まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

椅子の完成

2005年07月29日 |  マツタケの林地栽培 
ついで、滋賀県からお出で下さった I さん(男性)が巧みに組合せを考えつつ材に斧を振るった
 椅子のすわり心地は満点.
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間伐材を用いて椅子作り-2-

2005年07月29日 |  マツタケの林地栽培 
写真は、みんなで椅子材の皮むき作業をした.
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間伐材を用いて椅子作り-1-

2005年07月29日 |  マツタケの林地栽培 
乾燥してきているとはいえ、重いものでした.
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第7回まつたけ十字軍運動のご報告と第8回京北の森散策のお誘い

2005年07月29日 |  マツタケの林地栽培 
写真:ここまで整備が進む.

 第7回の作業には、広島県尾道から私達の里山林再生、京マツタケ復活運動を支援しようと応援にMさん(女性)が駆けつけて下さいました.心から感謝いたします.私達としても、今後尾道と京都の関係性のありようやそれを具体化できる道を模索したいと思っています.
 
また、Sさん(女性)は、ご自分の体調をものともせず、沢山のおにぎりや飲み物、飴類を差し入れてくださいました.感謝いたします.今度は手作りのお結びを差し入れるとおっしゃっていました.期待しましょう!!
 
今日も34.8℃、湿度38%の中、参加いただいた15名の皆さんお疲れ様でした. かねてから念願であった椅子作りをしました.大原野森林公園でご活躍のMさん(男性)の指導で椅子を2脚作りました.その技術は、目から鱗というもので簡単ですが立派な長いすです.非常に簡単に楽しくわいわいとこなせました. 間伐材の有効利用が進みました.みなさんも一度座りに着てください.

来週の、第8回まつたけ十字軍運動夏休みヴァージョンは、右京区京北下黒田の「京北吉野山自然観察の森と清流に遊ぶ」となります.会員の井本寿一氏(0771-56-0317)にお世話になります.事務局は猫田哲三氏(0774-55-2373)となります.予定人員を越えたら締め切ります.
 9時に京都を出発して、10時30分に吉野山に到着.気温は3-4度低い.まつたけが出るアカマツ林や雑木林の散策と清流での魚とり・水泳などを楽しみます.地元の野菜タップリのカレーの昼食、湧水できりっと冷えたビール等飲み物つき、おまけにスイカのデザートがつきます.費用は大人一人3000円、小学生以下の参加者は半額の1500円となります.雨天の際には、地元の集落センターを使って行ないます.
 定員は25名です.参加ご希望の方は、できるだけ早めに、吉村までご連絡をください.参加者の便利のいいようにマイクロバスを移動しながら、参加者を集めます.

連絡先(担当責任者)                
まつたけ十字軍運動本部
吉村 文彦(fy1130@hera.eonet.ne.jp)
607-8166    
京都市山科区椥辻番所ヶ口町173
075-581-3210(Fax兼用)、090-6227-4305
京都大学マツタケ研究会(京大農図、大月 健 気付) 
大月 健(nodoka@kais.kyoto-ac.jp)
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第7-8回まつたけ十字軍運動・京北吉野山と清流に遊ぶのお誘い

2005年07月25日 |  マツタケの林地栽培 
第7回まつたけ十字軍運動のご案内
 前回は、新人4名の参加を得て18名の皆さん(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem)が、道路の整備と山の整備を実施.岩倉の山は、所謂、昭和30年代の農用林=里山林の姿に、着実に戻ってきている.皆さんの作業時のスナップ写真は、当日お配りします.

岩手県の北部では、土用まつたけが発生したとの連絡がありました.しかし、地元の方々は、梅雨明け後、気温が高くなってくれることを期待されています(何故でしょう?答えは当日発表).
京都のアカマツ林では、作業地岩倉の5-6月の地温は順調で、京(みやこ)まつたけのシロは、地下部で生長を続けているところでしょう.

今、私達は、アカマツを残して、その他の高等植物の密度を調節しています.これは、まつたけの食事をまかなっているアカマツが、健康に育って欲しいためです.また、地掻もこれから始まってきますが、マツタケの菌根集団=シロが生活する土の中を清浄に保っておきたいからです(何故でしょう? これも当日発表)



第7回まつたけ十字軍運動 実 施 要 領
1)実施日    2005年7月28日(木)
2)集合時刻 午後1時30分(午後4時作業終了)
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町 京都バス「村松集会所前」バス停
4)服装等 山で軽労働できる服装.タオル、手袋、ヘルメットなど
5)用意するもの 飲料水、交通費など. お持ちならノコ・ナタ、熊手. 
6)アクセス 京都バス:出町柳から(41系統、所要時間25分)
   四条河原町から(41系統、所要時間38分)
              叡山電鉄:出町柳-岩倉駅(12分)から北へ徒歩10分
7)8月の活動日: 第8回:6日(土)京北.  第9回:24日(水)10:30から、岩倉
尚、参加費は、無料

8月のまつたけ十字軍運動の作業予定日
 8月には、お盆等の行事があり、作業は、第2週と第3週を休みとします.
   第8回は、8月6日(土)、京北吉野山自然観察の森と清流に遊ぶ
 
第9回は、8月24日(水)、場所はいつもの岩倉、集合時間は午前10時30分
「京都バス 村松集会所前(第7回と同じ)」
   
第10回は、9月になります.


京北野山自然観察の森と清流に遊ぶ参加のお誘い
8月6日(土)は、第8回まつたけ十字軍運動夏休みヴァージョンとなります(下記参照).世話人は、会員の井本寿一氏(0771-56-0137).目的地は、京都市右京区京北下黒田の里山(常照皇寺より桂川源流沿い1.5km上ル 右岸付近、気温は京都市内中心部より3℃は低い)で自然に親しむ会とします.事務局は猫田哲三氏(0774-55-2373).
 9時に京都を出発して、10時30分に吉野山に到着.まつたけが出るアカマツ林や雑木林の散策と清流での魚釣り(ゴリ)や泳ぎなどが楽しめます.地元野菜 タップリのカレーの昼食、湧水でキリッと冷えたビール等飲み物つき、おまけにスイカのデザートがつきます.奮ってのご参加をお待ちします.雨天の際には、地元の集落センターを利用して行ないます.
  参加者の便利のいいようにマイクロバスを移動させながら、参加者を乗せていきます.
定員は25名で、予定人員を越えたら締め切ります.参加ご希望の方は、8月2日まに、参加申込書記入の上、Fax下さい.もしくは、7月28日の作業日に、吉村にお渡しください

主催団体 
まつたけ十字軍運動 本部(連絡先;担当責任者)
吉村 文彦(fy1130@hera.eonet.ne.jp :http://blog.goo.ne.jp/npoiroem)    
607-8166京都市山科区椥辻番所ヶ口町173 075-581-3210(Fax兼用)
090-6227-4305
京都大学マツタケ研究会(京大農図、大月 健 気付)
大月 健(nodoka@kais.kyoto-u.ac.jp) 090-4280-3334  
共催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

                記
日時  8月6日(土) 9時(京都発)から18時30分(京都着)
目的地 京都市右京区京北下黒田 (常照皇寺より桂川源流沿い1.5km上ル 右岸 
集合時間と場所
    午前9時    四条河原町交差点西入ル南側路上(みずほ銀行付近)
           9時10分  四条烏丸交差点 北上ル西側路上(UFJ銀行付近)
費用 大人一人3000円、小学生以下の参加者は半額の1500円となります.
当日連絡先 猫田哲三 携帯電話:090-8759-1204.井本寿一 0771-56-0137

                          
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第6回まつたけ十字軍運動の報告-2-

2005年07月24日 |  マツタケの林地栽培 
写真は、平均斜度は25度である斜面を、ロープで縛って引き摺り下ろしている作業です.
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「京北吉野山自然観察の森と清流に遊ぶ」の参加希望者を募る

2005年07月24日 |  マツタケの林地栽培 
第6回まつたけ十字軍運動の報告

 梅雨明けで、猛暑の中の作業かと心配していたが、豈図らんや、曇りベースの開始となった.
 今回も新しい参加者が4名増えて、計18名の皆さんは、いつものように張り切っていました.
 自己紹介(写真1)から始まって、作業は、道路部分の草刈、マツタケ接種用アカマツの鉢植えのナース、株元直径5cmをはるかに越えるヒノキの間伐、中小径木の間引き、草本類の引き抜きと、相変わらずのすばらしい共同作業が進んでいった.
 昼からは、日照があり、少しきつい作業であったが、やりきった達成感を覚えた.お陰様で、アカマツ林の周りまで美しくなってきた.
 きつい斜面(斜度25度)を伐採した中小径木を、黄色と黒のトラロープ(阪神ファンか?)で束ねて降ろして作業がはかどった(写真2).
 
第7回の作業日は、7月28日(木)午後1時30分から岩倉になります.
 
第8回まつたけ十字軍運動夏休みヴァージョンは、8月6日になります.右京区京北の「京北吉野山自然観察の森と清流に遊ぶ」となります.会員の井本寿一氏(0771-56-0317)にお世話になります.事務局は猫田哲三氏(0774-55-2373)です.予定人員を越えたら締め切ります.
 9時に京都を出発して、10時30分に吉野山に到着.気温は4-5度低い.まつたけが出るアカマツ林や雑木林の散策と清流での魚とりなどを楽しみます.地元の野菜タップリのカレーの昼食、湧水できりっと冷えたビール等飲み物つき、おまけにスイカのデザートがつきます.費用は大人一人3000円、小学生以下の参加者は半額の1500円となります.雨天の際には、地元の集落センターを使って行ないます.
 定員は25名です.参加ご希望の方は、できるだけ早めに、吉村までご連絡をください.参加者の便利のいいようにマイクロバスを移動しながら、参加者を集めます.

連絡先(担当責任者)                
まつたけ十字軍運動本部
吉村 文彦(fy1130@hera.eonet.ne.jp)
607-8166    
京都市山科区椥辻番所ヶ口町173
075-581-3210(Fax兼用)、090-6227-4305
京都大学マツタケ研究会(京大農図、大月 健 気付) 
大月 健(nodoka@kais.kyoto-ac.jp)
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アカマツ林とマツタケ-4-

2005年07月23日 | マツタケの生理生態

アカマツ林の保全にはマツタケ増産が似合う
 絶滅の恐れのある生物が、深山幽谷の森に多いわけでなく、利用されなくなり変貌の激しい里山に多いことは先述した.多様な生物の生活する地球が望ましいとするなら、里山という生態系はきわめて重要といえるだろう.生物の多様性の価値を否定する人はいないが、「アカマツ林が極相林に変わってもいいじゃないか!」とか「樹を伐らなければ緑が豊かになるのだから!」と考える人が多い.「森林の放置による破壊が進行し、里山林の植物が絶え、そのために植物を訪れる昆虫が絶え、それを餌とする鳥類に影響が及び、鳥類を餌とする動物がダメージを受け・・・・・やがて、生物の量的アンバランスを生み出し、生態系の破壊に繋がる.」と考える人は少ない.これでは、「原生林の人為的な撹乱で登場した、しかも長期に渡って維持され続けた里山林、だからこそ、この生態系にさまざまな生物が適応し生活していた.これらの生物達を、当時の人はたった45年間で葬り去ったのだ.」と、後世において批判されることになるだろう.
森林保護や環境保全が声高に叫ばれているが、20世紀型の経済効率第一で解決しようとすると、それらは取り残されるように思えてならない.また、自然保護運動にも色々あって、森林の健全な生長に障害となる運動もある.森林の持続的利用とか生物の多様性の保全などの言葉が多用されるが、具体性に欠ける嫌いがある.どうしたら里山林を持続的に利用していけるのか、森林は誰が守るのか、その資金はどうするのか未だに国民的合意はない.里山林を保全するためには、その資源を活用する以外に方法はない.マツタケを増産してみてはどうだろうか!
現在のマツタケ主産地は、西日本にあるが,マツノザイセンチュウによるアカマツの枯損は想像以上に激しく、人はアカマツ林再生の意欲を失っている.また、中京圏では、伊勢湾台風による大規模なアカマツ枯損も重なってその面積が激減したが、林の再生意欲は同様に乏しい.そうなれば、近い将来,長野県や岩手県などにその主産地が移ることになるだろう.しかし,九州北部や中国・近畿・中京圏にもアカマツ林の復活が見られ、また、アカマツ林そのものを再生しようという運動も起こっている.今後のアカマツ林の手入れが望まれるところである.
全国のマツタケ産地を見る機会があるが、マツノザイセンチュウの被害激甚地であっても、これは大きな教訓にすべきと思うが、マツタケを採るために、昭和30年代のアカマツ林のように手を入れて、枯損をまぬがれた林が少なからずある.この事実は、あまり、生かされてないように思える.
マツタケが1本でも出ているアカマツ林では、昭和30年代のアカマツ林のように手入れをするのである.高等植物の密度調整と森林土壌に深く堆積した腐植層を取り除くことである.アカマツ林土壌の微生物には,マツタケの生活に有利なグループと有害なグループと無関係なグループとがある.アカマツ林に手を入れると、それらの関係がうまくコントロールされ,マツタケがアカマツ林(天然あるいは人工林)で栽培できるのである.その効果は100%である.
「昔は、マツタケの産地だったけどなー、今は松がない.」こんな話もよく耳にする.
アカマツ林の再生にチャレンジしてみよう!少しでもアカマツがあれば樹勢のよいものを残し、他を皆伐あるいは択伐し,地掻きして天然下種更新でアカマツ林を再生する.この場合,マツタケの菌根を保有していたアカマツがあると、若齢アカマツ林でマツタケの発生が始まることがある.群馬県太田市の金山御用林もこのようにして400年の間、まつたけを持続的に発生させていた.マツタケの発生が近辺にない地域では、マツタケシートなど培養菌糸の接種法も考えることが出来るようになってきた.
里山林保全と持続的森林経営のモデルケースとして、まつたけ栽培専業林家をもっと育てていく必要がある.
写真は、岩手県岩泉町のまつたけ研究所の試験林である.教科書どおりに手入れが出来ている.
終わり

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第6回まつたけ十字軍参加予定の皆さん!

2005年07月22日 |  マツタケの林地栽培 
今回から、梅雨が明けて、真夏の暑さの中での作業になります.
各地で、ボランティア活動に励む善意の方が熱中症で亡くなっているという報道が目に付きます.
主催者も、そういうことが起こらないように、作業と休息のローテーションを考慮しています.互いに無理がないように気をつけて参加ください.
 特に、7月23日は、朝の10時30から午後4時までを作業時間と設定してますが、これは主催者がいる時間であって、参加者の皆さんは、体調などに合わせて、一部時間帯の参加でよいのです.

 岩倉の山も、作業以前と比べようもないほどに美しく、この秋にまつたけが出てもおかしくない林になりつつあります.
 今の里山林の現況を「NON]という方は、是非見学に来てください.
 写真は、近代マツタケ学の創始者 故濱田稔博士顕彰の碑です.作業地の近くに建っています.

                                   まつたけ十字軍事務局
                                      吉村 文彦
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アカマツ林とマツタケ-3- 

2005年07月20日 | マツタケの生理生態

マツタケ増産はアカマツ林の保全である
原生林は、人による、結果的にであるが、破壊で禿山になり、その禿山はアカマツ林として再生したため、アカマツ林は2次林(遷移林)といわれる.そのために、人手が入らず放置されると,林内は広葉樹の立木密度が増加して薄暗く湿潤となるため、典型的陽樹であるアカマツの幼樹は成育できない.アカマツ林は、その生理生態的特徴ゆえに、その土地のクライマックス林に置き換わる運命にある.アカマツ林は活用しなければ,必ずなくなるのである.
1960年頃から始まる高度経済成長による私達の生活や農業や林業の近代化で、里山林は開発されその面積が激減した.残った林は放置され、その地域の極相林に遷移しつつある.炭の生産は、1955年にはピークを過ぎた.早いところでは、その頃に放置されていたといえる.放置された林床には,落葉や腐植が堆積する.そんなアカマツ林土壌には、糸状菌,細菌,放線菌やそれらをエサとするセンチュウなどの生息数が、マツタケの発生するアカマツ林土壌のそれと比べると非常に多くなっている.このことは微生物との競争に弱いマツタケにとって致命的なことであるばかりか,アカマツもマツタケの感染を拒否する傾向にある.
アカマツ林土壌の富栄養化は、樹木の生長を助ける菌根性のキノコの生活を許さなくなるため、林は不健全で低生長になり、病気にも弱く(マツの材線虫病)、人が期待する森林機能も低下する.アカマツ林構成樹種の葉面には,二酸化炭素よりも地球温暖化に影響の高い一酸化炭素やメタンを資化=吸収する細菌Methylobacteriumが、大量に生活している.アカマツ林の減少は、森林機能の一部を担っている葉面細菌の生活空間を奪っていることでもある.マツタケが生活することは、アカマツ林が健全である指標であり、マツタケを増産することは、アカマツ林を保全することと表裏一体である.
写真は、里山林再生ボランティアの活動である.
-続く-

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