まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1104

2016年04月29日 |  マツタケの林地栽培 

今日4月29日(金)は特に肌寒く感じられる一日だった。BCの朝10時の気温は13℃、15時半では12度。その間最高気温でも15度。おまけに、午後からは時雨の様な小雨が続いた。それでも活動に参加のメンバーは、榎本、森、松本、中野、大島、阿閉(仁)、阿閉(眞)、前田、タケ、村岸、松浦、ホリイ、中広、川本、大久保、尾林、三品、宮崎、内田、桑野、有山、吉村、岡坂、まりこ、河内、れおな、由希、あお の28名でした。

 

BCでは、10時前に茶摘み。これは寒くても季節のものをというわけではなくて、次回GWの只中では集まるのも大変だろうと云うこころ。写真はこの初回茶摘みと今日出来た新茶で淹れたお茶。

山の作業から

 

玉城山では新尾根の整備。Aさんは谷の柴の整理中。立ち枯れた木には幹の途中で朽ちてしまったものも多く、こんな架かり木が残ってしまった。下は立ち入り禁止だけれど、さてどうするか。

 

小雨の中に美しく並ぶ阿閉班の作業地登り口の若松。奥には花盛りの藤が見える。

 

澤田山 中広班作業地の木製ダムはもう自然に戻りかかっていた。この谷の更に上部に設けられている第二の椎茸ホダキ群の前でNさん天を仰ぐ。

   

ヤマガラの里D地区では開墾が続く。コツクバネウツギの花が咲いている。横では製材も試みられている。タムシバの葉を噛んでみた。淡く甘い。薄いハッカ様の香りが感じられる。Mさんはは森のチューインガムと紹介。タムシバの語源には”噛む柴”と言う解釈がある。尾根筋に並ぶタムシバは、昔の山作業人も清涼剤としたのだろうか。

 

澤田山川本班作業。同三品班作業。

昼食

  

ブタと鶏のカレー。ひよこ豆、レッドキドニー、くるみ、干しブドウとレタスのサラダ。中野さんのフキとしらすの焚き物。竃の横で見つけたきくらげも茹でられて酢醤油漬けになって並んだ。

   

寒い小雨の中でソラマメが元気に育っている。紅しじみでしょうか、小型の蝶がじゃがいもの葉の上で休んでいた。花はまだ蕾だけれど来週はもう咲いているだろう。 馬鈴薯のうす紫の花に降る/雨を思へり/都の雨に(これは百年前、啄木のうた。三行詩ですが・・)

先週の、いってこい帰ってこい窯の素焼は釉掛け待ちで、窯の中で待機中。写真の左、底に円く白いところの見える鉢は植木鉢。山野草などが植えられるのでしょう。

      では皆様、来週5月7日にはまた元気でお会いしましょう。          (内田記)

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1103 

2016年04月26日 |  マツタケの林地栽培 

 前回の宮崎報告に見られるように、里山は美しい花々で彩られています.植物がその艶を競い、虫たちを誘っています.

写真1. 種から育ったササユリでシカの食害を受けないように覆いをしている.

 ササユリが一段と大きくなってきています(写真1).花が咲くまで野生で7年以上と言われるので、あと4年ほどは待たねばならない.ササユリが減っていると言われる.確かに里山林が放置され、林縁がいわゆる草ボウボウ状態で林床に日が当たらないため、ササユリの生育環境が劣化したり減っているのであろう.

 私たちもマツタケが生活する里山林を再生しようと、近代的マツタケ学の草分けである故濱田 稔先生が設置された試験林(岩倉尼吹山)の傍で活動している.里山林の資源を利用しなくなり、刈り取られていた植物が茂りすぎた.里山林の主たる樹木・アカマツやコナラはそんな山では生活できない.樹勢が弱ったところで樹病に犯されている(写真2).マツタケのホストであるアカマツが無くなって元里山林となっている.ニホンジカに食われるネズの幼木もある(写真3).

写真2.今週も尾根筋のアカマツが枯れました.

写真3.ネズの上部幹を食害されたのでその上が枯れた.その部分を切り取りました.白く見えるのはネズの幹です. 

 人工アカマツ林とマツタケの相性の課題を考慮せねばならないため、付近に母樹機能を持つアカマツがあるときには、天然下種更新が可能だしその方法をとるべきだが、それができないエリアもある.周りにアカマツが無いのである.岩倉では、アカマツ林を再生してからマツタケのことを考えねばならない状態です.三品班の活動エリアは母樹アカマツがないため、香川山で採取したアカマツ種子とザイセンチュウ枯損を免れた東山マツの種子などを苗床に播種した(4,5,6、7,8).発芽した実生を必要に応じて移植するという.

4.苗床づくり 5.アカマツ種子を播く 6.播種後の水やり 7.名札を着けて終わり

8.作業時に踏まれないように棒をたてる

最後になりましたが、九州・熊本、大分は未だに地震と雨に痛めつけられている.どういって良いか正直なところ言葉がありません.それほどに心が痛みます.地震は、鹿児島トカラ列島にまで飛び火した.稼働中の川内原発は大丈夫かなと思う国民は多い.里山崩壊対策も「ちゃんとやるやる」のかけ声だけだが、九州復興には国を挙げての有効な対策がとられんことを願っている.

4月29日(金)はまつたけ山復活させ隊第535回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称)にお集まり下さい.活動報告は内田 正明さんです.当日夜、ブログで是非ご覧ください.  

【お知らせ】
1)酒蔵文化道場
  日時:5月7日(土) 午後4時から
  場所:神戸酒心館ホール 神戸市東灘区御影塚町1-8-17(最寄り駅:阪神電鉄石屋川駅・JR六甲道駅)

  講演:吉村 文彦【人と里山林そしてマツタケ】
  懇親会:午後6時~
 【会費】講演会:2000円、懇親会:4000円   申込みは神戸酒心館 078-841-1121

2)南丹市園部町大河内生産森林組合 20年生 アカマツ林診断
  老齢化した3haのマツタケ発生アカマツ林を20年前に皆伐、現在きれいなアカマツ林に再生されている.近辺に5-60年生のマツタケ発生アカマツ林があるとのことで、将来マツタケ発生を誘導できるロケーションにあるか、また手入れ方法の決定のため調査を行ないます.興味ある方は吉村 文彦までメールもしくは電話ください.
 日時:5月23日(月)午前10時過ぎ(詳細は未定) JR園部駅集合  

 

【まつたけ山復活させ隊の心得】悔いの残らないように活動しよう! 
1.あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!
2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.事故が起こったら自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.
3.掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の始末は慎重に!
4.急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように地際から伐りましょう!
5.マダニ対策の徹底を!
イノシシやニホンジカの行動エリアが非常に増え、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症も日本に存在する.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になってきます.


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【まつたけ山復活させ隊とは!】
マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである.

 我々の仲間には、山づくりをする人、運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人、ブログ読者など参加者と支援者がいる.すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.しかし何をしても良いわけでは断じてない.


§活動場所:
京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (自称:京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分)
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」終点が便利です.バスに乗車するには、

ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.また、参加日や人数などを主催者に電話下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まつたけ山復活させ隊活動日

2016年4-6月
回 開催日    報告担当者  男厨シェフ

535 04月29日(金) 内田
536 05月07日(土) 榎本 松本
537 05月13日(金) 三輪
538 05月21日(土) 宮崎
539 05月27日(金) 内田
540 06月04日(土) 吉村 内田・榎本班
541 06月10日(金) 榎本
542 06月18日(土) 三輪
543 06月24日(金) 宮崎

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§カンパありがとう!

  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forest
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
京都市
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男
京都市

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1102

2016年04月23日 |  マツタケの林地栽培 

       
ピカピカの1年生            2年生           3年生

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動

 

第534回(4月23日(土))活動報告

   午前中は良い天気でしたが、午後から雲が広がり始めました。山は、春の花たちが退場し、新緑が美しい初夏へと移り変わりつつあります。
 本日の参加者は、松本、内田、TAKE、中広、女坂、榎本、前田、ホリイ、三品、村岸、大島、有山、川本、尾林、河内(由希、れおな、あお)、宮崎、中山(のえ、さん、こう)、三輪、上原(正敏、桃子、さつき、ひろ正、きよ正)、阿閉(仁)、阿閉(眞)、橋本、山田、猫田、吉村、小長谷、中野の35名のみなさんでした。

<玉城山 榎本班>
新尾根整備の続き。広葉樹除伐、地掻き、粗朶片付けなど。

<澤田山 阿閉班>
急斜面整備の続き。雑木、雑草の除去、地掻き。

<澤田山 ヤマガラの里班>
D区整備の続き、除伐と製材作業。
 

<澤田山 中広班>
シイタケ園の管理。

 <澤田山 三品班>
新地整備の続きとアカマツ苗床への播種。
 

入り口に集積された除伐木。

 <澤田山 川本班>
ヒノキ、ソヨゴなどの除伐。
 

 <澤田山 宮崎班>
アカマツ再生待ちの現状見回り。
冒頭写真のような実生の幼苗は増えてきました。
   

 <初夏へ向かう里山>
白いふわっとした花をつけたマルバアオダモ。繁見峠。
この山は広葉樹ではアオダモ、リョーブ、ソヨゴ、ヒサカキ、アセビが多い。
中広班入り口ではオカワサビが緑を濃くしていました。
 

マルバアオダモと似たふわっと白い花のウワミズザクラ。
 

さすがにアセビの新芽は食われていませんが、ウグイスカグラの新芽は食われていました。
意外にもコナラの幼苗はたくさん生えていました。食われても食いきれないほど芽を出した?
  

中広班整備地にあるタムシバ。花はすでに終わって若葉がまぶしい。
他の班整備地にも何ヶ所かありましたが、花が無い時期は判別しにくいためか、残念ながらみな切り倒されてしまったようです。

  

コバノミツバツツジもそろそろ終わり。替わってモチツツジのツボミが膨らむ。 

シュンランの花(左)と果実(右)。
 
スミレ(左)。(右)ミョウガのような?でもミョウガが生えそうな場所ではないし..。
 

左:ツタウルシの若葉。秋には美しく紅葉することでしょう。
右:似た葉のタカノツメの新芽。食べごろに見えるけれど高すぎて採れません。
 

クロモジの新芽。葉を揉むと山椒のような香りがする。
 

蝦蟇!筑波山でもないのに?

<香川山BC>
昼食はバラ寿司、タケノコとタラの天ぷら、豆腐の味噌汁。

 
 
  

タケノコ、タラの芽の天ぷらを肴に缶ールで喉を潤す。

陶芸班は朝から素焼きを行いました。

 

(宮崎 記)


付記

4月20日、富貴試験林の整備に吉村代表はじめ12名で出かけ、地掻きなどを行いました。その時の写真です。


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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1101 

2016年04月17日 |  マツタケの林地栽培 

熊本・大分大震災のお見舞いの気持を強く強く持って!

 熊本・大分で大地震.被害は激甚です.家屋倒壊の様子などは目に余るほどです.どんなに立派な家屋も飾った調度品もでそうでないものも皆同じである.亡くなるのも不幸、生き地獄を味わうはもっと不幸.感覚的だが大きな地震発生頻度が増えているように思います( http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150310/dms1503101148007-n1.htm ).世界で起こる地震の2割は日本列島上で起こっている.原発が心配だ.
 
 淡路・阪神大地震・三陸沖大地震もそうでしたが、熊本にも若い知り合いがいる.安否はまだ分からない.断層の上に生活する以上、誘発される地震など当たり前に思うが、研究者には想定外のようで、震源地の移動でまだまだ余震以上の揺れが続くと言われる.一刻も早い収束を願い祈ります.仲間にも熊本出身の方がおられる.実家はどうだったのでしょうか? メールが届きました.瓦がずり落ち、家具などが壊れ飛散しているが人的被害は無かったそうです.地域は水不足状態にあるとのことです.

【先週の写真から】
「野生生物」の世界では、仲間や子の死とかを人間ほど特別には思わないように見える.人は種に備わった感情、あるいはその表現をないがしろにできない.また、感情の表現法を問われる.ヒトとは厄介な生物である.
 
 自然は巡る、生物は再生の時季を迎えている.幼い人たちがいる(写真1).シュンランの花を見つけた(写真2).ワサビも花を付けている(写真3).アカマツの雄花も大きくなっている(写真4).一時、セイヨウタンポポに押されていたカンサイタンポポもそのニッチェを確保しよみがえってきている(写真5).機械は人が蘇らせねばならない(写真6).

1

2 3 4 5 6

4月23日(土)はまつたけ山復活させ隊第534回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称)にお集まり下さい.活動報告は宮崎 明さんです.当日夜、ブログで是非ご覧ください.  

【お知らせ】
1)まつたけ山復活させ隊冨貴試験林(和歌山県富喜イワタ山)マツタケ発生整備作業実施 あと4名の参加が可能です.
  日時:4月20日(水)午前8時 京都近鉄大久保駅東 集合 自家用車3台で移動 ガソリン代は各車で分担、飲み物・昼飯各自負担
     要予約:川本 勝さんまで(問い合わせは吉村 文彦まで)        

2)酒蔵文化道場
  日時:5月7日(土) 午後4時から
  場所:神戸酒心館ホール 神戸市東灘区御影塚町1-8-17(最寄り駅:阪神電鉄石屋川駅・JR六甲道駅)

  講演:吉村 文彦【人と里山林そしてマツタケ】
  懇親会:午後6時~
 【会費】講演会:2000円、懇親会:4000円   申込みは神戸酒心館 078-841-1121

【まつたけ山復活させ隊の心得!】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!
チェーンソーを使って立木を伐る作業を、取り扱いに不慣れな人にさせてはいけません.事故が起こったら自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.
掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の始末は慎重に!
急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように!
脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう!  

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【まつたけ山復活させ隊とは!】
マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである.

 我々の仲間には、山づくりをする人、運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人、ブログ読者など参加者と支援者がいる.すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.しかし何をしても良いわけでは断じてない.


§活動場所:
京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (自称:京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分)
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」終点が便利です.バスに乗車するには、

ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.また、参加日や人数などを主催者に電話下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まつたけ山復活させ隊活動日

2016年3-6月
回 開催日    報告担当者  男厨シェフ

534 04月23日(土) 宮崎
535 04月29日(金) 内田
536 05月07日(土) 榎本      松本
537 05月13日(金) 三輪
538 05月21日(土) 宮崎
539 05月27日(金) 内田
540 06月04日(土) 吉村      内田・榎本班
541 06月10日(金) 榎本
542 06月18日(土) 三輪
543 06月24日(金) 宮崎

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§カンパありがとう!

  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forest
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
京都市
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男
京都市

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1100 

2016年04月15日 |  マツタケの林地栽培 

平成28年4月第3回目で、第533回の活動日の状況を報告致します。

本日の香川山の様子

 

 本日の参加者は次の通りで39名が活動に従事しました。

 橋本、榎本、前田勲、松本、吉川、大久保、TAKE、森、有山、北村、内田、阿閉仁、

阿閉眞、三品、川崎、大島、上原桃、上原聖、チェ、河内由、河内アオ、中山、尾林、

三輪、中広、藤井、宮崎、太田、太田ぬい、堀井、山田、岡阪、小長谷、吉村、猫田

前田知、まりこ、金子、ヤスダ?(最後に参加された方)

ベースキャンプに着くと今年の米作のために苗代用の種の選別を行っていました。

5月に茶摘をするため紗が架けられたお茶畑

 

蕗畑の様子             タラの芽        

 

玉ねぎも順調に育って来ています。

玉城山班の作業風景

 尾根に沿って整備活動をしています。

  

 

 本日参加の子供たちが畑で水やりをしていました。

本日の賄い班の作業風景 盛り付けを行っています。

 本日の献立は今が旬のタケノコがフンダンに入った料理です。この食材は玉城君が提供して下さいました。

昨日枚方からベースキャンプに来て掘りたてのタケノコを湯がいて今日の食材として利用出来る

ようにしてくれました。旬の食材提供は感謝、感謝です。

 

 本日の食事風景

 

 

 

  

午後からも各班はそれぞれ作業をお行いました。

 中広さんが見つけたキノコの採集

 玉城山では午後も尾根筋の整備作業を行いました。

 午後からの作業を終えてベースキャンプに戻り、コーヒーとお菓子の接待を受け、

三三五五家路に着きました。

 文責 三輪

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1099 

2016年04月12日 |  マツタケの林地栽培 

昼時間が13時間となっています.ここ山科の小学校のサクラはまだ花を充分に着けています.今年は花期が長かったように思えます.皆さんの所は如何でしょうか? 今日は寒い日となりました.

4月15日(金)はまつたけ山復活させ隊第533回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称)にお集まり下さい.活動報告は三輪 新造さんです.当日夜、ブログで是非ご覧ください.

 前回の池内報告をみると、春らしい彩りのちらしが昼飯である.いただきたかったなぁ~ 江指さんに松浦さんありがとうございました.小生は、インフルエンザウイルスをわが身で培養中だっため、不覚にも欠席でした.小さな活字が大変見にくくなったため、日頃読みたいが読んでいなかった本を読んだことが唯一の成果でした.パソコンも触らずで結構な日々でしたが・・・.ただ腰を少し痛めました.というわけで、今回は何も語らずです.

 お知らせにあるように、4月20日から、富喜試験林のマツタケ発生整備作業が始まります.岩田さんのご厚意で、今秋には、マツタケ狩りが楽しめます(有資格者限定).マツタケ発生がどうなるか大変興味があります.
     
頂上を目指す参加者  美しいアカマツ林を更に手入れする.     発生調査にテレビ局が同行 オーナーの岩田さん

【お知らせ】
1)まつたけ山復活させ隊冨貴試験林(和歌山県富喜イワタ山)マツタケ発生整備作業実施 あと4名の参加が可能です.
  日時:4月20日(水)午前8時 京都近鉄大久保駅東 集合 自家用車3台で移動 ガソリン代は各車で分担、飲み物・昼飯各自負担
     要予約:川本 勝さんまで(問い合わせは吉村 文彦まで)        

2)酒蔵文化道場
  日時:5月7日(土) 午後4時から
  場所:神戸酒心館ホール 神戸市東灘区御影塚町1-8-17(最寄り駅:阪神電鉄石屋川駅・JR六甲道駅)

  講演:吉村 文彦【人と里山林そしてマツタケ】
  懇親会:午後6時~
 【会費】講演会:2000円、懇親会:4000円   申込みは神戸酒心館 078-841-1121

【まつたけ山復活させ隊の心得!】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!
掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の始末は慎重に!
急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように!
脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう!  

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【まつたけ山復活させ隊とは!】
マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである.

 我々の仲間には、山づくりをする人、運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人、ブログ読者など参加者と支援者がいる.すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.しかし何をしても良いわけでは断じてない.


§活動場所:
京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (自称:京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分)
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」終点が便利です.バスに乗車するには、

ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.また、参加日や人数などを主催者に電話下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まつたけ山復活させ隊活動日

2016年3-6月
回 開催日    報告担当者  男厨シェフ

533 04月15日(金) 三輪
534 04月23日(土) 宮崎
535 04月29日(金) 内田
536 05月07日(土) 榎本      松本
537 05月13日(金) 三輪
538 05月21日(土) 宮崎
539 05月27日(金) 内田
540 06月04日(土) 吉村      内田・榎本班
541 06月10日(金) 榎本
542 06月18日(土) 三輪
543 06月24日(金) 宮崎

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§カンパありがとう!

  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forest
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
京都市
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男
京都市

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1098

2016年04月09日 |  マツタケの林地栽培 

 

4月9日。天気がよかったからか、参加者は盛況。岩倉の山桜は見頃でした。

今日集まったのは、関、榎本、有山、江指、前田、松浦、武田、森、TAKE、池内、松本、廣石、川崎、村岸、ホリイ、中野、大島、宮崎、藤井(信)、阿閉(仁)、阿閉(眞)、三品、祭、れおな、あお、桑野、ヤスダ、藤井、内田、斎藤、三輪、中広、大石、吉田(1)、吉田(2)、前田、金子、本田の38名。

山の作業は朝から作業を進めた。朝9時半。

 

     

< 三品班 >

   

チェーンソウの操作を学習していました。危険のある器具ですので、注意に注意してください。

   

< 大島さんは一人りでコツコツ >

   

< 森さんも一人りでコツコツ  >

  

 

< 阿閉班は、3人で頑張っています。>

   

< 玉城班は、昼から整備に入りました。 >

    

 

今回、香川山での作業の取材ができていません。すみません。

< 食事風景 >

本日は、ちらし寿司、ソーメン、タケノコの付け出し。美味しいでした。

     

    

暖かかったので、汗も出て来ています。これからは、山の涼しい風を受けて、ゆっくり休みながら

作業を進めましょう。季節の変わり目、吉村さんもインフルエンザで休みました。

川崎さんも3月まで、40度以上の熱で寝ていたとか。

良い空気と健康的な汗。

松の成長を見ながら、山菜の食事。

まつたけ山再生に向けて、一歩一歩進みましょう。 来週もよろしく。

 

何か作っていましたが、次回教えてくれるそうです。

 

池内記

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10周年記念誌原稿集(10周年記念誌web先行公開)

2016年04月07日 |  マツタケの林地栽培 

記念誌は、10周年祝賀会後に間をおかずに冊子として刊行する事を目論んでいたのですが、原稿がなかなか集められないまま時間が経ってしまいました。今回、現状を考えて、すでに頂いている分だけを先ずブログ画面に移して公開することにしました。

完成してない記念誌を公開することになったのはただただ編集子の力不足に因るものであり、平身低頭おわびしますが、ここに集まっている10周年記念誌原稿はそのような事由には全く関わらない執筆者等の素晴らしい活力、精神力を表しています。次の10年も、この勢いと心を失わないで各面に活躍をつづけられますように読みとっていただければ幸いに存じます。

記念誌は、1部:10周年記念報告、2部:記念祝賀会記録の2部で構成しています。

// 

目次

1部   各班の活動

         まつたけ山presen(榎本輝彦) 各班の現在の活動概要を10周年講演会に報告したものを記録 

            玉城山Ⅰ活動記録 榎本班 (榎本輝彦)

           澤田山1地区 阿閉班 (阿閉仁美)

           ヤマガラ班活動報告 (前田 勲)

           ヤマガラの里D地区整備計画

         米作り班活動報告 (玉城 秀夫)

           造営班 活動報告 (橋本敏夫)

           陶芸班 行ってこい帰ってこい窯 (橋本敏夫)

      10周年記念誌に寄せられた、まつたけ山復活させ隊員からの記録

         まつたけ十字軍結成十周年祝賀会によせて     加藤邦彦さん

         京都東山のツブラジイ(小椎)の分布北上を見守る  小吹 和男さん

         まつたけ山復活させ隊 感想文(活動総括)  川本 勝さん 

         私にとって、マツタケ山の活動は  村岸 秀夫さん

         里山を次世代へ託す   堀井 公男さん

         山がより身近になるために  TAKE

         新しい自分を育ててくれた「まつたけ山復活させ隊」   宮崎 昭さん

         まつたけ復活させ隊10周年記念原稿  三輪 新造さん

2部

  10周年記念祝賀会 次第

  集合写真(後ろの方は顔の見えるものを選んでください)  ほか

 //  

 1部 記事

まつたけ山presen(榎本輝彦) (画像で添付)(10周年記念講演会で発表)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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玉城山Ⅰ活動記録 榎本班(画像で添付)

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澤田山1地区 阿閉班(画像で添付)

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ヤマガラ班活動報告                           

1まえがき

 私たちヤマガラ班はH20年2月にグループを結成し、澤田山を中心に活動してきました。山作業はきつく危険を伴うもので、仲間どうし信頼しあい力をあわせることで安全で効率的な作業ができます。ヤマガラは夫婦仲が良く、春先山が芽吹き始めるころ心地よいさえずりで山に入っている私たちを和ませてくれます。 そのような仲睦まじいヤマガラにあやかり、グループ名を「ヤマガラ班」とし活動域を「ヤマガラの里」としました。

2ヤマガラ班の仲間たち

 「ヤマガラの里」整備に取り組んで来た主なメンバー(敬称略)は堀井公雄、小吹和男、周田光男、松浦輝雄、多田博一、小原清、中川肇、吉川均、斉藤武、橋本敏夫、女坂三、斉藤和夫、松本忠明、武田直樹、下鳥大輔、蔡浩光の方々です。

 他にも多くの皆さんが作業に参加されました。

3活動域概要

 (整備期間は補正作業を除く主要な作業を行った期間を示す)

(1)ヤマガラの里A地区

 ・所在地・・・左京区静市静原町842,844番地

 ・整備期間・・・H20年8月~H24年1月

 ・面積・・・・・O.37ha

(2)ヤマガラの里B地区

 ・所在地・・・左京区静市静原町841番地

 ・整備期間・・・H21年9月~H24年1月

 ・面積・・・・・0.28ha

(3)ヤマガラの里C地区

 ・所在地・・・左京区静市静原町842,844番地

 ・整備期間・・・H23年4月~H27年12月(予定)

 ・面積・・・・・0.55ha

4整備前の状況

 活動域は概して、高中木層はヒノキ、コナラ、ソヨゴ、ネジキが多く、アカマツやリョウブ、アオハダなどの広葉樹が散在~点在していました。低木層はコバノミツバツツジ、ヒサカキ、アセビ、サカキを主体としていまいた。

 ヒノキ、ソヨゴが密生し日照が届かないこととニホンジカ(以下シカ)の食害によりコバノミツバツツジ、ヒサカキなど生育の悪い樹木が多く見られました。アカマツの枯立木が多く見られ、林床の大部分は枯死し腐植化したアカマツの残骸で被われていました。いわゆるエスケープヒノキは40~50年前から進入してきたと思われ、それ以前はマツタケの発生するアカマツとコナラを主体とする雑木林であったと推察されます。

5整備方針

 ・整備に当たっては班内で協議し合意形成を図りながら進める。

 ・30年後のマツタケ発生を目指し抵抗性アカマツ苗木を積極的に植える。

 ・植生生態や景観に配慮しつつアカマツを主体とした雑木林に再生する。

 ・シカの食害を受けていないヒノキ、ソヨゴは日照を妨げることもあって皆伐す  ることとし、食害で減少したと思われるツツジ類他落葉樹は極力残す。

 ・シカによる食害を防ぐため整備域周囲にシカ防護柵を設置する。

 ・伐採材は薪材やシカ防護柵の補助材として極力活用する。

6整備作業概要

(1)ヤマガラの里A地区

 アカマツは残し、ヒノキ、ソヨゴは皆伐しました。コナラは比較的小径なものは残し全量の約2/3を伐採しました。ネジキ、アセビは大半伐採しましたが、他のツツジ類や数少ない落葉樹は出来るだけ残しました。

 伐採したコナラやアカマツ枯損木は搬出し、薪に加工して隊の炊事用や活動資金源としました。ヒノキも資材として活用しました。その他の伐採木は大部分を、シカの侵入を防ぐために整備域周囲に巡らせたシシガキに使用しました。

 伐採後は全体に地掻きを行い腐植層を取り除きました。

 作業を始めた頃は樹齢50年前後のアカマツが数十本残っており、同時期に玉城山でマツタケが発見されたこともあってマツタケ発生を期待して地掻きに力を入れたましたが、マツ枯れにより年間数本のペースでアカマツは失われていきました。

 そこで抵抗性アカマツ苗木を積極的に植栽することとしH22年7月70本(広島産)、H25年3月75本(京都産)、H26年3月50本(京都産)を植えました。それと共に畑で育てたり現地採取したコナラ苗木約70本、アベマキとコナラのドングリ約200個を植えました。地掻き材はヒノキ丸太で囲った置き場に集積した後、繁見峠に設けた堆肥置き場を経由して田んぼへ搬入しました。

 当地区整備についてはB地区とともにH23年度の造林事業(天然林改良)の補助金を受けることとなり、伐採率を70%に上げるとともに外周にシカ防護柵274mを設置しました。設置後3~6ヶ月毎に点検していますがシカやイノシシが防護柵を潜って進入した痕跡が時々見られ、シシガキに使った材により補強しています。 設置して約3年経ちますが、以前食害を受けていたツツジ類、ネズ、ヒサカキなどは本来の樹形を取り戻しつつあり、設置前見られなかったアカメガシワ、タカノツメ、ネズミモチ、ヤマハギ、ヌルデなどの稚樹、幼樹が沢山見られるようになりました。秋にはコナラの樹下にドングリが沢山見られるようになりました。

(2)ヤマガラの里B地区

 A地区整備作業をスタートして約1年後、併行して当地区に取りかかりました。

 生き残っていた数本のアカマツは残し、ヒノキ、ソヨゴは皆伐しました。コナラは比較的小径なものを残し全量の約2/3を伐採しました。ネジキ、アセビ、サカキはその大半を伐採しましたが、他のツツジ類や数少ない落葉樹は出来るだけ残しました。伐採した樹木は薪やシカ防護柵などの資材として活用しました。

伐採後は全体に地掻きをした後、抵抗性アカマツ苗木をH22年7月30本(広島産)、H25年3月75本(以下京都産)、H26年3月50本、H27年3月100本植栽しました。これと併行して、畑で育てたり現地採取したコナラ苗木約70本、アベマキとコナラのドングリ約200個を植えました。

 当地区整備についてはA地区とともに補助金を受けることとなり、伐採率を70%に上げるとともに外周にシカ防護柵313mを設置しました。

 設置後の防護柵の点検状況、林内の植生状況はA地区と同様です。

(3)ヤマガラの里C地区

 ヤマガラの里A、B地区の主な作業を終えた時点でC地区整備に取りかかりました。当初は約0.8haの平地部を主体とした区域について、造林事業の補助金を受ける予定で整備を進めていましたが、森林法がH25年に改訂され「森林経営計画」の範囲外は補助金を受けられないこととなり、取りかかった区域の約半分はその対象外とされました。そこで途中で平地部を縮小し、ヤマガラの里A地区に接する山側の急斜面を整備域に加えました。

 生き残っていた数本のアカマツは残し、ヒノキ、ソヨゴは皆伐しました。コナラは比較的小径なものは残し約2/3を伐採しました。サカキ、アセビは大半伐採しましたが、他のツツジ類や数少ない落葉樹は極力残しました。伐採した樹木は薪や板、シカ防護柵の補助材として活用しました。大部分が急斜面であることと残したい樹木を極力避けて伐倒したため、作業は困難で危険度も高かったがH26年末に伐採作業を大半終えました。伐採後大まかに地掻きを行った後、H27年2月尾根部を中心に抵抗性アカマツ苗木を500本植栽しました。

 「特定間伐等促進計画」による補助金を受けることとなり、今年7月中にシカ防護柵を設置する予定です。

7考察および今後の課題

・マツ枯れ対策について

 整備域では競争樹を排除しても地掻きをしてもマツ枯れの進行を止めることが出来ませんでした。アカマツ成木は現時点でA地区9本(1本/410㎡)、B地区1本(1本/2800㎡)、C地区7本(1本/740㎡)しか残っていません。   ベース基地およびその周辺で枯死したアカマツを年間数本~十数本伐採していますが樹齢40年に達したものは皆無です。このような状況から、マツタケ発生には樹齢30年を要するのでマツ枯れ対策としては多少信頼性に欠けても抵抗性アカマツ苗木を積極的に植栽するのが良策と思われ、今後もそのようにしたいと思います。

・ナラ枯れについて

 ヤマガラの里A地区を整備し始めたH20年7月ごろ、当整備域およびその周辺でナラ枯れが発生し、A地区内ではコナラ成木が全部感染しました。A地区内のコナラ成木57本(平均直径18cm)について追跡調査したところ、枯死したものは4本で他は今も順調に育っています。日当たりが良く湿気が少ない場所では比較的小径な(概ね直径20cm以下)コナラは感染しても生き残るようです。

 今後ナラ枯れを防ぐためにも大木となる前に伐採したいと思います。

・シカによる食害対策について

 整備域周辺の山域はシカによる食害のため多くの植物が失われつつあります。放置すれば樹種の大半を占めているシカの嗜好する樹木の稚樹、幼樹が育たず将来歪な植生構成となるのは明らかです。また、近年マツタケのシカによる食害が問題となっているように、菌類の生育にも悪影響をもたらします。私たちは生物多様性をも意図して荒廃した山林をマツタケの発生するアカマツ林に変える活動をしていますが、それを希求するからにはシカによる食害防止対策が必要と思います。これからもシカ防護柵を設置することにより植物や菌類など多様な生き物が生息する里山を復活したいと思います。

・伐採材の有効利用について

 山作りのため樹木を伐採しますが、樹木も我々と同じくこの地球上に生を受けた仲間です。私たちはその命を絶つのですから活用しなくては伐採木は報われません。 そのような観点から、放置する場合の2~3倍の労力を必要としますが、大半の伐採木を搬出し薪材などに加工しています。これは地球温暖化防止の一助ともなります。薪割りなど伐採材の処理はほとんど活動日外に行っていますが、そのようにしてでも伐採材は有効に利用したいと思います。 

・新規整備域について

 既にメンバー全員でヤマガラの里D地区として候補地を選定しています。官庁への必要な手続きを済ませたのち取りかかりたいと思います。

8あとがき

 私たちが住む地球は「先代からの授かりものである」と同時に「次世代からの預かりもの」です。私たちの整備域でマツタケが発生するのは少なくとも30年後と思われ、後に続くメンバーがマツタケを見つけて喜ぶ姿を想像しながら、それを楽しみとして仲間どうし力を合わせて山作りをしています。

 ヤマガラが絶えることなく毎年春先さえずるように「まつたけ山復活させ隊」のなかで「ヤマガラ班」は活動し続けると信じています。

                            (文責 前田勲)

 

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ヤマガラの里D地区整備計画(画像で添付)

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米作り班活動報告

玉城 秀夫

 私たちは活動日の賄い用として、水田(約12a)を借用し米作りをしています。

 多くの方々が米作りに携わっていますが、メンバーは有山さん、斉藤(T)さん、前田さんと私で活動日外も必要な作業を行っています。

 当初は循環型農業を目指し、山作りに伴い発生する腐植土を利用していましたが運搬や施肥に多大な労力を要し、マツタケ発生を目指して山作りをしている私たちにとっては大きな負担となるので次第に使用しなくなりました。 また、無農薬農法が理想ですが雑草取りに多くの労力を要し、怠れば近隣農家に多大な迷惑をかけます。試行錯誤を繰り返してきましたが、今では減農薬・半有機栽培としており、今年を例にとると種籾はキヌヒカリを用い、肥料は堆肥(馬糞と米糠を混合し発酵させたもの)軽トラ4台分(約2000kg)と化成肥料40kg、それに香川山で発生した草木灰(篩いにかけたもの、雑物混じる)約15kgを使い、農薬は標準より少なめとしています。

 これまでの収量(玄米)はH19年14袋(1袋30kg)、H20年15袋、H21年16袋、H22年16。5袋、H23年18袋、H24年12袋、H25年16.5袋、H26年11.5袋でした。

 米作りは田起こしに始まり籾すりまで多くの手間を要し、雑草取りなど他の皆さんの協力無しには出来ない作業も多々あります。収穫の喜びを得るため、また活動日の食費負担を軽いまま維持するために、これからも皆さんの協力を得ながら米作りを続けたいと思います。

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造営班 活動報告(画像で添付)

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 陶芸班 行ってこい帰ってこい窯(画像で添付)

 

   

 

まつたけ山復活させ隊 個人原稿

まつたけ十字軍結成十周年祝賀会によせて   加藤邦彦さん                              

まず ご結成十周年おめでとうございます。
2005年9月から参加させていただいている者ですが病気(極度の免疫低下)のために今回の栄えある祝賀会に残念ながら
出席出来なくなりました。
当初は香川山や玉城山の手入れをさせてもらっていましたが2009年頃から病気により欠席せざるを
得なくなっています。
今では活動報告により かつて一緒に作業したメンバーの多くの方々が元気に山の手入れに活躍されている
姿を見せて頂いておりますが、私も早く元気を取り戻してメンバーの皆さんと共に岩倉の山で汗を流し、この活動に更に貢献して
行きたいものと思っております。
今後とも宜しくお願いいたします。
 
最後になりましたがこの祝賀会の企画推進に当たられました皆様に感謝しますと共にこれを機会に久しぶりなる”まつたけ”の
発生を期待しております。
 
加藤 邦彦
 
//

京都東山のツブラジイ(小椎)の分布北上を見守る  小吹 和男

 私は1984年、日本自然保護協会の呼び掛けに応じて講習を受け「自然保護の種を播く」自然観察指導員となって30年になります。

 その講習の中で、近畿地方本来の植生は常緑照葉樹林帯であると話されたものの、京都の山々の現状を見て、その荒れように驚いたものでした。

 当時鴨川二条大橋の西に住した私は、日夜、二条大橋より「ふとん着て寝たる姿の東山」三十六峰を眺め、又、その尾根部分を見てまわりましたが、殆どが表土を露出した荒れようで、どこからでも鴨川や京都市内が見下ろせる状態でした。

 しかし、その後、燃料環境も善くなってか、徐々に山裾からの緑が回復して来て、自然の生命力をたのもしく思っていました。そんな観察を続けるうちに、毎年5月上旬になると、山々の中腹あたりの所々が黄色く染まる事に気づき、知恩院あたりへ見に行くと、それはツブラジイの開花であることがわかりました。

 私は、それなら、毎年5月のツブラジイの開花を記録すれば、京都山地のツブラジイの分布状態がわかるであろうとカラー写真を用いた記録を始めました。航空写真をとれば恐らくタッタ1枚で京都盆地のツブラジイ分布がわかるであろう、更に毎年続ければ分布の移動する速度もわかろうと考えて「追っかけ」を始めました。

 さて、ここに掲げます写真は平成17年、5月に、二条大橋西詰めのホテルフジタ(当時)の屋上から東山の将軍塚を撮ったもので、北は南禅寺から南はイナリ山までを望めます。原画はカラーですので、北限の南禅寺から南は稲荷山まで ツブラジイの花によって黄色く写っています。

 以来、10年になる今年平成27年。当時、南禅寺を北限としていた黄色いツブラジイの開花は徐々に北進してようやく修学院に到りました。その間地図によって求めれば、偶然でしょうか10km。したがってツブラジイの分布北進の年速は1km。なんとも切りの良い答えが出ました。

 ご興味あるお方のご参考になれば幸いです。なお、それぞれの種毎の開花期をとらえて・ドローンによる写真を用いた分布調査も面白かろうと提案いたします。

 

 

 

 

 

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 まつたけ山復活させ隊 感想文(活動総括)    川本 勝

私がこの会に入ったきっかけは、まつたけが採れたという新聞記事でした。

丁度会社を退職し、パソコンで株の売買を頻繁にやっていた時で成績はまずまずでしたが、朝から夕方までパソコンに向かう日々で酷い腰痛に悩まされていて、

気分転換とまつたけ探しが出来、腰痛も治ればと気楽な気持ちで参加・・・ 

あれから6年8ヶ月が経過。手弁当で作業は結構きつく正に土方仕事、でも何故か楽しい。達成感も味わえて晩酌も美味い。又親しい友人も出来て今では一番の宝になっています。会社時代の友人と違い距離感が程良い。

私は友人は多い方ですが、退職後の私の生き方に皆ビックリしています。

   (私の好きな言葉 “万事塞翁が馬”かな)

“まつたけ産業で地域起こしを” 正に壮大で魅力のあるテーマです。

しかし振り返って作業完了地を見ると、松枯れの速さにガッカリします。

何としても我々が手入れしている間に成果を出すことが一番だと思います。

そこで10年を区切りに新しい方法も取り入れたら如何でしょうか?

 

我々が成果を出すことが全国的な活動に広がる契機になると信じています。

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私にとって、マツタケ山の活動は  村岸 秀夫さん (画像で添付)

 

 

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里山を次世代へ託す  堀井 公男さん (画像で添付)

 

 

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山がより身近になるために TAKE

 この活動に参加して確か今年で5年目だと思います。とにかく吉村先生を初め先輩方々には山の事はもちろんのこと、それ以外、普段の生活では得がたい知恵、技術等を教えて頂き大変感謝しています。そして、やればやるほど、ただ単に山自体整備すればいいという事ではなく、社会全体、政治、経済教育等、ありとあらゆる今の生活環境を見直す必要があることに気付かされました。つまり、このまつたけを復活させるという活動はいかに、どれだけの、多種多様の、しかも世代を越えた大勢の人を巻き込めるかに係っていると云うことを、10周年記念のイベントを通してさらに強く思いました。

じぶんは元々「ゆいまーる」という地域通貨みたいなものを使って物々交換会を催してきました。今、考えているのは、その通貨自体、山で廃棄されてしまう木枝を輪切りにしたメダルにし、それを活動の各参加者に手渡します。そして森のサポータになってもらった店を利用した時、そのメダルを渡すと何らかの特典が受けられるようにします。メダルは各店で「ゆいの木」という置物にひっかけて飾ってもらい、オブジェとして他のお客さんにこの活動のアピールをする一方、興味を持った方々には活動への参加を促してもらい、さらにお店側には、メダル特価で山の産物を提供します。

結局、山は山だけで活性化することはあり得ず、かって薪に頼っていた時代が示す通りたくさんの人が生活している街の需要こそ、山の活性化には不可欠であるはずで、そのためには山がより生活の近くにあることを一般の人達に気付いてもらえるようなきっかけ作りこそ、今一番、大事かとおもいます。

 

 //

新しい自分を育ててくれた「まつたけ山復活させ隊」   宮崎 昭

長かったサラリーマン生活をリタイアして「さあ、これからはやりたかった自然生活を思う存分楽しむぞ」と意気込んではみたものの、場所も知識もスキルも無い身ではなかなかままなりませんでした。そんなときに偶然、当時の「まつたけ十字軍」を知り、活動地が自宅近くだった幸運もあって参加するようになりました。

会員には、山作り、キノコ、動植物、木材、林業道具や機械、アウトドアなどの豊富な知識とスキルを持った方々がおられて、私自身の知識とスキルも少しずつ上がり、今では自分が一番やりたかった自然木を材料とした木工や木彫刻を中心に自然と関わる生活を楽しめるようになりました。

// 

まつたけ復活させ隊10周年記念原稿  三輪 新造

 今から10年前に発足したまつたけ復活させ隊の活動に参加したのは、9年前の4月のことでした。

それ以来、一年を通して参加して来ましたが、誰に気兼ねをすることもなく仲間と山に入り木を伐ったり、地掻きをしたりして里山の整備をしてきました。それまでは近くに里山があるにもかかわらず、この中に入ってやる作業については何の知識も経験もない何から何まで初めて体験することばかり。岩倉の里山は長い間放置状態が続き土壌は栄養過多の常態で、まつたけが出てくる環境下にはありません。まつたけに会うことはほとんどないにもかかわらず、この会がこれだけ長く続くのは、参加した仲間一人一人が里山の魅力に取りつかれたからではないでしょうか。ここでの活動は誰かに命令されてやるものではないということ。それぞれが里山に入って、自然と向き合い、会話が出来る喜びを感じているのだと思います。仲間の平均年齢はかなり上がってきていますが、参加してくる仲間は元気一杯で、

楽しくこれからも活動を続けて行きたいと思います。 三輪 新造

// 

 

(手許原稿終了)

 

2部

10周年記念祝賀会 次第

 (まづ集合写真撮影)

司会挨拶(川本 勝さん) 

実行委員会挨拶(榎本 輝彦さん)

故杉山廣行さん・大月健さんへ黙祷 

香川山地主 挨拶 (香川春男さん) 

乾杯

出荷・販売者挨拶

  京都錦 かね松 上田 耕司さん

  京都寺町 とり市 山本 雄二さん

  兵庫県三田市 丹波屋 丹羽 嘉孝さん

  岩手県山田町豊間根 ますや 升屋 聡さん

演奏(アルトサックスとピアノ)

  Aサックス:小原 清さん、ピアノ:藤林 由里さん

山づくり・生産者挨拶

  石川県能登町 中山 吉男さん

  長野県上田市 宮原 文夫さん(代)

  京都府亀岡市 今西 好文さん

  京都府城陽市 山本 薫さん

  TAKE & DAI(アジアンダンス)

閉会辞(三品 伍樓さん)

 

集合写真(後ろの方は顔の見えるものを選んでください)  ほか

 

 

 

 

 

 

 

(手許原稿終了)

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1097 

2016年04月05日 |  マツタケの林地栽培 

          図 1 京都岩倉香川山の気温(2016年 3月)  

4月9日(土)はまつたけ山復活させ隊第532回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称)にお集まり下さい.活動報告は池内正憲さんです.当日夜、ブログで是非ご覧ください.

 今回の昼食づくりは、松浦 輝雄さんと江指 寛治さんがシェフを務めます.江指さんはプロの料理人で、包丁さばきに味付け、盛り付けは勉強になります.どのような昼飯となるのでしょう! 予告が前ブログにありましたが、期待します.

 冒頭に3月の京都市左京区岩倉 香川山の気温の様子を載せました.測定回数が多いので大変見にくく申し訳ありませんが、傾向は読み取れます.月平均気温は、7.6℃、最高気温の平均は13.3℃、最低気温のそれは2.7℃である.零度を下回る最低気温は10回を数え、3月2日には-3℃を記録している.3月25日頃から気温は上向いている.
 しかし、これからも霜が降りることは多い、僕たちは茶の木を栽培している.前田さん、有山さん、阿閉さん達は最低気温を感じながら帰り際にシートを掛けたりされる.
 ついでにお願いを一つ、香川山農園には面積に限りがある.野菜等を栽培したいという希望者は多い.観察していると、場所を取り栽培したはいいがその後の面倒をみず、見かねて他の人が手入れをするという無責任ビトがいる.栽培を始めたら最後まで(どこまでが最後か?)面倒を見る人でなければ借りる資格はありません.また、種もしくは苗は自分持ち、手入れも自分、収穫は昼食に提供することにしている.こんなことを守れる人は、阿閉さんに相談して下さい.

4月1日の活動の様子
   茶の木の様子を観察する仲間  まだまだ続く松枯れ   香川山にて薪作りに励む  

 

【お知らせ】

1)まつたけ山復活させ隊冨貴試験林(和歌山県富喜イワタ山)マツタケ発生整備作業実施 あと4名の参加が可能です.
  日時:4月20日(水)午前8時 京都近鉄大久保駅東 集合 自家用車3台で移動 ガソリン代は各車で分担、飲み物・昼飯各自負担
     要予約:川本 勝さんまで(問い合わせは吉村 文彦まで)        

2)酒蔵文化道場
  日時:5月7日(土) 午後4時から
  場所:神戸酒心館ホール 神戸市東灘区御影塚町1-8-17(最寄り駅:阪神電鉄石屋川駅・JR六甲道駅)

  講演:吉村 文彦【人と里山林そしてマツタケ】
  懇親会:午後6時~
 【会費】講演会:2000円、懇親会:4000円   申込みは神戸酒心館 078-841-1121

まつたけ山復活させ隊の心得!
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!
掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の始末は慎重に!
急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように!
脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう!  

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【まつたけ山復活させ隊とは!】
マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである.

 我々の仲間には、山づくりをする人、運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人、ブログ読者など参加者と支援者がいる.すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.しかし何をしても良いわけでは断じてない.


§活動場所:
京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (自称:京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分)
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」終点が便利です.バスに乗車するには、

ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.また、参加日や人数などを主催者に電話下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

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まつたけ山復活させ隊活動日

2016年3-6月
回 開催日    報告担当者  男厨シェフ

532 04月09日(土) 池内     松浦・江指
533 04月15日(金) 三輪
534 04月23日(土) 宮崎
535 04月29日(金) 内田
536 05月07日(土) 榎本     松本
537 05月13日(金) 三輪
538 05月21日(土) 宮崎
539 05月27日(金) 内田
540 06月04日(土) 吉村     内田・榎本班
541 06月10日(金) 榎本
542 06月18日(土) 三輪
543 06月24日(金) 宮崎

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§カンパありがとう!

  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forest
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
京都市
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男
京都市

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1096

2016年04月01日 |  マツタケの林地栽培 

4月1日。午前中から小雨で時々雨脚が気になるような天気で、参加者も少ない。岩倉の桜はそろそろというところ。

今日集まったのは、榎本・橋本・松本・前田・TAKE・森・大久保・宮崎・松浦・川本・斉藤・三輪・ホリイ・内田・阿閉(仁)・阿閉(眞)・中野・ヤマダ・有山・吉村・マリコの21名。

山の作業は殆どお休み状態で、大半の人はBC廻りでそれぞれの作業を進めた。

 

普段は一番に山に駈けつけるヤマガラの里班も、今日はBCで露天に積み上げてあった薪を屋根の下に移す作業に集中。作業中に熊野沖でM6.1の地震が起こり(11時39分)薪の山が揺れたのを手で押さえて支えたのだとか。薪が積み上げてある場所の下に入ってはいけないと、昔々親父に注意されていたことを思い出した。地震かみなり・・。

写真は、軽四を使っての移動作業と、窯の横にも積み上げた薪。

 

別葱を掃除中の厨房、。これは椎茸とあわせて春のヌタになった。

日本ミツバチの箱を出した。ミツバチは8度からといい、普通は梅の花頃から飛び始めるのだが、今年はまだ何処にも姿を見ない。どうなるのだろうか

 

山では、春の花が3分から4分咲きを迎えようとしている(玉城山で)。

 

しかし作業の人影はまばらで、往きには開いていた林道の扉も、椎茸を観て戻って来るともう閉められていた。

今年の椎茸(ナカヒロ班)。去年、一昨年はこの状態で軸ばかりがかじられる猿害にあってしまった。今年は幸を願うところ。

 

澤田山で、ショウジョウバカマの花が咲いていた。葉の輪生するところが猩猩の袴の様子なのだとはE氏の解説。丸谷才一氏(古いね)が何処かで「褌というものは、世界中で三通りある。一つは日本の六尺のように布をぐるぐる巻きつけるやつ。次は腰蓑・縄暖簾方式。第三にエプロン方式。」とか引用しているのを思い出した。猩猩サンは縄暖簾か。

隣では畑わさびが小さな白い花をつけていた。

 

お昼は、焼き鮭、別葱と椎茸のぬた、ほうれんそうとお揚げの味噌汁、ご飯。鮭(酒ではないのです)はおいしかったなあ。

昼からも小雨は直ぐには止まなかったので、(ブログ記者は)ここで退散しました。

陶芸班は、4月23日の活動日に春の素焼を予定しています。作品は乾燥させて、前日の窯詰めまでに持ってきて下さい。  

 

では皆様来週4月9日元気にお会いしましょう。M氏、本職E氏ほかで朝堀の筍のお寿司を予定とか。期待。   内田記

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