まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-467-

2009年12月20日 |  マツタケの林地栽培 
"集合写真>
今年最後のまつたけ十字軍運動は12月19日(土)岩倉の香川山ベースキャンプで開催されました。当日は午前10時前に自転車で家を出ました。家からはずっと登りが続きます。下鴨本通りを北上、北大路通りを越えて洛北高校の前を通り、北山通りを越えるといよいよ松ヶ崎の「妙」の前を通る狐坂にさしかかります。この坂は自転車に乗ったままでは登れないので押して歩きます。宝ヶ池のトンネルを抜けると岩倉です。でもここから更に北上(登り)しなければなりません。

"比叡山>岩倉にはいると比叡山が綺麗に見えました。朝から冷え込みが厳しく、"自動車に積もった雪>家の前に止めてある車の上には薄っすらと雪が積もっていました。
 "氷が張る>ベースキャンプに着くと1cmの氷が張っておりました。既に多くの仲間が参集しておりました。私も早速今日の会費を払って、仲間入りしました。今日はブログの担当ということで、
薄っすらと積もった雪">周りの様子を写真に収めていきました。今日は忘年会ということでいつもよりも多くの仲間が集まってきています。
 本日の参加者は次の通りです。
 榎本、橋本(敏)、寺尾、前田、三木、内田、杉山、小原、マツ子、中野、根本、加藤、岡阪、森、川本、石原、藤井、三品、ツトムちゃん、阿閉(仁)、阿閉(眞)、松浦、宮崎、小長谷、森川、井上、越智、多田、岡西、増田、吉村、山田、猫田、玉城、三輪、堀井、斉藤、田中、池内、有山、大久保、中広、吉田、吉田(茉)、(幸)、(文)、矢野、まり子、松川の49名。
 陶芸活動
 12月26日(土)午前5時頃より窯に火を入れ、本焼きを行います。12時間ほどかかるので手の空いている方は応援をよろしくお願いいたします。 

畑の様子、ブロッコリーも大きくなってきました。"ブロッコリー>
 お茶畑の様子を見る林屋さんお茶畑">
今日のお料理は
お餅つき">
 準備も整いいよいよ石原さんの司会で宴は開始。まず吉村代表の挨拶からはじまる。続いて榎本、前田、三品さんら各班長が挨拶をしました。

三品さん">
"吉村さんと近藤さん> 我々の里山再生の一貫作業の中から出てくる松の有効利用、有効活用、9連式登り窯再興というシンポジウムのイベント紹介があった。
中広さんが呼びかけ">">
 12月23日(水)に中広さんのグループが手がけている澤田山の一角の伐採作業を行うので手の空いている方はお手伝いを願いたいと申し出をされました。
 午前9時ごろから現地で作業を行いますのでよろしく。
"加藤さん>"林屋さん>
"有山さんは軽妙な即席講座を開いてくれました>
"吉村先生の助手の女性も参加してくれました>

"阿閉さんたち>
 数々の差し入れを提供いただいた方々にお礼申し上げます。
<小豆島のみかん>
<懐炉、お酒、おつまみ、焼酎、ブドウ酒などいろいろ>

<焼肉">
 遅くから参加したまり子さん
 日も暮れて火が赤々と燃えている

 日が暮れてから即席囲炉裏を囲んで残った仲間は今後の「まつたけ十字軍運動」の活動方針、行動、考え方、方向性など、それぞれの思いをぶつけ合い、午後10時ごろまで続けました。居残りの仲間を残して解散。
                  (文責 三輪)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-466-

2009年12月16日 |  マツタケの林地栽培 
去る2008年忘年会の餅搗き




 
 次の開催日12月19日(土)は、年末恒例となりました大忘年会・感謝祭となります.午前9時から岩倉に集まり、準備を始めます.皆さんのご協力をお願い申し上げます.
餅搗き、ポスト民芸運動研究会などイヴェントが予定されている.料理はお楽しみということになります.

 気象庁は、天気を曇り時々雨か雪(民間予報機関は曇りで雪無し)で、最低気温は-2℃、最高気温は5℃と予測している.
1971年から30年間の京都府南部の平均気温では、厳冬期の最低気温が0.4℃で、氷点下は記録されていない.最高気温のこの値は、1月の上旬並と思われます.
日の出時刻は6時59分、日の入りは16時48分.三日月が19時13分に沈むとなっている.
 暖冬の予報であるが、寒い一日になると思われます.その分、暖かい料理を世話人の皆さんが用意されていると聞いています(下記お知らせコーナー参照下さい).


 1月17日に第172回として活動再開.最後は220回で都合48回の例会開催となる.参加者は、この1年で、番外活動を除いて、現在(219回)1427名.第1回からの延べ参加者数は6713名である.
 マツタケの発生こそ無いに等しい、小物一であったが、限りなく有機栽培で無農薬の米は豊作(?)、畑も無農薬野菜で、毎回、私たちの胃袋を十分に満たしてくれた.果物も当初とは比べものならないくらいに成り始め、Myお茶も生長は悪いが、戴けた.宅地造成された敷地を皆さんが良くここまで畑に“開墾”されたと感心するのは僕だけでないだろう.
 何よりも、素晴らしいのは、誰も決めないのに、自主的な役割分担がなされ、しかも互いに思いやりつつ、事故もなく48回をやり通せたことであろう.
参加者の皆さん!支援者でもある読者の皆さん! ほんとうにありがとう. 

惜しむらくは、前回の宮崎報告に見られるように、団塊の世代の特徴であると言えるが、使い捨てを美徳とした大量消費に慣らされた感覚を、自前でこの活動を維持する強い自立精神の持ち主であっても、それが払拭されていないことである.アナ恐ろしや○○主義である.

 
マツタケの発生量の落込みはどの地域も大きいが、アカマツの林齢が高いという共通点がある.そんな中でも岡山県は、マツタケ発生が他地域と比べて元気である.そこは林齢30年以下のアカマツ林が豊富にある.また、発生量が全国一と見られる長野県は、ロケーションを考慮すべきであるが、マツのザイセンチュウ病対策として伐倒焼却に金をかけた時期があった.それが実を付けたのではないだろうか.岩倉でも、アカマツ林の更新・復活作業を更に進めたい.
「私がというのは無理だけど、せめて孫かひ孫がまつたけで飯が食えるように、若い松林を残したい」という林家の思いが心に響く.

 里山の放棄は長い.林床にも腐植が堆積、利用されない木々は獣も通れないほど鬱蒼としていて日が入らない.
今こんな山を手入れしようとすると、『バイオマス』が大量にでる.10m四方に5㎝堆積した腐植を集めると、1.7mのサイコロができる.それに込みすぎた樹を伐るとこれもかさばる.老齢の林家では、この処理は手に余り過ぎる.あらゆる山づくりで障害となっているが、このことはやる気を萎えさせる.
 岩泉にいた頃、林家の方々は言っていた.「せめてガソリン代でもでたら、これを運び出すのだが」と.これを林家の怠慢とするのは易しい.
11月18日の458号のブログに、今年印象に残った、この課題を解決できる産業を紹介している.是非ご覧下さい.


 受け入れ体制を整えた若々しいアカマツ林でも、マツタケの胞子が飛んでこないと、マツタケは発生してこない.
 岩泉まつたけ研究所時代、マツタケがアカマツ細根に感染するメカニズムを知ろうと実験を続けていた.殺菌したアカマツ種子を無菌的に発芽させ、特別な容器内でマツタケ菌糸と会わせる.これを光と温度を一定にして育てる.マツタケの感染する瞬間をとらえようと時間を追って観察していた.ところが大量にマツタケ感染アカマツ実生苗が余るのである.これを野外に移植してみようと試みたのは1999年であった(岩泉まつたけ研究所2000年度報告).
 結局、このメカニズムを理解できるには至らなかったが、アカマツ林に植えたこの感染苗は、5年間の観察にしか過ぎないが、毎年伸びる細根にマツタケの菌糸が感染、菌根ができていた.立派なアカマツの枝先当たりに樹を中心として4方向に植えてみたが二次感染もしなかった.
 見方を変え、これを活用して、人工のシロを形成させたい.詳しくは、化学と生物(2005年5月号)かエコソフィア(2005年16号、昭和堂)をご覧いただきたい.簡単に言うと、この感染実生苗を大量に作成して、梅雨頃までに直径30cmの円周上に密集して植える.気温の上昇と共に根は伸びマツタケは細根に感染.秋には人工のシロとなっている.こんな具合である.


今年を振り返る
来年の夢は、 
1)若い松林をつくろう!
2)バイオマスを活用する産業を育成したい!
3)マツタケ感染アカマツ実生苗で人工のシロを作りたい!

作業区と作業内容の紹介(少しまたRenewal)

お知らせ (詳細は下記のお知らせコーナーをご覧下さい)
感謝祭(忘年会)開催について
ポスト民芸運動の研究会のこと
まつたけ十字軍運動の活動が本になります.原稿を募集中!

メール便り
  内田さん、周田さん、佐々木さん、中野さん

カンパを頂戴しました(お願い)!
 Sさん(匿名希望) ありがとう!

まつたけ十字軍運動に参加するには
開催予定日 2010年1 - 4月
まつたけ十字軍運動とは?
連絡先など

山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)香川山
 ヤマガラの里班が引き続いて、このエリアを若いアカマツ林に戻す予定(ヤマガラの里Cエリア). 
皆伐区は、予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の地掻など補整作業を実施している.
一段と、マツノザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.

第1整備地は、
村上班
マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
  阿閉班
南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.

第2整備地は、
ヤマガラの里と呼ぶ.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツ林が少ない.若いアカマツ林の再生を考えている.中広さんが世話人代表.

3)玉城山は、
昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる
手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.
しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.
その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みたい.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

1)「感謝祭(大忘年会)」12月19日(土)朝9時から.会費は3000円.
 今年も山づくりが無事で楽しめたことを祝ってを開催します.実施要項は、例年通りとなります.餅搗き、おでん、焼き肉、石窯で焼く手作りピザなどが予定されています.また、飲み物や食材などの差し入れは大歓迎です.今年参加されなかった方も、初めての方も、是非顔をお見せ下さい.
尚、小豆島の港さんから無農薬栽培のミカン、小林さんから『菓子』、長浜市の押谷さんから焼酎が届いている.

2)ポスト民芸運動の12月の研究会は 12月19日午前10時から行います。

3)(株)トロント 社長の福士義彦氏企画、高文研の出版でまつたけ十字軍運動の活動を本にすることになりました.来年の春には上梓の予定です.
 この運動は、参加者や応援者が作り上げ実践している. だからこそ色々あり「おもろい」のである.
この本も参加者や支援者全員参加で作り上げます.一言でも良い、原稿用紙数枚でいい、音声でいい、皆さんの思いを「言葉」をできるだけ早くお届け下さい.問い合わせは下記主催者吉村に.


1)内田正明(会計!)さん
既に連絡されているかとは思いますが、確認です。 近藤先生の指導は、次回12月19日の午前中に”釉薬掛けと窯詰め”などの予定です。
この日は十字軍の納会にもなりますので、ぜひご参集ください いつもより早く、9時開始です。予報で見ると寒いかもしれませんね。

2)周田光男さん
何時も御世話になります。この15日で5年目に一歩踏み出します。
入会日が偶然「忘年会・焼肉パーティ」だったので忘れる事はありません。
私は、17日から20日まで京都におりません。残念ながら、楽しみにしていた「忘年会」に参加することが出来なくなり、申し訳ありません。
来年も元気で活動できるよう願っています 宜しくご指導くださいますようお願いいたします。

3)佐々木雅人さん
大変ご無沙汰しております。一昨年の12月そちらを見学させていただきました鳥取市の佐々木と申します。その節には本当にお世話になりました。
 今年の天候は里山にやさしいものにはならなかったようですね。とても残念なことだと思います。
 さて本年のこちらの山の様子ですが、私が2003年にデータを残し始めて初松茸の日が大体10月9日前後だったのですが、今年に限っては2週間ほど後でした。雨もほとんど降らず,出てきたものも先が乾燥しきって、ひび割れた状態で形も小さいものでした。収穫本数も過去最低というひどい有様でした。独りで山の手入れをしておりますので、限界があります。ただ手を入れてきれいにした辺りにアミタケ(こちらではイクチと呼んでいます。)がはえてくることもあり、やはり人の手も必要だということも今更ながら感じております。
松茸関係で知り合った長野県の方も例年ならご自分の山の様子をつぶさにHPで紹介なさっていたのですが、今年に関しては一回も更新なしという状態でした。全国的に松茸は不作の地域が多かったのではないでしょうか、来年こそはいい年になるよう期待したいと思います。
 実は1ヶ月ほど前、京都を訪問いたしましたが日程の関係でそちらに行かせて頂くことはできませんでした。吉村先生を初め皆様の活動の様子はいつも見させて頂いております。いつかまたお会いできる日が来ることを切望していますが、なかなかその機会は巡ってきません。
ここ鳥取の地から皆様方の益々のご活躍をお祈りしております。失礼いたします。

4)中野雅幸さん
 ご無沙汰してます.岩手野田村の中野雅幸です。ノコ・鉈が無くなったようですね。
私は小屋の中から新しいチェンソーが消えました。不景気になると何かが起きます。
犯罪に使われないよう、警察に届けておいた方がよいかもしれません。  

1)S氏(匿名希望)から頂戴しました.ありがとう!
振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ゲスト用には少し準備されているが、ノコ・ナタの持参を原則としている.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.


活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第220回12月19日(土)ブログ報告:三輪  感謝祭(大忘年会)
年末年始で休み
第221回01月09日(土)ブログ報告:榎本
第222回01月15日(金)ブログ報告:宮崎
第223回01月23日(土)ブログ報告:池内
第224回01月29日(金)ブログ報告:榎本
第225回02月06日(土)ブログ報告:三輪
第226回02月12日(金)ブログ報告:宮崎
第227回02月20日(土)ブログ報告:榎本
第228回02月26日(金)ブログ報告:吉村
第229回03月06日(土)ブログ報告:池内
第230回03月12日(金)ブログ報告:榎本
第231回03月20日(土)ブログ報告:三輪
第232回03月26日(金)ブログ報告:宮崎
第233回04月02日(金)ブログ報告:榎本
第234回04月10日(土)ブログ報告:池内
第235回04月16日(金)ブログ報告:三輪
第236回04月24日(土)ブログ報告:榎本
第237回04月30日(金)ブログ報告:宮崎


今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-465-

2009年12月11日 |  マツタケの林地栽培 

のっけから何ですが...、ノコ・ナタの抜け殻たち。中身は何処へ?

 

まつたけ復活・里山再生市民運動

 
<第219回活動報告>
 
今日は小雨模様で、時折突風がブルーシートのテントを吹きあおる、あいにくの空模様でした。そのため山作業は休止、もっぱら来週の忘年会準備に精を出しました。
 本日の参加者は、榎本、小原、橋本、大島、宮崎、前田、大久保、猫田、マリ子、中野、三輪、山田、有山、中広、阿閉(仁)、阿閉(眞)、吉川の皆さんでした。

雨の日の定番、木材チップによるぬかるみ整備。

BC周辺の枯損松、畑の日射を遮っている木を除伐、焼却しています。

雑木の整理をしています。

食事メニューの打ち合わせ。特大まな板はブリの解体ショー用?

冬が近づき、鳥さん団地も空き家となりました。来春、新入居者を迎えるためリフォーム中です。

BBQコーナー作成中。テストはばっちりでした。

大人数の参加に備えテーブルも増設しました。

白菜もたくさん漬け込みました。たくあんもあります。

二次会の物好き徹夜組に備え、りっぱな電灯もつきました。今年は呑みすぎて崖から落ちないように気をつけましょうね

本日のお昼はカレーらいす。

<本日のお小言>
 さて、1年の締めくくりになんですが...。
タイトル画像の“抜け殻”たち、みんなの貴重な浄財で準備された備品たちです。中身はいったい何処へ消えてしまったのでしょうか?

 共有備品になるとどうしても扱いを粗末にするのは悲しいことです。みんなが使うものです。大切に使い、借り出したときよりよい状態にして返すくらいのつもりできちんと返却しましょう。こんなことでは里山だ、環境だなんて恥ずかしくて口にできませんよ。

 今一度、<まつたけ十字軍運動に参加するには>を読みましょう。いったいアナタは何をしに岩倉へやってくるのですか?ノコ・ナタなどの基本作業道具は原則として自分で用意すべきものです。電車やバス利用で持ち運びしにくいならBCの倉庫に自分の道具をキープして置きましょう。
 やむを得ず共用備品を借りるときには、くどいようですが大切に扱い確実に返却しましょう。来年はこのような、マツタケが出ない以上に悲しい、残念なことが起こりませんように。

(宮崎 記)
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-464-

2009年12月10日 |  マツタケの林地栽培 
一段と激しさを増すアカマツの枯損 切っても切っても増えるが、負けてはおられないぞ!

まつたけ復活・里山再生市民運動

 
来年の開催日をお知らせしています.

次の開催日は12月11日(金)岩倉に10時です.
 前回の活動日の様に、明日も雨のようである.気象庁曰く「暖冬の年は、降水量が多い」.今日(11日)の雨の降り始めが遅れた.ということは明日の雨の降り終わりが遅くなるのかな.いやだな.それとも早く上がるかな.

 今年の活動日も、あと2回を残すばかりとなった.最後の19日(土)は、皆さんの元気で支えられたこの活動の1年を互いに感謝しあう忘年会とします.餅搗き大会、陶芸作品の窯入れなど予定されています(お知らせコーナーもご覧下さい).

 まつたけ十字軍運動の単行本出版には、参加者と全国の仲間の原稿が要ります.
どうか、原稿などお寄せ下さい.形式など問いません(お知らせコーナー参照).

<464号目次>
作業区と作業内容の紹介(少しまたRenewal)
お知らせ (詳細は下記のお知らせコーナーをご覧下さい)
 感謝祭(忘年会)開催について
 ポスト民芸運動の研究会のこと
 まつたけ十字軍運動の活動が本になります.原稿を募集中!
メール便り
 松尾 憲さんから
カンパを頂戴しました(お願い)!
 ヤマガラ班から

まつたけ十字軍運動に参加するには
開催予定日 2009年12月-2010年4月
まつたけ十字軍運動とは?
連絡先など

作業区と作業内容の紹介
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)香川山
 ヤマガラの里班が引き続いて、このエリアを若いアカマツ林に戻す予定(ヤマガラの里Cエリア). 
皆伐区は、予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の地掻など補整作業を実施している.
一段と、マツノザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
 アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.

第1整備地は、
村上班
 マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
  阿閉班
 南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.

第2整備地は、
 ヤマガラの里と呼ぶ.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
 作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツ林が少ない.若いアカマツ林の再生を考えている.中広さんが世話人代表.

3)玉城山は、
 昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
 尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
 ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.
 しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.

 その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みたい.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

<お知らせ>
1)年末恒例の、今年も山づくりが無事で楽しめたことを祝って「感謝祭(大忘年会)」を開催日の12月19日(土)朝9時から開催します.実施要項は、例年通りとなりますが、楽しい企画をお考え下さい.餅搗き、おでん、焼き肉などが予定されています.また、飲み物や食材などの差し入れは大歓迎です.今年参加されなかった方も、初めての方も、是非顔をお見せ下さい.会費は3000円.
小豆島の港さんから無農薬栽培のミカンが届いています.

2)ポスト民芸運動の12月の研究会は 12月19日午前10時から行います。この日は、釉薬掛けと窯詰めをいたします。

2)(株)トロント 社長の福士義彦氏企画、高文研の出版でまつたけ十字軍運動の活動を本にすることになりました.来年の春には上梓の予定です.
この運動は、参加者や応援者が作り上げ実践している. だからこそ色々あり「おもろい」のである.
 この本も参加者や支援者全員参加で作り上げます.一言でも良い、原稿用紙数枚になってもいい、音声でいい、皆さんの「言葉」をできるだけ早く吉村にお届け下さい.問い合わせは下記主催者吉村に.

<メール便り>
1)松尾 憲さんから
 地道に活動されている様子を伺い、今後是非とも参加したく思います。
次回ですが、残念ながら参加できません。私の活動拠点である久御山町での活動予定が入っております。一級河川「古川」(城陽の山から流れ久御山町を経て宇治・淀川につながる河川)のクリーンキャンペーンの予定と重なっております。
 この運動は4年前から始めており、毎月第一土曜日に活動しております。子供たちが水と自然に触れ合える川の復権を目指しております。生活排水から投げ捨てゴミとの限りない闘いではありますが、住民自らが起ちあがって行政をも少しではありますが動かしつつあります。
 年が明けてからそちらの活動に参加できるようしたく思います。

<カンパ! お願いとありがとう>
1)ヤマガラの里班は、除間伐材で薪を生産している.その薪のファンが生まれたようです.薪の売却代金をいつもカンパ下さいます.ありがとう!
振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

<まつたけ十字軍運動に参加するには>
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ノコ・ナタを持参が望ましい.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年12月-2010年4月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第219回12月11日(金)ブログ報告:宮崎
第220回12月19日(土)ブログ報告:三輪  感謝祭(大忘年会)
年末年始で休み
第221回01月09日(土)ブログ報告:榎本
第222回01月15日(金)ブログ報告:宮崎
第223回01月23日(土)ブログ報告:池内
第224回01月29日(金)ブログ報告:榎本
第225回02月06日(土)ブログ報告:三輪
第226回02月12日(金)ブログ報告:宮崎
第227回02月20日(土)ブログ報告:榎本
第228回02月26日(金)ブログ報告:吉村
第229回03月06日(土)ブログ報告:池内
第230回03月12日(金)ブログ報告:榎本
第231回03月20日(土)ブログ報告:三輪
第232回03月26日(金)ブログ報告:宮崎
第233回04月02日(金)ブログ報告:榎本
第234回04月10日(土)ブログ報告:池内
第235回04月16日(金)ブログ報告:三輪
第236回04月24日(土)ブログ報告:榎本
第237回04月30日(金)ブログ報告:宮崎

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-463-

2009年12月05日 |  マツタケの林地栽培 
雨の降り続く中で、作業とは。

 10時半すでに、作業が始まっていました。
 そして、昼を過ぎると、

 雨が上がり、

 晴れとなり、美味しいサツマイモを食べたのでした。


 さて、雨の中集まった方々は、17名で次の方々です。
 中広、小原、前田、榎本、中野、内田、阿閉(仁)、阿閉(眞)、有山、山田、猫田、橋本(敏)、堀井、吉村、マツ子、吉川、池内(正)の各氏

 先に連絡:
<12月19日 忘年会>
  準備中。 餅つき 集まってください。
特に、陶芸関係者は、9時に集まること。釉薬をかける。

たくさんの方が集まれるよう場所準備中


 今回は、天候不良により、山作業は中止。でも、

香川山での調査は継続。

農作業をはじめ

さまざまな作業が

や、


行われ、


テーブル作りに、鍬修理

ゆったり、作業ができました。

もちろん、食事は、

時間をかけ、

美味しい「芋鍋」

食材は、畑から豊富な自然食品。

 というわけで、次回は晴れることを期待して、よろしく。



   文責担当 池内
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-462-

2009年12月02日 |  マツタケの林地栽培 
作業を終えてにっこり、玉城山にて




まつたけ復活・里山再生市民運動

 
次の開催日は12月5日(土)岩倉に10時です.この頃は、昼間約10時間、残りが“夜”となる.
大変なご時世ですが、「楽しいマツタケ山づくりにしましょう」、せめてもの気持ちではあります・・・・・.

感謝祭のお誘い
 今年も、残りはこの月ばかりとなりました.11月の終わりで45回の活動を行い、延べ1393名の参加を得た.番外の活動も考えると、今年もまつたけ十字軍運動は健在であったと思われる.この1年を通して、この活動に参加できたことは、無事で息災だったこととなりましょう!
 
 マツタケは活動エリアで1本の発生であったが、畑も田圃も良い収穫に恵まれている.もちろん山では、マツタケの生活するアカマツ林を再生する作業は順調に進み、後は時間の問題と言える.

 そこでというよりは、恒例と言いたいのだが、12月19日(土)の開催日に、大感謝祭(大忘年会)を行います.寒い時期でしかも野外ですが、毎年のように、とにかく楽しいイベントになるでしょう! 多くの皆さんの参加をお願いいたします.下記お知らせコーナーもご覧下さい.

<462号目次>
作業区と作業内容の紹介(少しRenewal)
お知らせ (詳細は下記のお知らせコーナーをご覧下さい)
 感謝祭(忘年会)開催について
 まつたけ十字軍運動の活動が本になります.原稿を募集中!
メール便り
 天河火間」造営記念・火入れの儀に参加して
カンパを頂戴しました(お願い)!
 Mさん 
まつたけ十字軍運動に参加するには
開催予定日 2009年12月
まつたけ十字軍運動とは?
連絡先など

作業区と作業内容の紹介
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)香川山皆伐区
予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の
地掻など補整作業を実施している.マツのザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.

第1整備地は、
村上班
マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
阿閉班
南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.

第2整備地は、
ヤマガラの里と新しく愛称がついた.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツ林が少ない.どのような林づくりがなされるのか注目をしているところである.

3)玉城山は、
昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.

 尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.

 ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている. 
 しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.

 その後の発生がないので、発生地周辺に覆土を試みたい.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

<お知らせ>
1)年末恒例の、今年も山づくりが無事で楽しめたことを祝って「感謝祭(大忘年会)」を開催日の12月19日(土)朝9時から開催します.実施要項は、例年通りとなりますが、楽しい企画をお考え下さい.また、飲み物や食材などの差し入れは大歓迎です.今年参加されなかった方も、初めての方も、是非顔をお見せ下さい.会費は3000円.

2)(株)トロント 社長の福士義彦氏企画、高文研の出版でまつたけ十字軍運動の活動を本にすることになりました.来年の春には上梓の予定です.
この運動は、参加者や応援者が作り上げ実践している. だからこそ色々あり「おもろい」のである.
この本も参加者や支援者全員参加で作り上げます.一言でも良い、原稿用紙数枚になってもいい、音声でいい、皆さんの「言葉」をできるだけ早く吉村にお届け下さい.問い合わせは下記主催者吉村に.

<メール便り>  
1)杉山廣行さんから
天川村ツアー参加を終えて
 天川村の天河弁財天の一角に窯が完成し、「天河火間」造営記念・火入れの儀が11月22日23日に開催されました。近藤高弘さんのお誘いでまつたけ十字軍運動の有志(橋本・三木・内田・川崎・松本・杉山)が参加しました。
当日は昼ごろから天候が崩れ始め、雨の中を天河弁財天に参拝。先に到着の橋本さん、川崎さんと一緒に、火入れの儀に参列しました。
天候が悪いにも拘わらず多くの参加者があり、厳かに火入れの儀がなされ、私たちも護摩木を焚かせていただきました。
奉納ライブが夜7時から始まることもあり、少し早目の夕食を取るため、宿に戻りました。山間の村の清流に住むアマゴや山菜、牡丹鍋を堪能し、夜のイベント会場へ宿の車で向かいました。
ライブは音楽や踊りなど多彩でしたが、近藤高弘さん作詞で彼の友人大森俊之さん作曲の「MIST」を近藤さんが歌われました。歌手・近藤高弘さんのデビューです。
歌いやすい曲なのでヒットするかもしれません。皆さんCDをお買い上げください。
3時間半ほどのライブでしたが、フィナーレは参加者全員で盛り上がりました。
天川ツアーの写真をご覧ください。コピーして貼り付けて下さい.
http://www.imagegateway.net/p?p=GWHDicQZhwa
http://myshelf.digibook.net/q/QKdClvaCG99xjDs66ABnQiLXx/ (パスは10ji)

<カンパ! お願いとありがとう>
1)Mさんいつもありがとう!
振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

<まつたけ十字軍運動に参加するには>
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ノコ・ナタを持参が望ましい.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年12月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第218回12月05日(土)ブログ報告:池内
第219回12月11日(金)ブログ報告:宮崎
第220回12月19日(土)ブログ報告:三輪  感謝祭(大忘年会)
年末年始で休み
第221回01月09日(土)ブログ報告:榎本

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする