まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第142号-

2006年09月25日 |  マツタケの林地栽培 
岩倉玉城山のマツタケ道路補修(宮崎さん撮影)




第60回(9月30日)開催のお知らせ

 宮崎県の南九州大学で午前中の授業を終え、先ほど帰ってきました.前回の活動報告が欠けたことをお許しください.岩泉行きの打合せなどを済ませ、次回の開催のお知らせに取り掛かりました.又、欠席しますが、前回の作業の続きに、汗を流すことになりますね、皆さん.

前回の報告は、事務局の石原さんにお願いします.
石原さん! どうぞ 
石原です.
 其れにしてもメッキリ秋らしくなって松茸の匂いが私達の周りには特に漂いだしていると感じているのは私だけでしょうか?
 
先ず、22日は無事終了、玉城山へは午前と午後20名ずつがアタック、車置き場から一曲がりし た集中作業場ヨリ、山の斜面を真下へ幅2Mの材木落としの簡易滑り台が20M完成、岩倉香川山の番線による作業より捗る段取りが出来た様子、10月には下まで完了するでしょう。
 
入山路の道路整備も人力で大変だが松茸ハイウエーと勝手に命名して、川石・山石を敷き詰め、漏れ地下水の浸食を逃がし、少しずつですが車のお腹を摺らないようになってきました。
 
声を掛け合い安全に配慮して粛々とは行かないまでも賑やかに作業をしました。
留守番と食事班は茶畑の水まき畑地の整理と余念が無く、ザイ線虫に犯された松焼きもこなされていました。久方ぶりに30名を超す出席者で盛況の一日でした。
 
余談ですが、近頃あの人を見てないがドウして居られるかと気遣う余人が居たりして、連帯感も益々上がってきている様子、私は良い傾向と判断致します、先生の居ないうちに何かを完成させるのだという意気込みが伝わってきます、次週の岩泉行も心おきなく・・・・・。
 
しかし、松茸の土産が無ければ反革命が起こるかも知れないので宜しく。
次週は橋本君と甲子園へ、後のことは池内さんと奥さんに呉々もとお願いしました.
池内さん!よろしくお願いします.

お知らせコーナー
1)30日の活動日の報告もお休みさせてください.
27日、大阪朝日CCで講義を済ませ、青森八戸に入り、大野高校の行事に参加(28-29日).30日に、まつたけ十字軍運動のメンバー4人と岩泉町で合流.1日、岩泉町のマツタケ試験林を、まつたけ十字軍メンバーと見学.岩手日報社の小笠原一関支社長がメンバーを取材.

昼から、岩泉町の祭『おでんせ べごっこ フェスタ』に参加.岩泉町は、短角牛の放牧でとみに有名、ヘルシーな短角牛を楽しめるだろう.夜は、岩泉町の友人が、海の幸などで歓迎してくれるとのこと.志和さんありがとう!
2日は、岩泉町商工会主催『岩泉まつたけ祭り』(於H龍泉洞愛山)に参加.まつたけ料理を堪能.皆さん!ごめんなさい.
10月6日には岩倉でお会いしましょう!

2)コミニティFM京都三条ラジオカフェで、週1回月曜日のPM1:00~1:30「エコライフ」という環境に関する番組を担当されている奥津登代子さん(洛北の同級生で修学院中出身)が、10月6日の午前中に取材にお出でになります. 洛北の仲間が10人ほどメンバーにいますが、このブログを読んで下さっている洛北の同級生の皆さん!10月6日に岩倉においでください.                                 

お便りコーナー
井上 勝さんから投稿がありました.
来年は、お茶畑の北側で稲作りに挑戦します。
その前に、小麦の栽培をやろうと思いますがは如何ですか。出来れば、パンに向く品種をやりたいと思っております。
赤目まで稲作を習いに行っているのですが、道中の田んぼでイノシシの仕業と見られる稲の倒伏を見かけます。
皆様の協力で柵など設置していただければありがたいと思います。

       
第60回 開催 要項
1)実施日    2006年9月30日(土)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林か京都バス停岩倉村松集会所前
4)服装等 山で軽作業できる服装、運動靴か長靴か地下足袋、皮手袋、ヘルメット.
5)用意するもの お椀と箸とコップと食材費(200円程度)+α、料理の持ち帰り容器など.
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車:JR京都駅(七条口バス停「06」番)から、 
阪急線烏丸四条駅下車(交差点西南角滋賀銀行前)から、京阪線出町柳下車
          (加茂大橋東詰北.所要時間25分)から、京都地下鉄国際会館前から
7)雨天の場合   京都府南部が、午前9時現在、雨天の場合や降水確率が50%以上の時、
          本日の作業は原則中止ですが、皆さんは、雨の中でも、雪でも集まって楽し
          んでいます.
参加費は無料、資格も問わない.傷害保険等は各自加入のこと.ゴミ等は各自持ち帰り願います.

10-11月の作業日のおしらせ
  第61回活動日:10月06日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
京都府森林組合連合会から見学者50名が、午後2時30分ごろ到着、交流会
第62回活動日:10月12日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第63回活動日:10月20日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第64回活動日:10月23日(月) 丹波まつたけの里、亀岡今西山観察会 
          午前10時JR山陰線「馬堀駅」集合  朝日新聞社の取材予定
第65回活動日:10月27日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第66回活動日:11月04日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第67回活動日:11月10日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第68回活動日:11月16日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第69回活動日:11月25日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分  
第70回活動日:12月01日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分




寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第141号-

2006年09月20日 |  マツタケの林地栽培 
もう、北ではマツタケが始まっている!





第59回(9月22日)開催のお知らせ

 秋晴れです.山を楽しむには、最高です.家に、閉じこもらず野外に出ましょう!リフレッシュすること請け合いです! 
 
岩倉玉城山は、先週、平坦部で、伐る樹をテーピングしました.今回は、その樹を伐採しましょう!伐採したら、運びやすい大きさにカットして集積場に整然と並べるように心がけてください(今西さんがお分かりです).

チェーンソーの作業は、宮崎さんと今西さんにお任せして、運転中はその作業範囲に入らないように注意ください.マツタケ発生環境整備作業法については、前々号のブログを御覧下さい.

残念ながら、宮崎県高鍋町にある南九州大学に出かけるため、ブログの更新が出来ませんが、お許しくださるように願いあげます.

帰りは25日ですが、直ぐに岩手県大野高校に出かける予定です.その後、岩泉町のマツタケ試験林を見学.まつたけ十字軍運動のメンバー4人と合流します.岩手日報社の小笠原氏(一関支社長)がメンバーにインタビューをしたいと連絡がありました.岩泉町の北部では、マツタケの発生が始っているとのことですが、雨の降り方が心配です.

10月23日(月)、マツタケの本場・亀岡の今西山で「まつたけ狩り?」を実施.会費2000円でかしわのスキヤキ付.まつたけが発生していたら、スキヤキに入るとのこと.好みの飲料は持参可.JR馬堀駅に10時に集合.ただし、参加できる人は、まつたけ十字軍のメンバーに限られる(定員は45名ほど).参加者の輸送のため、車で参加する方12人(台)を募集中.今西さんご夫妻とその友人のご婦人にお世話をかけます.

       
第59回 開催 要項
1)実施日    2006年9月22日(金)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林か京都バス停岩倉村松集会所前
4)服装等 山で軽作業できる服装、運動靴か長靴か地下足袋、皮手袋、ヘルメット.
5)用意するもの お椀と箸とコップと食材費(200円程度)+α、料理の持ち帰り容器など.
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車:JR京都駅(七条口バス停「06」番)から、阪急線烏丸四条駅下車(交差点西南角滋賀銀行前)から、京阪線出町柳下車(加茂大橋東詰北.所要時間25分)から、京都地下鉄国際会館前から
7)雨天の場合   京都府南部が、午前9時現在、雨天の場合や降水確率が50%以上の時、 本日の作業は原則中止ですが、皆さんは、雨の中でも、雪でも集まって楽しんでいます.
参加費は無料、資格も問わない.傷害保険等は各自加入のこと.ゴミ等は各自持ち帰り願います.

10-11月の作業日のおしらせ
第60回活動日:9月30日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第61回活動日:10月06日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
京都府森林組合連合会から見学者50名が、午後2時30分ごろ到着、交流会
第62回活動日:10月12日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第63回活動日:10月20日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第64回活動日:10月23日(月) 亀岡今西山観察会午前10時JR山陰線「馬堀駅」集合 詳細は、後日に
第65回活動日:10月27日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第66回活動日:11月04日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第67回活動日:11月10日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第68回活動日:11月16日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第69回活動日:11月25日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第70回活動日:12月01日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分




寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第140号-

2006年09月15日 |  マツタケの林地栽培 
遠望では、有望なアカマツの見える尾根筋





第58回(9月15日) 活動報告

 昨日(14日)午後4時45分から、テレビ大阪の経済ニュース番組の「マツタケの危機」で放映された十字軍運動のメンバーにその番組で用いた写真を渡した.今日は、中日新聞の宮川記者と朝日新聞の中田カメラマンの取材の下、作業が行われた.

橋本夫妻が、元気な顔を見せる.ご夫婦曰く「矢野先生のお陰だ」と足首につけた0.75kgの重石の効果を示唆.体調の回復を宣言された.矢野さん!お世話様でした.「今度はいつお会いできますか」とお聞きでしたよ.

本日の参加者(敬称略)は、吉川、周田、橋本(敏)、加藤、阿閉夫妻、森田、橋本夫妻、安永、ツトムチャン、宮崎、三品、中村、石原、浅沼、榎本、三輪、中城、猫田、岡阪、川崎、大井、筆者の24人である.

玉城山の作業の打合せを簡単にし、食当の阿閉(眞)さん、森田さん、橋本(立)さんを残して、現場に出かけた(4917,4918,4919).写真にもあるように、下部は暗い.

もっといいアカマツ林はないかと探しに出かける.遠くからだが、良いアカマツ林がある(4920,4921,49224923,4924).写真では、アカマツ林なのかどうか分からないが、肉眼では、高層木がアカマツ優占の尾根筋が2本ある.うれしい!有望に見える.

その言葉にだませれてはいけません.喜ぶのは、未だ早い.皆さん!アカマツ林の中に入ると、長く放置されて土壌が肥えすぎている林が多い.秋に発生調査で中をじっくり見ましょう! 「山の神」がマツタケをプレゼント下さるかもしれない、それを信じて.

昼を過ぎた、作業を終えて、一旦、香川山に戻る.食事となった、調理できたご飯と豚汁などが待っていた(4925,4926).その後、談笑しながら、昼からの作業のため英気を養ったのである(4929,4930,4931,4932,4933,4934、4936).

鹿背山を担当する中村さんから、鹿背山クラブが、9月26日に作業するので、皆さんの応援を求むと要請があった(問合せ:075-256-5055中村).鹿背山クラブの子供たちのまつたけ十字軍への熱いメッセージが届いている(4928).JR木津駅発9時11分の巡回バスで鹿背山着9時16分.鹿背山公民館集合である.

写真4935は、中城さんと越智さんが見違えるように補修してくれた、改装なった岩倉の「スナック まつたけ」の入り口だ.会員制であるが、まぁー、退職後の懐具合でも入れそうである.
テントを中城さんが持ってきたので、天日干しをする(4938).これで、こちらでも玉城山でも不意の雨への用意が整ったのかな?

昼から、林の現況を改善するためには、相当量光を入れる必要があるので、伐採すべきヒノキとアカマツ枯損木、大径木などを赤でテーピングした.先ずはこの木を切りましょう(4939,4940).その後、光の具合を見て、中小径木の立木密度を決める.

しいたけの原木用の木を写真4941のように、赤テープと青(黄緑に見えるが)テープで印が付くことになっている.

番線を通す場所に、木馬道を作ろうということになって、榎本さん・浅沼さんが木を組み始める(4943).応援するツトムチャン、杭を作る宮崎さん(4944).皆多才である.

帰りは、道路補修班が苦労したお陰で少し走り易くなったかな.4時を回った.ベースキャンプに戻り、お握りや甘いものを戴いて、解散.  皆さん、大変お疲れ様でした.

9月22日と30日にもこのようなマツタケ発生環境整備作業を続けて生きましょう!
作業は以下の通りで、順番通りに進める.

チェーンソー1台が樹を伐採.次のチェーンソーが枝払いと材を短く切る.チェーンソーを止めて、残りの人たちが集積場に運ぶ.
事故の無いように創意と工夫で作業する.

①植生の調節(除間伐)  植物の密度を適正化する。
a)広葉樹:
ア)大径木 大径木(株元直径5cm以上)の広葉樹を根元から伐り、適当な長さ
に切って林外に出す。
イ)灌木等 草本や膝頭より低い灌木は地際から切ったり,根から抜く。
ウ)中小径木 最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径1~5cmの木は4本/m2と密度を多い目にする。中段切りをする方法もあるが、最近は採用しない。    
b)アカマツ:
アカマツは枯死木や病害木や被圧木だけを地際から伐り、適当な長さに切って
林外で処分。他のアカマツは切らない。

②土壌条件の適正化(地掻)  落葉落枝層と腐植層の厚みを調整する。
腐植層(落葉などが葉や枝に区別できなくなった状態)は、シロの外側50cm内は地面からの厚み3cmを残して、その上の腐植部分を林外に掻き出す(発生林の作業のポイント)。ただし、近辺にマツタケのシロのない所(未発生区)は堆積した腐植層を完全に掻き出す(褐色森林土壌が見える程度)。

③翌年の補整作業
萌芽枝や草本類の生長が盛んになるため、必ずこれを怠らない。怠ると前より環境条件が悪くなる。 

皆さんの活動の様子は、このブログの左下にあるBookmarkのマツタケ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、ここ1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.

Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.

もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、右クリックで保存されたい. 
  
お知らせ
1)9月17日の11時ごろから、東海ラジオ(サンデー・イン・ザ パーク)でマツタケの話があります.中京圏にお住まいの方は、是非お聞きください.

2)10月6日の活動日(午後2時30分頃から)に岩倉香川山で、京都府森林組合連合会の見学者(約50名)と交流会を持ちます.見学者は林業のプロ集団です.意見交換を楽しみましょう!

3)10月9日(月)12時30分ごろ、粟田神社の祭礼で、吉川さんが、重い剣鉾を腰を使い揺らせ、鈴の美しい音色を響かせ、練り歩く.見学に出かけましょう(写真4927)!

4)10月23日(月)、マツタケの本場・亀岡の今西山で「まつたけ狩り?」を実施.会費2000円でかしわのスキヤキ付.まつたけが発生していたら、スキヤキに入るとのこと.JR馬堀駅に10時に集合.ただし、参加できる人は、まつたけ十字軍のメンバーに限られる(定員は45名ほど).朝日新聞の取材の申込があった.


9-10月の作業日のおしらせ

第59回活動日:9月22日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第60回活動日:9月30日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分 
第61回活動日:10月06日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第62回活動日:10月12日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第63回活動日:10月20日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第64回活動日:10月23日(月) 今西山見学会(かしわのすき焼き付き) 
第65回活動日:10月27日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分

寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

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まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第139号-

2006年09月12日 |  マツタケの林地栽培 
京都市右京区京北のマツタケ(2005年)



第58回(9月15日)開催のお知らせ

 マツタケが発生しているという、岩倉「玉城山」で、本格的にまつたけ山づくりを開始する.前回から、そのための予備調査を始めているが、参加者の皆さんも張り切っていらっしゃる.
前回の反省点として、チェーンソーを使っている人の周りに見学者が集まることが多い.これは危険である.木が倒れる方向に絶対に入らないようにせねばならない.

マツタケ発生環境整備作業の実際
不要な木を伐るために、その木に印をつける.くれぐれも全部伐ることなかれ!
作業手順と注意事項を守ろう.指示を守らず、勝手にやる人は、この作業から外れていただきましょう.

1)最初に、20m×20mの区画で、作業のしやすい平坦部から作業を進める.伐る木残す木を選別する(紐などでマークする).この作業が中心となる.次いで、伐採木や地掻の集積場所を選定する。

2)作業は以下の通りで順番通りに進める.
①植生の調節(除間伐)  植物の密度を適正化する。
a)広葉樹:
ア)大径木 大径木(株元直径5cm以上)の広葉樹を根元から伐り、適当な長さに切って林外に出す。
イ)灌木等 草本や膝頭より低い灌木は地際から切ったり,根から抜く。
ウ)中小径木 最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径1~5cmの木は4本/m2と密度を多い目にする。中段切りをする方法もあるが、最近は採用しない。    
b)アカマツ:
アカマツは枯死木や病害木や被圧木だけを地際から伐り、適当な長さに切って林外で処分。他のアカマツは切らない。
②土壌条件の適正化(地掻)  落葉落枝層と腐植層の厚みを調整する。
腐植層(落葉などが葉や枝に区別できなくなった状態)は、シロの外側50cm内は地面からの厚み3cmを残して、その上の腐植部分を林外に掻き出す(発生林の作業のポイント)。
ただし、近辺にマツタケのシロのない所(未発生区)は堆積した腐植層を完全に掻き出す(褐色森林土壌が見える程度)。

③翌年の補整作業
萌芽枝や草本類の生長が盛んになるため、必ずこれを怠らない。怠ると前より環境条件が悪くなる。 
 
お知らせ
1) マツタケ接種法に特許が下りる.
マツタケの起源と伝播のルートを探る「日中合同学術調査団」の組織化に向けて、京大の二井 さんとの打合せ終了後、帰ってきたら、2006年9月9日付け河北新報のマツタケの接種法の特許を知らせるメールが複数入っていた.
またか!という思いのあることだが、少し紹介をしておこう.

話題の主は、山形県米沢市 青野修一氏である.
もう大分前になるが、菌糸活性剤入りの菌糸を山に植えたところ、マツタケが発生したので、僕に認知して欲しいと岩泉町にお出でになった.丁重にお断りしたが、その後、そのキノコは、マツタケでないことが判明したと聞いた(東京医科歯科大金城氏談).

その反省から、今度の方法は、『マツタケが3年で発生 定着率30% 「忌地回復法」、現代農業2005年1月号』から抜粋すると、次のようである.
マツタケ培養菌糸の土団子とアカマツの根の活性剤(硫酸パルプ廃液を800℃以上で焼いたもの)をシロの外側50cmくらいの位置に開けた穴に入れた.3(7年という発表もある)年後、マツタケが発生したという.

いくつかの疑問点があるので、列挙しておこう.
多くの方に実験していただいて、確かめるとよいのではないだろうか.
① 800℃で焼いた硫酸パルプ廃液には糖類が大量に残っている.マツタケの培養には不向きである.
②共同研究者であった長野県伊那市の藤原儀兵衛氏は、「埋めてみたが、マツタケは全く発生しなかった.」といっている.再現性がない
③シロの外側50cmくらいに埋めれば、条件が整えば自然にマツタケが発生して当然である.
④発生したキノコは、マツタケである(ITS領域で確認済み)が、接種したマツタケと同一のまつたけであることの証明がない.③でも述べたように、3年から7年の間に、元からあったシロが伸びて、マツタケが発生したのではないか?

2)社会貢献ポータル JAPANWAY NAVI の「町を元気にした話」のコーナーに京まつたけ復活・まつたけ十字軍運動が紹介されます.9月17日10時に公開予定http://www.japanway.or.jp/.
 
3)10月9日(月)、昼の12時30分より 粟田神社の祭礼・神幸祭で、メンバーの吉川さんが、神輿の先触れである重い剣鉾を腰で揺らし、鈴の美しい音色を響かせ、練り歩く.去年に次いで今年も粟田神社前に集合.見学しましょう!

4)10月23日(月)、マツタケの本場・亀岡の今西山で「まつたけ狩り?」を実施.会費2000円でかしわのスキヤキ付.まつたけが発生していたら、スキヤキに入るとのこと.JR馬堀駅に10時に集合.ただし、参加できる人は、まつたけ十字軍のメンバーに限られる(定員は45名ほど).参加者の輸送のため、車で参加する方12人が必要.今西さん夫妻にお世話をかけます.

5)本日は、前回に続いて朝日新聞社大阪本社の重政記者とカメラさんが、また、中日新聞社京都支局の宮川記者が、まつたけ十字軍運動の活動の取材に来られる.生産者(まつたけ採り名人)が、ツライといってやりたがらないしんどい作業をしてみようとするのは何故? そういった皆さんの熱いマツタケの思いを語ってください.

6)私事で恐縮だが、9月21日から、宮崎県にある南九州大学に講義のために出かける.また、岩手県立大野高校のまつたけ収穫祭に出席し、その帰りに岩泉町のまつたけ山を観察.9月27日から出かけます.従って、第59回と第60回の活動を欠席します.ブログの書き換えも休止いたしますので、お許しください(筆者).
      
第58回 開催 要項
1)実施日    2006年9月15日(金)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林か京都バス停岩倉村松集会所前
4)服装等 山で軽作業できる服装、運動靴か長靴か地下足袋、皮手袋、ヘルメット.
5)用意するもの お椀と箸とコップと食材費(200円程度)+α、料理の持ち帰り容器など.
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車:JR京都駅(七条口バス停「06」番)から、 
阪急線烏丸四条駅下車(交差点西南角滋賀銀行前)から、京阪線出町柳下車
          (加茂大橋東詰北.所要時間25分)から、京都地下鉄国際会館前から
7)雨天の場合   京都府南部が、午前9時現在、雨天の場合や降水確率が50%以上の時、
          本日の作業は原則中止ですが、皆さんは雨の中でも、雪でも集まって楽しんでます.
参加費は無料、資格も問わない.傷害保険等は各自加入のこと.ゴミ等は各自持ち帰り願います.

9-10月の作業日のおしらせ
第59回活動日:9月22日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第60回活動日:9月30日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
  第61回活動日:10月06日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第62回活動日:10月12日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第63回活動日:10月20日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第64回活動日:10月23日(月) 今西山見学会 午前10時JR山陰線「馬堀駅」集合
第65回活動日:10月27日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分



寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第138号-

2006年09月07日 |  マツタケの林地栽培 
玉城山で作業開始





第57回(9月7日)活動報告

 今日の天気予報は、昼から雨はないということであったが、時折、雨がぱらついた.果敢に作業を貫徹された強者の面々は・・・・・.

 ということで、参加者(敬称略)は、浅沼、森田、松浦、森、ツトムチャン、阿閉夫妻、河村、中城、越智、宮崎、岡阪、今西、林屋、三輪、大久保、橋本(敏)、周田、榎本、大島、まりことその妹(本場のさつま揚げは美味しい、ありがとう)、吉川、石原、猫田、筆者の26名である.

 100名山登頂を目指していたツトムチャンが、目的を果たして、無事でもなかったようだが下山.元気良くお土産持参で顔を出してくれた.先ずは「おめでとう!」.

 朝日新聞社の重政記者とカメラさんが、まつたけ十字軍運動の活動の取材に来られた.来週も続いてお出でになる予定.生産者(まつたけ採り名人)が、ツライといってやりたがらないしんどい作業をしてみようとするのは何故? そういった皆さんの熱いマツタケの思いを語ってください.

越智さんが、豊臣秀吉の北の政所も使えそうなトイレを製作中(4891).ツトムチャンも穴掘りを手伝っている(4893).中城さんが、政所用なので囲いを、竹で作るそうな.今油抜き中とのこと.出来栄えを早く見たい.

 

 本日は、今井山が一連の作業終了となって、玉城山で本格的作業の予備調査に入った.撒水の可能性を探る.結果は猫田さん待ちである.林道の補修をツトムチャンがやる.

 榎本さん、今西さんたちを中心にした皆さんが、アカマツを求めて踏査.昭和30年代に普通に見られた里山林(アカマツ林)に仕立てられるエリアに紐で印をつける.20×20Mのコードラートをいくつか取り、標準の林に整備することとなった.

 写真集の4913と4914を見てください.午後3時であるが、玉城山も今井山同様、暗い.少し伐開して4915の明るさである.相当期間放置されていたことが理解できる.本来アカマツ林は明るくて快適なものだ.この状態でも、秋の気象条件によほど恵まれると、マツタケの1本か2本は出ている可能性がある.期待せずに、マツタケ最盛期には、発生調査を行おう!なんせ、広いのだ.

皆さんの活動の様子は、このブログの左下にあるBookmarkのマツタケ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、ここ1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.

Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.

もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、右クリックで保存されたい. 
 
お知らせ
1)10月9日(月)、粟田神社の祭礼で、吉川さんが、重い剣鉾を腰を使い揺らせ、鈴の美しい音色を響かせ、練り歩く.見学に出かけましょう!

2)10月23日(月)、マツタケの本場・亀岡の今西山で「まつたけ狩り?」を実施.会費2000円でかしわのスキヤキ付.まつたけが発生していたら、スキヤキに入るとのこと.JR馬堀駅に10時に集合.ただし、参加できる人は、まつたけ十字軍のメンバーに限られる(定員は45名ほど).

マツタケ発生環境整備作業の実際
来週の玉城山のマツタケ発生環境整備作業は、まだ本格的にはならないが、不要な木を伐ることになる.作業手順と注意事項を守っていただきたい.指示を守らず、勝手にやる人は、この作業から外れていただく.

作業手順は以下の通りである.
1)最初に、20m×20mの区画を設ける(済み).作業のしやすい平坦部から作業を進めます.伐る木残す木を選別する(紐などでマークする)この作業が中心となるだろう.次いで、伐採木や地掻の集積場所を選定する。

2)作業は以下の通りで順番通りに進める.
①植生の調節(除間伐)  植物の密度を適正化する。
a)広葉樹:
ア)大径木 大径木(株元直径5cm以上)の広葉樹を根元から伐り、適当な長さ
に切って林外に出す。
イ)灌木等 草本や膝頭より低い灌木は地際から切ったり,根から抜く。
ウ)中小径木 最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径1~5cmの木は4本/m2と密度を多い目にする。中段切りをする方法もあるが、最近は採用しない。    
b)アカマツ:
アカマツは枯死木や病害木や被圧木だけを地際から伐り、適当な長さに切って
林外で処分。他のアカマツは切らない。

②土壌条件の適正化(地掻)  落葉落枝層と腐植層の厚みを調整する。
腐植層(落葉などが葉や枝に区別できなくなった状態)は、シロの外側50cm内は地面からの厚み3cmを残して、その上の腐植部分を林外に掻き出す(発生林の作業のポイント)。ただし、近辺にマツタケのシロのない所(未発生区)は堆積した腐植層を完全に掻き出す(褐色森林土壌が見える程度)。

③翌年の補整作業
萌芽枝や草本類の生長が盛んになるため、必ずこれを怠らない。怠ると前より環境条件が悪くなる。 

お便りコーナー
 最近は、めったにその姿を見せない大月さんから投稿がありました.野球場もまつたけ山も手入れは必要だそうだ.

ドリームフィールド訪問記  
 マツタケ十字軍運動が再開する9月2日にマツタケの本場広島の安芸高田市の手作り球場「ドリームフィールド」に行って来た。第3回「草野球甲子園」(名誉会長衣笠祥雄)に参加するためである。京都・島根選抜でチームを作ったが京都は私だけで、島根の矢島さんが若い連中を連れて来てくれた。一回戦は劇的な逆転ホームラン、二回戦は僅差で「マイペース」に敗退。その「マイペース」が二年連続優勝となった。
 ドリームフィールドは12年目の今年、活動を停止する。段々畑を整地し芝生を植えて1995年に両翼93mの球場が完成、9月3日を「草野球の日」と宣言した。なぜだか私はその場にいた。だから付き合いは深い。毎年訪ねるたびに何かが出来ている。今年はバックネットが出来ていた。夢がかたちとなって増殖する、それがドリームフィールドだ。
 手入れが必要なのはマツタケ山も野球場も同じだ。ドリームフィールド管理人の堀さんは草刈りと芝刈りに追われている。ドリーム・リーグでも立ち上げて周辺の草野球チームが支援する体制はとれないものだろうか。来年の「草野球甲子園」が狐と狸の三角ベースではちょっと寂しすぎる。(大月健)http://www.geocities.jp/dreamfield_come/

9-10月の作業日のおしらせ
第58回活動日:9月15日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第59回活動日:9月22日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第60回活動日:9月30日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分 
第61回活動日:10月06日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第62回活動日:10月12日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第63回活動日:10月20日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第64回活動日:10月23日(月) 今西山見学会(かしわのすき焼き付き) 
第65回活動日:10月27日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分

寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第137号-

2006年09月04日 |  マツタケの林地栽培 
玉城山の現状






第57回(9月7日)開催のお知らせ

 いよいよ、現在、多少ながらマツタケの発生している山で発生環境整備作業を楽しむことになる.

昔は、生活を維持するために家の近くの山を活用していた.緑肥を採る、落葉を集める、薪柴を採取するなどの作業がアカマツ林を維持し、マツタケの生活できる生態を守っていたことに繋がるに過ぎない.当時、マツタケ栽培の思いはなかったであろう.

現在の日本では、目的意識的に、ストレートにマツタケを栽培する気持を持つ必要がある.マツタケ採りの名人にその気持が失せている.その理由は色々あるが、アカマツ林を確保あるいは保全しなければ、日本からマツタケが絶滅することは間違いなかろう.

それではマツタケの食文化もまつたけ産業も衰退ということになる.そのことも時の流れに沿って変遷して当然ではないかと、日本では、高度経済成長以来、里山林を放置していた.すると、かつてないほど緑が豊かになり、かつてないほど本来そこに生活するはずの生物相が貧弱になってしまった.絶滅危急・危惧種の50%強が里山の生物である.

「これではいかん」と全国で林づくりにボランティアが努め出したのである.しかし、まつたけ栽培里山再生をモットーにする団体は、我々だけであり、そういう意味で全国から注目されている.“マツタケ倍増計画の始まりだぁー”

マツタケ発生環境整備の作業は、前回の参加者には資料を配布してあるが、まつたけ十字軍運動NEWSLETTER第136号に簡単に載せているので参照ください.言い換えれば、昭和30年代の里山林(アカマツ林)に戻すことであり、傘をさした女性がハイヒールで歩けるアカマツ林にすることである.

が、21世紀になって、異常気象と思えるマツタケの発生期の高温少雨の影響が凶作を生んでいる.このため、発生期の林内気温を抑えるために、かつてより中小径木の密度を高く(4本/m2)、中段切りをしないように作業内容を変えているので注意する必要がある.

本日の作業
本格的にマツタケ発生環境整備作業に取り掛かるための予備作業を始める.午前中に、食当をベースキャンプに残して、現場・岩倉玉城山に移動. 昼飯に戻り、昼食後活動現場に移動.当分はこんな風になります.機器類を持っていくことも必要.

車の移動がスムーズになるように道路の補修.駐車スペースの確保.撒水作業の計画立案.作業エリアや除間伐材の集積場所の選定.番線敷設の伐開道の選定などなど.大忙しになりそう.日頃、顔を見せない人も応援に出てください.

2)岩倉香川山のアカマツ林の斜面下部に草本が繁茂してきた.草本類などの補整作業をします.
3)フィールド周辺のマツノザイセンチュウ病の枯損木などを含めて環境の美化に努めたい.
4)小屋の外側コンパネのペンキ塗り

お便りコーナー
 最近欠席気味のお二人からメールを戴きました.
1)土屋和三さんから
 活動を拝見するたびに、いつも強力なパワーに圧倒されています。
岩倉へのロガの設置等がおくれていてもうしわけありません。また、昨年ご案内した瀬田の源内峠のアカマツ林では、まだマツタケが発生しているとの話をききました。瀬田丘陵の菌類フロラの調査のために、マツタケ山への立ち入りの打診をはじめました。アカマツ林は宮山と民有地です(境界がまだはっきりしません)。いずれ、源内峠でマツタケ山づくりなどが動き出せればと。おしらせまで。
2)林屋 和男さんから
ますますのご活躍 謹啓至極。 今回はひょっとすると覗きに行けるかも、と狙っていますが…。
茶の木も皆さんの暖かい管理の下、元気のようですね。秋になったらそろそろ肥料をやりましょう!          

第57回 開催 要項
1)実施日    2006年9月7日(木)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林か京都バス停岩倉村松集会所前
4)服装等 山で軽作業できる服装、運動靴か長靴か地下足袋、皮手袋、ヘルメット.
5)用意するもの 握飯1個(不要?)、お椀と箸とコップと食材費(200円程度)+α、料理の
持ち帰り容器など.
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車:JR京都駅(七条口バス停「06」番)から、阪急線烏丸四条駅下車(交差点西南角滋賀銀行前)から、京阪線出町柳下車(加茂大橋東詰北.所要時間25分)から、京都地下鉄国際会館前から
7)雨天の場合   京都府南部が、午前9時現在、雨天の場合や降水確率が50%以上の時、本日の作業は、原則中止ですが、多くの皆さんは雨の中でも雪であっても、集まって楽しんでます.

参加費は無料、資格も問わない.傷害保険等は各自加入のこと.ゴミ等は各自持ち帰り願います.

9-10月の作業日のおしらせ
第58回活動日:9月15日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第59回活動日:9月22日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第60回活動日:9月30日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
  第61回活動日:10月06日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第62回活動日:10月12日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第63回活動日:10月20日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第64回活動日:10月23日(月) 亀岡今西山見学会 10時頃JR山陰線「馬堀駅」集合
 詳細は後日発表
第65回活動日:10月27日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分





寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第136号-

2006年09月02日 |  マツタケの林地栽培 
3週間ぶりの再会で話が弾む






第56回(9月2日)活動報告

 3週間ぶりの再会である(4873,4874).
さすがに盛夏の勢いとは異なり、いわし雲も見え秋めいた太陽だった.お陰で汗の吹き方が違うように感じたのは僕だけではないだろう.このまま厳しい残暑のぶり返しがなく、マツタケの発生期に適当に雨が欲しいものだ.すると、10月の2週には、待望のマツタケが出てくるのだが・・・・・・・・・.
 
 今日は、初参加の女性が2人、高槻からお出でになった宮沢さん(4858、4877、4881)、川村(八)さん(4860,4876,4881)を含めて28人.他の出席者(敬称略)は、池内(正)、森田、藤井、周田、橋本(敏)、三輪、大島、渡辺夫妻、阿閉夫妻、三品、中居、小長谷、今西、有山、加藤、中川、井上(勝)、榎本、多田、石原、神谷、大久保、猫田、吉村であった.

 本日は、皆が、あっと驚く!!中条さんとカニの越智さんが,この休みの間に、内装された小屋の立派なこと(4855).いつでも取り壊せる小屋なのだが、使い勝手がよく、中に扉もある.機材も、今までは雑然と置かれていたが、すっきりとした.ありがとう!!

 朝10時から作業を始めている方もいるとのこと(4857、4858,4859,48604861,4862,4863).これは3週間振りのせいか? 

 昼食は、新米のご飯と新物の秋刀魚の塩焼き.これは、ガスで焼いたものではなく、薪で焼いたものである.その他味噌汁やサラダ、ツルムラサキのお浸しなどなど(4880,4881,4882,4883).三品さんがイチジクを持参.皆でいただく、うまい. 

 大島さんが、エリア内の道幅を整理し拡幅してくれた(4864).随分と広くなった(4885).食当も毎週大変なのだが、猫田シェフと女性陣がおいいしいものを作り上げる.

もう直ぐ吉川さんや宮崎さんがログハウスを、どこかの活動エリアに造ってくれるだろう.まつたけ十字軍運動のメンバーの「ここがすごいこと」といつも思わせられるのだが、誰も何かをセヨとはお願いしない.皆が、使い勝手のよいように創意と工夫で作り上げる.なんと素晴らしいことだろう! 

 ここでは、すべての方のお名前を挙げていないが、第1回から56回の活動を振り返ると、すべての方が、素晴らしい才能を発揮されていることがわかる! このメンバーが揃えば、出来ないものはないように思ってしまう.

 水分代謝異常を来たし、枯れたアカマツが3本見つかった.マツノザイセンチュウによる集団枯損の被害はまだ、収束していない.伐倒して(4878,4879)、堆肥化するために燃してしまおう!

世話係の今西さん初め多くの方々が、今日で作業の打ち止めになる今井山に出かけた(4884).

皆さんの活動は、このブログの左下にあるBookmarkのマツタケ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、ここ1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.

Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.

もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.両者とも必要な写真は、右クリックで保存されたい. 
 
お知らせ
来週から玉城山で、本格的にマツタケ発生環境整備作業に取り掛かるための予備作業が始まる.車の移動がスムーズになるように道路の補修.駐車スペースの確保.撒水作業の計画立案.作業エリアや除間伐材の集積場所の選定.番線敷設の伐開道の選定などなど.来週は、大忙しになりそう.日頃、顔を見せない人も応援に出てください.
 
マツタケ発生環境整備作業の実際
マツタケの林地栽培には、健全で常に生長を続けるアカマツ林を確保する必要がある。簡単に言えば、昭和30年代以前のアカマツ林を取り戻すことであるが、その姿は「傘を差してハイヒールの女性が林内を歩ける」と覚える。その状態を維持するためには、アカマツ林の手入れが欠かせない。その上で、アカマツやマツタケの生理生態を理解すれば、マツタケの林地栽培は鬼に金棒である。

用意する道具類:チェーンソー、刈払機、ノコやナタ、剪定バサミ、結束用ロープなど

マツタケ発生アカマツ林=岩倉の玉城山での作業法 
指示通りに作業する.でなければ成功・失敗の原因を突き止めにくい.
最初に、20m×20mの区画(選定)を設けて、伐る木残す木を選別する(マークする、紐などをつける)。ついで伐採木や地掻の集積場所を選定する。作業の中身はの中身は以下の通り.

①植生の調節(除間伐)  植物の密度を適正化する。
落葉量の調節,土壌水分含量の増加に貢献。日当たり、風通しや落葉量を調
節する。伐る樹種、残す樹種、作業時期にこだわる必要はない。
ただし、コシアブラなど有用樹種は残す。除間伐材は必ず適地外へ搬出しなけ
ればならない。  
 
広葉樹:
ア) 大径木 大径木(株元直径5cm以上)の広葉樹を根元から伐り、適当な長さ
に切って林外に出す。
イ)灌木等 草本や膝頭より低い灌木は地際から切ったり,根から抜く。
ウ)中小径木 最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径1
~5cmの木は4本/m2と密度を多い目にする。中段切りをする方法もあるが、最近は採用されない。    
アカマツ:
   アカマツは枯死木や病害木や被圧木だけを地際から伐り、適当な長さに切って林外で処分。他のアカマツは切らない。
②土壌条件の適正化(地掻)  落葉落枝層と腐植層の厚みを調整する。
腐植層(落葉などが葉や枝に区別できなくなった状態)は、シロの外側50cm内は地面からの厚み3cmを残して、その上の腐植部分を林外に掻き出す(発生林の作業のポイント)。ただし、近辺にマツタケのシロのない所(未発生区)は堆積した腐植層を完全に掻き出す(褐色森林土壌が見える程度)。
以下の(a)~(c)の条件を改善
(a)物理的要因   土壌の硬度,土壌構造や保水力の改善,根のB層への移
行を促進。
(b)化学的要因   有機物供給源の除去=富栄養状態の改善。
(c)生物的要因 土壌微生物の質と量の改善=競争微生物や病原微生物
の減少=ヘルパーバクテリアの増加。
翌年の補整作業
萌芽枝や草本類の生長が盛んになるため、必ずこれを怠らない。怠ると前より環
境条件が悪くなる。 

9-10月の作業日のおしらせ
第57回活動日:9月07日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第58回活動日:9月15日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第59回活動日:9月22日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第60回活動日:9月30日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
  第61回活動日:10月06日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第62回活動日:10月12日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第63回活動日:10月20日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第64回活動日:10月23日(月) 今西山見学会(かしわのすき焼き付き) 詳細は後日
第65回活動日:10月27日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分

寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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