まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1258 京まつたけ大凶作の中 超大物ヒラキ発見

2017年10月30日 |  マツタケの林地栽培 

 11月4日(土)は、610回活動日です.今回も前回に続いて昼食づくりは難しいと考えられますが、中野さんが自宅でおでんを作り持ってきて下さいます.飯ご持参でお越し下さい.おでん変じて、蔡さん、河内さん手作りカレーと変更です.各自白飯をご持参ください. 
 戦国時代、もらい物のまつたけを食おうと誘われた公家は、白飯持参で駆けつけ、まつたけ汁でしたたか飲んだという風習を思い出します.言継卿記(1527-1576)に出ています.
 京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告者は、池内 正憲さんです.当日夜、是非ご覧ください.

 10月21日、朝日テレビの取材時に、尾根筋辺りを、雨の中、探したが、マツタケは発見できなかった.そのようなわけで、香川山では、すべてのシロが原基形成刺激を受け、その後の高温による生長障害を受けて、今年は発生ゼロだろうと考えていた.ブログ(1256)にも書いたが、ダメージを受けてないシロ(部分)があればと期待を持ちつつもだったが、岩泉まつたけ研究所の向林試験林(1ha)に、1992年(当時シロ数は40)発生ゼロを経験した.そんな年もあると思っていた.

写真 1 超レアものマツタケ

 でも、仲間の強い思いが山の神に通じたのだった.27日朝、大物ヒラキ1本を発見した(写真1).写真を見ると「オレはまつたけだ!」といっているようにみえる.測定結果は重さ192g、全長13.5cm、傘径12cm、柄の径4cm、柄の長さ10cm、虫食い無し.発生ポイントは、2007年頃から、有山さんが高等植物の密度調節と軽い地掻を実施していた.最近は、学生実習に三品班が利用、手入れを続けていたところである.

 写真2をご覧下さい.YTVのインタビューを受ける発生功労者の有山さん(真ん中の人).右に見えるは第1発見者の川崎さん、よくぞ見つけてくれたと感謝!左はブログ報告者の内田さんです.

写真 2. YTVクルーのインタビューに答える有山さん(中)、右は発見者の川崎さん、左側はブログ担当者の内田さん

 もし、これを売るならいくらの値が付くかと遊んでみました.当日の京都市場の相場では、1kgが226229円です.単純に、重さで売買すると、1000分の192を乗じて、4万3千円なり.これは正真正銘の京まつたけ(北山まつたけ)なので、値は付けられないでしょうかね! まつたけ大好き人間にアンダーグラウンドで引き取られることになったでしょう.

 香川山には、昨年14本のマツタケが4ヶ所に発生.未だシロの形状を特定できないので4つのエリアに分けて場所を特定している.今回の発生ポイント(写真3)は、尾根筋最左側のS4の右側に当たる新しいところで、S5と名付けた.

写真3.発生地の様子 S5と名付けた
 
 YTVのニュース10(テン)の放映(京まつたけ復活物語)を楽しみにしましょう! 目下、編集中とのことです.
 
 
【お知らせ】 

1.ならどっと FM 11月9日(木)午後7時~7時30分 橿原市在住の森医師と対談「今年のマツタケ」生放送 京都府は木津川市が可聴エリア.
  奈良市唯一の民放局である.インターネットで聞くことも可能.

2.日本文化デザインフォーラム  JIDFラボ【松茸山再生と岩倉焼き】15回開催   

   11月18日(土) 612回例会  マツタケ発生整備作業と反省  参加費:昼食代500円
      参加申し込みは吉村( E-mail)まで

3.滋賀県荒神山 マツタケ発生環境整備と勉強会 参加者募集
  場所:彦根市石寺公民館
  日時:11月19日(日)午前9時 京都市営地下鉄御陵駅2番出口発、10時荒神山石寺町登山口集合 直ちに作業に合流
     午前8時~11時30分 マツタケ山づくり作業
       12時~13時 昼食会
       13時30分~16時 里山・荒神山の活動報告、京まつたけ復活成功物語
       16時から 懇親会(要会費1500円)
  費用:高速料金(休日割引、往復)2720円/1台、往復140km走行のガソリン代などを参加者で負担(車3台:13620円÷参加人数)  

4.千葉県立中央博物館 自然誌シンポジウム
  日時:2017年11月23日(木、祝)13:00~16:00
  場所:千葉県立中央博物館
  テーマ:マツタケ栽培最前線
      人工栽培(白坂憲章).感染苗利用栽培(山中髙史).林地栽培(吉村文彦)
      問い合わせは千葉県立中央博物館 吹春俊光先生 電話:043-265-3111(代表)

5.長野県上田市 長野大学森本ゼミ 見学
  日時:12月2日(土)10時30分着 13名 見学

6.園芸大学 講義 マツとマツタケ
  日時:12月9日(土)13:00~15:00
場所:大阪府社会福祉会館

【まつたけ山復活させ隊の活動指針】

 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.注:自由に主体的に活動できることは何をしても許されると言うことではありません. 
 
 我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人などがいる.これらの作業実施・応援に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).

 参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加者)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.


【まつたけ山復活させ隊の心得】

悔いの残らないようにするには! 

あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.用いたコップの後片付けも忘れないように! 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者 男厨シェフ   特別企画 
 
610 11月04日(土) 池内    第2回毎木調査
611 11月10日(金) 三輪
612 11月18日(土) 宮崎   内田      JIDFラボ15回
613 11月24日(金) 吉村
614 12月02日(土) 池内
615 12月08日(金) 内田
616 12月16日(土) 三輪   川崎
617 12月22日(金) 宮崎           忘年会

618 01月12日(金) 吉村           新年会
619 01月20日(土) 池内   松浦
620 01月26日(金) 内田
621 02月03日(土) 三輪
622 02月09日(金) 宮崎
623 02月17日(土) 吉村   内田
624 02月23日(金) 内田
625 03月03日(土) 三輪
626 03月09日(金) 宮崎
627 03月17日(土) 吉村   松本
628 03月23日(金) 内田   

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある.

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の取り付け道路が見えたら(後400m)、案内看板手前にある道路を左折、右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§カンパありがとう!
  
 
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1257 

2017年10月27日 |  マツタケの林地栽培 

10月27日(金) 快晴・気温20度位

活動参加者 前田、三品、宮崎、藤井(貞)、松浦、川崎、大島、内田、小長谷、北村、川本、中野、有山、橋本、尾林、大久保、阿閉(眞)、阿閉(仁)、西村、吉村リーダー 20名

特記事項

1. 香川地区玉城山尾根筋に松茸(192gr、傘径12cm、軸径4cm)発生を確認

2. 台風被害

   BC地区 炊事、食事、収納等の構造物屋根ほぼ全壊。(回復作業中)前報告臨時レポート台風被害と24日時点での復旧の状況も参照ください

   林道に倒木多数。本活動日中に林道使用可能まで回復

松茸発生 10時過ぎ、川崎さんが大きな声で呼びかけてくる。何処かと聞きかえすと上のほうとだけの答え。尾根筋まで登ると大きな傘がご鎮座しているではないか。川崎さんは、あまり見事なので判断に迷った由。辺りにはまつたけの香りが流れていた。吉村リーダーが大きな松茸と判定。

発生の尾根筋は、昨年マリコさんが発生を見つけた地点に近く、有山・三品班が下生えの刈り払いなどの手入れをした場所だった。付近には背の高い植林が残り夏季にもそれなりの日陰もある条件だった。発生からは1週間乃至10日くらいは経っていると推定された。前回の台風などで誰も見回れなかったのと、鹿に食べられなかったことでここまで成長したのだろう。

今日はTV撮影のメンバーも来ていてよい取材になったと推察。まつたけはその後山主の玉城さんのところへ報告とお礼との大役を担った。

台風被害

林道 台風の後の林道は、いろいろなものが落ちてきていて面白い。歩くとふかふかふわふわする。杉と檜の葉のにおいが強い。これは精油抽出を試みていた時期にボルネオールの香りだと憶えたものだ。

玉城山林道を塞いだ倒木(幾箇所かの倒木のうち最初のもの))

澤田山川本班 入口に生えていたソヨゴの大木が倒れて伐採。切株とご本体。

ヤマガラの里班 班長さんが、台風も後始末がたいへんとぼやく。

澤田山桑野班 若い揃った松林の中には一本の倒木もない。健康な中学生のクラスといった雰囲気。

おまけ・・林道を出たところで高圧電線に樹が倒れ掛かっているのを きんでん が処理している所に出会った。本職はこうするのですナ。

では、

台風被害も何もなく、快晴の活動日でありますことを期待して、次回の11月4日(土)にお会いしましょう!  (内田記)

 

 

 

 

 

    

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臨時レポート  ―― 台風被害と24日時点での復旧の状況 ――

2017年10月24日 |  マツタケの林地栽培 

本日(24日)朝10時ころの香川山の状態です。近隣在住の方々約10名が参集して復旧作業を行いました。

炊事場と倉庫の屋根は跡形もありません。しかし、それ以外の施設にそれほどのダメージは見られません。台風時の風の通り道と風向きに対する施設の配置や屋根の向きによって影響の強弱があると思われます。昨年の台風被害とほぼ同じ状況ですし、今後も毎年台風シーズンが繰り返されることを考えると施設配置や向きについても再考が必要かもしれません。
倒壊した炊事場の屋根の残骸は昨日、橋本さん、松本さん他の方々で片付けられたようです。

 
 

倉庫の屋根は畑に飛んでいました。広場に運んで波板や修復不能な部材を外しました。
 
屋根撤去後の畑
 

休憩食事スペースは何とか生き残っていましたが、そばのコナラの太枝が折れて屋根に乗っかった状態です。
 

倉庫の屋根の一部使えそうな骨組みを元に戻し、現状、雨がかからないようブルーシートをかけて養生してあります。

不幸中の幸い、アカマツ林はそれほど被害はありませんでした。さては…、来てのお楽しみ。

27日活動日の作業は以下のようなものになると思われます。
1.倉庫の屋根の骨組み修復と波板張り
(橋本棟梁の指揮のもと、くれぐれも船頭さんだらけにならないように口より体を動かしましょう)
2.炊事場の倒壊部材に残っている釘やネジなどの除去
(これが一番大変そう。くぎ抜き、インパクトドライバーお持ちの方は持参いただければ作業がはかどると思われます)
3.使用不能の部材、ゴミ、がれきの片づけと処分。
(現地で焼却可能なものとプラスチックゴミなど焼却不可のものに分別。焼却できないものは後日クリーンセンターへ処分)

(宮崎 記)

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1256  地温は、目下発生に最適!雨はありすぎ! マツタケの姿はゼロ、なんでやねん? 

2017年10月23日 |  マツタケの林地栽培 

                      写真1. 和歌山県富喜マツタケ  今年は、幻に近い.発生期の気象異変か?
 
 10月27日(金)は、609回活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告者は、内田 正明さんです.当日夜、是非ご覧ください. 台風21号被害が発生.次回は、修復に向けて共同作業を行います.よろしくご協力を願います.

 10月25日(水)毎日放送テレビ ちちんぷいぷい(午後1時55分~)の「お天気部」コーナーで 『マツタケと気象』放映.
 10月26日(木)朝日放送テレビ キャスト(午後4時58分~)の「なんでやねん」で『日本人は、なぜ松茸が大好きなの?』放映.

 マツタケの発生解析には、長期的にはホスト林(アカマツ林など)の状態を、短期的にはシロの栄養生長期と生殖生長期の気象という3要因を見る必要がある.マツタケの生息地になるアカマツ林の現況を、健全林、準健全林とメタボ林(不健全林、老齢林)に分けている.これは今年の発生には考慮せずです.でも、これも問題、林の劣化で急にある年から出なくなることも観察されている.このメタボ林対策は、アカマツの若返りである.

 京都では今年の降水量は、栄養生長期には不足状態だが、発生期の雨は降りすぎである.雨降の効果は、土質も考慮せねばその意味を取り違える.また、子実体生長の有効降水量の判断も大切である.長雨年は、発生量に勢いがなく少量のマツタケがだらだらと発生する.こんな年は、平年作にも至らない経験を持つ.
 
 気温を見ると、平均では栄養生長には充分である.それではこの不作を理解できない.生殖生長期の温度を見る必要がある.マツタケ子実体生長の代謝の切り替えが行われる温度を考えねばなりません.こちらでは、19℃前後の地温の変化が、子実体発生の鍵となる(ブログ1254参照).東北では8月の低温で発生したが、関西では、9月の気温はやはり低温であったが、発生刺激を受けるほどのものではなかった.

 日本列島は細長く、気象の変化に富む、しかも列島の真ん中を走る山脈で気候を表と裏に分けるため、マツタケの発生量はどこかが悪くても反対側が良好というのが通常である.発生が未だ終わってはいないが、経験50年の取り扱い業者も熟練の取り手も、こんなの始めてというお手上げの状態である.
 世界的にどこも悪いのだ.スカンディナビア半島も中国大陸も朝鮮半島も、もちろん日本もである.北アメリカはよく分からないが、市場への出荷の様子ではよくないように見える.

 さて、岩倉香川山の京マツタケ(写真2.雍州府志 黒川道祐著 1682-86)の発生は、目下ゼロである.10月4日に刺激を受けて、しかも刺激温度感受性の多様性を考慮しても、ほぼ全域に刺激が与えられたであろう15.5℃になっている.10月8日-10日の地温上昇は22℃を超えた.これでほとんどの子実体原基は、わずかの生長後潰れたと推測するのが妥当である.

写真2.京マツタケ(昨年) 

 こうなると、今、地温は図1のように、発生に最適状態になっているが、マツタケの発生は全くなく、シーズンは終わったと思われる(確度高い).でも、ダメージがなかった部分は、あればだが、今後の地温(12℃まで.昨年は11月16日まで発生)如何で、頭を出すことはよくあることだ.でも冬が急ぎ足でやってくると、それも適わない.
 しかし、ダメージがないシロ部分は、来年の発生エリアとして残るように見えてならない.これは、大昔勉強したことと見方が異なるが、正しいと思う

図1.香川山地温 2017年 10月13日から21日

 
【お知らせ】 

1.滋賀県長浜市野瀬  マツタケ発生環境整備と交流会 参加者募集
   場所:長浜市野瀬大吉寺
   日時:10月29日(日)午前8時30分 地下鉄御陵駅2番出口付近(三条通北側)/現地 集合
              午前中はマツタケ山診断
              昼食後 京マツタケ復活作戦成功の報告、続いて交流会 餅つきなど
  午後6時頃 御陵付近着 
   費用:高速代(休日割引、往復)3360円/1台、往復180km走行のガソリン代などを参加者で負担

2.11月9日(木)午後6時30分~7時 ならどっとFM  今年のマツタケは大凶作  

3.滋賀県荒神山 マツタケ発生環境整備と報告会 参加者募集
  場所:彦根市石寺公民館
  日時:11月19日(日)午前9時京都市営地下鉄御陵駅2番出口発、10時荒神山集合 直ちに作業に合流
     午前8時~11時30分 マツタケ山づくり作業
       12時~13時 昼食会(昼飯代500円)
       13時30分~16時 報告会(荒神山の活動報告、京まつたけ復活成功物語)
       16時から 懇親会
  費用:高速料金(休日割引、往復)2720円/1台、往復140km走行のガソリン代などを参加者で負担
       

4.日本文化デザインフォーラム  JIDFラボ【松茸山再生と岩倉焼き】15回開催   

   11月18日(土) 612回例会  マツタケ発生整備作業と反省  参加費:昼食代500円
      参加申し込みは吉村( E-mail)まで

5.千葉県立中央博物館 自然誌シンポジウム
  日時:2017年11月23日(木、祝)13:00~16:00
  場所:千葉県立中央博物館
  テーマ:マツタケ栽培最前線
      人工栽培(白坂憲章).感染苗利用栽培(山中髙史).林地栽培(吉村文彦)
      問い合わせは千葉県立中央博物館 吹春俊光先生 電話:043-265-3111(代表)


【まつたけ山復活させ隊の活動指針】

 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.注:自由に主体的に活動できることは何をしても許されると言うことではありません. 
 
 我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人などがいる.これらの作業実施・応援に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).

 参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加者)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.


【まつたけ山復活させ隊の心得】

悔いの残らないようにするには! 

あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.用いたコップの後片付けも忘れないように! 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日     報告担当者  男厨シェフ   特別企画 
 
609 10月27日(金) 内田
610 11月04日(土) 池内             第2回毎木調査
611 11月10日(金) 三輪
612 11月18日(土) 宮崎      内田      JIDFラボ15回
613 11月24日(金) 吉村
614 12月02日(土) 池内
615 12月08日(金) 内田
616 12月16日(土) 三輪      川崎
617 12月22日(金) 宮崎             忘年会

618 01月12日(金) 吉村             新年会
619 01月20日(土) 池内      松浦
620 01月26日(金) 内田
621 02月03日(土) 三輪
622 02月09日(金) 宮崎
623 02月17日(土) 吉村      内田
624 02月23日(金) 内田
625 03月03日(土) 三輪
626 03月09日(金) 宮崎
627 03月17日(土) 吉村     松本
628 03月23日(金) 内田   

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある.

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の取り付け道路(案内看板あり)が見えたら(後400m)、案内看板手前にある道路を左折、右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.

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§カンパありがとう!  
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1255  ベニタケが輪を描いて発生、他のきのこも少ない!マツタケ只今0本です.

2017年10月21日 |  マツタケの林地栽培 

 今日は台風前の大雨でした.でも18名の仲間が集まり、香川山の様子を確かめました.豪雨でもないのに、連続の雨であちこちに水たまりができています.仲間は水はけをよくしたり、薪を束ねる人など思い思いの作業が進んでいました.食当の皆さん! ありがとうございました.
 
 出席者は、記載順で北村、桑野、尾林、藤井(貞)、川崎、ホリイ、三輪、アトジ(ヒ)、アトジ(マ)、有山、中野、松本、大久保、松田(洋)、藤井(信)、三品、猫田、吉村と朝日放送 キャスト 『なんでやねん』クルー(5名)の23名でした.
 
 そんなとき、思い出す言葉があります.紹介すると「雨には雨の、雪に雪の景色がある」と教える有山さんの言葉です.風体から想像できない、なんと文学的表現と驚きました.

 今日は、スパイスがきいた松本風海軍カレーにサラダが付き、ほうれん草のごま和えが添えてあります.それに、藤井(信)さん栽培の安納芋を蒸かしたものが昼食でした.

 先週、 毎日放送テレビ ちちんぷいぷい(午後1時55分~)『お天気部』の取材(マツタケと気象)を受けました.放映は10月25日(水)です.
 今日の取材は、朝日テレビ キャスト(午後4時55分~)の『なんでやねん』で『「日本人は、なぜ松茸が大好きなのか』の理由を明らかにすることでした.放映は10月26日(木)です.

 今日の活動の様子を数葉の写真でご覧下さい.なお、地温は素晴らしい状態です.でも、マツタケは影も形もなしです.その理由は、前号ブログを見ると分かりますが、地温の様子などは次号ブログに載せたく思います.
 それでは、異常ずくめの巨大台風に万全の対策をお取り下さい.

 

まつたけ山復活させ隊

Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1254  地温が22℃に上昇!マツタケ子実体原基に大打撃.マツタケの1年の生活は?

2017年10月16日 |  マツタケの林地栽培 

10月21日(土)は、608回活動日です.本日は、メインシェフを松本 忠明さんがつとめます.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告者は、吉村です.当日夜、是非ご覧ください.

和歌山県富喜マツタケ  マツタケの生長は、表皮細胞より内側の細胞層がよく伸びるため、勢いのよいマツタケは表皮が裂けるように切れる.

 先週、 毎日放送テレビ ちちんぷいぷい天気部の取材(マツタケと気象)を受けました.放映は10月25日(水)です.こちらもご覧下さい.今年の北海道、東北、長野、関西におけるマツタケの発生は、シロの栄養生長期間の減少と低温、生殖生長期の気候不順の影響を受けたと見られ不作である. 

マツタケの1年の生活
 きのこ子実体の形態形成の解明はずいぶんと進んでいるが、マツタケの場合、ホスト(例 アカマツなど)との協同作用がないと、マツタケは子実体を作ることができない.しかし、アカマツがあればそれでよいということでもない.

 きっかけがいる.マツタケの場合、いま分かっている因子は温度だけである.実験室内でアカマツ抜きの原基様組織の形成もしくはアカマツ林におけるきのこ形成の観察実験から、「西日本」辺りでは、シロ「表面」温度が19℃を下回ることが必須である.

 生物は、温度が5℃以下で代謝を落としそれを上回ると、代謝活動が盛んになるという.ところが、このところ暖冬年が多く真冬でも地温が5℃を上回っていることが多い.これは休みなく体をこき使っていることになり、体内リズムの変調は両生物に大きなツケを背負わせているのではないかと心配する.夏は暑く冬は寒いというリズムに適応しているということではないだろうか.

 アカマツもマツタケも、京都辺りでは、2月になれば動き出す.マツタケは菌糸を、アカマツはマツタケの住み処(スミカ)と栄養交換の場となる細根を伸ばす.マツタケ菌糸は細根に感染し両者は菌根を作る.やがて菌根集団がつくられ、それは機能分化を帯びシロとなる.
 
 シロは、異なる遺伝子を持つ複数の親マツタケ由来の胞子が発芽した菌糸、しかも1核菌糸や2核菌糸が接合し複核化した菌糸と根の集まりのため、多様な遺伝子を持つ構造体である.それに長年の共生関係の中で、マツタケは独自で生活する能力の一部を失っていることはないのだろうかと悩む.
 
 シロは場所によって異なるが、毎年、20cm位外側に拡がる.これを栄養生長(2月から8月)という.東北地域では、4月から8月が栄養生長期となる.盛夏になると、野外ではアカマツは細根の生長を止める.このときシロは広がりを見せず成熟期となる.室内で温度と水をコントロールすると真夏の温度であっても根は伸長するのだが.

 そうこうする内、地温が下がり始め、19℃を切る頃、この温度に感受性を持つシロあるいは部位は、新たなステージに入る.次世代を担う胞子製造器官(キノコ・子実体)をつくる生殖生長に代謝を切り替え、シロ表面に子実体原基をつくる.しかし、そのまま子実体に生長するほど、マツタケと環境因子の関係は単純ではない.地温がその日のうち19℃を上回ると生殖生長への切り替わりがリセットされる.高温障害のダメージを避ける手段ではないかと思える.

 また、生殖生長に切り替わって、原基が順調に生長を見せていても、地温が19℃を「2」日も越えると子実体は生長を止めて高温障害の発生となり、きのこは地上に頭を出さない.刺激を受けたシロ部位は、原基形成機能をなくし、次のマツタケ子実体発生は、刺激感受性が異なるシロもしくは部位の機能に頼ることとなる.もちろん土壌水分も大きな役割を持つことが分かっている.
 
さて、香川山では
 表題のことになるが、図1をご覧下さい.これは、前回のブログ記載に用いた測定場所と同じ等高線上にあるが、異なる地点の地温(林床下10cm)である.9月30日午前11時から10月13日午前11時までの地温変化を示している.縦軸は温度、横軸は日時(30分おきの計測)である.2本の横線は、上が19℃、下が12℃で、地温がこの範囲にあると子実体原基が形成される温度領域である.

図 1 香川山地温

 図を見て、おわかりくだすったと思いますが、「こりゃダメだ」と嘆息します.少し詳しく温度の推移を見ると、9月30日23時に18.5℃となり原基形成刺激を受けたが、10月1日10時30分には19℃に上がっている.これでおそらく生殖生長のスウィッチはリセットされたろう.

 10月4日1時に再び19℃を切り(18.5℃)、スウィッチが入って生殖生長に切り替わっている.その後、原基は順調に育ったが、しかし、残念ながら、10月8日10時から10月13日午前3時30分まで高温(最高22℃)にさらされ生長障害を起こしている.刺激期間も長く障害期間も長い、大打撃である(沢山の原基が形成されそれらが潰れたおそれがある).
 でも原基・子実体の形態形成は、環境因子・変化に多様な反応を示す.刺激を受けていないシロがどの程度残されたかは不明のため、それに夢をつないでいる.
 
【お知らせ】 

1.和歌山県富喜マツタケ試験林イワタ山調査
   10月17日(火) 午前9時近鉄新田辺駅集合
   10月24日(火) 午前9時近鉄新田辺駅集合
           参加申し込みは川本さんまで  問い合わせは吉村へ(メール等で)


2.滋賀県長浜市野瀬  マツタケ発生環境整備と交流会 参加者募集
   場所:長浜市野瀬大吉寺
   日時:10月29日(日)午前8時15分 地下鉄御陵駅2番出口付近(三条通北側)/現地 集合
              午前中はマツタケ山診断
              昼食後 京マツタケ復活作戦成功の報告、続いて交流会 餅つきなど
  午後6時 御陵付近着 
   費用:高速代(休日割引、往復)3360円/1台、往復180km走行のガソリン代などを参加者で負担 

3.滋賀県荒神山 マツタケ発生環境整備と勉強会 参加者募集
  場所:彦根市石寺公民館
  日時:11月19日(日)午前9時京都市営地下鉄御陵駅2番出口発、10時荒神山集合 直ちに作業に合流
     午前8時~11時30分 マツタケ山づくり作業
       12時~13時 昼食会
       13時30分~16時 勉強会(荒神山の活動報告、京まつたけ復活成功物語)
       16時から 懇親会
  費用:高速料金(休日割引、往復)2720円/1台、往復140km走行のガソリン代などを参加者で負担
       

4.日本文化デザインフォーラム  JIDFラボ【松茸山再生と岩倉焼き】15回開催   

   11月18日(土) 612回例会  マツタケ発生整備作業と反省  参加費:昼食代500円
      参加申し込みは吉村( E-mail)まで

5.千葉県立中央博物館 自然誌シンポジウム
  日時:2017年11月23日(木、祝)13:00~16:00
  場所:千葉県立中央博物館
  テーマ:マツタケ栽培最前線
      人工栽培(白坂憲章).感染苗利用栽培(山中髙史).林地栽培(吉村文彦)
      問い合わせは千葉県立中央博物館 吹春俊光先生 電話:043-265-3111(代表)

 

【まつたけ山復活させ隊の活動指針】

 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.注:自由に主体的に活動できることは何をしても許されると言うことではありません. 
 
 我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人などがいる.これらの作業実施・応援に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).

 参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加者)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.


【まつたけ山復活させ隊の心得】

悔いの残らないようにするには! 

あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.用いたコップの後片付けも忘れないように! 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者 男厨シェフ   特別企画 
 
608 10月21日(土) 吉村        松本
609 10月27日(金) 内田
610 11月04日(土) 池内                 第2回毎木調査
611 11月10日(金) 三輪
612 11月18日(土) 宮崎        内田        JIDFラボ15回
613 11月24日(金) 吉村
614 12月02日(土) 池内
615 12月08日(金) 内田
616 12月16日(土) 三輪        川崎
617 12月22日(金) 宮崎                      忘年会

618 01月12日(金) 吉村                      新年会
619 01月20日(土) 池内        松浦
620 01月26日(金) 内田
621 02月03日(土) 三輪
622 02月09日(金) 宮崎
623 02月17日(土) 吉村        内田
624 02月23日(金) 内田
625 03月03日(土) 三輪
626 03月09日(金) 宮崎
627 03月17日(土) 吉村        松本
628 03月23日(金) 内田   

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある.

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の取り付け道路が見えたら(後400m)、案内看板手前にある道路を左折、右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.

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カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


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代表 吉村 文彦(微生物生態学)
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香川山オーナー
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玉城山オーナー
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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1253

2017年10月13日 |  マツタケの林地栽培 

 

キンモクセイが香る頃、マツタケの芳香も漂い始める

 

第607回(10月13日(金))活動報告

 

 10月初頭の冷え込みで期待したマツタケは、今週前半の連続夏日で残念ながらスイッチが切れてしまったようでした。今日の冷え込みと、昨日から降り始めて当分続きそうな秋雨、来週の活動日頃に期待したいところです。
 本日は
、遠路はるばる岐阜県御嵩町からのお客様と、MBSテレビ「ちちんぷいぷい」の取材がありました。
本日の参加者は、橋本、前田、堀井、斎藤、川本、松浦、北村、山田、大島、三品、三輪、村岸、宮崎、猫田、尾林、中野、有山、TAKE、吉川、吉村、MBSテレビクルー5名+豊崎アナ、マリコ、藤井、大久保、阿閉(仁)、阿閉(眞)、松田(武)、松田(洋)、御嵩村4名(西村、篭橋、渡辺、三宅、福井)、中広、松本の39名のみなさんでした。

雨模様のため作業は主に香川山。
玉城山、澤田山の一部にはマツタケ発生調査も兼ねて出かけた班もありました。

<玉城山>
今年始めたばかりの山域、当然ながら成果なし。ま、5~10年後に期待。

<澤田山>
桑野班。松はワサワサと茂ってきていますが…。やはりこれからというところか。
それにしても色鮮やかなレインスーツのお二人。

繁見峠で合流し様子を話し合う。峠の休憩小屋の”スズメバチの巣”はどなたか撤去くださった様子で一安心。

<香川山>
お土産のまつたけを吟味する代表と豊崎アナ。

まつたけ山作りのお話など取材中。

ヤマガラの里班は薪割りに精を出す。

焼きまつたけ。

こちらではお土産のアユを焼く。マツタケとアユ、香りの競演。

まかないの方々の心づくしの調理が進む。

本日のメニューはまつたけご飯、アユの塩焼き他、マツタケのお吸い物(ハモ入り)。

昼食と団らん風景。

御嵩町のみなさん。お味はいかがでしたか?

午後は香川山でまつたけ山作りの実習とテレビ取材。

畑の様子。

<秋の里山>

コバノガマズミ、ヒサカキ、サルトリイバラ、セイタカアワダチソウ、?、ユウガギク?、?、ニセクサハツ?、サンゴハリタケ?、コツブタケ。?のもの、お分かりになった方はコメントででもご教示ください。
キノコの同定は難しい、とりあえず図鑑で調べたそれらしい名称を載せておきますが怪しいです。キノコ博士の榎本さん、ご覧になっていたら夢枕ででも教えてください。

それにしてもなんだか最近、里山の色どりが少なくなってモノトーン化してきている気がするのは、気のせい?

(宮崎 記)

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1252  京都岩倉香川山 みやこマツタケは子実体原基形成刺激をうけた! マツタケの生長とは?

2017年10月09日 |  マツタケの林地栽培 

 10月13日(金)は、607回活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告者は、宮崎 昭さんです.当日夜、是非ご覧ください.

秋刀魚、イネ、マツタケなどが人に、我々の生活を見直すよう警鐘を鳴らしている.

 マツタケ発生量は、アカマツ林の状態とシロの生長期と子実体形成期の気象が決めるが、アカマツ林の要因はさて置いて、今年の発生は、地球規模での気候変動に強く影響を受けたように思われる.その影響は、緯度の高いところ、それと同じ意味を持つ標高の高いところほどマイナスの影響が大きくあったように思われる.
 知るところによれば、スカンディナビア半島、中国東部・西南部の高い山、サハリン、韓国の一部、北海道、東北、長野の高い山などは凶作から不作である可能性が高い.降水の異常と有効降水量不足、低温の影響、発生期の高温障害などが影響していると見られる.関西以西で、これからという地域はこの限りではない.
 
 マツタケの本体は土の中で生活している.アカマツの細根を住まいとする、かつ栄養源(糖類)を得るために感染し菌根を作る.冬を耐え、暖かくなってくる時期には、アカマツ細根も増え両者はどんどん菌根を作る.これを栄養成長という.いろんな遺伝子を持つ菌根が沢山集まりシロという構造体をつくる.菌根集団は、やがてある容積に達すると、感染から4ー5年掛かると言われるが、胞子を飛ばす器官である子実体を地上に伸ばしてくる.飛んだ胞子は、発芽し菌糸となり、先住者のいないアカマツ細根と出くわすと感染する. 

 生殖生長可能となったシロは、シロ表面温度が、西日本では19℃を下回ると子実体原基を形成する.刺激温度感受性は同一シロ内部においても差がある.図1の左が原基である(縮尺は適当).濱田(1953、自然)によれば、温度と適当な雨があれば1週間から10日で地表に頭を出す.その後、同じく1週間から10日かけてチチゴ-コロ-ツボミと生長、やがてベールが破れ傘の裏にあるヒダから胞子が飛ぶ、開傘日である.開きすぎ(図中の右のマツタケ)までやはり1週間から10日である.以降縮みます.図1 子実体の生長の様子

 成長曲線は、ご存じの通りシグモイドカーブを描きますが、測定期間の1日の伸びは平均1.5cm、よく伸びる物は3cmなんてものもありました.但し、順当な気象条件でないと大きくならずに傘を開いたりと形態の変異は大きい.シロも毎年、外側に10ー20cmほど拡がる.拡がる先に障害物があって伸びないこともあり、形も色々になる.

 再生アカマツ林に京マツタケが復活した京都岩倉香川山は、昨年10月22日に発生を確認した.今年は、岩倉のマツタケから見て10日くらい早く秋が訪れている.図2をご覧下さい.これは香川山地表下10cmの温度を示している.19℃ラインを最初に切った日は10月1日である.でもこの刺激はその日の地温が19℃を上回ったので生殖生長への切り替えは帳消しとなった.同じように10月4日朝もスウィッチが入ってすぐに切れている.これらは高温障害となっていないと考えている.

図2. 岩倉香川山の地温の変化

 10月4日の夜に19℃を下回った(赤丸).その後、温度は19℃を越えることなく子実体原基形成刺激の解除はない.生殖生長に代謝が切り替わったと見られる.穏やかな雨もあれば13日の活動日には、頭を出している可能性がある.調査項目は、発生本数は昨年14本、これが何本になるか? 2点目は、昨年3ヶ所から発生、この発生地点が幾つ増えるか? 大変楽しみです.なお、「日本産マツタケの遺伝的多様性の研究」対象地にしています.子実体は抜かないようにご協力お願いします.


【お知らせ】

1.毎日放送 ちちんぷいぷい 天気部 気象とマツタケ取材
   10月13日(金) 松茸持参で取材 10月25日(水)放映 


2.岐阜県御嵩町(ミタケチョウ) マツタケ発生環境整備作業体験
   日時:10月13日(金)607回活動日 
   場所:香川山 午前中マツタケについて講義、昼食後、香川山にて作業 5名 三品班担当


3.和歌山県富喜マツタケ試験林イワタ山調査

  冨貴ものの入荷が多い.試験林も期待できそう!!
   10月17日(火) 午前9時近鉄新田辺駅集合

   10月24日(火) 午前9時近鉄新田辺駅集合
           参加申し込みは川本さんまで  問い合わせは吉村へ(メール等で)


4.滋賀県長浜市野瀬  マツタケ発生環境整備と交流会 参加者募集
   場所:長浜市野瀬大吉寺
   日時:10月29日(日)午前8時15分 地下鉄御陵駅2番出口付近(三条通北側)/現地 集合
              午前中はマツタケ山診断
              昼食後 京マツタケ復活作戦成功の報告、続いて交流会 餅つきなど
  午後6時 御陵付近着 
   費用:高速代(休日割引、往復)3360円/1台、往復180km走行のガソリン代などを参加者で負担 

5.滋賀県荒神山 マツタケ発生環境整備と勉強会 参加者募集
  場所:彦根市石寺公民館
  日時:11月19日(日)午前9時京都市営地下鉄御陵駅2番出口発、10時荒神山集合 直ちに作業に合流
     午前8時~11時30分 マツタケ山づくり作業
       12時~13時 昼食会
       13時30分~16時 勉強会(荒神山の活動報告、京まつたけ復活成功物語)
       16時から 懇親会
  費用:高速料金(休日割引、往復)2720円/1台、往復140km走行のガソリン代などを参加者で負担
       

6.日本文化デザインフォーラム  JIDFラボ【松茸山再生と岩倉焼き】15回開催   

   11月18日(土) 612回例会  マツタケ発生整備作業と反省  参加費:昼食代500円
      参加申し込みは吉村( E-mail)まで

7.千葉県立中央博物館 自然誌シンポジウム
  日時:2017年11月23日(木、祝)13:00~16:00
  場所:千葉県立中央博物館
  テーマ:マツタケ栽培最前線
      人工栽培(白坂憲章).感染苗利用栽培(山中髙史).林地栽培(吉村文彦)
      問い合わせは千葉県立中央博物館 吹春俊光先生 電話:043-265-3111(代表)

 

【まつたけ山復活させ隊の活動指針】

 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.注:自由に主体的に活動できることは何をしても許されると言うことではありません. 
 
 我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人などがいる.これらの作業実施・応援に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).

 参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加者)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.


【まつたけ山復活させ隊の心得】

悔いの残らないようにするには! 

あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.用いたコップの後片付けも忘れないように! 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者 男厨シェフ  特別企画 
 
607 10月13日(金) 宮崎         岐阜県 御嵩町 5名視察
608 10月21日(土) 吉村   松本
609 10月27日(金) 内田
610 11月04日(土) 池内         第2回毎木調査
611 11月10日(金) 三輪
612 11月18日(土) 宮崎   内田     JIDFラボ15回
613 11月24日(金) 吉村
614 12月02日(土) 池内
615 12月08日(金) 内田
616 12月16日(土) 三輪   川崎
617 12月22日(金) 宮崎         忘年会

618 01月12日(金) 吉村         新年会
619 01月20日(土) 池内   松浦
620 01月26日(金) 内田
621 02月03日(土) 三輪
622 02月09日(金) 宮崎
623 02月17日(土) 吉村   内田
624 02月23日(金) 内田
625 03月03日(土) 三輪
626 03月09日(金) 宮崎
627 03月17日(土) 吉村   松本
628 03月23日(金) 内田   

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある.

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の取り付け道路が見えたら(後400m)、案内看板手前にある道路を左折、右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§カンパありがとう!
  
 
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1251

2017年10月07日 |  マツタケの林地栽培 

平成29年10月7日第606回目の活動日です。

 朝起きると昨夜からの雨がまだ残っており、道路や屋根は湿った状態。

 午前10時過ぎに香川山ベースキャンプに到着しました。

 本日の参加者は次の通り

 TAKE,川本、大嶌、尾林、桑野、松本、中野、阿閉仁、阿閉眞、三輪、松浦、

内田、前田、ホリイ、有山、橋本、チェ、河内、レオナ、アオ、セラ、サツカ、藤井、

吉村、西塚、西村、

 香川山のマツタケ発生調査を行いましたが、まだ出ていないようです。

 他の班の活動状況

 川本班の様子 昨夜来の雨で山はまだ湿っており、作業も大変そう。

  

 

 

 三輪班の活動状況

 地掻き作業とマツタケ発生調査を行いましたが、まだその兆候はみられません。

 

桑野班 午前中の活動を終えてベースキャンプへ

戻る途中にパチリ。

ベースキャンプに戻り、畑の様子を見ました。

葱やブロッコリー、大根などがすくすくと育っています。

 

 

茶畑の様子

 変わったカボチャと柚子?

 

蕗畑の様子

 本日の献立 毎回暖かい食事が賄い班のお陰で食べられます。

感謝、感謝 今日も美味しいかった。

 

 食事団欒風景

 

 

 

ヤマガラ班は午前中、山が雨で湿っているので、薪造りに精を出していました。

TAKEちゃんの班は稲刈りの準備作業を行なっていたようです。

 文責 三輪

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1250  マツタケは不作どころか凶作! 異常でこんな経験したことがないという.

2017年10月02日 |  マツタケの林地栽培 

10月7日(土)は、606回活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告者は、三輪 新造さんです.当日夜、是非ご覧ください.

写真1. 最近、特に若い方は、マツタケ臭(松茸の香りを決めるトランス型ケイヒ酸メチル、2種類のマツタケオールなど)を嫌う傾向にある.その理由はマツタケがべらぼうに高く食べた経験がないからという.彼女は将来マツタケ好きに育つだろう.

写真1 マツタケ好きの大人になるかな?

 岩手県岩泉の15年の観察調査では、気温が低く雨の多い年は、発生がだらだらと続きそのピークも定かでなく不作もしくは凶作になっている.また、15回の観察で、平年作以上は7回しかない.その他は気象に何らかの問題がありそれを下回る.

 北海道のSさんの話では、8月の半ばに2度ばかり発生を確認したが、その後ばったりとマツタケの姿は見られなくなったとのことです.
 東北岩手は、内陸も沿岸もその発生の始まりは北海道と同じ頃.その後だらだらと“夏マツタケ”とよばれる物が出た.このマツタケは、雨が多いためきのこが柔らかく、その上気温高と来ているので虫に食われている物が多い.
 
 9月になって気温は寒いくらいに下がったが、発生状況の回復は見られず、尋常な場所ではマツタケ発生が確認できないと大野の小沢さんはいっている.探しても探しても取りこぼしか見落としマツタケが見つかる程度であるという.
 
 これらはどうしても大きくなっている.「ツボミやコロがない」と京都錦の「かね松」上田会長と三条寺町の「とり市」山本専務の話とよく符合する.ご両人は、京都で松茸を扱って50年のキャリアを持つベテランだが、こんな変な年は経験がないと語っている.10月という最大需要期を前にして、「とにかくものがない」である.
 長野大学の森本さんの話でも、長野産も発生がよいとはいえないとのことである.関西では、京北(これからというのに終りっぽい)、丹波篠山、滋賀朽木、奈良・和歌山県境付近の山、兵庫・岡山で発生は確認できているが、これからの気象がこのまま行けば良さそうに思うが、第2週から暑くなるという予報が気に掛かる.
 それにしても健全なアカマツ林がないのだから気象がよくてもたかが知れているのだが(残念).私達の経験・「京マツタケが再生アカマツ林に復活」を教訓にしてアカマツ林の造成を試みましょう!!! 難しいことはなにもありません.
 今夜も寒いくらいになっています(2日、山科御陵の最低気温13.6℃).

 また、中国雲南省や韓国もあまりいい発生ではないようである.全般的にもの不足気味で推移しそう.松茸好きには辛い年かも知れません. 
図1.岩倉香川山の地表下cmの地温 縦軸は温度(℃) 
 僕たちは、岩倉香川山に試験地を持っているが、図1に示すように、9月24日、25日と26日にマツタケ子実体原基形成刺激温度に近い地温が得られている.刺激を仮に受けたとしても、その日のうちに地温が19℃を上回り生殖成長へのスイッチは切れた状態だ.9月の雨は平年並だが、目下、土は充分に湿っている.
 しかし、計器の誤差などを考慮すべきだが、標高の高いところは確実に刺激を受けているはずだ.今後の気温変化と有効な降水量が決め手となるだろう.和歌山県富喜試験林には岩手大野高校から帰ったら早速調査に出かけたい.

 

田んぼ苦戦記 2017年 -終-   池内 正憲

農業機械、トラクターやコンバイン、田植え機。いろいろあるけど設備が多いわりに使用頻度はトラクターをのけて少ない。
使用時期が重なり、天候に左右されるので、ここでは貸し借りはほとんどない。
以前は、やっていたらしいが、結局都合のいい日にできないので、みんな設備を持つことになった。
貸し借りは、一反につき耕し1万、田植え1万、草刈り1万、乾燥、脱穀5万となり、してもらうと、耕すのが年に4回くらい、一反15万くらいかかる。4反もすると、年に60万となり、米を買うよりはるかに高くつく。
で、機械が老巧化すると、耕すだけで除草の代わりをし、田植えはやめて、耕作放棄地のようになっていく。
 村の作業者のほとんどが70才を超え、設備投資をしなくなっていっているので、休耕田が急に増えている。

 農業機械は、手作り。車のように完成されていない。作業者が手を入れていかないともたない。
田植え機などバランスが悪いので、小さな坂でも転ぶ。一度、畔を乗り越える時に、後ろにこけて、助けてもらった。
トラクターは畔を超える時に横倒しになる事故が多いらしいが、今のところそれはない。
いたるところに、農機の油挿入が必要で、たまにしか使用しない機械は、整備に時間がかかる。
 整備してもらうと、費用が数万かかるので、自分で行うが、作業中に他の農機具機械が停止しているのを見ることは毎度だ。
故障など、普通にある。コンバインの機構がおかしくなって、メーカーを呼んだのが4回、そのごとに費用が発生する。
これでよくやっていると思うが、まあ副収入がある人しかできないという世界になっている感じ。
 並行して、野菜や果実をしないと、米では農業は維持できないといわれる。
(滋賀で十数町歩<町は反の10倍>米つくりをしていた若い人が岩出に流れてきていた。米作りを数名でしていたが、年収200万いかなくて、野菜つくりに岩出に来たと言っていた。)

 水は用水路を経由して農地に入れる。水利組合があって管理と費用の収集をしている。農地の大きさに沿って割り当てが決まっていて、水田でなくても農地があれば水利費が割り当てられる。
 この地の用水は、紀ノ川用水。で、和歌山、奈良、三重の山からの豊富な川の水を使用する。
 流れている水なので、高い気温の時でも水自体の温度は高くない。だから、水を入れ替えていければ、おいしいお米ができると思う。
 水は6月から9月まで流されるので、冬場は流れない。水利の開閉は組合がするが、村への供給の開閉は自分でする。そのため、勝手に締められたりするし、上流が優先して水を取ることになっているので、下流では、水を取るのが遅くなり、夜中に入れたり、同じ時期を避けて早くに田植えをする人もいる。
 水は、村でさまざまに分岐し、分岐させて(板を置いたりして、他の水路を止める)農地まで持ってくることになる。
その結果、水の取水はみんなの了解がないと、困ったことになる。水を入れた後は、板を外さないといけない。
入れっぱなしにしたい8月は、田によって水の取り合いになるのである。
 田によっては自動で水が入るようにすることができる田と、そうでない田がある。
用水路と田に段差があると大きな板が必要で、入れっぱなしはできない。しかし、分岐した用水路では、少しの段差で田に水を入れれる場所もあるので、その場合、少しずつ入るように工夫ができる場合もある。この場合はラッキー。
中には、上流の田から直接漏れてくる水もあり、漏れ水だけで、水がいっぱいの場合もある。

 そんなわけで、稲つくりは毎年苦戦続き。でも、なんとか続けていけてる。
今年も、おいしい米ができる。

 汗を拭きながら、紀伊平野からの山々を遠目に見る。暑い日なのに心地よい風がある。水田の中に入ってくる水は涼しげだ。
都会と違う心地よい風と水が農作業のひと時をいやしてくれる。水田の夏。赤とんぼが飛んでいる。

(1年目のコンバインの故障での刈り取り危機。2年目の田植え機故障の危機-村の人にしてもらうことができた-。3年目、4年目冬麦つくりしたが、収穫物を処理できず。4年目、田植え機を借りて横転。5年目コンバイン泥に立ち往生。けが。6年目コンバイン故障で現場修理。今年は7回目。)思えば、何もなかったことはなかった。

 さて早いもので、書いている間に収穫期に、キヌヒカリは、収穫期が早い、コシヒカリの子供なので、同じように早生種。
今年の収穫では、2日にわたって収穫したので、水分量のバラツキをなくすために3段乾燥をしている。
 一挙に乾燥すると、水分量のばらつきで、乾燥しすぎて米の割れや、水分量が多すぎて規定に入らない場合が起こる。
そこで、乾燥途中で、慣らし期間を置くのである。乾燥は、食味乾燥なので、温度は高くはない。しかし実際は、風だけの乾燥で充分なので、乾燥作業前後は風だけで乾燥する。生産効率は悪いが、風だけ乾燥でもそんなに時間はかからないのだ。
そして数日かけて、乾燥する。乾燥機で、水分量を測っているので、まあ、水分量は正確かと。 結 


【お知らせ】
読売テレビ、毎日放送 ちちんぷいぷい他 取材がある予定

1.岩手県立大野高等学校収穫祭 
   日時:10月3日(火)~6日(金)
   場所:岩手県洋野町 岩手県立大野高等学校 並びに久慈平岳試験林
      10月4日:講演(人と里山とマツタケと)とまつたけ狩りの打合せ、懇親会.
      10月5日:まつたけ狩りと昼食会
      問い合わせは大野高校(0194-77-2125)


2.岐阜県御嵩町(ミタケチョウ) マツタケ発生環境整備作業体験
   日時:10月13日(金)607回活動日 
   場所:香川山 午前中マツタケについて講義、昼食後、香川山にて作業 5名 三品班担当


3.イワタ山調査


4.滋賀県長浜市野瀬  マツタケ発生環境整備と交流会 参加者募集
   場所:長浜市野瀬大吉寺
   日時:10月29日(日)午前8時15分 地下鉄御陵駅2番出口付近(三条通北側)集合
              午前中はマツタケ山診断
              昼食後 京マツタケ復活作戦成功の報告、続いて交流会 餅つきなど
  午後6時 御陵付近着 
   費用:高速代(休日割引、往復)3360円/1台、往復180km走行のガソリン代などを参加者で負担 

5.滋賀県荒神山 マツタケ発生環境整備と勉強会 参加者募集
  場所:彦根市石寺公民館
  日時:11月19日(日)午前9時京都市営地下鉄御陵駅2番出口発、10時荒神山集合 直ちに作業に合流
     午前8時~11時30分 マツタケ山づくり作業
       12時~13時 昼食会
       13時30分~16時 勉強会(荒神山の活動報告、京まつたけ復活成功物語)
       16時から 懇親会
  費用:高速料金(休日割引、往復)2720円/1台、往復140km走行のガソリン代などを参加者で負担
       

6.日本文化デザインフォーラム  JIDFラボ【松茸山再生と岩倉焼き】開催   

  15回 11月18日(土) 612回例会  マツタケ発生整備作業と反省  参加費:昼食代500円
      参加申し込みは吉村( E-mail)まで

7.千葉県立中央博物館 自然誌シンポジウム
  日時:2017年11月23日(木、祝)13:00~16:00
  場所:千葉県立中央博物館
  テーマ:マツタケ栽培最前線
      人工栽培(白坂憲章).感染苗利用栽培(山中髙史).林地栽培(吉村文彦)
      問い合わせは千葉県立中央博物館 吹春俊光先生 電話:043-265-3111(代表)

 

【まつたけ山復活させ隊の活動指針】

 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.注:自由に主体的に活動できることは何をしても許されると言うことではありません. 
 
 我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人などがいる.これらの作業実施・応援に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).

 参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加者)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.


【まつたけ山復活させ隊の心得】

悔いの残らないようにするには! 

あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.用いたコップの後片付けも忘れないように! 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者 男厨シェフ 特別企画      

606 10月07日(土) 三輪    第2回毎木調査
607 10月13日(金) 宮崎 岐阜県 御嵩町 5名視察
608 10月21日(土) 吉村 松本
609 10月27日(金) 内田
610 11月04日(土) 池内
611 11月10日(金) 三輪
612 11月18日(土) 宮崎 内田 JIDFラボ15回
613 11月24日(金) 吉村
614 12月02日(土) 池内
615 12月08日(金) 内田
616 12月16日(土) 三輪 川崎
617 12月22日(金) 宮崎 忘年会

618 01月12日(金) 吉村 新年会
619 01月20日(土) 池内 松浦
620 01月26日(金) 内田
621 02月03日(土) 三輪
622 02月09日(金) 宮崎
623 02月17日(土) 吉村 内田
624 02月23日(金) 内田
625 03月03日(土) 三輪
626 03月09日(金) 宮崎
627 03月17日(土) 吉村 松本
628 03月23日(金) 内田   

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある.

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の取り付け道路が見えたら(後400m)、案内看板手前にある道路を左折、右折、左折そしてた左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§カンパありがとう!
  
 
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

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