まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1409 地温16.2℃シロの栄養生長は盛ん.山は彩り豊か!

2019年04月29日 |  マツタケの林地栽培 

5月4日(土)は、第683回活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、三輪 新造さんです.当日夜、是非ご覧ください.

写真 1. 地温:16.2℃、気中の湿度66% 香川山 4月26日 午前11時27分
 
 一昨日(27日)は、風も強く時には雨もあり寒い日であった.カナダトロント大学文化人類学研究室の佐塚志保さんと大学院生A. Zelenka, J. Van Dyk, Q. Liuさん4人がまつたけ山復活させ隊の活動現地を視察に来られた(13:30).山を案内の後、香川山で活動中の有山勝人さん、宮崎 昭さんを含めてしばし楽しい懇談を持った.
 まつたけ山復活させ隊の活動を、シアトルで紹介したところ、大変よい反響があった(すごい! 素晴らしい!)と志保さんが言っていた.この運動はグローバル存在であるようだ.有山さんが維持するコンポジットトイレの評判がよく、嬉しかった.その後、彼らは御苑散策に出かけた(16:20).
 まつたけ山復活させ隊視察に来たトロント大学のみなさん.前二人はメンバーの方々

 では、志保先生の感想は、まつたけ山復活させ隊の皆さまが作られたアカマツ林をはじめさまざまななものたち(野菜畑やお茶、バイオトイレ、給湯完備のキッチン、薪の山、材木、テーブル、ベンチなど)から溢れ出る創造性に感じいっていましたが、それ以上に皆さまが自由に楽しみながら協力してこれだけのことを成し遂げてきたことから学ぶものが多かったようです。やはり現場に来て肌で空気を感じることはとても大事なことだと改めて思いました。
 Qieyi Liu さんから感謝のメールが来ました.里山林の再生だけでなくコンミューン形成にがんばっておられることを強く印象づけられました.また、バイオトイレが特に良いです.今秋の豊作を祈っています.


 26日午前11時27分、香川山地表下10cmの温度は16.2℃(写真 1)、雨も適当にあり、マツタケ菌糸はどんどん成長し続け、出会った細根に、出会うと書いたが誘引はないと決まったわけではない、感染し菌根を形成している.これから8月の半ばごろまで、アカマツの細根成長が止まるまでとなるが、菌根をどんどん増やしていくはずだ.西日本では、梅雨の末期にはシロ拡大速度も最大になる.これは、菌糸の栄養生長段階である.その後、シロの成熟期、生殖成長期と移る.

 先週の香川山は花盛りでした.写真をご覧下さい.
 写真 2は、地球規模の気候変動の一つであろうが、櫻の花の季節に気温が異常に低くなったが、そのためであろう花期が異常に長い、未だに桜の花が満開状態である.

写真 2. 香川山BCから眺めることができるサクラの様子
 モチツツジも咲き始めた(写真 3).

Rhododendron sp.の赤い花も見られる(写真4).
 アカマツも雄花を咲かせている(写真 5).

ネヅミサシの雄花(雌雄異株)も目立たぬが咲いている.つぶつぶ状の茶色っぽいもの(写真6).

サルトリイバラ(雌雄異株)も雄花を見せている(写真7).

 最後に、かなり古いものであったが、きのこ、チチアワタケ(柄にツバがない、イグチの類)の2個体を見つけた(写真8).

写真8. 香川山で見つけたチチアワタケ.きのこ観察・勉強には、御苑きのこ観察会に参加すると良いと思います(下記お知らせをどうぞ).

 
【お知らせ】
1)きのこ観察会
 京都御苑きのこ観察会
【日時】5月12日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時  
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人・同定人:佐野修治氏)  
 HP(http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/)参照下さい
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園です.動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

2)和歌山県富貴イワタ山マツタケ山づくり作業のお誘い
 【日  時】5月16日(木)午前9時集合
 【集合場所】京奈和自動車道精華下狛料金所を入って直ぐ左側
 【作業内容】熊手で地掻き
      途中下車無し、各自弁当・水持参  申し込みは川本 勝さんまで

3)第一回JIDFラボ開催(共催:まつたけ山復活させ隊)
  まつたけ山再生と岩倉焼
 【日 時】5月18日(土)午前10時45分~午後3時30分
 【場 所】まつたけ山復活させ隊活動場所(下記:活動場所 アクセスをご覧下さい)
 【参加費】500円(当日いただきます.昼食代に充当)
 【定 員】30名
    今回は、アカマツ林再生マツタケ山づくり作業と陶芸作品作りを楽しみます.
    問い合わせ・参加申し込み:まつたけ山復活させ隊代表・JIDFラボマスター吉村文彦
    (☎090-6227-4305)あるいはmiyakomatsutake@gmail.comまで.

4) 煎茶会  
   佃 一可家元は、香川山で「水出し煎茶」をたてて下すった.甘かった.チラシ参照下さい.ぜひお越しください(佃 一可).

 【日時】2019年5月26日(日)午後1時~
 【場所】清心庵 京都関西セミナーハウス内 京都市左京区一条寺竹ノ内町二三
     本席小間  煎茶席  

幕末期、米国初代公使タウンゼント・ハリスに対し幕府が供応した煎茶会で行われた点前をハリスに譲られた道具をもとにして再現します(先ほどNHKで紹介された:吉村)

     座敷    展観 薄茶席
       井伊直弼が愛用したと伝えられる青井戸茶碗で一服どうぞ
   問い合わせは、茶道 一茶庵 ☎03-3330-8678   

【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日  報告担当者 男厨シェフ 特別企画 

683 05月04日(土) 三輪
684 05月10日(金) 宮崎
685 05月18日(土) 吉村       JIDFラボ1
686 05月24日(金) 内田  松本
687 05月31日(金) 三輪     開催日注意
688 06月08日(土) 宮崎
689 06月14日(金) 内田
690 06月22日(土) 吉村  内田
691 06月28日(金) 三輪
692 07月06日(土) 宮崎
693 07月12日(金) 内田
694 07月20日(土) 吉村  松浦    JIDFラボ2
695 07月26日(金) 三輪
696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村
698 08月24日(土) 内田  松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪  川﨑
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点「岩倉 村松」が便利です.バスを降りたら、吉村(下記)まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、京都バス「岩倉 村松行」終点岩倉村松バス停付近からから吉村(下記)に電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
まつたけ山復活させ隊代表
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男

§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1408

2019年04月27日 |  マツタケの林地栽培 

4月26日(金)第683回活動日の報告

概ね晴れだったが、時々何か降ってくるような少し寒い一日だった。比叡山の山頂は終日j霧か雲がかかっているように見えた。香川山のまつたけは準備が始まっているのだろう。

今日の参加は、前田・松浦・橋本・大島・松本・村岸・周田・ホリイ・川本・中野・山田・川崎・三品・藤井(貞)・尾林・北村・三輪・宮崎・松田(洋)・松田(武)・アトジ(ヒ)・アトジ(マ)・内田・吉村・猫田・まりこ・西村 の27名だった。

いつもよりバス一台遅れてBCについたら、もうK大王が筑前煮と格闘をはじめていた。定番メニューにするという。

竈の前はチューリップが満開だ。密植でもこの元気の秘密はやはりくそ馬力にあるか。有難や

山の様子

三品班 地掻き、あかい長蛇は松の根。

澤田山:

桑野班 奥まで入ったがAT、Y両氏の姿は見えない。空山人不見、シカシ人語ノ響クモ聴カズ。唯々お山は花盛り。

ヤマガラの里;

川本班;

玉城山;三輪班 ようやく上部の松林の手入れが始まった。

山の空気は澄んでいて、大阪方面がよく見えた。今までのうち最高のように思う。

昼;筑前煮、山菜と筍姫皮の炊き込みご飯、おすまし。

Mさんツタンカーメン豆を巡視。花を見る。アブラナ科植物は放っておくとみな菜の花になるようだ。十字花植物の名前がなつかしい。

みかんの葉の上で幼児が丸くなっているような姿で雨蛙が休んでいた。どのように登ってきたのだろう。葉の元の蕾も赤ちゃん?。

15時ころBCに戻り、皆で紅茶・カステラをいただいて解散。

次回は令和になり、5月4日。背中のばして元気に集まりましょう!

連絡;5月18日JIDFラボでは岩倉焼きの成型制作(ひねり)を予定しています。  (内田記)









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1407  まつたけ山再生作業で陥りやすい錯覚・誤解に気をつけたい!

2019年04月22日 |  マツタケの林地栽培 

4月26日(金)は、第682回活動日です.川﨑 泰弘さんがメインシェフを務めます.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、内田 正明さんです.当日夜、是非ご覧ください.

香川山北西斜面の、今の様子.まだ、なぜか殺風景

手入れ前は、ヒノキ混じりの照葉樹林だった.

コバノミツバツツジは、虫を待っている.

アカマツの発芽も見られる.地掻不十分と言われそう!

 香川山西北斜面(旧玉城氏の山)は、香川山南東斜面の開発以前の林を捨ておいた姿を呈していると思っている(開発の始まりは1975年と推測).元は、優秀な京まつたけを発生するアカマツ林であった(玉城氏談)が、放置されたためアカマツ林がヒノキ混じりの照葉樹林に遷移したのである.加えて、京都では1980年頃には、マツノザイセンチュウ被害も目立ち始めるが、このアカマツ林の衰退にセンチュウ病が拍車を掛けたものと思われる.
 もっとも南東斜面は住宅用地の後背地で重機を用いた地掻が行われている.その後に生育したアカマツ林、ただし放置林、となっていた(2005年5月現在).

 我々は、2005年6月に南東斜面の手入れを始めた.補整手入れを続けながら、ひたすら京まつたけの発生を待った.しかし、その姿は全く見られない.仲間の一人に「(京まつたけが)出たら死んでもいい」と言わしめるほどその発生はなかったのである.その言葉の時効の何倍もの時間が過ぎた2016年秋に待望のマツタケが発生した.

 ここで、なぜ11年後にしかマツタケが発生しなかったのかその理由を考えてみたい.まつたけ山再生を考えている皆さんにはお分かりと思う.答えに困るなら、マツタケ山づくりをもう一度勉強し直さないと、今の作業はマツタケにとっては全く無意味である.
 考えることは、高等植物の植生と地表の堆積物と土壌の質である.アカマツ優占林で不要な植物を刈り取り、地表の堆積物を掻き出すと見事なアカマツ林になる.僕は、まつたけ山復活事業を薦めている関係で、あちこちで作業後のアカマツ林を見る.そんな林を見るといつも、惚れ惚れする林になり、この秋にもマツタケが発生すると思えて来る.それは全くの錯覚である、僕には錯覚だが、多くの人は素晴らしい林と誤解する.これを誤解と理解できなければ、重大なミスを起こしている.あながち日本だけではなく、中国でも朝鮮半島でも同様だ.いってみれば、高等植物の整備や地表堆積物の調節は簡単にできるが、土壌の改善には時間を要するということだ.

 先ほどの誤解は、土壌の富栄養化の改善ができてないことを忘れているためだ.アカマツがそれなりに残っている照葉樹優占林では、通常の地掻は、土壌の富栄養化の源を取り去っただけである.通り一遍の地掻を実施したアカマツ林では、土壌が富栄養化しているため、マツタケは生活しない.どの程度の土壌条件が満足されたら マツタケは生活できるのか、まだその条件は定かではないが、一通りの地表堆積物除去では不十分であることは分かっている. 
 最近の日本の里山では、良いアカマツ優占林はほとんどない.すると、アカマツを残し皆伐、強度の地掻で、重機で地掻と伐根が望ましい、富栄養土壌を除去することを考える.その後、マツタケ胞子が飛んでくる.落ち葉をかいくぐって雨水等によりB層に至る.そこで発芽する.富栄養化土壌では周りの細菌・カビ・小動物との競争にあっさりと負ける.運良くアカマツ細根にであっても、アカマツに感染を拒否され、マツタケは絶命だ.従って、できるだけ強度に地剥ぎから地掻を行うことが肝要である.

 香川山南東斜面の話しに戻ると、手入れ後11年の間、マツタケの発生がなかった理由だが、ここは重機で母岩が見え隠れするほどに地表を掻いている.ということは富栄養化土壌は、限りなく削られている.では、もっと早くマツタケの発生が見られても良いはずだが、11年も掛かっている.かつては京まつたけの里であったが、最近は、ほとんど取れなくなってきていることから、秋にマツタケの胞子密度が我々の想像以上に低下していることを意味している.このため、11年目に発生を見たのである.近辺にマツタケの採れてる山があるかないかが重要な鍵となる.

 ここで期待されることは、誰しも思う事だが、マツタケの播種法がないかということである.いままで、いろんなことが試みられている.胞子撒き、これもいろんな方法が試されたが、科学的に認められたものは岩泉まつたけ研究所の1例のみだ.成功例はないに等しい.他に、シロの移植、石突きの埋め込み、感染苗の移植などがあげられる.実生感染苗を用いた研究者の実験では、養分の持込除去、土壌微生物の攻撃を防ぐ手立てを施して、最長で5年の寿命である.幼苗アカマツはマツタケの寄生攻撃に耐えられない.なぜか二次感染も起こさない.マツタケ播種技術確立には、微生物の知識、植物の知識、土壌の知識を駆使する必要がある.

 林地栽培は、マツタケとアカマツの共生関係を利用する.そのために、アカマツがほぼ30年くらいにならなければマツタケの発生はないといってきたが、当ブログ1403号に書いたように、7年生アカマツ林にマツタケの発生が見られることが明らかになってきた.林づくりをきちんと、どこかで手抜きをするとマツタケはいつまでたっても現れないが、マツタケの生活をしっかりと見据えてつくりあげた林には、5-7年のアカマツ林に、マツタケが発生することが分かってきたと思う.まだ、マツタケの胞子は、1930年代に比べりゃ非常に少ないが、そこそこ飛んでいるだろう.

結論:照葉樹林は、皆伐・土壌の徹底的な改善作業が必要(重機による地掻/伐根が望ましい).寄主が感染されやすい状態を人為的につくる(アカマツ立木密度 高・細根密度 高). 周りにマツタケ発生林が必ずある(現認は難しいことがある).

 

【お知らせ】
1)きのこ観察会
 京都御苑きのこ観察会
【日時】5月12日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時  
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人・同定人:佐野修治氏)  HP(http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/)参照下さい
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園です.動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

2)第一回JIDFラボ開催(共催:まつたけ山復活させ隊)
  まつたけ山再生と岩倉焼
 【日 時】5月18日(土)午前10時45分~午後3時30分
 【場 所】まつたけ山復活させ隊活動場所(下記:活動場所 アクセスをご覧下さい)
 【参加費】500円(当日いただきます.昼食代に充当)
 【定 員】30名
    今回は、アカマツ林再生マツタケ山づくり作業を楽しみます.
    問い合わせ・参加申し込み:まつたけ山復活させ隊代表・JIDFラボマスター吉村文彦(☎090-6227-4305)
    あるいはmiyakomatsutake@gmail.comまで.


【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日  報告担当者  男厨シェフ  特別企画 

682 04月26日(金) 内田    川﨑
683 05月04日(土) 三輪
684 05月10日(金) 宮崎
685 05月18日(土) 吉村        JIDFラボ1
686 05月24日(金) 内田    松本
687 05月31日(金) 三輪     開催日注意
688 06月08日(土) 宮崎
689 06月14日(金) 内田
690 06月22日(土) 吉村    内田
691 06月28日(金) 三輪
692 07月06日(土) 宮崎
693 07月12日(金) 内田
694 07月20日(土) 吉村    松浦 JIDFラボ2
695 07月26日(金) 三輪
696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村
698 08月24日(土) 内田    松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪    川﨑
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折は行き過ぎです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.不安な方は駐車場付近から電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1406  雲一つない快晴、暑い位の1日でした! 香川山地温は14℃ マツタケ菌根は大喜び!

2019年04月20日 |  マツタケの林地栽培 

4月20日(土)第681回活動日の報告です.
  急用が発生し早引けしました.本日の参加者は21名です.名簿記載順に前田、橋本、松本、有山、大島、Take, Vera、内田、太田、尾林、桑野、山田、藤井(貞)、川﨑、斉藤、宮崎、中野、M他2名、吉村.

写真 1.快晴の空を北西方向に抜けていく飛行機とその雲 雲はただそれだけです.

地温も地表下10cmで13.9℃(11時15分).これでは植物の根もマツタケ菌糸も盛んに伸び、菌根形成も盛んであろう.地温15℃にもなると菌糸の伸びが肉眼でも分かる.伸びを見るにはそれなりの工夫が要ります.

東を見れば素晴らしいとは言えないがパッチ上に新緑が見える.

タラノキの新鞘

 そのような日に、昼食づくりに励む仲間たち.

畑の世話する仲間も山に行った仲間も、香川山BCで活動する仲間も心軽やかそうであった.

 


【お知らせ】
1)和歌山県富貴イワタ山マツタケ山づくり作業のお誘い
 【日  時】4月23日(火)午前9時集合
 【集合場所】京奈和自動車道精華下狛料金所を入って直ぐ左側
 【作業内容】熊手で地掻き
      途中下車無し、各自弁当持参  申し込みは川本 勝さんまで

2)きのこ観察会
 京都御苑きのこ観察会
【日時】5月12日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時  
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人・同定人:佐野修治氏)  HP(http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/)参照下さい
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園です.動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

3)第一回JIDFラボ開催(共催:まつたけ山復活させ隊)
  まつたけ山再生と岩倉焼
 【日 時】5月18日(土)午前10時45分~午後3時30分
 【場 所】まつたけ山復活させ隊活動場所(下記:活動場所 アクセスをご覧下さい)
 【参加費】500円(当日いただきます.昼食代に充当)
 【定 員】30名
    今回は、アカマツ林再生マツタケ山づくり作業を楽しみます.
    問い合わせ・参加申し込み:まつたけ山復活させ隊代表・JIDFラボマスター吉村文彦(☎090-6227-4305)
    あるいはmiyakomatsutake@gmail.comまで.

 

§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1405  アカマツ種子発芽 今年初です.そういえば、もう4月半ばです!

2019年04月15日 |  マツタケの林地栽培 

4月20日(土)は、第681回活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、吉村です.当日夜、是非ご覧ください.

写真 1. アカマツ種子の発芽(画面中央)。右のものは種皮が取れている.アカマツ実生 香川山にて発芽は3本のみでした.2019年4月12日撮影

香川山の活動の様子です!
畑の整備に精を出す有山さん
椅子の修理に余念がない松本さん
香川山の尾根向こう(西斜面)で地剥ぎ作業をする三品班
畑作業の前田さん
収穫物をみて話が弾む!

【お知らせ】
1)和歌山県富貴イワタ山マツタケ山づくり作業のお誘い
 【日  時】4月23日(火)午前9時集合
 【集合場所】京奈和自動車道精華下狛料金所を入って直ぐ左側
 【作業内容】熊手で地掻き
      途中下車無し、各自弁当持参  申し込みは川本 勝さんまで

2)きのこ観察会
 京都御苑きのこ観察会
【日時】5月12日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時  
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人・同定人:佐野修治氏)  HP(http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/)参照下さい
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園です.動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

3)第一回JIDFラボ開催(共催:まつたけ山復活させ隊)
  まつたけ山再生と岩倉焼
 【日 時】5月18日(土)午前10時45分~午後3時30分
 【場 所】まつたけ山復活させ隊活動場所(下記:活動場所 アクセスをご覧下さい)
 【参加費】500円(当日いただきます.昼食代に充当)
 【定 員】30名
    今回は、アカマツ林再生マツタケ山づくり作業を楽しみます.
    問い合わせ・参加申し込み:まつたけ山復活させ隊代表・JIDFラボマスター吉村文彦(☎090-6227-4305)
    あるいはmiyakomatsutake@gmail.comまで.


【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日  報告担当者  男厨シェフ 特別企画 

681 04月20日(土) 吉村
682 04月26日(金) 内田   川﨑
683 05月04日(土) 三輪
684 05月10日(金) 宮崎
685 05月18日(土) 吉村        JIDFラボ1
686 05月24日(金) 内田   松本
687 05月31日(金) 三輪     開催日注意
688 06月08日(土) 宮崎
689 06月14日(金) 内田
690 06月22日(土) 吉村   内田
691 06月28日(金) 三輪
692 07月06日(土) 宮崎
693 07月12日(金) 内田
694 07月20日(土) 吉村   松浦    JIDFラボ2
695 07月26日(金) 三輪
696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村
698 08月24日(土) 内田   松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪   川﨑
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折は行き過ぎです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.不安な方は駐車場付近から電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1404

2019年04月12日 |  マツタケの林地栽培 



第680回(4月12日(金))活動報告

穏やかで爽やかな山作業日和でした。「毎日こんな日が続けばいいのに」と思うのは人情というものですが、日本のように変化に富んだ四季があればこその生物多様性というものと、思い直して山へ。

本日の参加者は、松本、前田、橋本、大島、有山、周田、村岸、松浦、松田(由)、松田(洋)、藤井(信)、三品、山田、阿閉(仁)、阿閉(眞)、小長谷、尾林、宮崎、三輪、川本、大久保、吉村、猫田、まりこ、内田、西村、中広の計27名のみなさんでした。

今日は、久しぶりに元気なお顔を見せられた方々も多くいらっしゃいました。もともとリタイア組が多かった立ち上げメンバー、14年目ともなるとしばらく顔を見ない方はどうしておられるのかと心配したり、久しぶりの元気なお顔に出会うと嬉しかったり、一喜一憂ということが増えてきましたね。さすがに山作業は体力的に厳しくなって来たり、いろいろと用事もおありでしょうが、ぜひ時々は元気なお姿をお見せください。

なお、筆者も作業従事のため、各現場の作業中の写真を撮れていないところもありますがご了承ください(決して、決して、手抜きではありませんので念のため)。

<玉城山>
三輪班
地搔き、粗朶片付け、作業道のルート付け、上部第3休憩所の整備(地ならし、松本木工のベンチ設置)。

<澤田山>
桑野班
下草の除去など。


ヤマガラ班
現場へ向かうところ。二次補正整備など。


川本班
斜面上部の伐採


中広班
シイタケ圃場整備。


<香川山>
三品班
除間伐材の片づけ、地搔きなど。


マツタケ発生地(有山班)
下草、落葉掃除など。


朝の準備運動がわりに薪割り


道具の整備


賄い担当昼食準備中(つまみ食いではありません、味見ですってば!



本日のメニューはヘルシー”ベジタリアン”。メンバーのお年を考慮?


昼食風景



(宮崎 記)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1403  若齢アカマツ林でマツタケ発生という うれしい報告!

2019年04月08日 |  マツタケの林地栽培 

4月12日(金)は、第680回活動日です.天気予報では、再び寒くなるようです.先週6日、香川山でウグイスの初鳴きをきく.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、宮崎 昭さんです.当日夜、是非ご覧ください.

ヒノキ混じりの照葉樹林を皆伐・地掻(2007年3月) 

樹齢6-7年の天然アカマツ林(2014年現在)
 
 マツタケ林地栽培の第一段階は、マツタケの感染・菌根形成である.
 寄主が感染されやすい状態をつくること、これには寄主がなければならないことは当然、他の植物の密度調整と細根導入作業にあたる地掻である.これらが出来上がれば、受け入れ体制は完成だ.次なる条件は、マツタケの胞子密度である.近辺にマツタケ発生林がどの程度あるかでシロ形成までの時間が大きく変わる、現在では、これが大切である.

 若齢アカマツ林のマツタケ発生は、5年生林で発生したという一見報告があったのみである.今年のマツタケ会報(京都府マツタケ生産振興協議会刊、3月号)に、伊藤 明さんの7年生アカマツ林でマツタケ発生という報告が載っている.簡単に報告しましょう.
 
 京都府亀岡市篠村にある保安林内(周辺にはマツタケの発生が見られた)のことである.砂防堰堤をつくるため、重機で法面を造成、そこに2年生のアカマツ苗とヤシャブシを密度高く植えた.1965年のことであった.3年後にはヤシャブシのみを伐採した(アカマツはのびのび育ったことだろう).5年後の1970年秋、マツタケが連なって発生したのである.樹齢7年生の植栽アカマツにマツタケが発生したことになる.
 
 次は、兵庫県猪名川町でマツタケ復活をねらうグループの活動地.元はマツタケの発生するアカマツ林だったが放棄され、照葉樹林となっていた.それを皆伐し、伐採木の切り株は掘り起こして除去、徹底的に地掻、マツノザイセンチュウ抵抗性のアカマツ2年生苗(兵庫元気マツ)を植栽した(2010年).補整手入れは継続して実施していたところ、2016年11月、待望のマツタケが2本発見された.樹齢7年有余の抵抗性アカマツ林にマツタケが発生したという嬉しいニュースである.

 上記の成功例は、皆伐・徹底的土壌の改善作業がなされた.アカマツの立木密度が高く、また、胞子密度条件に恵まれていたように思う.私たちの活動エリアにも、そんな樹齢のアカマツ林がある.香川山、沢田山桑野班、同ヤマガラ班、同旧宮崎班、玉城山元榎本班、同三品班の手入れ林である.どの程度の地掻がなされたか、補整作業はどうか、また、マツタケ胞子の飛散量などを考慮せねばならないが、大変希望の持てる話で、いつ出てもおかしくないと考えられる.共に頑張りましょう!
 また、沢田山川本班、同三品班のエリアがこのようなアカマツ林に育ってくれるだろう. 

【お知らせ】
きのこ観察会
1)京都御苑きのこ観察会
【日時】4月14日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時  
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人 佐野修治氏)  HP(http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/)参照下さい
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園です.動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日  報告担当者  男厨シェフ    特別企画 

680 04月12日(金) 宮崎
681 04月20日(土) 吉村
682 04月26日(金) 内田    川﨑
683 05月04日(土) 三輪
684 05月10日(金) 宮崎
685 05月18日(土) 吉村           JIDF1(19)
686 05月24日(金) 内田    松本
687 05月31日(金) 三輪     開催日注意
688 06月08日(土) 宮崎
689 06月14日(金) 内田
690 06月22日(土) 吉村    内田
691 06月28日(金) 三輪
692 07月06日(土) 宮崎
693 07月12日(金) 内田
694 07月20日(土) 吉村    松浦     JIDF2(20)
695 07月26日(金) 三輪
696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村
698 08月24日(土) 内田    松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪    川﨑
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折は行き過ぎです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.不安な方は駐車場付近から電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1402

2019年04月06日 |  マツタケの林地栽培 

本日は第679回目の活動日です。

 本日の参加者は次の通りで23名が参加しました。

 前田、大嶌、橋本、松浦、松本、TAKE、VERA、浦人、アトジ(仁)、小長谷、川本、尾林、三輪、

川崎、三品、宮崎、田中他3名、内田、吉村、西村

茶畑の様子

ネギはネギ坊主が出始めています。

菜の花が満開

チューリップも咲き始めました。

三輪班の活動

 地掻きと樹木の切り株の補正作業並びに斜面に散らばった石を一か所に集める作業

この山は非常に石ころが多い山なので、地掻きをするのに邪魔になるから。

 また、軽トラックをやまがら班から借りて、長い間林道に放置していた伐採樹木の搬出も行いました。

この作業場でもコバノミツバツツジが咲き出しました。

休憩場所からの大坂方面の景色は黄砂の影響でかすんでいます。

  三品班は香川山ベースキャンプの上にある作業場で地掻き、伐採、剪定などの作業を行いました。

 三輪班は 午前中の作業を終えてベースキャンプに戻り、昼食タイムに参加しました。

 本日の献立はオアゲを焚き込んだ物をご飯にかけて食べるどんぶり、オアゲの汁物、

が中心、そのほかに白い器に入ったものが付きました。大変美味しくて良かった。

午後からは他の班の活動状況を見に出かけました。

川本班はきつい斜面での作業に精を出しています。ここでもコバノミツバツツジが咲いていました。

桑野班ではお一人で今日は作業とのこと。

 松林の下草刈りと剪定作業をされておりました。

また前日に行われたヤマガラ班でのお花見風景(会場は繁見峠から左へ行った箇所でアルコールを

飲むため、車は不可なので家からはバス停まで徒歩約10分、あとはバスを利用、バスを降りてから歩くこと

40分ほどかかるので、家からは通算で約2時間近くかかりました。それにしても岩倉は遠い所だなと実感しました。

ちなみに車だと20分足らずでいけるところではありますが・・・・)をご紹介します。

18名の仲間が正午頃から集まりました。

またこの日が今日の例会の前日だったので、多くの仲間が飲み疲れで本日の参加を見合わせたのかな。

 会場には午前10時前に到着しました。とそこには前田さんが。

 前田さんは朝早くから来て火を起こし、会場を温めてくれていましたし、またホリイさんは今年の

コバノミツバツツジの開花が遅れているので、去年の満開状態の写真を数点持参し、会場の雰囲気を

盛り上げてくれていました。いつものように賄い班は参加者のために手作りのお料理を準備して

くれました。また猫田さんはこれも手作りの酒を持って参加、酒盛りの愉しみを倍加させてくれました。

 私は帰りもバス停まで歩かなければならないので午後2時過ぎには退散しました。

 その日は晩に別の会合があったので。

 

 文責 三輪

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1401  コバノミツバツツジに続いてオオシマサクラ開花です!

2019年04月01日 |  マツタケの林地栽培 

4月6日(土)は、第679回活動日です. 先週に続いて土曜日開催です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、三輪 新造さんです.当日夜、是非ご覧ください.

写真 1.香川山のオオシマサクラ 葉の鋸歯、萼の鋸歯で同定

 写真1は、香川山BCのオオシマサクラ(サトザクラの仲間もあり得る)の枝で、その開花時期は、昨年並みです.コバノミツバツツジも咲いています(前回ブログ参照下さい).
 
 躑躅(ツツジ)といえば、櫻、菖蒲の研究でも名高い、景観という言葉の生みの親である植物学者三好 学(1862-1939)が「植物生態美観」に「およそ躑躅は山野の花で、木の根、岩の角に自然に生えて、花の咲いたのは美しいが、庭園特に躑躅園などに無意味に多く植えられたものは不自然に見える.」と躑躅園のツツジを否定的に書いている.不自然とはわざとらしいさま(日本語大辞典)とある(註).

 不自然に見えるとは、彼は「その植物がそれぞれ所生の状態に適応し、季節、気象に伴って現す変化、または花と昆虫、あるいは果実と鳥との関係など、一つ一つの自然の有り様について観察する必要がある.」と述べるが、所生の状態に反するということであろう.また、武者小路実篤「友情」に、「自然はどうしてこう美しいのだろう.空、海、日光、水、砂、松、美しすぎる」とある.

 
 もっとも三好も植物の美について自然の美と人工の美(絵画、庭園など)を認めているが、どうも躑躅は自然でないと良くないらしい.僕には、アカマツ林内のコバノミツバツツジも京都蹴上浄水場の植栽躑躅も美しく見えるのだが.庭園を眺めることは所生の姿の理解を更に進めてくれるともいえる.

前回香川山の活動の様子を見ましょう!
 男厨シェフ松浦さんのメニューを食当応援で作り上げました(写真2-3).

写真 2. 本日のシェフ松浦さん 衣装がいい!

写真 3. 本日のメニュー ちらし寿司

 アカマツ材を薪にする.径が大きいので大変といいつつ細かくしていく、松本さん(写真4).
写真 4. 径の大きい材は扱いにくい
 

香川山北西斜面で作業する班は、目下三品班のみであるが、久方ぶりにメンバーの揃い踏みである(写真5-7).

写真 5.三品班の班長さんと藤井さん写真 6. 地剥ぎをする村岸さん

写真 7. 腐植などを集積場に運ぶ北村さん
 

香川山東南斜面右でマツタケ山づくりをする有山さん(写真8).

写真 8. 有山さんは、補整作業に余念がありません
 

夕方からの雨対策をこうじる阿閉さん(写真9).

写真 9. 雨風対策を施す阿閉さん.こういう配慮がこの運動を支える.

 

 
【お知らせ】
1)ヤマガラ班主催の花見会開催(コバノミツバツツジ)
 日時:4月5日(金)12時~  小雨決行
 場所:澤田山ヤマガラの里D地区
 会費:2000円 酒類は500円で提供 問い合わせは堀井班長まで
 
きのこ観察会
2)京都御苑きのこ観察会
【日時】4月14日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時  
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人 佐野修治氏)  HP(http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/)参照下さい
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園です.動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日  報告担当者   男厨シェフ    特別企画 

679 04月06日(土) 三輪     開催日注意
680 04月12日(金) 宮崎
681 04月20日(土) 吉村
682 04月26日(金) 内田    川﨑
683 05月04日(土) 三輪
684 05月10日(金) 宮崎
685 05月18日(土) 吉村             JIDF1(19)
686 05月24日(金) 内田    松本
687 05月31日(金) 三輪    開催日注意
688 06月08日(土) 宮崎
689 06月14日(金) 内田
690 06月22日(土) 吉村    内田
691 06月28日(金) 三輪
692 07月06日(土) 宮崎
693 07月12日(金) 内田
694 07月20日(土) 吉村    松浦        JIDF2(20)
695 07月26日(金) 三輪
696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村
698 08月24日(土) 内田    松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪    川﨑
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折は行き過ぎです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.不安な方は駐車場付近から電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする