原稿 依頼中.
・年間の活動概要(定例日、特別行事、参加会員推移、BC整備や台風対応などの共同作業、来場者記録ほか特記事項)
・各班の現状スケッチ=立地、現況、目標、試験作業中などの特記事項
・畑、田の成果など、窯などの活動記録
・その他
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
里山復活!京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
☆カンパありがとう! 
☆カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!

   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§開催予定日 2012年1月~6月
回        報告  特別シェフ        
323  1月27日(金)三輪 男厨派 小原

324 2月04日(土)池内   
325 2月10日(金)榎本   
326 2月18日(土)三輪   
327 2月24日(金)宮崎 男厨派 松浦

328 3月03日(土)榎本   
329 3月09日(金)三輪   
330 3月17日(土)池内   
331 3月23日(金)榎本     
332 3月31日(土)宮崎 男厨派 杉山

333 4月06日(金)三輪   
334 4月14日(土)池内   
335 4月20日(金)宮崎   
336 4月28日(土)榎本 男厨派 宮崎

337 5月05日(土)三輪
338 5月11日(金)宮崎
339 5月19日(土)池内
340 5月25日(金)榎本 男厨派 川崎

341 6月02日(土)三輪
342 6月08日(金)宮崎
343 6月16日(土)池内 
344 6月22日(金)榎本
345 6月30日(土)三輪 男厨派 松本

§活動拠点へのアクセスなど
活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は,午前10時頃から終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.


§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 redpinemushroom@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

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まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 676

2012年01月21日 |  マツタケの林地栽培 

ヤマガラの里A区・・・自然林更新に向けて2次整備作業。


まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動

第322回(1月21日)活動報告


 今日は大寒だが曇り後雨、日中のBC気温は7~8℃とほぼ一定でそれほど寒くはなかった。昼前から雨に見舞われた。(敬称略)工藤、松本、橋本、榎本、宮崎、前田、江指、森、小原、川本、TAKE、女坂、大久保、阿閉、阿閉、松浦、ホリイ、内田、斉藤、中野、猫田、中広、吉村、岡坂の24名が参加された。

<朝のBC>・・・早朝出勤組みのメンバー。かまど等の火を起こし皆が集まるのを、いまだ遅しと待っている。

<沢田山Ⅰ>・・・枯損松や雑木の伐採処理作業の続き。 4年ほど前に松枯れなどを伐採した後、整備されずに放置されていたが、阿閉班が萌芽などの伐採処理を昨年後期から始めている。 

<沢田山Ⅱヤマガラの里>・・・自然林更新事業の一環として鹿除けネットを張り巡らしたが、森林更新のためには区域内の70%余りを伐採しておかねばならない。 そこで、2月半ばまでの活動日に人海作戦で作業することになった。


いつも厨房で腕を振るっているチーフシェフも、今日は包丁に替えてノコギリと鉈で大活躍 。

ソヨゴ、リョウブ、ネジキ、ヒサカキ、ヤブツバキなどの萌芽を刈り取り、林床がすっきりしてきた。ミツバツツジやネズは刈らずにおいておく。

実生のアカマツが生えてきた。 午後3時前、雨脚が強くなったので今日の作業は終わり。

<沢田山Ⅲ>・・・午前中は伐採しておいたナラ枯れのコナラの整理、午後には椎茸ホダ木の整備作業を行った。 この区域のナラ枯れはひどい状態でさらなる伐採処理が必要のようだ。


<今日のコアタイム>・・・銀杏入りかやくご飯、焼き紅鮭とお浸し、具沢山のかす汁、BC名産白菜の阿閉漬け、そして食前の”おこげ”・・・厨房班の皆さんに感謝。

我らがメンバー公麻呂卿宅はその昔平家の邸宅があった所とか・・・そこでこの際大河Nドラにあやかり平公麻呂((たいらのきみまろ)と改めては(?)と・・・、皆で盛り上がった。おしゃべりや時の話題でいつも楽しい昼時だ。

降り出した雨が止みそうもないので、今回は3時半に散会した。 
ヤマガラの里「森林更新」のための伐採作業をしばらく続けなければならないので、次回も応援をよろしくお願いします。

<榎本記>

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まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 675

2012年01月17日 |  マツタケの林地栽培 

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動

 1月21日(土)午前10時から、第322回マツタケ山づくりを行います.京都市左京区岩倉香川山にお集まり下さい(下記§活動拠点へのアクセスなどを参照下さい). 活動報告は、三輪新造さんの担当です. 

前回の活動の様子
 

 私たちは、といっても僕はなんのお役にも立っていないのだけど、野菜を色々作っている.農薬を使わず化学肥料を使わず栽培している.それは山作業の後の楽しみ、ここに来るのはそのためという人もいるくらいだ、そう豊かな昼食にいかされている.このブログにも新鮮な野菜を用いた料理は紹介されている.それ以外に、皆さんに人気があるものがある.漬け物である.最近いけると思ったものは、日野菜の漬け物である.味があり旨味がある.京都には、沢山の漬物屋さんがあるが、一度味競べをしたい. 

 ヤマガラ班の活動エリアは山の裾を多く含むため、広葉樹林の再生も重要なテーマとなる.鹿ネットを張り巡らし、その中にコナラの苗を植えている.ネットを張っていない香川山では、発芽後5年ほどのアカマツは、未だ樹皮が柔らかいので、マツ脂臭いと思うが、シカに食われる(写真参照).食痕が一周すると、木は枯れる.いわゆる環状除皮である.量的に増えすぎ生態系のバランスをくずした野生生物対策をちゃんと考えねばならない. 

 まつたけ山復活させ隊の仲間である岡阪さんは、京都府綾部市で 賀茂なすなどを栽培している.彼の依頼で綾部のマツタケ山を見に行く.綾部は丹波松茸の本場であった.もうその面影はないだろうが、若いマツ林の再生が可能であればいいのだが・・・・. 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
参加や見学希望の方(見学するためには)、2012年1月1日付ブログ670号をお読み下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★お知らせ
1)年報をつくろう!(担当 内田)
 写真記録と共にまとめた年報を作ります.
 以下の資料・原稿 依頼中.
・年間の活動概要(定例日、特別行事、参加会員推移、BC整備や台風対応などの共同作業、来場者記録ほか特記事項)
・各班の現状スケッチ=立地、現況、目標、試験作業中などの特記事項
・畑、田の成果など、窯などの活動記録
・その他
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
里山復活!京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
☆カンパありがとう!
 ナカノチエコさん、イムラモトコさんからカンパを頂戴しました.

☆カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
 カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§開催予定日 2012年1月~6月
回        報告     特別シェフ        
322 1月21日(土)三輪
323  1月27日(金)榎本 男厨派 小原

324 2月04日(土)池内   
325 2月10日(金)榎本   
326 2月18日(土)三輪   
327 2月24日(金)宮崎 男厨派 松浦

328 3月03日(土)榎本   
329 3月09日(金)三輪   
330 3月17日(土)池内   
331 3月23日(金)榎本     
332 3月31日(土)宮崎 男厨派 杉山

333 4月06日(金)三輪   
334 4月14日(土)池内   
335 4月20日(金)宮崎   
336 4月28日(土)榎本 男厨派 宮崎

337 5月05日(土)三輪
338 5月11日(金)宮崎
339 5月19日(土)池内
340 5月25日(金)榎本 男厨派 川崎

341 6月02日(土)三輪
342 6月08日(金)宮崎
343 6月16日(土)池内 
344 6月22日(金)榎本
345 6月30日(土)三輪 男厨派 松本

§活動拠点へのアクセスなど
活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は,午前10時頃から終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.


§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 redpinemushroom@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男


§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

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まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 674

2012年01月13日 |  マツタケの林地栽培 


今冬一番の寒波襲来!霜柱が(ヤマガラの里B区)

 

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動


第321回(1月13日) 活動報告

 寒い朝でした。みなさんなかなか布団から出られないのか、出足遅し。
寒さをついて集合時間の午前10時までに集まったヤル気満々(ただ家が近いだけ?)のメンバーたち。
(敬称略、左から)榎本、森、前田、小原、橋本、宮崎。

続いて滑り込みセーフの、大久保さん、TAKEちゃん(右)

前田さん、後ろに回した左手にあるのは?健康のため〇〇〇〇には注意しましょう。

遅刻組?(失礼。遠路ご苦労様です。左奥より敬称略)堀井、松浦、周田、中広のみなさん。

続いて続々と到着、内田、雅子、川本、有山、中野、岡阪、山田、吉村、田、大島、まりこ、小長谷、徳田、斉藤、玉城、阿閉夫妻、柿田、浅沼の総勢31名のみなさんでした。

<玉城山Ⅰ、Ⅱ>
チェンソー整備中の榎本さん。

この後、今日は田んぼの水はけ改良工事や他班の応援に。


水はけが悪くジュル田状態で往生した山沿い部分に排水用の溝を掘り、粗朶を埋めて水はけを良くします。
粗朶は奥の軽トラで玉城さん(写真右)が運び入れましたが...。この後軽トラがエライことに。田んぼに捕まってしまいました。でもそこは結束の固い十字軍、速攻メンバーが集まってきて人海戦術で無事救出しました。

<沢田山Ⅰ>
継続中の二次補整作業を続行。
生い茂った萌芽に埋もれて作業中の阿閉さん(矢印)。

第一施業地との境界部分を整備中の山田さん。ほぼつながりました。

<沢田山Ⅱ>
里山林復活に向けて昨年秋に実を採取して畑で育てていたクヌギ苗を植林しました。
苗の採取。

落葉しているため雑草と見分けるのが大変。矢印の枯れ草と見まがいそうなのが苗です。

それでも150本ほど収穫がありました。山へ運んで植林。

<沢田山Ⅲ>
伐採してあったコナラの搬出作業を行いました。

<香川山BC>
本日の昼食はあったかおでん、菜飯、具沢山味噌汁。川本さん特製のゆず大根も。
調理いただいた中野さん、小長谷さん、雅子さん、まりこさん(以上写真左より)、阿閉(眞)さん、シェフ。ありがとうございます。


<連絡事項>
「2011年度年報」編集長内田さんより「工程表」の説明と原稿依頼がありました。
原稿依頼のあった各作業班長、ならびに関連事業(食事、田畑、薪、陶芸、木工、BC環境整備、備品管理、会計、他団体交流
など)の担当者の方はよろしくお願いいたします。

(宮崎 記)

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まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 673

2012年01月11日 |  マツタケの林地栽培 

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動

1月13日(金)午前10時から、第321回マツタケ山づくりを行います.京都市左京区岩倉香川山にお集まり下さい(下記§活動拠点へのアクセスなどを参照下さい). 活動報告は、宮崎 昭さんの担当です.
 2012年の活動は、雪混じりの寒い日に始まりました.でも、28人の仲間は、元気はつらつ、山へ食事作りへと取りかかる.冬の食事作りは一段と大変だ.水が手を切る.
 山から戻ると、凍えた体を餅入りの中華粥が温めてくれた.ごま油の香りが食欲をそそる.2杯、3杯とすすむ.それに石窯で焼いた自家製ピザが香ばしく美味い.今日の昼飯が楽しみである.

 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
参加や見学希望の方(見学するためには)、2012年1月1日付ブログ670号をお読み下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

★お知らせ
1)年報をつくろう!(担当 内田)
 写真記録と共にまとめた年報を作ります.
 以下の資料を提供下さい.
・年間の活動概要(定例日、特別行事、参加会員推移、BC整備や台風対応などの共同作業、来場者記録ほか特記事項)
・各班の現状スケッチ=立地、現況、目標、試験作業中などの特記事項
・畑、田の成果など、窯などの活動記録
・その他


2)1月14日に「第4の革命」 エネルギー・デモクラシー  全国一斉上映開始。
  3.11の原発事故は私たちの社会に大きなダメージをもたらしました。
  ドイツは原発にたよらない再生可能エネルギーへと舵を切りました。
このドキュメンタリィーはドイツでのエネルギーシフトに影響を与えた作品です。
【日時】  2012/1/14 開場/18:00 上映開始/18:30
【会場】  ひと・まち交流館 京都 2階/大会議室
 交通
【バス】
市バス4,17,205号系統「河原町正面」下車
【電車】
京阪電車「清水五条」下車 徒歩8分
地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分
http://www.4revo.org/archives/1215
一般前売(1000円当日1200円) 高校生以下(前売り・当日ともに500円)
問い合わせ先:090-3728-0079 杉山廣行

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☆カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
  里山復活!京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています. 
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§開催予定日 2012年1月~6月
回              報告        特別シェフ 
321 1月13日(金)宮崎       
322 1月21日(土)三輪
323  1月27日(金)榎本 男厨派 小原

324 2月04日(土)池内   
325 2月10日(金)榎本   
326 2月18日(土)三輪   
327 2月24日(金)宮崎 男厨派 松浦

328 3月03日(土)榎本   
329 3月09日(金)三輪   
330 3月17日(土)池内   
331 3月23日(金)榎本     
332 3月31日(土)宮崎 男厨派 杉山

333 4月06日(金)三輪   
334 4月14日(土)池内   
335 4月20日(金)宮崎   
336 4月28日(土)榎本 男厨派 宮崎

337 5月05日(土)三輪
338 5月11日(金)宮崎
339 5月19日(土)池内
340 5月25日(金)榎本 男厨派 川崎

341 6月02日(土)三輪
342 6月08日(金)宮崎
343 6月16日(土)池内 
344 6月22日(金)榎本
345 6月30日(土)三輪 男厨派 松本

§活動拠点へのアクセスなど
活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は,午前10時頃から終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 redpinemushroom@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

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まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 672

2012年01月07日 |  マツタケの林地栽培 

2012年活動初めから、力が入る。


まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動


第320回(1月7日) 新年作業初めー (^O^)/

 したの街は晴れた、いい日和りでしたが、香川山では、小雨があり、作業の山では、時々雪が舞う日和でした。3時半ころ温度を見ると京都では3度、5時の大阪では同じ温度計で7度でした。地域の差が激しいです。

 新年を仲間と楽しみたい方々が早くから・・・。

 (敬称略)吉川、前田、松本、榎本、森、三木、松浦、小原、三品、山田、川本、有山、橋本、大久保、TAKEVERA、玉城、川崎、多田、藤田、池内、岡坂、大島、堀井、阿閉、阿閉、吉村、猫田、江指の28名が集まりました。

朝早くから

火入れをしています。

   みんな集まって新年の挨拶を。

で、本日の作業は、下記ですが、三品班は、作業してますが、書かれてません。

 多くの人が

 

自転車で現場に行きます。

三品班は、新年に、新しい作業場の整備に入っています。

  ここを整備します。

 

で、阿閉班も昨年暮れより進めている新しい作業場で、

 掃除に入っています。

 

朝の中広班の作業は、報告できませんでした。すみません。\(_ _)

 力の入る作業はこれ。

半端な重さではありません。 正月は孫が来てたいへんといってましたが、すごい元気です。

   

やっぱり山は、元気を与えてるのでしょうか。

大島さんは、錦木の世話をして、山の入り口に色を添えようとしています。

玉城山では、山の掃除をしています。

 山はきれいに。

今は、一番作業のしやすい時期かも。

 

さて、本日の料理は、本格的な味で、たくさん食べました。

   いろいろ畑で作られ、

その新鮮な野菜と、本格的な料理の腕が上がり、ますますここでしか食べられない味覚を満喫する場に。

食べ放題のピザは、本格腰のある生地は、腹いっぱい。

    

   

ご苦労さんです。

美味しい山菜かゆ。もちも入って、何倍も食べる方アリ。

    

新年会の歌の歌詞が配られ。

だんらんアリ。 

    

そんなわけで、本日はたいへん有意義な新年の幕開けとなりました。


<池内記>

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER671

2012年01月05日 |  マツタケの林地栽培 

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動

1月7日(土)午前10時から、第320回マツタケ山づくりを行います.京都市左京区岩倉香川山にお集まり下さい.活動報告は、池内正憲さんの担当です.

1月1日の気温は、平均で6.3℃、最高で11.1℃、最低で1.3℃であった.その日の平年気温は平均5.4℃、最高9.7℃、最低1.8℃である.最低気温が-0.5℃低いものの日中は穏やかであった.今日5日は、雪が舞っていた.昨日から平年をかなり下回っている.4日の平均気温は3.2℃(平年;5.1℃)、最高8.3℃(9.4℃)、最低0.7℃(1.6℃).平均気温は1.9℃も低い.今朝5日の最低気温も平年より1℃低い.
 気温のデータをくどくど挙げたのは、平年より寒い時に、僕たちはアウトドア活動を行う.伝えたいことは、ただ一つ「暖かい格好で活動しましょう!」です.


 
★お知らせ
1)1月7日(土)新年会 午後5時 京都ロイヤルホテル&スパ 1F(京都、河原町三条上がる)
          詳細並びに参加申し込みは、堀井公雄さんへ
                          会費はバイキング+フリードリンク2980円 バイキングのみ2500円 
               7日初作業日の昼食後に2~3曲合唱したい。歌詞カ-ドを作成します。 
                         飲みさし酒・焼酎・ワインを持参されたし。
2)年報をつくろう!
 写真記録と共にまとめた年報を作ります.詳細は内田正明さんにおたずね下さい.
 以下の資料を提供下さい.
・年間の活動概要(定例日、特別行事、参加会員推移、BC整備や台風対応などの共同作業、来場者記録ほか 特記事項)
・各班の現状スケッチ=立地、現況、目標、試験作業中などの特記事項。
・畑、田の成果など、窯などの活動記録
・その他

3)2012年1月14日に「第4の革命」 エネルギー・デモクラシー  全国一斉上映開始。
3・11の原発事故は私たちの社会に大きなダメージをもたらしました。ドイツは原発にたよらない再生可能エネルギーへと舵を切りました。
このドキュメンタリィーはドイツでのエネルギーシフトに影響を与えた作品です。
【日時】  2012/1/14 開場/18:00 上映開始/18:30
【会場】  ひと・まち交流館 京都 2階/大会議室
●アクセス
【バス】市バス4,17,205号系統「河原町正面」下車
【電車】京阪電車「清水五条」下車 徒歩8分
    地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分
http://www.4revo.org/archives/1215
一般前売(1000円当日1200円) 高校生以下(前売り・当日ともに500円)
問い合わせ先:090-3728-0079 杉山廣行

☆カンパありがとう!
ハシモトトシオさん、オクツトモコさん、コバヤシマサコさん から頂戴しました.感謝いたします.

☆カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!京都の文化・景観を守るために、里山林整備に 努力しています. 
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§開催予定日 2012年1月
320    2012年01月07日    土    池内
321    2012年01月13日    金    宮崎       
322    2012年01月21日    土    三輪
323     2012年01月27日    金    榎本     食当:男厨派シェフ 小原
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
参加や見学希望の方(見学するためには)、2012年1月1日付ブログ670号をお読み下さい
§活動拠点へのアクセスなど
活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 活動開始は,午前10時頃から終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 redpinemushroom@gmail.com
香川理化学研究所
代表 香川 晴男
§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

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まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 670 新年のご挨拶

2012年01月01日 | まつたけ山復活させ隊とは

京まつたけ復活・里山再生市民運動
  里山再生活動への誘ない!

  100本のマツタケが踊る Fairy Ring   岩手県 沿岸北部2010.10                                      

 

                                                                2012.1.1
        3.11大震災の復旧・再興を祈念して

まつたけ山復活させ隊(まつたけ十字軍運動)の活動について 

参加者の皆さん!   全国の支援者・読者の皆さん! 参加希望の皆さん!

 昨年は、定例開催を50回、番外開催7回、年間参加者は1,618名、全国8ヶ所からの見学があり、2005年来の延べ
参加数13,895人、参加者の事故もなく先ずは大盛会であった.運営も支援者・参加者のカンパ、薪販売の売上など仲間の工夫が一定の成果を見せており、「お陰様で順調である」と報告申し上げます. 

はじめに
 依然として、世界では1年間に、40,000種もの生物が絶滅していると推測される(約13分に1種の割合).生物1種が絶滅すると、その累はおよそ10から20種の生き物に及ぶという. 
 日本では、ほ乳類が23.3%、両生類33.9%、汽水・淡水魚類36.0%、陸・淡水産貝類34.3%など、そして維管束植物7,000種の24.1%などが何らかの形でその生活を脅かされている(2009年、環境省).絶滅危惧種とされている5割の生き物が、私たちの生活の場(里地里山)の居住者である.それほどに里地里山の変わりようは大きい.
 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
 世界に類を見ない独特のまつたけ食文化を作りあげた京都は、近代マツタケ学発祥の地でもある.故濱田 稔先生が、京都市左京区岩倉尼吹山にマツタケを研究するフィールドを設けたことによる.私たちの活動エリアもこの近くである. 
 1960年代の日本の近代化は、燃料源を山の資源から化石資源に、肥料を山の資源から化学合成品に変えた.私たちの生活を豊かに便利に変えもした.資源を使われなくなった山は緑で埋まった.『山の緑が豊かになった』、『樹を伐らないことはいいことだ』と評価された.
 緑が豊かになって、フクジュソウやヒメシャガなど、メダカやアメンボなど、チョウ類やニホンウサギなど身近
な生き物の姿が消え続けている.私たちは、「豊かな緑で生物が住めない」という里山の異変を見過ごしてしまった.トキ、オオタカなどの営巣木である里山のアカマツもかつての姿は無い.マツタケも里山のきのこであり、絶滅危惧種に指定される地域が増えている.
 残念ながら、尼吹山を初め岩倉地区の山は、ヒノキの植林が盛んであったために、植林地外もヒノキ林に占拠されつつある.また、多くの山は活用されず、本来の里山とは異なる生態系となってしまった.ニホンザル、ニホンジカなどの獣害が目に余り、アライグマなど外来種の被害も増えている.心ない林家は、里山の荒廃を認めるが、放置することを良しとしている.
 私たちは、岩倉の山を憂う林家から山を無償で借りている.そこを活動拠点として、マツタケ山づくりに取り組んでいる.アカマツの生活にかなうエリアに若いアカマツ林を再生したいと強く願っている.また、里山の現状を危惧する全国の仲間と交流を進め、この活動の輪を広げたいと願っていて、我々の成果は、情報として世界に発信されている.
 全国で多くの市民が、生活を脅かされている生き物の生息地である里山の再生活動を展開しているが、私たちはマツタケの生活する里山(アカマツ林)を復活させたいと活動する日本いや世界でも例のない団体であろう. 
 私たちのマツタケ山づくり(下記§3参照)は、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりの際、大量に出るバイオマスは、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込み利用するよう努力する. 
 活動は、木を伐る人・運ぶ人、軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、設備を造る人、道具類を整備する人、拠点環境を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などすべての参加者が、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを大前提としている. 
 活動には、理念と目的はあっても参加者の行為を縛る規約はない.しかし、何をしても良いわけでは決してない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.活動は個の参加者の総和以上のものを生むと確信している.                                  

§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
 この活動の理念と目的(§1)を理解し、以下のことを遵守せねばならない.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催参照;まつたけ十字軍運動吉村まで).

1)参加に資格は問わない.

2)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行きの終点「村松」.あるいは香川山(これは自称:京都市左京区岩倉村松町138-20 バス停「村松」から北東へ450m徒歩6分).

3)集合場所へのアクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側、約45分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、35分)
エ)京都市営地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番、約15分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

4)例会開催は、週1回.活動日はブログと香川山掲示板に呈示.活動の始まりは午前10時頃から、終わりは午後4時頃までとする.参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.

5)参加費は無料;ただし、消耗品購入は皆さんの浄財カンパで行う.或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在400円を徴収.

6)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、例会は開催するが、山づくり作業は原則中止.香川山設備等の補修など日頃できない作業を実施.

7)服装や装備等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオル、手袋など)を着用のこと.ノコ・ナタの持参が望ましい(ゲスト用に少し準備されている).

8)声を掛け合い、無理をせず、事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこと(推奨)とし、事故の責任は当事者に帰すものとする.

 9)持参するもの:昼食は作るので、マイ皿と椀と箸、コップ、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.また、使用した備え付けの食器やコップ類は必ず洗って戻すこと.

10)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものである.大切に扱う必要がある.道具類は汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.保管庫の整理整頓を心がける.いかなる「資源」の提供も主催者の許可を必要とする.出したゴミ等は各自持ち帰ること.

11)畑の使用(希望)については、阿閉(♂)さんと榎本さんに相談すること.成果物は、全体の所有に帰すが、作物採取の際には栽培者に感謝の意を伝えること.

§3 私達のマツタケ山造り
 マツタケ未発生アカマツ優占林に於いては、作業内容は以下の二通りに分けることができる.これらの意味をよく理解し作業をすることが必要である.マツタケ発生林作業は「ここまで来た!マツタケ栽培」を参照
 しかし、多くの山には、アカマツがない状態である.アカマツ生息に適した場所は、できるだけ早く若いアカマツ林を取り戻す作業を行う必要がある.それには皆伐後地掻を行い、天然下種更新でアカマツ林を復活させる.

①植生の調節
 植物の密度の適正化:平均地温の調節、落葉量の調節,土壌水分含量の適正化.伐る樹種、残す樹種、作業時期にこだわる必要はない.除伐材は必ず集積地へ移動する.
○アカマツ:枯損木,被庄木は地際から切る.枝払い後、玉切りして用途別に集積地に運び出す.枯損木は焼却する.
○広葉樹他(含ヒノキ、スギ):大径木:株元直径5cm以上の木は地際から切る.枝払い・玉切り後、それぞれ用途別に集積地へ移動.      
○中小径木:最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径1~5cmの木は密度を5-7本/m2に調節
する.日当たり、風通しや落葉量を調節する.中段切りをしなくてもよい.枝払い後、集積地に運び出す.   
○灌木等:膝頭より低い草本や灌木は地際から切ったり,根から抜き集積地へ移動.

②土壌条件の適正化(地掻)
 落葉落枝層と腐植層の厚みの適正化.以下の(a)~(c)の条件を改善.林外に運び出す.地掻の強さは、褐色森林土壌が見え隠れする程度に実施する.
(a)物理的要因:土壌の硬度,土壌構造や保水力の改善,根のB層への移行を促進.
(b)化学的要因:有機物供給源の除去=富栄養状態の改善.
(c)微生物的要因:土壌微生物の質と量の改善=競争微生物や病原微生物の減少.
  
§4 こんな活動をしています!
活動内容や作業区を簡単に紹介すると、
1)香川山
○ヤマガラグループ(ヤマガラの里Cエリア)
 ゲート入り口右側斜面を整備中.このエリアを若いアカマツ林に戻す予定.シイタケの原木栽培実施.
 エリアのススキ刈り取りなど補整作業に取り組んでいる(作業は適宜実施).
○皆伐区は、予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の補整作業を実施している.
マツノザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却を継続中.

2)澤田山
 マツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.各整備地ごとにネライを定めて各班は独自に作業を進めている.

第1整備地は、
○阿閉班
 マツタケ山づくりが行われている.数年前に作業を始めた区は、美しいアカマツ林になってきている.その斜面上部はエスケープした檜など大径木と中小径木、灌木の処理がなされ、地掻を行い、その後にアカマツ実生苗を移植している.エリアの予定作業が終わり、更に、作業場所を斜面左に拡大している.マツノザイセンチュウによる枯損被害との闘いも継続中.

第2整備地は、
○ヤマガラの里班 
 以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び、整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林再生作業中)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.
 現在、作業エリアでは、アカマツが無いに等しいが、尾根筋は、アカマツ林再生作業が、平地ではコナラを中心とした広葉樹林再生作業が行われている.ここには鹿ネットが張られている.バイオマスは堆肥化し畑に入れている.コナラやアカマツの薪を委託製造する.詳細は前田さんにお尋ね下さい.

第3整備地は
○中広班
 尾根筋が広葉樹林にしたてあげられているが、斜面は長年放置されていて、この立木密度、この林床堆積物では
班の力量では歯が立ちにくい.作業エリアを広めずに尾根筋をアカマツ林に、斜面は広葉樹林にという作業が進行中.
シイタケの原木栽培を実施.小川を利用してワサビのイモを栽培.大雨があると流され苦労が絶えない.

3)玉城山
2班が共同で作業をしている。
○榎本班
○三品班
 市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みた.シロが生きていたなら必ず元気になる.
 昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.もちろん放置の影響で遷移が進んでいる. 
 尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.三品班は予定地の作業が終わり、尾根筋下部のマツタケ山づくりに取り組んでいる.松枯れ対策として、マツタケのホストでもあるツガの種子を散布している.
 地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
 
4)葉わさび栽培班(榎本さん担当)
 岩手県岩泉町では、葉わさび産業が売り上げ1億円を越えている.それはともかくとして、わさび漬けやお浸しがうまい.ここでは温度のことや鹿害対策が課題である.安定栽培の可否をさぐっている. 興味のある方は、世話人の榎本さんにおたずね下さい.

5)陶芸(岩倉焼)班(内田さんと杉山さん担当)
 全国から応援いただいたカンパで耐火煉瓦を購入.香川山BCに、みんなで窯を造った.「行ってこい帰ってこい」と命名された窯で岩倉焼を制作している.目下幾多の課題を抱えつつも自らの技量を磨いている.近藤高弘さんが進めるポスト民芸運動の旗手(!?)達である.

6)ニホンミツバチ保全班(世話人は杉山さんと内田さん)
 課題は、人と各種スズメバチ対策である.これに難渋しているのが実情である.各地に巣箱を設置しているが、心ないミツバチ泥棒対策のため巣箱設置場所は非公開.

7)賄い班
 マツタケ山づくりを終えて戻ってくる参加者の楽しみの一つである.豊かなメニューとリッチな食事を準備する.月に一度 男厨派メニューが登場する.これもまた人気がある.

8)米づり班(世話人は玉城さんと前田さん)

1・前準備 1・下肥の施肥     (地掻きした木の葉やパラパラに腐った木等の下肥
(1月~3月)         を持ち込む。山中で良く醗酵したものが良い)
(4月上旬) 2・荒起こし    (耕運機にての作業となります)約一日  
(4月下旬) 3・二度目の荒起こし  (耕運機にての作業となります)約一日  
2・溝更え  毎年4月の初めの日曜日頃に村人が集まり行われます。一人又は二人必要。
     村の三か所に張出されます。          
     行かないと不参加料三千円が徴収されます。名義は藤村史子さんです
3・苗床作り  4月初旬に玉城兄宅で消毒や専用土造・籾掻きをします。    
(4月上旬)  メンバーは5~6名お願いします。        
4・代搔き  荒起こしの後、つら付け用波板を設置して引水して代搔きをします。
(5月上旬)  (主に耕運機にての作業となります)約一日      
5・田植え  濁りが取れて、稲が植えられる状態になったら、行います。日は苗の状況と
(5月上旬)  天気次第となります。4~5名はほしい処です。    
6・水管理  昨年は主に前田さんにお願いしていました。25~35度を保つ程度の水温
(5月~9月)  を保つ程度です。夜も温度が極端に下がらない様多い目にします。
     水漏様れも有りますので朝夕の見回りが必要になります。  
7・草取り  くわい・稗・イグサ等の水生の草は取って田圃から出します。又、畦の草刈り
(6月~7月)  もチョクチョク必要でしょう。周りの田圃の迷惑にならない様、時期を見て、
     実施します。活動日に1~2名で半日程度で出来ると思います。
8・稗取り  稲の花が咲く前に追い肥をします。化成肥料。と同時に稗取りを2~3名で
(8月)  行います。 (都合の付く人で)(多くの人が入ると細根を切ります)
9・稲刈り  気候にもよりますが、水切りから3週間位で可能になると予想しています。
(9月中)  活動日に合せれば良いのですが・・・・。難しいので前々日位の連絡です。
その後2~3日  米の乾燥・籾すり・を行って玄米となります。夏は冷凍保存します。
     6~7名の参加が欲しいです。        
 以上で一連の行程が終了しますが、天候次第の処が多い為常時観察が必要です。  
 昨年迄の作業で参加して要領を知っている人と覚えたい人の参加を求めます。  

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§5 今年の予定と目標 

1)若い松林をつくろう!京都の景観・伝統行事を守ろう!全作業区で実施.

2)葉わさび安定化、コゴミ、モミジガサ、花ズッキーニーなど栽培検討

3)年報をつくろう!(内田さん担当) 間もなく配付されます!
 写真記録と共にまとめた年報を作っておきたい.
○年間の活動概要(定例日、特別行事、参加会員推移、BC整備や台風対応などの共同作業、来場者記録ほか特記事項).
○各班の現状スケッチ=立地、現況、目標、試験作業中などの特記事項.
○畑、田の成果など、窯などの活動記録.
○その他

4)京都造形芸術大学通信教育部環境学受講生がマツタケ山づくりに参加 9月8日(土)に予定.受講生が地元に戻り里山づくりの重要性を啓蒙したり実践すること、また、彼らの作品にこの体験が反映されることなどが期待される.

5)各地との交流推進
 今年は、岩手県洋野町大野在住でまつたけ山復活させ隊メンバーの小沢一男さんなどとマツタケ発生調査を実施する予定.1週間宿泊(予).
北海道旭川、岩手県洋野町大野高校、岩手県岩泉町岩泉商工会、石川県珠洲市金沢大学能登学舎、滋賀県彦根市滋賀県立大学荒神山、滋賀県近江八幡市沖島、和歌山県高野町岩田山、香川県小豆島マツタケ研究会.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 matsutake10@gmail.com

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