まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1435   2019年 梅雨期の雨量は265.5mm, 雨のあった日は20日

2019年07月29日 |  マツタケの林地栽培 


 8月3日(土)は、第696回活動日です. 京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、宮崎 昭さんです.当日夜、是非ご覧ください.

 前回の三輪報告の写真を見ると、梅雨明けの夏空の雰囲気がでています.今年の京都の入梅は6月26日、明けは7月24日で29日間の梅雨となります.
 今、京都市場に中国、メキシコ、岩手からマツタケが届いている.27日には長野県産が消えていた.国産は、梅雨まつたけとよばれるものであろうか.発生は続かない.
 これから猛暑が予想されてるが、真夏になるとフィールドのアカマツ細根の伸長は止まり、新たな菌根の形成も止まる.シロは成熟期に入ると思われる.秋の発生は、西日本では、梅雨期の雨量が発生にプラスの影響を持つと考えられるため、この期の降水量を眺めたい.

 梅雨期29日間に京都アメダス設置点(円町)に降った雨量は、263.5mm、である.雨があった日は20日間.すると、梅雨期(29日間)の1日の平均雨量は9.2mm、降水日(20日間)の平均雨量は13.3mmとなる.

 京都気象台当たりのこの期の平年降水の様子は、毎日3.4-9.4mmの雨があることになっている(気象台データ).印象では、しとしとと雨が降った記憶は薄く激しい雨だったように記憶するが、こうしてみると、一日の平年雨量の上限近く降っているようだ.
とすると、松茸豊作を願うものとしては、いい梅雨だったと不愉快な雨だったが思わざるを得ませんね.

 お知らせにあるように、8月9日に暑気払いを計画しています.食当の方々にご迷惑を掛けますが、濱稔の碑詣でと暑さを吹っ飛ばす一日に致しましょう!
 
【お知らせ】
暑気払い
【日時】8月9日(金)例会日 12時より 皆さんの健康と秋の実りを願います.
【場所】香川山BC
【会費】千円 酒類の提供はありません.各自でご用意下さい.食当の方々が、簡単に準備下さいます.午前中は、宴の準備を応援す    る人、濱稔の碑詣に参加する人、各班の予定に合わせて山づくりに と自主的に分かれて下さい.

きのこ観察会
1)京都御苑きのこ観察会
【日時】8月11日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時  
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人・同定人:佐野修治氏) HP( http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/ )参照下さい.
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園で、動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

講演会 日本きのこ学会 第23回大会 公開シンポジウム
【日時】2019年9月5日(木)15:30~
【場所】武庫川女子大学 中央キャンパス メディアホール(阪神電鉄 鳴尾駅)
【テーマ】『めちゃめちゃすごい関西のきのこ』
     S-1消費者の求めるきのこについて  笹 和典(コープこうべ)
     S-2六甲山のきのこ        河合 祐介(御蔭高校)
     S-3丹波篠山のまつたけ復活    吉村 文彦(まつたけ山復活させ隊)
     S-4バカマツタケの林地栽培の研究 河合 昌孝(奈良県林技セ)
    

【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と休息を日陰でとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチア(ツツガムシ病)の媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症などが、日本で見られます..

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.京都や滋賀で、2009年以降、真っ赤な体とクワガタのような大あごを持つヒラズゲンセイの生息が確認されている.ツチハンミョウの一種で体長約2、3センチ.体液が有毒で、皮膚につくとかぶれや水ぶくれを引き起こすことがある。クマバチに寄生し、クマバチが好むサクラや巣を作る古い木造家屋など、多様な場所で見られるという.

8.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 最後に帰る人は、害獣侵入予防装置を必ず閉める・ロックを忘れないように願い上げます.
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日  報告担当者 男厨シェフ 特別企画 

696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村  暑気払い(会費千円) 濱稔の碑 詣 献酒
    盆休み                 
698 08月24日(土) 内田   松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪   川﨑
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(aかb)をご覧下さい).
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点「岩倉 村松」が便利です.地理不案内の方は、バスを降りたら、吉村(下記)まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車.(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約26分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

車の方は、
a)岩倉ゴルフクラブを目的地にする.
 ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折は行き過ぎです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.分からなくなったら吉村(下記)に電話ください.

b)京都バス「岩倉 村松行」終点岩倉村松バス停を目的地にする.その付近からから吉村(下記)に電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!

   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1434

2019年07月26日 |  マツタケの林地栽培 

本日は第695回目の活動日です。

 遅かった梅雨明けもようやく発表され、夏空がやってきました。山での活動は気温が高いので充分水分補給をしながらやりましょう。

本日の参加者は25名で次の通り。

前田、橋本、有山、内田、大橋、松浦、村岸、小長谷、ホリイ、川本、アトジ(ヒ)、アトジ(マ)、宮崎、三輪、

尾林、中野、松田、松田(三)、山田、TAKE、松本、まりこ、岡阪の方々。

久しぶりの青空が岩倉のベースキャンプの上空を覆っています。

夏野菜がこの畑にも満載なのですが、アナグマの被害に遭い、苦しい戦いを強いられています。

お茶畑は番茶の刈込も終わり、すっきりとしています。

ネギ畑には大きな足跡が・・・・

こちらはゴーヤ

 

綺麗な花も咲いています。

 

蕗畑

こちらは獣侵入封じの対策が取られています。

まずベースキャンプ上方の三品班から

日当たりの良いところは気象条件を考えて避け、木陰の多い箇所で今日は作業するとのこと。

 

桑野班はリーダー不在であとのお二人が活動しています。

ここの松は約10年ほど経過していますが、見事な成長ぶりを見せています。

三輪班の活動

活動の前にまずは冷コーヒを一杯。

 

この前刈った下草の整理作業を行いました。(宮崎さん提供)

私はそのあと、他の班の活動ぶりを写真に収めに

亡くなった中広さんの活動場所の入り口に雨あとの清らかな清流が流れていました。

川本班の活動

 下草の清掃、切り株の除去作業など

ここも松が順調に育ってきています。

ヒイラギもたくさん生えています。

暑い中精が出ていますね。

こちらは昆虫観察の方がクワガタやカナブンの写真を撮っていました。この樹木の甘い樹液を求めて

集まるそうです。

ヤマガラ班の活動状況を見に出かけました。車はあるのですが、活動する仲間の姿が分かりませんでした。

あとで訊くと入り口から山をひとつ超えた場所で、枯れ松の処理をしておられたそうです。

撮影を終えて三輪班の活動する場所へ戻りましたが、林道下の駐車場で小休止し、もう少し上って

行きましたが、途中で仲間が引き返す所に出会い、同乗させてもらいベースキャンプにもどりました。

本日の賄い班が昼ご飯を準備してくれています。

本日の献立

 

午後からはひと昔前に宮崎さん、大島さん、中広さん、尾林さんらが開拓していた場所の再点検にでかけました。

昨年9月の台風の被害樹木が根こそぎ倒れていました。

 

ここは以前三品班が松を植樹した箇所です。

午後の活動を早めに切り上げ、ベースキャンプ戻り、小休止のあと、家路に着きました。

文責 三輪

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1433  第2弾  梅雨マツタケ(サマツダケ)、岩泉松茸神社と梅雨マツタケ 

2019年07月22日 |  マツタケの林地栽培 

ニホンアナグマ被害は人災

 この扉は、締まっていた(20日午後3時).これを開けた人の閉め忘れが甚大な獣害を呼んでいる.気をつけましょう!

 

 

天気予報を見ると、26日(金)には、全国的に梅雨が開けるかも知れません.この蒸し暑さから解放されて「いいかな」と思うが、一段と厳しい暑さが続く憂鬱さにも参る.アウトドア活動には酷な日が続きます.体調管理上、決して無茶をせず、「いまでも若いよ、俺は・・」は、気持ちだけにしましょう! 活動開始から丸14年がたち、15年目.若々しい自分を当初のブログ写真でご覧下さい!
 
 7月26日(金)は、第695回活動日です. 京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、三輪 新造さんです.当日夜、是非ご覧ください.

 岩手県岩泉町で、7月19日、岩泉松茸事業協同組合有志が松茸神社付近の清掃草刈りを実施した(写真 1).

写真 1. 岩泉松茸事業協同組合有志が、松茸神社の周りをを清掃した.

岩泉松茸の発生調査(ツユマツタケ)も同時に行われ(写真 2-3)、マツタケの写真が送られてきました.

写真 2 岩泉松茸の発生を確認.            写真3. いいものも採れている.

写真4. 岩泉に設けられた松茸神社

マツタケの豊作祈願の舞台は整った(写真 4).

 岩泉町は、昔、出稼ぎの盛んな頃、陸の孤島と言われ、その字句通り、松茸は域内消費オンリーであった.交通の便が良くなると、当時の集荷業者は東京向け出荷が主で、東京市場が休む日に選別漏れ松茸を関西に送ったと言う.岩手のマツタケは、関西では、質の落ちるものと言う評価が定着した理由と言える.集荷業者は、『まつたけは関西、とりわけ京都である』を知らなかったのである.

 僕が岩泉まつたけ研究所に赴任したのは1990年初めである.新しい(現在の)集荷荷業者さんに、とにかくいいものを京都に送っていただき、かつての悪い評価を覆してきた.その結果、今では、岩泉松茸というと日本でも有数のブランドになっている.
 
 岩泉町は、1町5ヶ村の合併で、面積約1千平方㎞.西は、盛岡市と北上山地の尾根で接し北は天神ノ森(山)などで田野畑村に接する.三方を標高千メートルを越える山々に囲まれている.そこから一気に太平洋小本に斜面を下る地形である.アカマツ林も、天然・人工を含めて豊富にあり、北緯40度に近いロケーションから、将来の松茸の産地としても極めて有利である.

 1000m超から0mという標高差を持ち幾筋もの谷が走り、複雑な地形を反映するため、温度も雨も一筋縄では把握しがたい.でも、この複雑さ故に様々な生態系が発達し、壊されもせず残されている.と言うのも、日本の近代化の波から大いに外れ、開発が進まず、当時の住民は「取り残された感」を恨んだろうが、今では、『自然豊かな土地』が売り物になっている.まさしく塞翁が馬である.

 今年の梅雨期の天候は蒸し暑く、雨もないのに日ざしもない、大雨はあるが梅雨らしい雨がないという異常.ツユマツタケも、九州では見られず4月に山口県に現れた.その後素直に北上せず、7月に岩手で発生報告があったという例年にないものであった.このまま北海道に行ってしまうのかな.北海道のSさんの情報を待つことにしよう!
 
【お知らせ】
暑気払い
【日時】8月9日(金)例会日 12時より 皆さんの健康と秋の実りを願います.
【場所】香川山BC
【会費】千円 酒類の提供はありません.各自でご用意下さい.食当の方々が、簡単に準備下さいます.午前中は、宴の準備を応援す    る人、濱稔の碑詣に参加する人、各班の予定に合わせて山づくりに と自主的に分かれて下さい.

講演会 日本きのこ学会 第23回大会 公開シンポジウム
【日時】2019年9月5日(木)15:30~
【場所】武庫川女子大学 中央キャンパス メディアホール(阪神電鉄 鳴尾駅)
【テーマ】『めちゃめちゃすごい関西のきのこ』
     S-1消費者の求めるきのこについて  笹 和典(コープこうべ)
     S-2六甲山のきのこ        河合 祐介(御蔭高校)
     S-3丹波篠山のまつたけ復活    吉村 文彦(まつたけ山復活させ隊)
     S-4バカマツタケの林地栽培の研究 河合 昌孝(奈良県林技セ)
    

【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と休息を日陰でとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチア(ツツガムシ病)の媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症などが、日本で見られます..

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 害獣侵入予防装置を閉める・ロックを忘れないように願い上げます.
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日  報告担当者 男厨シェフ  特別企画 

695 07月26日(金) 三輪
696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村    暑気払い(会費千円) 濱稔の碑 詣 献酒
    盆休み                 
698 08月24日(土) 内田  松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪   
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(aかb)をご覧下さい).
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点「岩倉 村松」が便利です.地理不案内の方は、バスを降りたら、吉村(下記)まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車.(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約26分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

車の方は、
a)岩倉ゴルフクラブを目的地にする.
 ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折は行き過ぎです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.分からなくなったら吉村(下記)に電話ください.

b)京都バス「岩倉 村松行」終点岩倉村松バス停を目的地にする.その付近からから吉村(下記)に電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!

   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1432  例会 開催報告

2019年07月20日 |  マツタケの林地栽培 

 台風5号の進路が、予想より北にずれたため、前線も北上.雨はないが、前線に向かって湿った暖かい空気が流れ込み大変な蒸し暑さでした.本例会は、JIDFラボ「マツタケ山再生と岩倉焼」第2回として開催された.出席者は、名簿記載順に、前田、大島、TAKE、橋本、松浦、吉川、川本、小林、村岸、北村、ホリイ、藤井(信)、三品、有山、松本、中野、藤井(貞)、斉藤、宮崎、大久保、阿閉(ヒ)、阿閉(マ)吉村と龍谷大学農学部岩堀ゼミ14名で、37名でした.

 学生諸君は、10時30分には香川山に到着.約30分間まつたけ山復活させ隊活動の話をする(写真1).

写真 1.学生達

その後、香川山の尾根向こうで活動する三品班(三品、大久保、村岸、藤井、北村)で、山づくり作業を体験した(写真2).

写真 2. 本日の作業内容の説明を聞く

最初に、除間伐材を、陶芸窯の傍まで運び出した.3~4回の往復が必要であった(写真3-4).

写真 3. 大きい径の切り株を運ぶ.

写真4. 中小径木を運び出す.

 写真 5をご覧下さい.吉川さんが、チェンーソーで大きなヒノキ材を縦引きにしている.学生達も大いに驚きジット見つめていた.

写真 5. チェーンソーで製材をする吉川さん.眺める学生達
 その後、照葉樹林のアカマツ林化には、細根の充満した腐植を剥ぎ取ることが「かなめ」作業となる.学生達は、地剥ぎ作業に打ち込んだ.

 本日の昼食メニューは、松浦シェフと松本シェフのカレーライスとサラダであった(写真6-9).

 昼食後、地剥ぎの続きをこなし、2時30分には、作業が終わった.学生達は、岩堀先生とアイスクリームをほおばりホットしていた(写真10).本日の野外授業は無事故ですべて終わった.

写真10.作業が終わり.冷たいアイスを喰らう学生達.

我々の仲間で山の作業に入った班は、三品班以外では、ヤマガラ班と川本班と桑野班であった. 

 日本アナグマによる畑荒らし、冷蔵庫荒らしなどが発生しています.ここ2週間は、人の勝利で終わっているが、偵察には来ている様子.
 更なる侵入をさせないように、その予防対策として、駐車スペースの出入り口のネット、畑の出入り口に2つの扉、食堂スペースの出入り口に2つの扉、冷蔵庫にストッパー1つと防御装置が強化されました.これらの計6つの装置のロックを完ぺきにしておく必要があります.
 参加者が予防対策に慣れるまで、午後3時にはすべての出入り口を一度ロックします.その後、開けたら、作業が終わり次第、必ず扉等を閉めロックをお願いします.
 また、恐れ入りますが、帰るときには、ちゃんとロックされているかどうか確認下さるように願い上げます.

 

まつたけ山復活させ隊 吉村 文彦

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1431  梅雨マツタケ(サマツダケ)、岩手に到着!

2019年07月15日 |  マツタケの林地栽培 

 7月20日(土)は、第694回活動日です.本日は、龍谷大学農学部岩堀ゼミ新入生17名(計18名)を迎えて、JIDF共催でマツタケの生活する里山再生活動(JIDFラボ)を行います. 
昼食づくりは、松浦 輝雄さんと松本 忠明さんがメインシェフです.ちらし寿司の松浦さんと海軍カレーの松本さんご両人のコラボカレーは、大変楽しみです.
京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、吉村です.当日夜、是非ご覧ください.

 JIDFラボ参加者と岩堀ゼミ生は、三品班活動エリアで伐倒木の搬出作業と地剥ぎと地掻を体験します.また、マツタケと里山林についてレクチャーを致します.参加者の皆さん!ご協力のほどお願い申し上げます.

写真 1.京マツタケ 2014年6月11日 京都衣笠でM氏 撮影 

 今年の梅雨マツタケの発生は、天候不順で、九州にはなく、4月に山口県で最初に見られた(ブログ1421).京都では、祇園祭の頃まで、梅雨マツタケが採れると北山まつたけの取り手は教えてくれた(写真 1).すると地温が気になる.ブログにも数回、岩倉香川山の地温状況に触れたが、すでに刺激温度を相当上回っているためその期待はできない.(と思ったが、ここ1週間は低温が続く予報のため、所によってはと期待が膨らむ.)
 
 中部地域はどうかと調べたが、情報が無い.で、岩手県はと調べると、盛岡市中央卸売市場に、7月8日、0.53Kgのマツタケが43200円で取引されていた.「ほう、岩手で出たのか」とおもい、盛岡の岩舘勝男さんに調査を依頼している.
 
 そこで、岩泉まつたけ研究所の発生データを調べた.向林試験林で1997年7月11日(5本)と15日(1本)に梅雨マツタケ発生を確認している.その年の梅雨マツタケの発生はこれで終わっているが、この年は、大豊作となった.ちなみに向林試験林の面積は1ha弱、壮齢の美林で、最近では50Kgの発生があるらしい.全国的には、ここ10年の流通量の年平均は52tだが、1997年は272tの流通があり、全国的にも豊作だった.さて、今年の秋の実りはどうだろう! 

 梅雨マツタケであろうと秋のマツタケであろうと、発生するには子実体下部に成熟した菌根のマスが必要だ.シロを上から眺めても原基の有無を人は判明できない.マツタケのシロの非破壊的検査手段が無い現在、昨年の生き残りの菌根(少ないと思われる)か今年形成された新菌根か、どちらから子実体がでているのかわからない.シロをつぶすつもりで掘れば決着が付けられると思いがちだが、意外に難しい.旧菌根の存在を知るためにシロを発生期前に掘らねばならない.掘れば必ずシロをつぶすことになる.しかし、両方あるように考えた方が、シロの年間の拡大を理解しやすい. 

【お知らせ】
講演会 日本きのこ学会 第23回大会 公開シンポジウム
【日時】2019年9月5日(木)15:30~
【場所】武庫川女子大学 中央キャンパス メディアホール(阪神電鉄 鳴尾駅)
【テーマ】『めちゃめちゃすごい関西のきのこ』
     S-1消費者の求めるきのこについて  笹 和典(コープこうべ)
     S-2六甲山のきのこ        河合 祐介(御蔭高校)
     S-3丹波篠山のまつたけ復活    吉村 文彦(まつたけ山復活させ隊)
     S-4バカマツタケの林地栽培の研究 河合 昌孝(奈良県林技セ)
    

【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と休息を日陰でとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチア(ツツガムシ病)の媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症などが、日本で見られます..

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日    報告担当者   男厨シェフ   特別企画 

694 07月20日(土) 吉村      松浦・松本   JIDFラボ2  龍谷大学農学部 岩堀ゼミ学生17名体験学習
695 07月26日(金) 三輪
696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村  濱稔の碑 詣 献酒
    盆休み                 
698 08月24日(土) 内田      松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪      川﨑
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(aかb)をご覧下さい).
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点「岩倉 村松」が便利です.地理不案内の方は、バスを降りたら、吉村(下記)まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車.(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約26分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

車の方は、
a)岩倉ゴルフクラブを目的地にする.
 ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折は行き過ぎです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.分からなくなったら吉村(下記)に電話ください.

b)京都バス「岩倉 村松行」終点岩倉村松バス停を目的地にする.その付近から吉村(下記)に電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!

   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1430

2019年07月12日 |  マツタケの林地栽培 

第693回(7月12日(金))活動報告

  朝から湿った曇り空、昼過ぎには時おり日差しがのぞくも余計むしむしと蒸し暑さが増す1日でした。京都市の最高気温は29℃(府下南部では31℃越えのところも)、ベースキャンプではアブラゼミの初鳴きが聞かれました。
 本日の参加者は、前田、松本、橋本、大島、小長谷、松浦、吉川、川本、ホリイ、三輪、TAKE、内田、中野、阿閉(仁)、阿閉(眞)、山田、三品、北村、藤井(貞)、宮崎、マリコ、大久保、吉村の23名のみなさんでした。

本日のメインの作業は二番茶摘み。




この時期、お茶の木はたくさん実をつけています。何か使い道はないのでしょうか?
「椿油ならぬ”茶油”はどう?」という声も。

山の作業
<香川山三品班>
伐採木や風倒木の片付け作業。


<玉城山三輪班>
除伐枯損松の搬出。

<澤田山桑野班>
下部峠付近の下草刈りなど。作業場所を間違って上部尾根方面に行ってしまい作業写真がありません。ご容赦ください。
上部作業場へ向かう途中、山道は倒木が結構塞いで荒れていました。蓑裏ヶ岳へのハイキングコースでもあるのですが、最近は通る人も減っているようで道が消滅しそうなところも見られました。

人があまり通らなくなったためか、最近よくベースキャンプにも出没するアナグマが掘り返したような穴跡もありました。
イノシシの掘り返し方とは明らかに異なり、狭く深く掘っています。

<澤田山川本班>
現地取材の時間を逃してしまい、下山帰路の写真で失礼いたします。

本日の昼食は、蒸し暑い日にタイムリーな冷麺。食事風景と合わせて。



ベースキャンプでは伐採木の処理も。

「最近、擁壁にいろいろな植物が繁殖して、壁面を傷めているので気が付いた方は除去をお願い」との要請がありました。様子を見て見たところ、確かに一部石積みがずれて隙間ができているところなどが見られました。まだ崩壊の心配はなさそうですが、万一、崩れると大変なことになるので植物の除去など気の付いた方は手当てをお願いします。

畑ではかわいいスイカが。TVでは、長引く遲梅雨による日照不足で野菜が生育不良と報じられていましたが、アナグマやカラスの攻撃もしのいで何とかすくすくと育ってほしいものです。

(宮崎 記)

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1429 アカマツもマツタケも、異常気象にめげず、生長は目下順調!

2019年07月08日 |  マツタケの林地栽培 

7月12日(金)は、第693回活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、宮崎 昭さんです.当日夜、是非ご覧ください.
山での作業には、人目を気にせず無理なく自分のペースで水分補給と休憩を日陰でとりましょう、いやとらねばなりません!!

 今年も、はや、半分を少しすぎました(今日で189日目).皆様もお気づきのように、エルニーニョによるのか気象は何か変です.岩倉での気象観察は2006年から連続で行っていますが、平年を語るにはデータ不足です.
 
 そこで、京都気象台アメダスデータを見ますと、図1をご覧下さい.雨量は、1月から6月まで月平均は平年の59%、多い月で92.5%(4月)、1月では49.7%である.言い換えると雨不足と言えます.その分、日照時間は長いようです.

図 1. 雨量と日照時間の平年比(%) 雨な少なめ、日照は長めです.

 次いで図2をご覧下さい.これは京都アメダスの気温の平年差を見たものです.生物の生長などを見るために、積算温度を見ますが、この半年の気温は平年差0.9℃高です.気象庁は、0.5℃高いと平年より温暖と言いますが、京都でも異常高温と思われます.

図2. 気温の平年差(℃)  異常な温暖化が見られます.

 で、マツタケのシロ生長が気になります.今、香川山のアカマツの生長を見ると、結果は分かりませんが、今のところ新鞘の伸びを見る限り例年と変わりません.土を掘ると、アカマツの新根伸長頻度も変わりません(1本/9cm2).地温も22℃当たりを上下しています.香川山では、マツタケ菌糸の伸びも良く、シロの菌根形成は、非破壊的観察ですが、順調と推察できます.

 今後、エルニーニョとは言え、少しは例年に近づくでしょうから、シロは順調に盛夏まで伸びるでしょう.10月の気象に期待します.

 さて、先週の皆さんの活動風景です.写真を6葉ご覧下さい.

【お知らせ】

見学
1)龍谷大学 農学部 岩堀ゼミ新入生 体験見学
【日時】7月20日(土)午前10時30分~
    1年生17名がマツタケ山づくりを体験します.

きのこ観察会
1)京都御苑きのこ観察会
【日時】7月14日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時  
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人・同定人:佐野修治氏) HP( http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/ )参照下さい.
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園で、動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチア(ツツガムシ病)の媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症などが、日本で見られます..

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日  報告担当者  男厨シェフ  特別企画 

693 07月12日(金) 宮崎
694 07月20日(土) 吉村   松浦・松本 JIDFラボ2  龍谷大学農学部 岩堀ゼミ学生17名体験学習
695 07月26日(金) 三輪
696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村  濱稔の碑 詣 献酒
    盆休み                 
698 08月24日(土) 内田   松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪   川﨑
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(aかb)をご覧下さい).
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点「岩倉 村松」が便利です.地理不案内の方は、バスを降りたら、吉村(下記)まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車.(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約26分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

車の方は、
a)岩倉ゴルフクラブを目的地にする.
 ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折は行き過ぎです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.分からなくなったら吉村(下記)に電話ください.

b)京都バス「岩倉 村松行」終点岩倉村松バス停を目的地にする.その付近からから吉村(下記)に電話下さい.

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§カンパありがとう!

   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1428

2019年07月06日 |  マツタケの林地栽培 

7月6日(土)第692回活動日の記録

10時から15時の時間内ではほぼ曇天。気温は暑くなかったが湿度は高くあまり快適な条件ではなかった。この日の出席は、前田、関、橋本、大島、小長谷、川本、村岸、藤井信行、三品、周田、ホリイ、TAKE、中野、内田、太田、尾林、松本、山田、藤井貞子、三輪、斎藤、アトジヒトミ、アトジマユミ、吉村代表、松田武久の25名。

特記;

・BC畑にはまたアナグマが侵入して畑を荒らしていった。ネットの下からの侵入への対策を強化した。

・南面の擁壁上に大きく張り出して枯れてきた合歓(前回のつづき)と桜を伐採した。処置終了。

ネットの下からの侵入に対策

ネットの下に入れる竹を用意

擁壁の上に大きく張り出した桜を伐る。下には電線、道路の向い側は新築の車庫で、慎重に作業。

切り出した合歓の処理

山の作業

玉城山三輪班;前回につづき、一番の初期に拓いた尾根筋のシダ、ソヨゴ類下草の刈り取り作業

澤田山川本班;高い切り株の整理(→低)、下部地表の掃除

澤田山桑野班、ヤマガラの里;BC畑でアナグマ侵入対策

香川山三品班;引き続き楽しそう?に地掻きなど。藤井さんはピカピカのおnewで決めている。川本さんも交流会風に作業。

累々たる檜の株が作業を物語る。1年余りで拓いたわけ。

BC側の松林では有山さん丹精が残る。まつたけはえてこい!

昼食

美味しかった食事も、次には洗いものが待っているのです。

これはなんだ?ヤマガラの里の門柱になるはずだが、今日はアライグマ対策に忙しく出番なしと。

今日は宮崎さんの都合が悪く、ブログ担当を交代しています。

では皆様、次回7月12日にはまた元気でBCで再会いたしましょう。内田記

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1427  韓国から マツタケが届いている! 京都市場

2019年07月01日 |  マツタケの林地栽培 

 7月6日(土)は、第692回活動日です.梅雨入りしたかと思えば、もう7月です.気象予報は、梅雨期後半の激しい雨を予想する.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.  ブログ報告は、内田 正明さんです.当日夜、是非ご覧ください.
山での作業には、人目を気にせず無理なく自分のペースで水分補給と日陰で休憩をとりましょう、いやとらねばなりません!!

 6月は、大木ネムノキの枯死部伐倒、屋根の修理、ニホンアナグマとの戦い、作業地へのアクセス道路補修などに、仲間は悪戦苦闘の連続でした.ご協力戴いた方々、ありがとうございました(各ブログ報告をご覧下さい).

さて、前回のスナップ写真ですが、三輪報告に詳しいので、三葉にします.
 写真1は、ニホンアナグマがワイヤー入りの網を破って侵入した出入り口(修理済み)

1.ワイヤ入りの網をかみ切って侵入、畑を掘り返す.

 写真2は、橋本さんが、竹を割ってそれを骨にして屋根を修理した.

2.松本さんが調達した竹を割る橋本棟梁、屋根は元に戻った.
 写真3は、作業後のゴミ掃除をする堀井さん.

3.ゴミを掃除する堀井さん.ありがとう!
 
 ところで、京都青果市場の市況(6月28日付け)を見ると、なんと韓国からマツタケが入荷している(25日にはあったが、29日にはなかった).当地の気象は、そこそこ寒そうで雨が豊かである.韓国のマツタケ産地は、日本海(東海)沿岸にあり(N38°~36°あたりか)、北から南へと発生が移る.例年だと9月上旬から10月中旬初めとなるらしい.
 
 だとするならば、これは、我々が言う梅雨マツタケ(サマツ)と思える.ちなみに価格は、高値で27万4千円/Kg(中値:15万4千円)と高価です.不思議ですね、買う人がいるんですね!? よほどのまつたけ好きの方なんでしょうか!?
 
 ご存じのように、マツタケの生活エリアは、健全なホスト(アカマツのような樹)林があり、適切な温度とやはり適当な降水があるところに限られる.気象条件は、地球規模での気候変動が叫ばれているが改善の兆しがないため、これはおくとして、生息地のアカマツ林の量と質が生産量の善し悪しのベースになる.人が林の手入れを丁寧にすると、気象条件が許す最大の発生量が得られる.
 
 日本では、1960年代の近代化で里山林資源の利用がほぼ無くなったが、韓国も、日本でいう高度経済成長を経験している.このことが、アカマツ林の量的減少質的劣化を惹起し、マツタケ発生の指数関数的減少となった.韓国に於いても、マツタケは高級食材のみならず、地域の重要な産業となっているため、大いに悩んでいた.
 
 しかし、韓国は、「日本のマツタケ産業担い手が林の減少・質的劣化を見過ごすとどうなるか」を学んだ.そして、1930年代の0.7%の生産量に落ち込む日本の轍を踏むなと民間・行政手を取りあって林の手入れを進めたのである.趙 庸祺先生の努力の賜物である.僕は、盈徳郡浦項市のマツタケ事業の顧問を仰せつかっている.日本では、昭和50年頃には、行政府は、手入れ助成を止めている.
 
 また、仲間でもあるザイセンチュウ病の権威である二井一禎さんと一緒に、盈徳郡浦項市に出かける.彼が、丁寧にアカマツをザイセンチュウ病から守る手立てを指導するのを見ている.マツタケ林地栽培と同じで、アカマツ林を守るために、これまた行政・民間が共同して彼の指示通りに防除作業に取り組んでいる.
 
 韓国では、一時落ち込んだマツタケ生産量が右肩上がりになっているが、こんな努力のお陰である.9月に、「丹波篠山のマツタケ産業復活を目指して」と題して日本きのこ学会(会長:武庫川女子大学 松井徳光先生)で話す機会を与えられたが、一人でも多くの林家の心に響くよう訴えていきたい.

【お知らせ】

見学
1)龍谷大学 農学部 岩堀ゼミ新入生 体験見学
【日時】7月20日(土)午前10時30分~
    1年生17名がマツタケ山づくりを体験します.

きのこ観察会
1)京都御苑きのこ観察会
【日時】7月14日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時  
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人・同定人:佐野修治氏) HP( http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/ )参照下さい.
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園で、動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチア(ツツガムシ病)の媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症などが、日本で見られます..

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日  報告担当者  男厨シェフ    特別企画 

692 07月06日(土) 内田
693 07月12日(金) 宮崎
694 07月20日(土) 吉村   松浦・松本    JIDFラボ2  龍谷大学農学部 岩堀ゼミ学生17名体験学習
695 07月26日(金) 三輪
696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村           濱稔の碑 詣 献酒
    盆休み                 
698 08月24日(土) 内田   松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪   川﨑
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(aかb)をご覧下さい).
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点「岩倉 村松」が便利です.地理不案内の方は、バスを降りたら、吉村(下記)まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車.(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約26分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にする.
 ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折は行き過ぎです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.分からなくなったら吉村(下記)に電話ください.

b)車の方は、京都バス「岩倉 村松行」終点岩倉村松バス停を目的地にする.その付近からから吉村(下記)に電話下さい.

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§カンパありがとう!

   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

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